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2005年4月 9日 (土)

ハードディスクはジゲンバクダン。

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今回は別件でお世話になっている会社で、起動しなくなったパソコンからデータを救出する、という依頼が。
よく聞いてみると、とりあえずハードディスクを読み込んで起動プロセスの最中に止まるようなので、おそらくハードディスク自身はまだかろうじて生きているようだから、外付けケースで救出すればいいか、と思っていましたが…。

お伺いして見せてもらったら、起動プロセスの最中で、こんなメッセージを出して止まっていた。

次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windows を起動できませんでした。
\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEM

オリジナル セットアップ CD-ROM から Windows セットアップを起動して、このファイルを修復できます。
修復するには、最初の画面で 'R' キーを押してください。

これは「SYSTEM(拡張子なし)」というファイルが壊れている、というメッセージらしい。
文字通りシステムのファイルが壊れているので、システムにとっては深刻なトラブルである。
この手のファイルは手動でどうにかなるものでもなく、また同じものが他のパソコンに存在するものでもない。
とにかくHDD内のデータ救出が優先、ということでUSB接続の外付けケースに入れて、別のパソコンで認識させようとしたが、HDD名が文字化けしている上に、ドライブとして認識してくれない。
HDD診断用FDを使って調べると、どうもHDDに問題があるようだったので、とりあえず引き取り修理に。

でも調べてみたら、どうやらセットアップ初期の状態で作成された同じファイルが存在するらしいです。

ファイルが失われているか壊れていてWindows XPを起動できない場合の回復コンソールでの修復方法(文書番号 : 436927 ) : マイクロソフトサポートオンライン
"次のファイルが存在しないかまたは壊れている" というエラー メッセージが表示され、Windows XP を起動できない場合の対処方法(文書番号 : 880636 ) : マイクロソフトサポートオンライン

方法としては、「回復コンソール」という、いわゆるMS-DOSプロンプトと同じ画面を使い、修復をするというもの。
これがまた、メーカー製だと入っていない場合があるんですよねぇ…。
WindowsMeあたりからの風潮(MeはFDでないと「CommandPromptOnry」での起動ができない)ですが、こんな大事な「最後の手段」が標準で入っていないなんて。
今回のパソコンはNECのデスクトップ。例によって、再セットアップ用CDは作っておられませんでした。
はぁ~…。勘弁してくださいよNECさん。またですよ?
仕方がないので、手持ちのWindowsXPのCDを使って起動。

該当のファイルはC:\WINDOWS\REPAIR\にあるので、まずはc:\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEMをSYSTEM.BAKとリネーム。
これは、該当ファイルがディスクエラーで損傷した場合、上書きすると損傷したセクターをまた使うことになるためだと思われます。
そしてC:\WINDOWS\REPAIR\からSYSTEM(拡張子なし)をコピー。
これで修復は完了なので、EXITと入力して再起動。

確かに無事に起動はしましたが、なにやらカッコンカッコンと定期的に怪しげな音が。
こりゃやばい。一刻も早くバックアップせねば!
その経過をお客様に伝えたら、同じ容量のハードディスクを手配してくれるとのこと。
まぁ自分で買いに行く手間が省けてよかったんですが。

ということで、メンテナンス用のPCに接続し、ディスクイメージを作成するソフトを起動。
…しかし、途中で止まる。例のカッコンカッコン音でエラーが多発し、ちっとも先に進まない。

横で見ていたムスメが、恐る恐る一言。

「おとーさん、さっきから聞こえるこの音なに?もしかしてジゲンバクダン?」

(^_^;)いやあのね。
確かにいつ壊れるとも知れないから、そうかも知れんけど。

仕方なく強制終了で再起動。
すると、CHKDSKが起動してディスクのチェックを始めた。
いくつかの不良セクタの修復をした後、おびただしい数のセキュリティポリシー修正を始めた。
うーむ、大丈夫か?
ってかまぁ、ドライブが壊れてたら、もうどうしようもないんだけど。
ひとしきり修正が終わって、無事再起動。
恐る恐る再度ディスクイメージを作成してみたら、意外とすんなり完成。

手配してもらったハードディスクにディスクイメージを書き戻し、起動することを確認。
なんとかトラブル解決です。

でも、この状態だと、セットアップ時の初期状態なので、かなりいろいろと設定の調整が必要となります。
今回は引取りに来てもらったので、現地での動作確認までできなかったので、どんなもんかと心配していましたが、案の定「設定していたネットワークドライブに接続できない」とかいくつかの動作不良がありました。
でも、今回のようなハードディスクのクラッシュの場合は、何があってもおかしくないので、逆に言えば、必要なファイルのバックアップなどができるぐらいにまで修復できたのは、かなりラッキーな部類なのです。
本来ならば、そのままメーカー修理行きで、全てが初期化されて、泣くに泣けない状態で修理から戻ってくることになるはずのものですから。

メーカーや販売店の修理では、こういった「修復」作業は行われることがほとんどありません。
手間がかかる上に、今回のようにまともに起動できるぐらいに修復できることはまれですので、「データの保全」よりは「パソコンが動くこと」を最優先させるのが、販売側の責任だと考えているのでしょう。
ユーザーとしてみれば、データの正しいバックアップ方法なんて誰も教えてくれないのに、トラブルの相談をしてみて初めて
「バックアップ取らないとダメですよ~修理したら消えちゃいますから」
なんて言われたら、「そんなのシラネーヨ」って泣くしかないですからね。
まぁ、そういう痛いトラブルを経験しないと、人間は学習しないもんだと思います。
とは言え、そこまで痛みを伴っても、まめなバックアップを継続できる人はそう多くないもんですから、痛みを伴わないなら、絶対誰も「データが消えてなくなる」なんて思いもよらないことでしょう。
同じようなことは「RWディスクはFDではありません。」でも書きましたが、データは常に消失するかもしれないという危険に、常にさらされているのです。個人のデータは、「ああ消えちゃったなぁ…残念!」であきらめれば、まだ生活はできます(データによっては、精神的ダメージで立ち直れない人もいないでもないですが)。
でもやはり業務で「蓄積が必要になるデータ」というのは、消えてなくなるとダメージは金額に換算でいないほど計り知れないものです。
業務ならば、常に気をつけるべきものですね。

いずれにしても、失われたデータは、修理で復旧できる可能性は、かなり少ないのです。
この記事を最後まで読んでくれた方は、そのことを肝に銘じておいて欲しいのです。

「そんなこと知ってるよ、普段からバックアップきっちりやってるよ」
とおっしゃる方も当然おられるでしょう。
でも、そういう人は、用意周到なので、そういったトラブルに遭遇することが意外と少ないのです。
いざそういう事態になったとき、トラブル慣れしていなくて、意外と手こずることになるかも知れません。
今一度、やり方の見直しをかけてみてもいいんじゃないでしょうか?という提案だと思ってください。

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2005年04月09日(土) データ救出・バックアップ, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い |

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コメント

今回のようなハードディスクのクラッシュの場合は、何があってもおかしくないので、逆に言えば、必要なファイルのバックアップなどができるぐらいにまで修復できたのは、かなりラッキーな部類

mattakuそうですよねえ。

「バックアップ取らないとダメですよ~修理したら消えちゃいますから」
なんて言われたら、「そんなのシラネーヨ」って泣

これが現実そのものですよね。
全く酷いもんですね。

トラブル慣れしていなくて、意外と手こずる

全くその通りですね。
トラブルに慣れる必要も有りそうですよね。

投稿: p | 2006/02/12 1:12:34

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