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2005年5月16日 (月)

インターネット≠バーチャル。

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ちょくちょく聞く言葉で、「バーチャル」という言葉があります。
たとえば、「インターネットはバーチャルな世界ですから…」といった具合に使われます。
犯人や被害者など、事件の関係者が何らかの形でインターネットを利用していた時なんかに、テレビなどのマスコミで、自称「識者」の人が、なにやらしたり顔でそういうことを言うのをよく見かけます。

そのたびに出てくる「バーチャル」という言葉を聞くたび、私は違和感を感じます。

「バーチャル」という言葉を、そういった使い方をする自称「識者」の人に聞いてみたい。
意味わかってゆーてるんか?と。

そもそも「バーチャル」ってなんでしょう?

infoseekマルチ辞典で調べてみました。
要するに、コンピューター用語で言う「仮想の」という意味で言っているのでしょう。

でも、変だと思いませんか?
チャットや出会い系サイトのどこがバーチャルなのでしょう?
メールも掲示板も、ましてやチャットなんかは、そのシステムの向こう側に、必ず人がいるのです。
要は、連絡手段の一つに過ぎないのです。

顔が見えないとか、名前が不明確だとか、その程度のことは、テレクラの電話でも同じ。
それだったら、電話だって「バーチャル出会い」と言えるはずのに、そんなことを言う人はどこにもいない。

つまり、電話はなじみがあっても、パソコンというものは「わけのわからない冷たい機械」という意識を持つ人にとって、「バーチャル」という言葉はとても都合のいい言葉だ、ということです。
仮想の世界。虚像の世界。表情のない機械。そういうわけのわからないもの。
それで片付けてしまえる、便利な言葉なのです。

おそらく、映画マトリックスの世界のようなものを当てはめて考えているのでしょう。
あの世界なら、「仮想現実」という言葉が最も正しく当てはまるものだと思います。
まさしく「存在しない世界を存在するかのように見せているもの」ですから。

でも、はっきり言って、映画のような現実と見分けが付かなくなるほどの仮想現実を作り上げられるほどの技術は、まだ実現には程遠いものです。
インターネットの世界は、まだまだ文字ベースの情報がほとんど。
最先端でも、ゲーム画面程度。
それを「バーチャル」だとか言っているのは、どう考えても大げさです。

インターネットにのめり込むのは、現実との見分けが付かないとかそういうことではありません。
文字情報だけで考えても、印刷物などに比べて、希望する情報が圧倒的なスピードで大量に引き出すことができることが最も大きな特徴なのです。
また、人と人とのコミュニケーションにしても、手紙では実現できないスピードと、電話では伝わらない圧倒的な情報量を誇ります。
つまり、従来のコミュニケーションに比べると驚くほどの短時間で情報交換が成立してしまうということ。
メールだけで考えても、今までなら郵便ハガキや封書で、何日もかけて切手代をかけてやり取りしていたことが、パソコンや携帯電話の画面上の文字で、たった数時間のうちに終わり、しかも格安ですんでしまいます。

つまり、のめり込んでしまうのは、圧倒的な情報スピードであって、決して映画の世界のような「仮想現実が出てくる機械」だからではないのです。

で、そういう「バーチャル」という言葉を使う人は、同時に「コンピューターの画面の文字は表情がない。感情が伝わらない」とも言います。
本当にそうでしょうか?
だとすれば、文庫本を読んで、感動で涙する人などいないでしょう。
手書きでなければ伝わらないと言う時代は、グーテンベルクの活字が発明された頃に終わっています。
つまり、伝える力がないだけの話。
伝える力がないならば、手書きだろうと表情があろうと、伝わらないものは伝わりません。

それこそ、映画マトリックスの世界のように、頭にケーブルをつないでコミュニケーションをとるようなことでもしないと伝わらないでしょう。
これが実現したら、アナログ世代の人が最も恩恵を受けるんじゃないかと思います。
こうなると、伝わるのは表情のない文字ではなく、思考・感情そのものが伝わるのですから。
…それはおいといて。

まぁ確かに、メールや掲示板のやり取りというのは、電話のように機械の前に張り付いている必要もなく、自分の都合のいい時間に情報をチェックし、都合のいい時間に送信をすればいいので、「時間」と「空間」を越えたコミュニケーションを実現する、今までに存在し得なかった連絡手段だと言えます。
その「時間」と「空間」を越えるための「サーバー」の存在が、「バーチャル」と言わしめる概念の元なんでしょうけど、ちょっと考えれば、郵便や留守番電話となんら違いがないことがわかるはずです。
それらとの違いは、スピードと量だけ。

つまり、インターネットのことを「バーチャル」などとしたり顔で語っている人の認識の方が、実はよっぽど映画の世界と現実との見分けの付いていない、荒唐無稽な考え方だと言えると思います。

昔、電話がようやく一般に浸透し始めた頃は、電話だけで仕事の話をまとめてしまうなどということはとんでもない話でした。
電話はあくまで連絡手段であり、きちんとした話は書面か実際に顔を合わせての話だ、という認識が圧倒的だった時期です。
その時代の人にとっては、今のように電話での出前や、通販の電話注文や、ましてやテレホンキャッシングなどという存在は、ありえない話だっただろうと思います。
今となっては、「バーチャル」という言葉を連発する人でも、電話で仕事を片付けることもしょっちゅうでしょう。
時代はどんどん移り変わっていくものです。

みなさんはどう思われるでしょうか?

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2005年05月16日(月) パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき |

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