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2005年5月27日 (金)

ローマ字打ちvsカナ打ち。

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「ローマ字打ちvsカナ打ち」
ずいぶん前からちょくちょく見かけるこの議論。
実はあんまり意味がない(笑)。
結局は自分がやっていることが正しい、ということを主張したくて、相手のやり方を否定しているだけなんですよね。
特に、マイノリティ化しているカナ打ち派の人が仕掛けているorヒートアップさせていることが多い。

私自身も、何度か掲示板で議論したことはありますが、ちょっとまとめてみたいと思います。

よく見かけるのは、欠点のほじくりあいと利点の強調
たとえば…

ローマ字打ちの◎と×
◎覚えるキーが少なくてすむ
◎ほとんどの人が使っている
◎英語配列も覚えられるので楽
×一文字打つのに2打鍵必要なので遅い
×間違ったローマ字が刷り込まれるので害である

などなど。

カナ打ちの◎と×
◎基本的に一文字1打鍵なので入力が速い
◎ローマ字を知らなくても入力できる
◎直感的に打っているので日本語的に良い
×覚えるキーが倍以上必要
×数字や記号を入力するときはシフト併用やモード切替が必要

などなど。

まぁはっきり言ってしまえば、どこもこれも相手を完全否定する決定打にはなりえない理由ばかり

ローマ字派がカナ派を否定するのに一番多い「覚えるキーが少なくてすむ」に関して言えば、携帯電話はテンキー+αと極端に少ないが、フルキーボードより携帯電話の方がいいと言う人はそう多くない。

カナ派がローマ字派を否定するのに一番多い「基本的に一文字1打鍵なので速い」に関して言えば、いくらブラインドタッチをしていても、「言葉をつむぎだす方の脳」の方が遅いのであれば、結局は遅くなる。つまり、ボトルネックは入力方式ではない、ということ。

一番笑えるのは、カナ派の人で、よく「カナ1文字をローマ字に分解するのは日本語的に良くないから、そんなものを子供に教えてはならない」とかなんとか言う人が結構たくさんいますが、ちょっとねぇ…。

結局は文字入力のプロセスの問題であって、たとえば「が」の場合は「G」「A」と打つか「か」「゛」と打つかの違いであり、どちらも「日本語的に考えれば」という観点であれば、おかしなことに違いはない。
逆に言えば、日本人のどこの誰が、濁音を頭の中で「元の文字と濁点を切り離して」思考・発音しているっていうんだ?って聞きたい。
日本語的におかしいとか、そこまで言うなら、濁音も拗音も、全てを1ストロークで打てるようなシステム、たとえば親指シフトなんかをメインにしてから言って欲しいものである。

かく言う私は、ローマ字打ちです。
なぜこれを選択したのかというと、簡単な話。
まだローマ字打ちも親指シフトもなかった、8ビットの「マイコン」を使っていた頃、当然ながらカナ入力はカナモードでしか入力できませんでした。
当時は「カナロック」キーなんてものがありましたね…。
プログラムに使うのは全て英数字でしたので、時折混じるカナ入力があるたびに、思考が中断されてイライラさせられたものです。
はっきり言えば、それが嫌で嫌で仕方がなかった。
ローマ字入力という、わずらわしいモード切り替えが最も少ない入力方式ができる機械になった時は、1も2もなくそっちの方式を導入しました。
これでキーボード上を希望のカナを求めてウロウロする、という作業から開放される、と。
一時的に親指シフトキーボードを使ってみた時期はありましたが、いろんな人のパソコンの世話をしなければならない状況が多かったため、親指シフトキーボードばかりを使うわけにもいかなかったので、そっちになじんで他のキーボードが使えなくなるのも不利だったので、結局ローマ字打ちになりました。
この辺は、あくまで私個人の事情。

キーボードに一から触れる人、たとえば小さな子供や機械になじみのないご年配の方々などは、どっちかと言うとカナ打ちの方が入りやすいでしょう。おそらく。
今時のパソコンを使う人は、プログラムを組む人でもなければ、日本人なら日本語入力をメインに使うことになるわけですし、慣れないうちは、結局は希望の文字を求めてキーボード上をウロウロ、という状態を考えると、一文字1打鍵で済むカナの方が圧倒的に有利だからです。
でもそれは、あくまでブラインドタッチ(キーをほとんど見ずに入力)が大前提ではない場合の話。
雨だれ的な指一本入力がメインの人、という意味でです。

ブラインドタッチを前提に考えると、もうはっきり言って好みの問題です。
正直なところ、思考を伴わない文字入力、たとえば紙の文書を見てそのままパソコンへ入力するような機械的な入力作業であれば、圧倒的にカナ打ちの方が速いでしょう。
でも、思考をしながら入力するのであれば、思考の速さがボトルネックになるので、ほとんどの人はローマ字打ちでは遅くて困る、ということはありえません。
何やら「間違ったローマ字がうんたらかんたら」「日本語的に考えられなくてうんたらかんたら」と言う人もいますが、カナ入力も、たかが数字の入力程度でモード切替とか、小文字のシフト併用がしょっちゅうでやたら子指を使うとか、そういうところに脳の切り替えが必要なら、一文字2打鍵のローマ字打ちと大した違いはないのです。

結論を言うと、カナ打ちもローマ字打ちも、どっちもどっち。
現在の一般的なキーボードを使う上で、完璧な日本語入力方式など存在しないのです。
カナ打ちが速いと感じるならそうすればいい。
ローマ字打ちが速いと感じるならそうすればいい。
自分と同じでない打ち方を、あれこれ理屈をつけて否定するのは、大きなお世話である。

実を言うと、私は小学校でパソコンの講師を1年ほどしていたことがありますが、キーボードの導入部は、基本は3年生か4年生からで、ローマ字打ちで入っていくようになっていました。
これも単純な話で、4年生でローマ字を教育するので、それに合わせているだけ。
あとは、先生方がパソコンに詳しい人ばかりではないので、カナ入力→ローマ字入力やローマ字入力→カナ入力のモード切替を適切に行うことができないのと、それを全ての生徒に教える(定着させる)のにかなりの時間(回数)がかかるということ。
カナ打ちを混在させると、切り替え方がわからなくて困る生徒や先生が必ずいるので、それだけで混乱し、授業が停滞する元になります。
つまり、ローマ字打ちに統一している方が何かと都合がいいのです。
おそらく、この現実をどうにかキレイに解決して、教育環境にカナ打ちを併用させることのできる理屈など、どこにも存在しないでしょう。
それでも屁理屈をこねたい人は、一度教育現場に入ってみればいいのです。
現実を理解していないことがよくわかることでしょう。

あと、カナ打ちだから文章表現が美しくなるとか、ローマ字打ちだから日本語が乱れているとか、そのへんに明確な因果関係はどこにもありません。
いくらカナ打ちを賞賛したいからといって、こんなムチャクチャな理屈を持ってきても通用しません(笑)。

逆に、カナ打ちの人の方が、周りがほとんどローマ字打ちな現状なのに意固地にカナ打ちを押し通して、他人も使うパソコンの入力モードをカナモードのまま放置して顰蹙を買う人をしばしば見かけます。
まぁ、たとえて言えばマックユーザーが拡張子無しのファイルをウィンドウズユーザーに送りつけるのと似ていますね。

人間的に「できた人」は、その程度の現状認識をきちんとわきまえています。
意固地にローマ字打ちを否定する人って、結局は煙たがられるだけ。

こうなると、ローマ字打ちとかカナ打ちとかいう問題ではない、人間的な問題なんですけど、ごっちゃにして語る人がいるので、延々と議論が終わらない。

「カナ打ちの方が優れている」と考えている人、単にローマ字打ちを否定するのではなく、もっと大人になりましょうよ。
いくら優れていることだからって、無理に人に押し付けたり、流れに逆らったりしても、孤立するだけですよ。

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