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2005年6月14日 (火)

パソコンとの付き合い方。

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よろしくお願いします。

昨日は70代のお得意様のところへ、ワードやエクセルでの書類作成のお手伝いに行ってました。
書類作成の細かな指導を行っていて、このお客さんに限らず、毎度のことながら気になってしまうのは、書類作成の作成手順。

みなさんどうしても、ついついレイアウトをきちんと作りながら打ち込みをしていってしまうんですね。

それではいつまでも打ち込みがおっくうに感じてしまう状態のままです。
もっとスムーズにいく考え方にシフトした方が楽なんですが…。

ワードやエクセルなどの、最近世の中で標準とされているソフトは、基本的には、

「まずは内容を打ち込む」
「あとからレイアウトを整える」

という順序になっているのです。

レイアウトを気にしながら文章を打ち込んでいくと、どうしても思考が中断されてしまいます。
左脳を使う文字情報と、右脳を使うレイアウト情報。
それを常に切り替えながら頭を使うわけですので、あまり効率がよくないのです。

文章の打ち込み(文字情報) → 左脳メイン
レイアウト調整(画像情報) → 右脳メイン

エクセルやワードやパワーポイントなどは、それらを別々に行うことが簡単にできるようになったところがひとつの大きなポイントとなっています。
しかし従来のワープロソフトなどでは、

文章の打ち込みと同時にレイアウト形成
(後からレイアウト形成をすることを想定していない)
というのが当たり前

でした。
文章を打ち込みながら、文字の配置をスペースキーで調整しながら、改行位置を考えながら…。
言ってみれば、原稿用紙に万年筆などで手書きで書き込み、それがそのまま清書になっているようなもの。
こうなると、後からのレイアウト変更には多大なる労力が必要になるため、文章を書きながらレイアウトまで同時に考えざるを得ない、という状態なのです。

でも、実際の出版の過程では、原稿用紙で原稿を書くことを要請されることが多いのはどうしてでしょうか?
簡単なことです。

「文章を考える作業」
「出版物のレイアウトを考える作業」

これらを完全に別々にすることにより、それぞれの作業に専念することができるからです。
文章を考える際は、レイアウトのことを考えずにすみますし、レイアウトを考える際は、文章のことをほとんど考えなくてすみます。
そうすることにより、両方の作業で、雑念が入らずに済むので、とても楽になるわけです。

単純にワードだけで考えても、それが簡単に実現できるようになっています。
一から文書を作る場合では、

「とにかく先に文字だけを打ち込み」
「あとからレイアウトを整える」

という作業が別々にできますし、その方が楽になるつくりになっています。
ご存知の方もおられるでしょうが、インデント機能やフォントサイズ調整機能を活用すればいいのです。
特に長い論文などになると、いちいちレイアウトを整えながら書き進めるのは、物凄く労力の要る作業になってしまうだけでなく、文章の推敲すらままならない状態になります。
また、「テンプレート機能」を使えば、あらかじめ決まったレイアウトに文字を打ち込むだけですむようになっています。

従来のワープロソフトは、あくまでも「原稿用紙」を想定した「文字単位でのレイアウト変更」しかできないつくりでしかなかったため、レイアウトを考えながら文章を打つしかなかった、後からレイアウト変更にしても、スペースと改行の入れなおしで煩雑になっていたわけです。
しかし、「比較的自由な文字配置」が可能で「文字の大きさもポイント単位で調整」が可能になったので、原稿用紙みたいな文字配列を意識する必要がなくなったのです。

パワーポイントなどは、さらにそういう傾向が強くなっています。
いわゆる「ウィザード機能」を使って作る場合はそうなっています。
先にプレゼンテーションの流れ(起承転結)ありきなのです。
まずは流れを組んである文章を打ち込み、その後でイラストやアニメーションなど表示の効果を付けていく、という流れです。
ワードやエクセルでも、そういう流れで文書作成は可能なのです。
そこに気がつけば、文章表現におけるパソコンの便利さは一気に加速します。

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「パソコンの使い方を習得したい」という目的でパソコン教室などに通う方が最近増えていますが、こういう考え方を教えてくれる教室って、どれぐらいあるのでしょうか?

私がインストラクターとしてしばらく居た教室は、あくまでも「パソコンの機能」の講義に終始していた、という印象があります。
まぁはっきり言って、「機能の講義」だけで授業を進めても、わからない人はなかなか受け入れる姿勢になれないのは当然ですし、それによって途中で挫折してしまう、あるいは一通り習っても全然身についていない、という状態に陥りやすくなり、結局は単にパソコン教室にお金が流れていくだけ

そういう状態に気付かないでいると、生徒が満足していない状態で卒業させてしまうので、結局はジリ貧になり、立ち行かなくなって閉鎖してしまうパソコン教室はあとを絶ちません
そりゃそうです。
一度通って身につかなかったとなると、二度と行かないのは当たり前です。
また、身についてしまったら、それはそれで二度と行かないのも当たり前。
こうなると、「まだパソコンを習得できていない人」というこれからどんどん減っていくパイを奪い合う状態になるわけで、そのままならジリ貧なのは当然の成り行きです。

やはり、パソコンを教えるのなら、単に機能の習得だけに終始するやり方ではなく、

「パソコンというものを受け入れやすくできる考え方を導く」【考え方のシフト】
「卒業後もそれなりにケアのできる状態(つまりサポート)を整備する」【安心感の提供】

ということを目指していかないと、パソコンから取り残される人を減らすことはできないですし、後々までお客さんとして続いてくれるユーザーをつかむことはできないでしょう。
そうやって裾野を広げていけば、リピートユーザーは確実に増えていく、と考えています。

今時は、人々がパソコンを使うのは、インターネットやメールや文書作成がメインです
少なくとも、「パソコンがマイコンと呼ばれていた頃」のように、プログラム作成やパソコン組み立てのためにパソコンを使う人がメインではありません
クルマでも、整備のできる人しかクルマを買わないわけではない、というのと同じです。
パソコンは、普通の家電製品とは違い、ケアが必要な製品であることはクルマと同じなのです。

「きちんとケアをしてくれる人」がいてこそ、
初めて「安心して利用できる」

というわけです。

そう考えて、私は日々地道に仕事をしているわけですが…やっぱり地味ですかねぇ~(苦笑)

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2005年06月14日(火) パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき |

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コメント

 僕はもっぱらエディタ愛好派です。安い(多くは無料、せいぜいがシェアウェア)、安定性抜群だからです。もう、一度使い出したらワープロソフトには戻れません。文章を書くならエディタ。文書を作りたい時にだけワープロと割り切っています。

 僕のエディタ関連のカテゴリーです。よろしかったら参考にしてください。
http://soba.txt-nifty.com/blog/cat3081802/index.html

「エディタ解説本、昔は少なかったが、今は結構ありますネ。」
http://soba.txt-nifty.com/blog/2005/04/post_2818.html
も書きました。

投稿: SOBA | 2005/06/19 14:57:58

コメントいただきありがとうございました。
記事も読ませていただきました。
なかなか興味深いですね。

まぁ、私の使うエディタなんて「メモ帳」ぐらいのもんですが(笑)。
ちょっと前までは、ホームページの編集作業なんかに「メモ帳」やらHTML用のエディタなんかを使ってた時期もありましたが、ブログやらウェブ上のツールが発達してきているので、それらの出番も減ってきました。

要するにエディタというのは「テキストファイル作成ソフト」なわけでして、「印刷結果がすべて」とお考えの方が世の中の大多数という今日この頃、初心者を相手にする場合は、いわゆる「オフィス」製品は外せないのです。

はっきり言えば、初心者にとっては、安定性よりも「教えてもらいやすさ」が全てなのです。
それは「ウィルス感染率よりも教えてもらいやすさ」という点で、いまだにOutlookExpressを使う人が後を絶たないのと同じです。
価格についても、プリインストールでメーカー製パソコンを使っている人ならば、「買えば高いソフト」などという意識など微塵もないのです。
ワードもOutlookExpressも「最初から入っているソフト」であり、価格の差があるなど夢にも思っておられない人が世の中の圧倒的多数です。

とはいえ、おっしゃる通り、「エディタでも充分」という考え方もあれば、「ワードは要らない、エクセルで充分」とすべての文書をエクセルで作ってしまう御仁もかなりおられます。
エクセルもビジュアルの表現力においてはかなりのものなので、印刷してしまえば、まさかエクセルで作ったなんて思えないものもあったりします。

私の見るところ、使うソフトは違えども、この2点(エディタで充分・エクセルで充分)の考え方のベクトルは、全く同じだと考えます。
本人はそれで満足してるので、それについてとやかく言う筋合いはないのですが、結局は「本来の使い方ではない」ので、パソコン初心者を含めた「すべての人にお勧めできるやり方ではない」ということです。
つまり、「人に教えてもらわなくても勝手にフリーソフトをインストールしてホイホイ使えるような人でもなければ、そういう使い方はできない」ということです。

今回の記事の趣旨は、あくまで「パソコン初心者」の方が「変な苦手意識を持たないように」というものですので、エディタの話はまた別の機会に…。

投稿: ささもと | 2005/06/20 0:34:49

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