ウイルス対策ソフトをご利用の場合、「トロイの木馬」を誤検出する記事があります。警告が出た際は、こちらの記事をごらんの上、お知らせいただければ幸いです。

« MSN Messenger に サインインできません。 | トップページ | こんなデザイン屋さんにデザインを発注するのは…。 »

2005年10月14日 (金)

なぜ自殺してはいけないのか。

このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ! BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

とある検索をしていてたまたま見つけた質問。

「なぜ自殺してはいけないのか」を、「なぜ人を殺してはいけないのか」でも使える説明“以外”で説明してください。(例:「家族・友人が悲しむ」「社会が成立しなくなる」などは、ナシとします)
説明できない・いけない理由はない・ケースバイケース、という類の回答はご遠慮ください。
 :人力検索 はてな

興味深いので、回答に参加してしまいました。
22番と28番で2回の回答をしてみたんですが、3回目を書こうとしましたが、3回目は書けないシステムでした。
その書こうとした3回目を書いてみたいと思います。

(10/17加筆)
本記事の主題は、自殺の是非ではなく、「この質問の一連の流れを見て思ったこと」です。

-----

よくよく考えたら、「自殺をしてはいけない」とは誰が言っているのか?
「自殺をしてはいけない」のは誰なのか?
この質問では、「いけない理由はない」はNGだと、それを疑問視することを封じてしまっているので、回答者の主観的な意見しか引き出せないわけです。
おそらくそれが質問者さんの目的なのでしょうけど。

厳密に言えば、自殺を禁止する法律は無いような気がします。
禁止したところで、処罰すべき対象は死んでしまっているので、処罰のしようがないからです。

そして、多くの人に「自殺はいけない」と感じせることができるか?という観点で言えば、それは「ない」と言い切れます。
それは、どんなにもっともらしい「理由」を持ってきても、質問者さん自身が言い放った「そんなの私に何の関係が?と言われればオシマイ」という言葉で全てが無に帰するからです。
そう、死んでしまえば、自分自身は、全ての法律や義務や理屈やしがらみなどの呪縛から開放されてしまう。
死んでしまった人間にはなんら処罰を与えることはできないのです。

その観点から言えば、社会の秩序を守る上で、死ねば全ての義務を逃れることができる、という行為は許されるわけではない、と言えますから、「自殺してはいけない」と「言うことはできる」。
でも死んでしまえば関係ない(笑)。 ああ、堂々巡りだ…。

2回目の解答でも少し触れましたが、本当に「自殺したくない」と思わせるためには、「死んでしまえば関係ない」と思わせない、つまり「死」が自分自身の現世との関係の清算にならない、と思わせなければなりません。

具体的には、「死後の世界」あるいは「輪廻転生」において、「自殺者にはとんでもないペナルティが課せられる」ということが証明できる、あるいは自殺された側の人(生き残った人)が死んだ人間にそういった重いペナルティを課すことができる、となれば、誰も自殺しようと思わなくなるでしょう。
ある特定の宗教においては、そういう部分での概念が存在します。
しかし、自殺を禁じない宗教、逆にむしろ崇高な行為であると説く宗教もあるので、そういう宗教を信じる人は、「自殺してはいけない」とは思っていません。

故に、「自殺はいけない」と思っているのは一部の人だけ、そして「いけない理由」は「宗教的解釈」になってくるわけです。

つまり、
「なぜ人を殺してはいけないか」 主語が何か、はっきりさせてから考える大切さ :こどものもうそうblog
ここでも述べられている通りで、主語がない質問は、得てして回答者を混乱させることになります。
要は、前提条件が「おまえも俺も、そして誰もが同じ常識のもとで生活している」と勝手に決めてしまっているということ。
これは「質問の仕方が悪い」ということになります。

特に自殺に関してはそう。
殺人のように明確に法律で禁止されているわけではないところからもそれがいえます。
答えを明確に求めたいのであれば、「なぜ自殺してはいけないのか」という質問に主語が必要になります。

「なぜ(○○は)『(△△は)自殺してはいけない』と思っているのか」
という質問が正しいと思われます。
明確に答えを得るために、定義として「○○」と「△△」という項目が必要だと考えます。
なぜ私は、なぜ私の家族は、なぜ我々は、なぜ落ち込んだ人は、なぜお笑い芸人は、なぜ弁護士は、などなど。
これなら明確に答えが出るでしょう。
回答者の人たちも、のらりくらりなコメントをつけられて「なんだよそれ…」と不愉快になることもないでしょう。

質問者さんは、これを明確にしないことにより、問題を拡散させ、「議論のための議論」をしたいように見えます。

とはいえ、私は、そういうのはそんなに悪いというわけではないと思います。
そういう言葉遊びも、時にはあってもいいとも思います。
ただ、インターネットという場所は、ある種「善意」によって成り立っている部分が非常に大きいのです。
お遊びの範囲でならまだ笑って許されるかもしれませんが、あまりに度が過ぎた、それ(善意)を踏みにじるような言動や行動は、なるべくなら差し控えることが望ましいと考えます。

ご存知かもしれませんが、フジテレビの番組で、脳内エステ IQサプリって番組があります。
この番組を観ていると、しばしば腹立たしくなります。
まぁいわゆる「いじわるクイズ」が連発するクイズ番組なのですが、その「いじわる」度合いが、度が過ぎることがけっこうあります。
まじめに考えていると、本当に腹立たしくなることがあるんです。
そういう番組だ、といえばそれまでですが。
ちなみに、その番組の中では、出演者がそういう気分になったら「モヤっとボール」というのを投げつけて気分を解消するシステム(笑)なんですが…。

今回の本題の質問に関しては、回答にコメントが付いているのを見ていると、なんだか似たような気分になりました。
「ポイントをあげたんだからいいじゃん」とか「釣られる奴が悪いんだ」とか「回答者が回答に費やしてくれた時間・労力は自分にとっては無関係だ」みたいな考え方で行動するのはよろしくないと思います。
質問者さんの書き方から見受けられる物腰から見るに、そうではないと信じてはいますが、紙一重かな、とも思えます。

-----

個人的には、どんな時にでも自殺はダメ、とは思いません。
死に場所ぐらい自分で選ばせろ、と切実に思うことだってあるでしょうし、末期ガンなどでいずれ近いうちに苦しんで死ぬのがわかっていたら、それまで苦しんで待つよりすぐに楽になりたい、と思う気持ちを止めることなどできない、ということだってあるでしょう。
そういう時は、現世での義務を全うしたのなら、別にいいんじゃないのか?と思うことも無いでもない。
私はそう思います。

(10/17加筆)
この質問をしたmichiakiさんのブログ(元記事)はこちら。
質問を終了しました :「で、みちアキはどうするの?」
元記事へのリンクがないとトラックバックを受け付けないんだそうです…。
本来そうあるべきなんでしょうけど、そこは手動でしなければならないのがブログの面倒なところですね(-_-;)

ちなみに、人気blogランキング参加中です。 よろしくお願いします。

このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーを含むはてなブックマーク この記事をクリップ! BuzzurlにブックマークBuzzurlにブックマーク

2005年10月14日(金) ウェブログ・ココログ関連, 日記・コラム・つぶやき |

« MSN Messenger に サインインできません。 | トップページ | こんなデザイン屋さんにデザインを発注するのは…。 »

ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/13757/6427028/void
↑トラックバックをいただく際は、最後の「/void」を抜いてください。お手数ですがよろしくお願いいたします。

※あまりにも無関係なトラックバックが多いため、当面はトラックバックの公開は承認制にしました。トラックバックを送っていただいてもすぐには反映されません。ご了承願います。

※トラックバックをいただく際は、この記事のURLを記事中に記載(もしくはリンク挿入)願います。
この記事と無関係な内容であったり、明らかな宣伝もしくは宣伝活動目的と判断されるもの、トラックバック元がトップページへのリンクであるもの、もしくは当方が不適切と判断されたものは、公開の承認はなされません。あらかじめご了承願います。

この記事へのトラックバック一覧です: なぜ自殺してはいけないのか。:

コメント

うーーん ムズカしいですよねえ。いじめで自殺したとか結構新聞に出てますね。ネトの練炭集団自殺も社会問題になってるし、、
電車に身投げする人・高いビルの屋上から飛び降りる人は、個人的にはかなり痛そうだと思うのですが、如何ですか?
後で遺族に多額の請求が行きますし、、
決して自殺者一人だけの問題では済まないのです。

あと前あったケースです。
ビルから飛び降りた方が、地上にいた人にぶつかりぶつかられた人だけが亡くなりました。
飛び降りた人は目的を果たせなかった訳です。こういうのって腹が立つを通り越してしまいますね。この記事読まなきゃ良かったよ みたいな気がしました。

投稿: prtwqq | 2005/10/17 8:30:48

prtwqq さん

えー、一応「自殺の是非」を問うのが主題ではない、ということをお伝えしておきます。
先ほど記事にも加筆しておきました。

prtwqq さんのコメントに関しては、社会への影響という観点では興味深いです。
死に損なって誰かを殺してしまったんでしょうけど、それでまた自殺を図って成功すれば、その人はその責から逃れることができます。
社会的にはそれを禁じることはできても、死んでしまった本人には、なんら責の重加算をすることができないのです。
そうさせないための「自殺してはいけない」と思わせるには?という質問だったと考えられますが、質問者さんの本当の意図は、まだよくわかりません。

投稿: ささもと | 2005/10/17 9:34:10

コメントを書く




※Spam対策のため、コメント公開時E-Mailは非表示となります。









※当面コメントは承認後の公開となります

« MSN Messenger に サインインできません。 | トップページ | こんなデザイン屋さんにデザインを発注するのは…。 »