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2005年10月15日 (土)

こんなデザイン屋さんにデザインを発注するのは…。

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とまぁ「こんな○○は××だ!」鉄拳みたいなタイトルですが(笑)
迷惑メールです。
それもデザイン事務所の宣伝メール。
しかし、ここまで読んでもらえそうにないメールも珍しい。
苦情メールを返すとまた来そうなので、とりあえずここで晒してみます。
内容やドメイン名まで出すと宣伝になってしまうので、適当に伏せます。

メール自体は、こともあろうにHTMLオンリーのメールでしたので、HTMLソースは出しません。
ということでヘッダーのみ晒してみます。

Return-Path: mailing@*astdesign.jp
Received: by mbox61.nifty.com id 434f1a5f3c8371;
Fri, 14 Oct 2005 11:39:27 +0900
Received: from mxg506.nifty.com by flt502.nifty.com with SMTP id 434f1a3f06c971;
Fri, 14 Oct 2005 11:38:55 +0900
Received: from f*stdesign.jp (p2106-ipbf209fukuokachu.fukuoka.ocn.ne.jp [221.187.249.106])by mxg506.nifty.com with SMTP id j9E2coMl008526
for < gea*****@nifty.ne.jp >; Fri, 14 Oct 2005 11:38:50 +0900
Message-Id: <200510140238.j9E2coMl008526@mxg506.nifty.com>
Reply-To: mailing@fa*tdesign.jp
From: "FAS*DESIGN.JP" < mailing@fast*esign.jp >
To: < gea*****@nifty.ne.jp >
Subject: yFASTD*SIGN.JPz?{?fUC????.!!!
Mime-Version: 1.0
Content-Type: text/html; charset="iso-2022-jp"
Date: Fri, 14 Oct 2005 02:38:52 GMT

添付ファイル
text_html_1.html Type:text/html
Size:24,713bytes

私のメールアドレスは隠す必要はないんですが、スパム業者のメールアドレス回収に引っかからないようにしました。
ちなみに、このブログの皆さんからいただいたコメント欄のメールアドレスは、メールアドレス回収に引っかからないように細工がしてあります。興味のある方は、ソース表示で確認してみてください。

-----

このメールのナニがイカンかといいますと…

まずは、望まれないメールを送っているということ。
ヘッダーを見るに、メールソフトを使っているわけではなく、一括送信ソフトの類を使っています。
日常的にこういうことをしているのか、一括メール送信業者に任せて送ったか、どちらかでしょう。
サイトを見に行ったら、こういうメールで宣伝しているぐらいですし、明らかに商用サイトです。
おそらく日常的にやってるでしょうねぇ…。

次に件名(Subject:)。
文字化けしてます(笑)。デザイン屋さんとしてあるまじき姿です。っていうか宣伝メールとしてありえません。

あとは、HTMLオンリーのメールであるということ。

HTMLメールは危険なのです。

それを知らない人のいかに多いことか。
どれだけ危険かといいますと、たとえば、そのHTMLの中に埋め込まれたいろいろなスクリプトなどを勝手に実行してくれたりしますし、メール拡散型ウィルスがこれの仕組みを悪用していたりします。
ですので、HTMLメールを表示しない設定にしている人もそこそこいます(=そういう「しっかりしたユーザー」をターゲットから外してしまっているわけです)。
※ちなみに私は、メインのメールの受信はウェブメールなので、HTMLメールはそのまま表示しない設定にしています。
つまり、そういう危険な状況で受け取ることを前提としているというのは、広告をばら撒く立場としては、ちょっとセキュリティ意識が低すぎると言えます。

実際、この手の迷惑メールには、Webビーコン(ウェブビーコン)と呼ばれる仕組みを採用していることが多いので、開封通知機能を使わなくても、相手が開封したかどうかの確認ができます。

ウェブ・ビーコン(Web Beacon) :RBB TODAY (ブロードバンド辞典)
ウェブビーコン :Wikipedia
ウェブ・ビーコンによるオンライン広告リアルタイム効果測定技術 :特許庁 資料室(その他参考情報)

私のところに来る英語の迷惑メールのほとんどはこれです。
以前の記事にも書きましたが、その時は何も知らずに「かれこれウザいし、そろそろ迷惑メールをシャットアウトするためのフィルターを作るためのキーワードでも作るか」とか思って、たまっていた迷惑メールを片っ端から開いていったところ、1日10通程度だったものが、一気に30通ぐらいに膨れ上がってしまいました。
ウェブビーコンによって、開封検知をされてしまったわけです…。
てな感じで、そのまま開くのは危険だと私はわかっていましたので、まずはHTMLソースを確認してから開きました。
このメールには、幸いにも危惧していたウェブビーコンや危険なスクリプトは仕込まれていませんでしたが。

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まぁそもそもHTMLメールはまだまだ安全性に問題があるというのに、ユーザーが自分で登録したメールマガジンならともかく、一方的に送りつけるメールに安直に使おうとしていること自体が、考え方としてどうかしています。
デザインがキレイとかいう以前の問題で、広告としてあるまじき姿だと言えましょう。

「HTMLメールを使うのは問題だ」というのは、以下のサイトにかなり詳しくまとめられています。リンクも充実しています。
HTMLメールの問題 :Oh!くーまる

HTMLメールが問題なのは、それを取り沙汰する人を「古臭いルールを人に押し付ける『自称ネットの達人』」と嘲笑するような人が出るような環境が作り出されているということ。
確かに、ブラウザはNetscapeが当たり前の時代からInternetExplorerが当たり前の時代に取って代わり、回線もダイヤルアップの「kbps」単位から「100Mbps」単位それも常時接続が当たり前になり、パソコンの処理速度も「MHz」単位から「GHz」単位が当たり前となってきています。
「見れない人がいる」「開くのが遅くなる」「負荷がかかるので迷惑がかかる」というのが該当する人の割合は、以前ほど多くなくなってきました。
しかし、HTMLメールの問題はそこではないということ。
上記サイトにも書かれていますが、荷物や手紙が、歩いて届ける時代から自動車で届ける時代になったからといって、爆発物を送っていいわけではない、ということ。

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私自身は、HTMLメールそのものを完全否定しているわけではありません。
先の例で言えば、花火を送ってもらいたい人だっているわけですから、爆発物を送ることを完全に禁止してしまえば、一部の人の利便性を損なうことになるわけです。
しかし、その「損なわれる利便性」がすべての人に必要かどうか、という議論なしにすんなり導入すると、当然ながら「殺傷能力のある爆弾さえも送れる利便性」になりかねないわけです。

まぁ、いくらデザインが売りだからと言っても、セキュリティレベルを下げることを推奨するようではダメですね。

ちなみに、人気blogランキング参加中です。 よろしくお願いします。

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