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2005年10月24日 (月)

時々画面が消えます。

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今回のお客さんは、はるか尼崎からのご指名。

あれこれ検索をされて、近所の業者を見てみたが料金的にも内容的にもピンと来なくて、ウチのブログを発見し、「ここなら」ということでお電話をいただきました。
正直なところ、お伺いするにも地理感がないところへは難しいですし、なによりもバイクで片道30分以上かかるところは、内容に移動時間が見合わなくなる場合がありますので、出張料金をいただくことになります。
明石から尼崎までは、約50キロ離れています。
バイクでお伺いするには遠すぎます。
実際、今回はクルマで行きましたが、渋滞などで1時間半ほどかかりました。
ここまでくると、結果的に短時間のトラブル解決だと、出張料金のほうが高くつきます。
「それでもかまわないから、あなたにお任せしたい」
大変ありがたいことです。ここまで言われたら行くしかありません。

トラブル内容は、使っている間に時々画面が消えてしまう、というもの。
うーん、それってどうなんだ?
ウィルスではなさそうだけど…。
メーカーに言ったら、お決まりの「リカバリーしてください」で、初心者なのでリカバリーも怖くてできないし、バックアップの取り方もわからない。
ということでお伺いしました。

毎度のことながら、お伺いしてまずは現象確認。
パソコンは富士通のWindowsXPプリインストール機で、専用液晶を採用したモデル。
電源を入れてみました。

…しかし、一向に症状が出てくれない。

こりゃ困ったなぁ。
お客さんいわくは、「来てもらう直前まで症状が出てたのに!」とのことだけど、出ないものは仕方がない。
まずはいろいろ聞いてみると、

・使用中に、突然画面が消えてしまう。
・「NoSignal」とか出てくる場合と、単純に真っ暗になってしまう場合と、電源が切れた状態の場合がある。
・画面が消えずにマウスとキーボードが利かなくなる、いわゆるフリーズ状態になることもある。
・出るタイミングはまったくの不定。どのソフトだとかいった依存性はない。

うーむ、これはウィルスではないと思うんだけど…。
とりあえず、急に電源が切れる、という症状だと、ハードウェア依存のトラブルの可能性が非常に高い。
まずはメモリのチェック。
いつものmemtest86を使っての検査をしてみましたが、どうもエラーは出ない。
ハードディスクも、いつものメーカー支給ツールでチェックするも、結果は「正常」。
そして、「アプリケーションCD2」が起動ディスクになっている富士通純正のツール「QT-PC/U」を使っても、一通りのチェックではエラーが出ない。
うーん…この時点では「ハードウェアは問題ない」という結論になるんだけど…。

一つ気になるのは、標準でワイヤレスキーボードを使っている、ということ。
専用液晶パネルを使っているんですが、そこを受信機として、おそらくBluetooth接続だろうと思われるワイヤレスキーボードとワイヤレスマウスが使えるようになっているもの。
これには、電源ボタンがついています。
本体の電源ボタンは、ちょっと組み付けが悪いようで、押し込んだら押し込んだままになり、電源が入っても押しっぱなし状態だとすぐに切れてしまうようです。
買ったときからこうだったそうで、これってどうよ…。
で、キーボードについている電源ボタンを使って電源を入れているそうです。
現象の一つ、「突然電源が切れる」というものは、どうもこれが関わっている可能性が高そうです。
確認方法はこちら。

PowerProperty

①まずはコントロールパネルから「パフォーマンスとメンテナンス」「電源オプション」を開き、「詳細設定」タブをクリック。
「電源ボタン」「コンピューターの電源ボタンを押したとき」という項目を確認し、「シャットダウン」「入力を求める」に変更。
「OK」ボタンを押して確定。

この絵では「スリープボタン」の設定がありませんが、スリープボタンも同様です。

「コンピューターの電源ボタンを押したとき」という項目は、標準では「シャットダウン」となっています。
これは意外と知られていないことですが、電源ボタンは、「電源オン」をするためのものだけではなく、そのまま「電源オフ」ボタンにもなっているのです。
え?5秒押したら切れるのは知ってるって?
違う違う。
電源が入っているときに電源ボタンをポンと押せば、シャットダウン処理を自動的にやってくれるのです。
これが今回のコントロールパネルの項目です。

Windows95とか3.1の頃から、「電源を切るときは、電源ボタンを押しちゃダメ!!スタートボタンから終了を選ぶこと!」と、口を酸っぱくされて言われてきたものです。

しかしよく考えたら、電源を切るのに「スタート」ボタンもないものである。
しかも、スタートボタンを押して最も近いところにあるのは終了処理の項目と来るからますます変(笑)。
そんなに重要なら、「終了」ボタンでも作っておけばいいのに、と思った人はいなかったのか?

そして、ある時期からはパソコンの電源装置は、AT電源からATX電源が標準となり、電源ボタンを押しただけではいきなりブチッと切れてしまうことがなくなりました。
つまり、AT電源が絶滅し、電源管理が詳細化したWindows98~Meの時期以降は、実は「電源を切るときには電源ボタンを押せばいい」ようになっていました。
ただ、「やっぱりまだAT電源があるかも?」とか「本当にそれで全機種大丈夫なのか?」とかいった不安があったのと「スタートボタンから電源を切るものだ」という刷り込みで、誰も「電源ボタンを押して切ってください」と教えなかったのです。
説明書ですら、「スタートボタンから」と書いてあるものがほとんどです。

ところが、WindowsXPは、標準設定では、電源ボタンを押せば、何の確認もなく自動的にシャットダウン処理に入ることになっています。
つまり、キーボードに電源ボタンを装備している機種は、うっかりキーボードの電源ボタンを押してしまうと、何の予告もなく電源を切ってしまうのです。

今回のトラブルの要因のひとつとして、ワイヤレスキーボードの不具合で、何らかの理由で電源ボタンが不定期に押されてしまうようなトラブルが発生したのかもしれません。
その辺の要因を排除するべく、「電源オプション」で「コンピューターの電源ボタンを押したとき」という項目を「入力を求める」に変更し、本当にそうなのかどうかを確認できるようにしました。

これでまずひとつ、切り分けができます。
もし電源ボタンを押される現象が発生したらわかるようになります。
これが出るようなら、ワイヤレスキーボードに問題があるとわかります。

もうひとつは、液晶パネルのところにある、リモコン受光部。
リモコンでも電源のオン・オフができますので、赤外線ノイズでおかしくなっている可能性も捨てきれないので、受光部に紙を貼って隠しておきました。
テレビチューナー内蔵モデルではないので、リモコンは使わないはずですので。

あとは、フリーズ状態になる原因ですが…これもあるいはワイヤレスキーボードの問題かもしれません。
システムがフリーズするのではなく、キーボードとマウスが利かなくなっているだけ、ということかもしれません。
現象が出ていないのではっきりとはわかりませんが。

ソフト的な要因がないとは言えませんが、その辺を押さえるために、WindowsXPを最新の状態に更新することに。
となるとSP2の適用となるわけですが…やっぱり1時間ほどかかりました。
そして、プリインストールでとっくに期限切れのノートンを外し、
おすすめしたウイルスセキュリティ2005EX 30日間延長キャンペーン版ウイルスセキュリティ2005EXの導入をご承諾していただきました。
これで期限切れで足を引っ張っているだけのノートンとはおさらばです。

とにかく、リカバリーせずに現象を抑える方向でやってみました。
なにやら誰でも使いこなせる。そのやさしさが自慢のNO.1会計ソフト。弥生会計 05 スタンダード「弥生会計」というソフトをお使いで、データのバックアップ方法がわからなかったんだそうです。
私は会計ソフトは関わらないことにしています。
モノが会計ソフトなだけに、下手に手を出すとえらいことになりかねない
からです。
こうなると、リカバリーは最後の手段になります。

ということで、現象が出ないまま、要因をつぶしていくだけという状況でしたが、まぁハードウェア要因はかなり排除できましたので、あとは様子見で絞込みしかありません。
その辺の説明でご納得いただけましたので、引き上げました。

しかし往復3時間の距離は、けっして近くはありません。
こういう範囲で営業していれば、おそらくそれなりの件数は稼げそうですが、ちょっと体が持ちそうにないですね(^_^;)

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コメント

ご苦労様です。ウチがこの依頼受けてたら同様に出来ませんでした。電源オプションと受光部の件参考にさせて頂きます。5秒押したら切れるのでは無いのですね?有益な情報恐れ入ります。

投稿: prtwqq | 2005/10/29 10:50:47

初めてコメント入れさせてもらいます。毎回参考になる事例を楽しみに読ませていただいております。私もサポート関係の仕事をしたいと思っており毎日勉強をしております!今回のようなケースではハードディスクとメモリのテストで問題がなければ私だったらお手上げだったと思います。さすがです!今後もいろいろと勉強させていただきますのでがんばってください!

投稿: timrob | 2005/10/29 13:42:20

電源を押したらシャットダウンは、はるか昔
からエンジニヤリングワークステーション
UNIX SYSTEM5 では当たり前でした。
またマイクロソフトがUNIXからパクッタな
と思っていました。

キーボードやマウスは必ず持参するのた
ベターですか?。

投稿: ちょとおじゃま | 2005/10/29 18:53:48

お邪魔します、pts.です。
電源ボタンの件はパソコン教室の講師をやっていたときに、『連続して押す人が必ずいるから教えないように』指示がありました。私のお客様はお年寄りが多いので納得です。
富士通のワイヤレスキーボードは同じ症状に当たったことは無いですが、電池の消耗がとても早いことは何度かありました。あまり物がよくないのかもしれませんね。

投稿: pts. | 2005/10/29 21:56:17

prtwqq さん

そうです、5秒押しではなく、短く1回押しです。
AT電源の頃は、「電源を切る」ために終了処理をしないでこれをやって怒られる人が続出でした。
ATX電源になり、Windowsで管理できるようになり、そういうことはなくなったんですがね…。

timrob さん

はじめまして!
サポートの仕事をされるのですね。
事例は参考にはなりますが、やはり基本は「パソコン自体をよく知ること」です。
事例では自分の知らないことがしょっちゅう出ますので、常々情報として仕入れるという姿勢が必要ですね。
あとは現地では根性が必要です。一人で行けば自分以外に頼れる人はいませんから!
今後もよろしくです。

ちょとおじゃま さん

パクッたというよりは、ATX電源の標準化であるべき方向になったという感じでしょうね。
Windows98で電源管理が強化されて、ATX電源を終了とともに切れるようになったのは、自然な流れでしょう。AT電源ではそれができませんでしたから。
キーボードとマウスは、例の一件以来は必ず持参です。
その程度のことで切り分けができることもあるんですから、やはり持っていて損はないと思います。

pts. さん

連続して押す、ですか…確かに「押した」ということがすぐに画面にエコーバックとして出てきませんからね。
ただ「何度も押す」ことでの弊害はないはずだと思うんですが。
ゆっくり押していて「5秒押し」になってしまった、ということもちょっとありえないような気もします。
まぁ別に今すぐこの方式にしたほうがいい、と思っているわけではありませんが、電源ボタンを押して電源のオン・オフをするというのは、本来あるべき姿ですので、早くそうなれば、と思います。
でもこれを知ったのはやはり教室の生徒さんがきっかけでした。
年配の方が、CDやFDの取り出しで押すボタンに迷って電源ボタンを押してしまい、電源が切れてしまったことがきっかけでした。
ですので教室では「入力を求める」に全て変えてやりました。
ワイヤレスキーボードの電池は半年に一度程度で切れるらしいですが、よく使ってたり、キーボードの上にうっかりものを置いていたりしていると、信号が出ている時間が増えるので電池が切れやすくなるでしょうね。

投稿: ささもと | 2005/10/30 9:45:06

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