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2005年10月18日 (火)

Windowsが起動しない。再起動を繰り返す編・解決編。

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今回のトラブルでの最も大きなポイントは、ハードディスクからのデータ救出です。
元のハードディスクは、現象確認の時点でWindowsロゴが出るところまで行くので、ハードディスクが完全に死んでいるわけではない。
さぁまずはそのハードディスクをどうにかするわけですが…。

そしてきちんとパソコンが使えるようにリカバリーをかける。
こちらは、ハードディスクがおかしいのはほぼ確定なので、ハードディスクを交換すれば使えるようになるはずです。
ということで作業開始です。

-----

まずはハードディスクからのデータ救出。

この場合は、別のパソコンにUSBではなくIDEでつないで、とにかくCHKDSKなどの純正ツールを試すしかない。
本当に確実なところを狙うなら、ごちゃごちゃいじっているうちにとどめを刺すこともあり得るので、本来ならウン十万円単位のお金をかけてデータレスキュー専門業者に任せるところですが、一般家庭でそんな業者のお世話になってもいい、というお客さんに出会ったことがありません。(^_^;)
とにかくダメ元で、できる手段を試みることになります。

メンテナンス用パソコンに接続し、とにかくCHKDSKをかける。
というよりは、元のパソコンで何度も強制終了を食らっているので、IDE接続をしたら勝手にCHKDSKがかかってしまうんですが…。
こういう時のために、メンテナンス用パソコンにはリムーバブルケースを導入しています。
RATOC IDE リムーバブルケース IDE-MDK1Nアイボリー←こういうのです。
抜き差しできるケースにハードディスクを入れ、パソコンにズボッと入れるだけ。
いちいち本体ケースを開けなくてもいいので、メンテ性が飛躍的に向上しますので、非常に重宝してます。
チェックにはかなりの時間がかかるので、そのあいだに、大元のパソコンのリカバリーにかかることに。

ハードディスクは、もともと入っていた80ギガバイトのものの同等品に入れ換えて、本体説明書の手順どおりにリカバリーをかけます。
ここで説明書も見ずに勝手なことをすると、最初からやり直しを食らうこともありますので、素直に説明書に従う必要があります。
この辺の恐ろしさを知らないのは素人です。
リカバリーで説明書を読もうとしない修理業者は信用しないほうがいいでしょう。

リカバリー自体は、何の問題もなく完了。
ついでなので、SP2へのアップグレードもしておきました。
例によって音が出なくなるんじゃないかと、メーカーサイトであらかじめ調べてみました。
YAMAHAのAC-XGを使っていますんで、やっぱり音が出なくなるようです。(^_^;)
ドライバをダウンロードして更新をかけました。
そしてSP2アップグレード。
アップグレード後も無事に音が出ています。よかったよかった。

ところで、DELLみたいな自己診断ツールは何かないのか、と探っていると、説明書によると、この機種には「QT-PC/U」という診断ソフトがあるようです。
この機種の場合は、「アプリケーションCD2」に入っていて、そのCDで起動すれば、DOSのような英数字オンリーの黒いバックの画面で、あれこれとチェックをしてくれます。
他の機種では「ドライバーズCD」など、別のCDの場合があります。
しかし「アプリケーションCD2」って、どういう基準で「2」のディスクに入ってますねんな…。

D1000010
まぁ要するところ、これでハード的な不良箇所を特定するということですね。
(あとで元のハードディスクに戻してみましたが、やっぱりHDDでエラーが出ました…)
エラーが出なければ、ハードウェア的にはOKということで。

もしかして…と思って、手持ちの別のメンテナンス用パソコンにそのCDを入れて起動してみたら…なにやら機種固有のIDが検出されなかったとかいうエラーが出て、起動させてくれませんでした。
あ、やっぱりダメ?(^_^;)
やはり専用ツールのようです。

さて、ハードディスクを交換してリカバリの済んだパソコンですが、問題がひとつ。

fig01
この鬱陶しいボタン類。→

ろくに使いもしないのに、やたらと存在を主張してくれてます。
特に上のほうの。
リカバリかけたんだし、もうユーザー登録終わってるからいらんっちゅーねん…。
この辺は、とりあえず押してしまえば消えるんですが、問題は画面右のほうの。
ペケボタンで閉じることはできても、再起動したら出てくることがあります。これはスタートアップで表示してるわけではないので、別の方法で消すことになります。
とりあえず上も下も、設定で回避できるようにやってみます。

まずは上のほうの。
これは、壁紙に仕込んであるものです。
実はJavaScript入りHTMLファイルを壁紙として使っているので、こういう「仕込み」ができるのです。
その「仕込み」を解読したところ、壁紙の画像のみのファイルは、このパソコンの場合は、「c:\fjuty\wallbtn」フォルダに入っていました。
手が込んでますなぁ~。
ということで、単純に壁紙を変えてしまえば消えてなくなります。

次に右のほうの。
これは以前の記事にも書いてあるんですが、デスクトップのWeb表示で出しているものです。
・画面のプロパティを開く。
fig02fig03fig04
・「デスクトップ」タブをクリック。(①)
・「デスクトップのカスタマイズ」をクリック。(②)
・「デスクトップ項目」ダイアログの「Web」タブをクリック。(③)
・「Webページ(W)」項目のチェックをすべて外す。(④)
・「OK」ボタンをクリックして「デスクトップ項目」ダイアログを閉じる。(⑤)
・「OK」ボタンをクリックして画面のプロパティを閉じる。

これで全て閉じられます。
富士通のはこのパターンですが、NECのは別パターンです。
なんとまぁ、msconfigなどの隠れたスタートアップ項目をいじって消すパターンです。非常にメンドクサイです。
まるでアドウェアです(ってか、アド(広告)ウェアに違いはないのですが)。勘弁してください。

-----

はて、そろそろハードディスクのチェックは終わったかな?
なんかWindows上からは認識してくれてませんが。

でも、BIOSレベルやデバイスマネージャレベルでは出てくるし、イベントマネージャにはdiskのエラーとして出てくるものの、CHKDSKでチェックをかけろと出てくる。
ということで、根気よく何度かCHKDSKをかけ、認識するまでやってみました。
すると…ようやくドライブとして認識してくれました!チャンスです!
このタイミングを逃すと、またダメになる可能性が高いので、焦らず、急いで、慎重に。

バックアップするべき対象は、基本的には「Documents and Settings」フォルダがほぼ9割がたです。
Windows2000/XPになってからは、この辺がかなり集約されてきて、Windows9xの頃のように、分散されたフォルダを探し回る必要もなくなり、一括で取ればよくなりました。

それと、最も上位にあるフォルダ(c:\○○○というフォルダ)の一部。
ここには特定のソフトやお客さんが独自にフォルダを作っていることがあります。
こうなると、お客さんがいないと判断のつかないものもありますが、中身を見れば、ある程度の判断はつきます。

あとは「Program Files」フォルダの一部。
以前は、このフォルダの中に、重要な設定や、画像処理ソフトの場合は画像データなどを保存するようになっているソフトがけっこうありました。
最近はかなり減りましたんで、まぁ基本的にはほとんどの場合は、ここはバックアップを取る必要はありませんが、一部の古い仕様のソフトはまだここを使っている場合がありますので、注意が必要です。
とはいえ、これは慣れた人でも判断に迷うので、初心者の人はわかるわけないんですが…。
わからなければ、容量に余裕があればすべて保存してしまうのが一番です。でもけっこうフォルダ容量が大きいので迷うところですが。

今回の依頼のメインは、「デジカメのデータだけでも」というものだったので、まずはそれを保存。
他は、ある程度ざっと見渡して、要りそうなところを保存。

「Program Files」フォルダを見ると…なんかSpybotやらAdAwareやらインストールされてます。
その割にセキュリティ対策ソフトが入ってないって…。
つまり、セキュリティ対策ソフトは入れたくないけど、スパイウェア駆除ソフトはしたり顔で入れて、ありがたがって使ってる、という構図。
ありがちだなぁ…。

ということで必要と思われるファイルをバックアップし終えて、確認のためにWindows上からもう一度ディスクのチェックをやってみたら…やっぱりエラーが出る。
再起動をかけたら、CHKDSKがかかって、エラー修復をして…うーむ、このハードディスク、やっぱりダメかも。
なんとか必要なデータのバックアップはできたのでよしとしましょう。

-----

パソコン自体はきちんと動くので、後は納品だけです。
納品の日付を確認しに電話したら、デジカメのデータが救出できたことを大変喜ばれました。
ギャラがもらえるのもそうですが、やはりこういう具合に「喜んでいただける仕事」だと実感できることが、この仕事のいいところですね。
でなきゃ、やってられません…。

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コメント

はじめまして、pts.と申します。
以前から拝見させていただいていたのですが、毎回内容がすばらしくて“同業です”と言うのも恥ずかしい気がして遅くなっていました。ハードディスクのエラーらしきトラブルは月に20件以上当たるのですが、毎回トラブルの内容が微妙に変わるので難しいですね。今後も勉強させていただきたいのでぜひよろしくお願いします。後、感謝してもらえると本当にやってて良かったと思いますよね、依頼の経緯によっては“直って当たり前”の人もいらっしゃるので・・・。

投稿: pts. | 2005/10/21 21:01:58

こんばんは、UZと申します。
いつも楽しく拝見させていただいております。

富士通のPCのデスクトップ上にあるややこしいヤツは、全てのプログラムの中にある、FMVランチャーで掃除出来ると思います。
でも、2002年以前は無かったかな?

投稿: UZ | 2005/10/21 22:55:19

こんにちは
リムーバブルケース便利そうですね
現在メンテPCはスライドカバー開けっ放しでIDEケーブル等延長してHDD接続してたので今後これにします
リンク等丁寧に案内されているのは助かります…お疲れ様です
またお邪魔いたします

投稿: ike@九州 | 2005/10/22 10:34:13

はじめましてinfrastructureと申します。
笹本さんのブログ、本日はじめて訪問させていただきました。それぞれの内容がとても詳しく書かれていてしばらく読み耽ってしまいました。
私も都内でPC関連のサポート業務をやっていますので今後も参考にさせていただきたいと思います。これからもよろしくお願いします。

投稿: infrastructure | 2005/10/22 15:50:15

なんか同業者さん勢ぞろいですね(笑)

pts.さん

そんなに件数多いんですか?
やっぱり田舎は損ですね~しょぼーん。

UZさん

そうです、確かその時期以前のものだったと思います。
説明書にはFMVランチャーって記述はなかったように思います。
でも、いくらパソコンの性能が上がったからとはいえ、無駄にデスクトップを重くしないで欲しいですね。

ike@九州さん

ホント便利ですよー。
パーツ屋さんに行くと、外国メーカーの安いのがたくさんあるんですが、やはり高くても日本メーカーのを使ってます。
実際、こういうハードディスクのトラブルの際は必携ですよ!
2.5インチのでも変換コネクタなどで簡単につながるので、メチャクチャ楽です。

infrastructure さん

商圏がバッティングしない同業者さんなら、情報交換は大歓迎です。
近所だと直接利害が絡むのでややこしいですからね…。
こちらこそよろしくお願いします。

投稿: ささもと | 2005/10/23 14:45:04

dell製Dimension4700cのosの再インストールを使用としています。
しかしながら、再インストール用cdから何度立ち上げても
The file nvrd32.sys could not be found.
と、メッセージが出て先へ進みません。
どなたか解決策を伝授して頂けないでしょうか?

投稿: 松田 明 | 2010/03/20 7:02:43

松田 明 さん
個別のトラブルに回答する場ではありませんが、そのメッセージで検索すれば同様の症例多数ですが。
わからないようなら http://pcdpc.jp/ からご連絡ください。
当方は有償でのトラブル解決の業者ですので。
ご連絡お待ち申し上げております。

投稿: ささもと | 2010/03/20 16:01:45

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