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2008年5月21日 (水)

起動に30分かかります。

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こちらは、別のパソコンの設定でお伺いしたついでにご相談をいただいた、3年ほど前にご購入のWindowsXPのパソコンの件。

「起動に30分ほどかかるんです…起動したらそんなに問題なくスムーズに動くんですけど」

30分って、そんな大げさな…とか思って、すでに起動してあるのを再起動してみたら…。

10分経ってもまともな操作ができません。

デスクトップやそこに置かれたアイコンは現れているんですが、ダブルクリックしても何も起動しません。
スタートメニューもかなり遅れて反応し、項目をクリックしてもまったく起動しません。

あきらめてもともと呼ばれた別のパソコンでの作業を再開しましたが、15分、20分と時間が過ぎても同じ。
こりゃとても使える状態じゃない…。

「しつこく勧誘の電話があって、『速くなる』って言うから光に変えたのに、逆に遅くなったから、買った店に相談してみたらメモリ増設を勧められたんですよね~。でも持って帰ってきたら、速くなってないどころか、こんな状態で…まぁ起動してしまえば普通に使えるので、我慢してたんですけど、ちょっとねぇ」

出た…光幻想を吹聴しまくる、悪評高い光勧誘のセールス電話です。
よくこれで我慢してましたね…普通そこでクレーム入れませんかねぇ…。

これは、以前の記事であったようにメモリの設定がおかしいんでしょう。
ようやくまともに動き始めたところで、仮想メモリの設定をチェックしたら…やっぱり。

1GBに増設済みなのに、256MB用の設定のままでした…。

これですよこれ~とか言いながら、自信満々で設定変更して再起動してみたら…。

やっぱり10分経ってもまともに使えません。現象に大きな変化はありませんでした。

…ち、違うの???

-------

とにかく、起動にそれだけ時間がかかるというのは、どう考えても正常ではありませんよね。
起動してしまえば、後は普通につかえるので、おそらくリカバリすれば直ってしまうかもしれません。
でも、以前から当ブログで何度も書いているとおりで、

リカバリは「トラブル原因の切り分けの数ある手段の一つ」に過ぎません。

結果的に、実は別の要因だったりすると、リカバリでデータや設定・環境をぶっ飛ばしておいて「ああ、違ってましたね」では済まされません。
よしんば治ってしまったりしても、お客様に「じゃ、原因は何だったの?」と問われて、「さぁ?とにかく動いてるからいいじゃないですか」では、お客様からの信用を失うことはあっても、信頼を勝ち得ることはできないでしょう。
それに、お客様のご要望にもっとも近いのは、

「パソコンがパソコンとして使えるようにする(=メーカー出荷時の性能を再現する)」ことではなく、「トラブルが出る直前の状態にする」こと

ですので、

現場でのリカバリは、とんでもなく時間と手間をかけなければ、お客様のご要望を満たすことはできない

のです。

おまけに今回は、もののついでで受けたものですし、作業開始が夕食時だったこともあり、あまり時間をかけることもできません。
さてさて、どうしたもんか。

-------

とりあえず、ウイルスなどのマルウェアの可能性を考えて、起動項目の確認。
msconfig で起動項目を確認してみても、それほど怪しげな項目は見当たりません。
雰囲気的には、どうもマルウェアの線は薄そうです。
でも、レジストリではなく「Startup」(スタートメニューの「スタートアップ」フォルダに入っている項目)の中に、なにやら怪しげなものが。

IPv6アドレス取得ツール(NTT西日本)

IPv6アドレス取得ツール(NTT西日本) って…

XPでIPv6絡みって、ろくなことがない。
以前は無線子機の交換でひどい目にあったし…。
よくよく見てみたら、無線接続で、親機はコレガのCG-WLAPGMN。パソコンと同時に購入されたものらしいので、おそらくIPv6ブリッジ機能とか、気の効いた機能なんてないと思われます。
ということで、コイツをスタートアップから外してみたら…

治りました。起動はものの数分で完了です。

やっぱりコイツかよっっっ!!!

起動時間が劇的に速くなって、お客様は大喜びです。

しかしまぁ、いまだにWindowsXPでのメモリ増設では、仮想メモリ設定の見直しが必要ということを知らない販売店って、かなり多いようです。
起動前と起動後の動作確認って、何もしてないんでしょうかねぇ…やってれば、メモリ増設前より明らかに遅くなっているという異常事態に気付きそうなもんですが…。

ちなみに、最近のフレッツ光プレミアムのインストールCDを使ってみると、

セキュリティ対策ツールのインストール

セキュリティ対策ツールのインストール時に、一応「遅くなる可能性があります」と注意書きをするようになりましたが…わからんっちゅーねん。

ちなみに、人気blogランキング参加中です。 よろしくお願いします。

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2008年05月21日(水) 定番トラブル, ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(設定不良), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い |

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コメント

「パソコンがパソコンとして使えるようにする(=メーカー出荷時の性能を再現する)」ことではなく、「トラブルが出る直前の状態にする」こと

ですので、

現場でのリカバリは、とんでもなく時間と手間をかけなければ、お客様のご要望を満たすことはできない

のです。


ささもとさん、ええこと言った!
全くその通りだと思います。

投稿: ぶいち | 2008/05/26 21:30:05

CG-WLAPGMN このルーターに関しては ファイアーウォールが切れないなど 問題があり 使いづらいです 無線のアクセスポイントとしてのみがいいかと思います どういうところを防いでいるのかなど 全く情報の公開がないのも問題かと思いますので まずルーターを確かめるといいかもしれませんね 他にも問題が見えてきてよかったです。

投稿: SS | 2008/05/27 1:16:53

ぶいち さん
ありがとうございます。でも実際、これは当たり前の話なんですけどね。
メーカーサポートと話をしていると、当たり前の話のなんと通じない事か、頭が痛くなることも多いです。
初期不良かどうかの判断がリカバリのみという馬鹿げた基準は、いつになったら改善されるのか?と思います。

SS さん
ん?CG-WLAPGMNはルーターではありませんよ。
http://www.corega.co.jp/product/list/wireless/wlapgmn.htm
最初からルーター機能のない無線アクセスポイントです。
いずれにしても、光プレミアムの場合は、今回のような問題が発生した場合、ルーターやアクセスポイントがIPv6に対応しているかどうかは確認の必要がありそうですね。

投稿: ささもと | 2008/05/27 6:17:38

ささもとさま
初めまして、東京都多摩市でパソコンサポートをやっております。
いつも貴重な情報をありがとうございます。

私もIPv6リゾルバサービスには痛い目に合わされています。
遅くなる以外に、通信不能!!になる問題もたまにあります。

無線LANで起こった不具合は私のblogに書いてありますので、参考になれば。
http://d.hatena.ne.jp/psinagi/20080318#1205834207

投稿: ntaka | 2008/05/27 13:50:00

はじめまして。こんにちは。唐突に失礼します。
いつも楽しく拝見させていただいております。

NTT西日本のIPV6使用時の起動が遅くなるとについて、
下記の公式でもIPV6を無効にするようにとなっているようでうす。
ご参考になれば幸です。

NTT西日本/フレッツ/よくある質問
http://www.nttwest-fc.com/faq/faqdet.php?faq_code=1459&s_code=HIKARI&c_code=&keywdurl=&uintPage=3

投稿: aki | 2008/05/27 17:04:29

はじめまして。いつも楽しく勉強させていただいております。
現在光プレミアムの設定マニュアルについてくる最新のスタートアップCD5.5、およびフレッツHPよりDLできるInstTool5.05_EX.exeで設定をする場合、手順1のスタートアップツールインストール時にIPV6のインストールメッセージが出ますがIPV6インストール後自動的にIPV6 Helper Serviceは無効になります。古いバージョンのCD(5.3など)では自動的に無効にならないのでインストール後動作遅延に陥る可能性が高いです。まれに無効にしても改善がないことがありますが、その時はIPV6自体をアンインストールする事で回避したりします。今後のご参考になれば。

投稿: ぽぽ | 2008/05/28 0:36:32

ntaka さん
IPv6HelperServiceは、いろいろ痛い目に遭わされてます…お互い大変ですね。
昔、Windows95の頃に多摩市に住んでました。
気が付いたらもう10年以上も前の話ですね~。
また何か情報がありましたらよろしくお願いいたします。

aki さん
XPの場合は、変にIPv6を使う必要もないので、止めておくほうがいいのでしょうね。
情報ありがとうございました。

ぽぽ さん
インストールCDのバージョンでいろいろ違いがあるのは経験上知ってるんですが…なんかヤヤコシイですねぇ。
そのバージョンのCDでインストールしたお客様はどうなってるんでしょうか…不安になります。
今回は、CTUまでの間にIPv6非対応の機器が挟まっていることで起こる現象ですので、みんながみんなそうだというわけではないんでしょうけど。
情報ありがとうございました。

投稿: ささもと | 2008/05/31 14:04:02

そうですね、CDのバージョンが沢山あるのはややこしいですよね。
IPv6に起因する動作遅延はIPv6非対応の機器があるかないかで決まる訳ではないようです。有線CTU直結の方でも現象は出ています。

予断ですが以下情報提供しておきます。何かの役に立てば幸いです。
スタートアップCD5.5とHPからDLできる最新版インストーラーではXPのMediaCenterEditionは対象外OSの為はじかれます。(CD5.4までははじかれませんでした)自己責任でよければフォルダを潜っていってsetup.exeをたたけばインストールは可能です。
フリーズネタではVistaの特定のNICとはインストールの際相性がが悪いです。パーソナルファイヤーウォールのインストール中にフリーズするのが確認されています。改善策としてはセキュリティ対策ツールのインストール時にローカルエリア接続を無効にすることで解決します。インストール時にのみ当たるのでインストール後は有効に戻しても問題ないです。
フレッツのHPにも記載がありますが、VB2008がインストールされていた(削除後でも)PCにセキュリティ対策ツールver15を入れると不具合が出ます。HPに修正パッチがありますのでインストール後適応が必要です。

投稿: ぽぽ | 2008/05/31 22:52:54

ぽぽ さん
VB2008云々の件は、
http://orbit.cocolog-nifty.com/supportdiary/2008/03/ver15_81e7.html
こちらの記事で経験済みです。
「インストール中にフリーズ」は、
http://orbit.cocolog-nifty.com/supportdiary/2007/03/2007_f1dc.html
これですかね?
光プレミアムは、IPv6とかセキュリティ対策ツール(ウイルスバスター2007もどき)とか、いろいろ地雷が埋まってます。すんなりいっている人のほうが多いんでしょうけどね…。

投稿: ささもと | 2008/06/02 21:30:22

最初は友人が遭遇したDirectX Drew Errorなるものを調べていてこのサイトを見つけました。
自分がSEなどという職についている事もあり(専門はオフコンなのでPCは独学ですが)
非常に興味を持って読ませていただいてました。
暇を見つけては過去の記事を読んでいて「起動に30分かかります。」という記事が・・。

“10分経ってもまともな操作が・・・”
“「しつこく勧誘の電話があって、『速くなる』って言うから光に変えたのに、・・・”
( ̄□ ̄;)わたしと一緒だ・・・・

そこで〔30分たっても・・〕と〔メモリを増設したのに・・〕
の記事にしたがって調べてみると。

“「詳細設定」タブから「パフォーマンス」より、仮想メモリの状況をチェック”
Σ( ̄□ ̄;)確かに「カスタムサイズ」になってる・・・・

“「Startup」の中に、IPv6アドレス取得ツール(NTT西日本) って…”
Σ( ̄□ ̄;)ああっ!あったし・・・

両方を記事通りに修正・・・

ええ、起動時間が劇的に速くなりましたとも

先生と呼ばせてくださいっ!m(T△T)m

光にしたのに遅いなぁ・・拘束期間の2年が終わったら
絶対eo光に換えてやるぅぅ(ToT)/
と思いながらずっと我慢してたんです。
ほんとにありがとうございました。

投稿: IRIS.IRIS | 2008/11/07 21:30:18

IRIS.IRIS さん
いやいや、これは単なるフレッツのチョンボを発見して修正しただけですので…。

それにしても最近は、買い替えのお客様には、ほぼ必ず「光にしたのに速くなるなんて嘘ばっかり」と言われます…。
まさしく「光幻想」です。

投稿: ささもと | 2008/11/08 10:51:07

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