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2008年5月29日 (木)

それは不良品ではありません。

こちらは、無線ルーターの設定依頼のお客様。

「もう散々あれこれやりつくしたんですが、つながらないんです。なんとかしてください」

…うーむ、そのお話からすると、かなり悩まれたようですね。
まぁそうでなければ、私に声がかかるというわけではないでしょうけど。

お伺いして現象確認。
…確かにつながりません。
こちらのお客様の回線は、某光回線のブリッジモデム(ONU)接続。
ルーターは、PLANEXのBLW-54CW3。
B00104EQ9Q
PLANEX WPSボタン搭載 IEEE802.11g/b 高機能・ハイパワー無線LANブロードバンドルータ BLW-54CW3

しかしまぁ、無線ルーターもずいぶん安くなったもんですねぇ…。

最初、てっきり無線がつながらないかと思っていましたが、無線はつながっているんです。
つながらないのは、その先なんです…。

-------

設定画面を見ても、プロバイダからIPアドレスをもらえていません。
ルーターがプロバイダへつながらない状態が続いています。

つまり、ここでの問題は、PPPoEの認証が通らないということ。

こうなると、パソコン側の設定の問題ではなく、単純にルーターの問題。
まぁ、お客様もそれなりに散々悩まれたんですから、いまさらパスワードの入力間違いとかはあろうはずがなく、パスワードの入れ直しやDNSの手打ちなど、わかる範囲でいろいろやりましたが、当然ながらダメ。

…これ、ルーターがおかしいんじゃないですかねぇ?

「実は別の業者さんにも見てもらって、同じことを言われたんで、交換してもらったんですけど…」

…( ̄△ ̄;
そ、そうですか…。
そうでしょうねぇ…。

とりあえず、こういう場合の動作検証用に、無線ルーターを持っているので、そちらにつなぎ替えて、お客様のユーザーID・パスワードを設定したら…いともあっさりつながります。
これでルーターがおかしいのは実証できましたが…一度新品と交換しているってことですから…うーむむむむ。

とりあえず、ネットにつながっている今の状態で、メーカーサイトを開いてみたら…。

新しいファームウェアがリリースされてました…。

PLANEX:ダウンロード:ブロードバンドルータ:BLW-54CW3

ルーターの設定画面からバージョンを表示させると、「Version 11.4.3.4.1j_b2」
サイトでリリースされている新しいバージョンは、「Version 11.4.3.4.1j_b4a」
今搭載されているのは、どうやら一番古いバージョンのようです。
(お伺い時点ではこれが最新版でした。この記事の公開時点では、「Version 11.4.3.4.1j_b5」が最新となってます。とはいえ、バージョン表記が違うだけのようですが…)
しかも、よくよく見ると、「PPPoE接続に問題があるのを改善した」と出ています…。
これじゃこの回線ではつながらない、というのは充分に考えられる話です。

「ええ~?店の人に『○○(今回の回線)でいけますか?』って聞いて『OKです!』って言ってたから買ったのに…」

お客様は当然お怒りモードで店へ電話。
しばらく揉めてましたが…

「ダメです…『それは不良品ではありません』と譲らないんで、もういいです。もうあの店からは買いません」

店側の主張は、「PPPoEを使わない、たとえばフレッツ光プレミアムなどのルーターありの環境であればつながるだろうし、メーカーは回収をしているわけでもないし、メーカーサイトではファームウェアの公開で対応してるので、それは不良品とは言わない」とのこと。当然ながら「返品には応じるつもりもない」、とのこと。

( ̄△ ̄;
ダメダメな対応ですよねぇ…これじゃお客様の信頼なんて得られるわけないでしょ…。

要するに、

どんな初心者であっても、パソコンを使う以上は、ルーターがおかしければファームウェアのアップグレード程度のことは自分で調べ上げて自分でやれ

ということです。

ムチャクチャ言いますよねぇ…。
それが通るなら、私のようなパソコン出張修理業者なんて、商売あがったりじゃないですか…。

ここでメーカーであるプラネックスにねじ込んでもいいんですが、おそらく同じ対応でしょうし、「販売店に言え」と言われるのがオチでしょう。やるだけ無駄です。

ということで、ファームウェアのアップグレードをしておきました。

無線ルーターのファームウェアのアップグレードって、いろいろ面倒なんですよね。
設定用パソコンのIPアドレスは、DHCP自動取得ではなく手動設定で固定にしておく必要があったり、無線接続ではダメだったり。
そんなもん、初心者にできるわけなかろうに…。

途中で停電やブレーカー切断にならないかとヒヤヒヤしながら、アップデート開始。

無事完了したので、バージョンチェック。
…うん、問題なくアップデートできてます。

では早速コレでつないでみますか。

…うーむむむむ、やっぱりつながらんではないか!!!

最終的には、設定情報に書かれた手動設定用DNS情報を打ち込んでやるとつながりました。

もしかしたら、MACアドレスなどの関係で、接続までに時間がかかっているだけということも考えられますが、検証用ルーターはDNSを手打ちする事もなくあっさりつながったところを考えると、どうもこのルーターの接続性の問題だと思われます。

まぁ、ADSLの出始めの頃は、似たような問題は時々ありました。
そのせいで、私も一時期はルーターをいくつも買い換えてましたし…。
でも、今時その程度の事で悩む羽目になるなんて、珍しいですよねぇ…。

とりあえず、お客様としては、接続出来る様になったので、何とか収めてもらえました。

-------

それにしても、私の前に来た業者は、どうやら大手の業者らしかったんですが、検証用のルーターにつなぎかえる事もせず「ルーターの初期不良です」と言い放ってそこそこの料金を取って帰ったらしいのです。
どこのアルバイトですか、その作業員は…。

私も法人案件や委託案件で行く事があり、確かにギャラは安いです。
まるでアルバイトみたいなギャラだったりする事もあります。
この業界は、そういうのが通例だったりしますが、作業員自身も、それ以上のスキルがあっても「それ以上」をあえてしなかったりする(要は「ギャラ相応の仕事」しかしない)ことが多いようです。
それでは、結局は自分にはね返ってくることになるのに…。
「ギャラ相応の仕事しかしないからギャラを叩かれる」ということに気付いていない作業員は淘汰されるだけです。
委託案件であっても、私は、自分の持つスキルをきちんと使って、エンドユーザーさんから頂く料金に見合う(もしくはそれ以上の)仕事をしていきます。

そうしなければ、自分のギャラはもとより、やはりお客様にご満足いただけないわけですから。

2008年05月29日(木) 定番トラブル, ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年5月28日 (水)

Microsoft Update をコンピュータにインストールできませんでした[エラー番号:0x80004005]

このエラーは、何件かのお客様のところで経験したエラーメッセージ。
メーカー製Vistaパソコンの初期セットアップ中に、手順に沿ってMicrosoftUpdateをインストールしようとすると失敗してしまうのです。

何でこんなエラーが出るのか、それもお客様によって出たり出なかったり、一体なんなんだろう?としばらくは不思議だったんです。
とりあえず、MicrosoftOffice2007を起動していけば、MicrosoftUpdateに切り替えるようにうながすメッセージがあり、ここでできてしまうので問題はないみたいなのですが…。
ある日、それに関する情報をもらってびっくり。

ユーザー名に全角文字を使っているとそうなるらしいのです…。

確かに、ある時期から、説明書とは別にそういう注意書きのためだけに一枚の紙が添付されている事が多かったので、変だなとは思っていたんですが…。

-------

マイクロソフトは、事実、それを不具合として認めています。

Windows Vista で Microsoft Update をインストールすると "Microsoft Update をコンピュータにインストールできませんでした" というエラーが表示される :Microsoft サポートオンライン

対処としては、

パソコントラブル出張修理・サポート日記: Windows Updateを実行すると、更新プログラムが1つだけ失敗します。
パソコントラブル出張修理・サポート日記: 無線LANアダプタが見つからない?

こちらでもやった内容と同じで、

管理者権限を持つ半角文字のみのユーザー名のアカウントを作り、対処する

というもの。

まぁ実際、結構前からわかっていたことではあるんですが、ここ最近、全角ユーザー名の問題に関する記事が続いたので、ついでという事で。

この不具合がわかってからは、お客様のところで作業をする際は、最初に入力するユーザー名は、必ず半角文字で入力しています。
ただ、Windowsメールの差出人名は…プロバイダによって用意されている自動設定ソフトでは、全角スペースを受け付けてくれないものもあったりしまして、ここでも全角文字の問題がなにかあるのか?と疑問の残るところです。

全角スペースと言えば、

Windows Vista で名前に全角スペースのみを使ったファイルやフォルダを作成すると、削除や名前の変更ができない :Microsoft サポートオンライン

まぁ、誰が全角スペースのみのファイル名を作るんだ?普通そんなファイルやフォルダなんて使えるわけないでしょ?とは思いますが、それで削除ができなくなる、ってのも問題だとは思います。

まぁ要するに、

Windows Vistaは、今までのWindows以上に全角文字に弱い

という事のようです。
Vistaでは、ファイル名やユーザー名など、システムに絡む部分では、特に全角スペースは鬼門のようですね。

2008年05月28日(水) 定番トラブル, ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年5月27日 (火)

テレビのチャンネル設定。

リンクをいただいているので時々お見かけするサイトで、ちょっとおもしろい話を見つけました。

●5月25日(日)「チャンネル」 :へんてこ日記-初心のこころだあ

地方ではチャンネル構成が違う、という話。

-----

私は、今は仕事でテレビ内蔵パソコンの設定はしばしばやっていますし、サラリーマン時代は出張族でしたので、全国各地でチャンネルが違っていたり、見られないチャンネルがある地域などがあるのは、個人的には当然のこととして受け止めていたんですが…。

実際、転勤の関係で東京(とはいっても聖蹟桜ヶ丘あたりですが)には94年あたりから2年半ほど住んでいましたが、「ズームイン!!朝」が10チャンネルではなく4チャンネルだったのにはしばらくなじめませんでした(笑)。

日本全国各地域の一覧表は、東芝のテレビの設定ではおなじみの「地域コード表」というのがありますので、そちらを見れば一目瞭然です。以下の資料は一例です。

東芝カラーテレビ取扱説明書 25S99 (PDF) :株式会社東芝

10~13ページに地域コード表がありますのでご参照を。

しかし、このコードはメーカーなどによって違いますし、アナログのチャンネル用です。
地デジは地デジで、アナログとは違うチャンネル構成があり、やはり地方によって違います。
でも、地デジの場合は、郵便番号で自動設定が定着していますので、地域コード表を参照することはありません。

ちなみに、私の地元の神戸・明石地域のチャンネルは、

アナログ
2:NHK総合
3:サンテレビ(神戸の地方UHF局)
4:毎日放送(TBS系列)
6:ABCテレビ(テレビ朝日系列)
8:関西テレビ(フジテレビ系列)
10:読売テレビ(日本テレビ系列)
11:テレビ大阪(テレビ東京系列)
12:NHK教育

デジタル
1:NHK総合
2:NHK教育
3:サンテレビ(神戸の地方UHF局)
4:毎日放送(TBS系列)
6:ABCテレビ(テレビ朝日系列)
7:テレビ大阪(テレビ東京系列)
8:関西テレビ(フジテレビ系列)
10:読売テレビ(日本テレビ系列)

奇数チャンネルは違う場合もありますが、偶数チャンネルは基本的にこの地域は共通です。
地デジがどんどん入り込んでいるので、地デジ内蔵パソコンの設定をして、その説明をする際、「地デジではNHK教育が12から2に変わる」と説明してますが、意外と抵抗はないようです。意外です。

個人的には、出張族になり他のいろんな地域のテレビを観るまでは、「全国放送は偶数チャンネルしかないんだ」と思ってました(笑)。

ちなみに、明石では、ほぼ全域でテレビ大阪が観れません。
専用アンテナ+ブースターやCATV加入でないとダメです。地デジにいたっては、神戸市内でも、観れる場所と観れない場所があります。
実際、明石ケーブルテレビの折り込みチラシでの売り文句は「テレビ大阪が観れる!!」です…。
ということで、明石では「なんでも鑑定団」や「ポケモン」は、ほとんどの人が見てません(笑)。
東京や大阪など、都市圏在住の人には信じられないでしょうけど…。

2008年05月27日(火) パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (0)

2008年5月26日 (月)

無線LANアダプタが見つからない?

こちらは、

「無線LANがつながらないんです」

とおっしゃるお客様。
東芝ダイナブックで、つい最近に買ったVista搭載のパソコン。

まぁ「無線LANがつながらない」は、実によくある話で、パソコンの無線のスイッチが切れてるとか、無線の親機の電源の入れ直し程度で治る事も非常に多いのです。

でも、今回のはどうも違うようです。
お客様いわく、

「一応、クライアントマネージャのインストールまではやりました。無線LANのスイッチは入れてるんですが、どうしてもつながらないんです」

とのこと。
買ってきてから、しばらく悩んでおられたようですが、ついにギブアップ、ということらしいです。
それなりに悩んでおられるなら、あまり単純な話ではないんでしょう。
セキュリティ対策ソフトが引っかかってる程度の話であればいいんですが…。

-------

お伺いしてみて、まずは現象の確認です。

クライアントマネージャVは、つながっていない表示です。
じゃ、クライアントマネージャのメイン画面を…とダブルクリックしても反応なし。
へ?な、なんで?

よくよく見てみると、なにやら「ネットワークアダプタが見つかりません」とかなんとか言ってます。
無線LANのスイッチは入ってるし、切り替えても状況は変わりません。
うーん…なんか変だぞ?

-------

お客様に状況をヒヤリング。

  • 新しく無線ルーターとセットで買ってきた
  • わからないなりに説明書どおりに設定をしているが、うまくいかない
  • 結局買ってきてから一度もつながらないまま今に至る
…ということは…考えられる事としては、
  • 無線ルーターの初期不良
  • パソコンの初期不良
  • パソコンの設定がうまくできていない
といったところでしょう。
まぁ、新品のパソコンで、無線LANがつながらないという場合は、いきなり初期不良を疑うのではなく、順番にチェックしていって、最後の最後に、実績のある機器の組み合わせでうまくいくことを確認できたところで、初めて「初期不良」ということになります。

「そういえば、セットアップのとき、変だったんですよね」

…ん?

「箱から出して最初のセットアップの時に、『しばらくお待ちください、20分~40分かかります』って画面が出たまま、ぜんぜん終わらなかったんですよね。一晩放置しても変化なしだったんです」

…ほう。

「買った店に電話したら、『強制終了して、もう一度電源を入れなおしてみてください』とのことで、そうしたんですが…ダメだったんですかね?」

…うーむむむむ。
それってもしかして…。

持ってきていた検証用のパソコンでインターネットにつないで東芝のサイトを調べてみたら…

Windowsセットアップ時に表示される”しばらくお待ちください”のメッセージが40分以上表示されたままの状態になる場合<Windows Vista(R)> 情報番号:007242 【更新日:2008.01.24】 :dynabook.com

Windowsセットアップでユーザー名に全角スペースまたは半角の&(アンドマーク)を使用した場合、この現象が発生する場合があります。

これじゃないですかねぇ。

Vistaの場合、画面左上には、従来の「マイドキュメント」フォルダの代わりに、ユーザー名が付いているフォルダが表示されます。
それを見てみたら…やっぱり。

フォルダ名=ユーザー名が、「山田 優」(もちろん仮名)とされていました…。

お客様は、セットアップ時に「ユーザー名」の入力を求められたので、特に深い考えもなく、ご自身の姓名を全角で「苗字・全角スペース・名前」で入れてしまっておられました。
ものの見事に、この現象が発生するパターンで入力されてしまったわけです…。

またもや全角ユーザー名が引っかかってます…。

今回は全角スペースが問題らしいんですが…。

お客様のおっしゃるには、このサイトの手順ではなく、とりあえず強制終了してそれだけだそうなので、おそらくその後にインストールされるはずだった内蔵無線LANアダプタのドライバがインストールされずじまいだった、という可能性が非常に高いようです。

Windowsセットアップ後に、一部のアプリケーションがインストールされない場合<Windows Vista(R)> 情報番号:007243 【更新日:2008.01.24】 :dynabook.com

  1. ユーザーアカウント制御(UAC)をオフにします。
  2. 新しいユーザーアカウントを作成します。
  3. ユーザのログオフを行ないます。
  4. 手順2で作成した新しいユーザー名をクリックしてログインします。
  5. アプリケーションをインストールします。
まぁ要するところ、半角英数のユーザー名で管理者権限のアカウントを作り、そちらでインストールの続きをさせるわけですね。
でも、「ファイル名を指定して実行」で「c:\windows\setup\scripts\reboot\treboot.bat」だとか、メーカーサイトを見ないとわからないようでは困るんですけど…。

とりあえず、サイトに書いてある通りにユーザーを作ってバッチファイルを実行してみたら、クライアントマネージャVはAOSSでいともすんなり無線ルーターを発見し、問題なくつながるようになりました。

うーむむむむ…またかよ…。
セットアップを途中で止めてみたり、無線LANを使えなくしてみたり…。
はたまたWindowsUpdateでひっかかってみたり…。
全角ユーザー名、あなどりがたし!です。

…ってか、そろそろこの手のセットアップが完了した状態で出荷して欲しいもんです…。
もうね、Vistaのおかげで、毎日数時間はセットアップ待ちで無駄な時間を過ごす事になってますから、馬鹿にならんです…。
まぁ、その間は、お客様と雑談して、また呼んでもらえるぐらいに信頼関係を築いておいたりするわけですので、あながち無駄ではないんですけどね。

2008年05月26日(月) ソフトウェア不具合関連, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月23日 (金)

ConfigFreeとAOSSの微妙な関係。

こちらは東芝ダイナブック、WindowsXPのお客様。

「無線LANがつながらないんで何とかしてほしいんです」

まぁよくある話といえばよくある話。
しかし、そこにはとんでもない落とし穴が潜んでいました…。

お伺いしてから、まずは現象確認。

お使いの無線LAN親機は、バッファローのAOSS対応のもの。
クライアントマネージャ3を使ってAOSSで接続しようとすると…。

AOSSでセキュリティを設定します…

ここで止まってしまい、最終的には、

AOSSモードのAirStation(親機)に接続できませんでした

これで終わってしまいます。
うーむ。
要するに、AOSSで接続するクライアントマネージャ3と、ダイナブック内蔵のConfigFreeが当たっているんでしょう。よくある話です。
ConfigFreeとかは、うかつに外すと後が面倒なので、こういう場合は手動でWEPキーやWPS共有キーを入れてしまうんですが…。

「いや、でも、こちらのだとつながってますけど」

は?

奥からお客様が持ってきたのは、微妙に型番は違いますが、見かけはほぼ同じのダイナブック。
見ると、こちらでは、きっちりクライアントマネージャ3でAOSS接続しています。

「同じダイナブックだから大丈夫だと思ったんですけど、ダメなんですかね?」

…うーむむむむむ。

-----

ダイナブック、ダイナブックと書いてますが、実は、正確にはダイナブックではなくコスミオ(Qosmio)
東芝のノートパソコンは、通常のノートパソコンはDynabook、AV重視のノートパソコンはQosmio、とブランド分けしているようです。

ノートパソコンが2台もあるいきさつは、そもそもお使いの新品のコスミオが調子よく無線LANで使えていたので、ご家族用にと(型番は違いましたが)ほぼ同じ見かけのコスミオを中古で入手。
同じように無線LANで接続しようとしたらうまくいかない、というもの。
どちらも同じくConfigFreeを使っているし、どうして機種によってつながったりつながらなかったりなんだ?

セキュリティ対策ソフトを止めてみたり、クライアントマネージャ3をダウンロードしなおしたり、いろいろいじってみましたが、どうにもつながりません。
どちらも同じセキュリティ対策ソフトなので、このままでは説明がつかない。
うーん、どうしたもんか…。

ふと思い立って、ConfigFreeのバージョン情報をチェックしてみました。

ConfigFree(TM) Version 5.50.12

↑こちらがAOSS接続のできないコスミオのConfigFreeバージョン情報。Version 5.50.12です。

ConfigFree(TM) Version5.70.09

↑こちらがAOSS接続のできている新しいコスミオのConfigFreeバージョン情報。Version5.70.09です。

…うーむむむむ。
どうやら「バージョンが新しいものは、AOSS対策ができている」と考えるのが自然なようです。

んじゃ、バージョンアップすりゃいいんじゃ?
確か、機種別に不具合モジュールのバージョンアップができるはず。
…と思ってコスミオのサポート情報サイトへ行ってみたんですが…。

どうもConfigFreeは、不具合対策でのバージョンアップをさせてくれないようです…。

東芝サイト内をいろいろ探ってみたんですが、どうもConfigFree単体のダウンロードをさせてくれる雰囲気がありません。
たぶん、ConfigFree自体が、かなり機種に依存したソフトなのでしょう。

クライアントマネージャ3 対応確認済みパソコン(最終更新日:2007年01月19日) :株式会社バッファロー

コスミオはいろいろ機種が出ているんですが、クライアントマネージャ3の対応確認のできている機種には、このサイトには2機種しかありません。
表下部の注意書きにあるような、「PC搭載の標準接続ツールをお使いください」といった表記にすらなっていません。

まぁ、いずれにせよこの状態では、クライアントマネージャ3での接続は無理、といわざるを得ません。
ConfigFreeのバージョンが違う、という部分でしか説明がつきませんが、AOSSでつながらない明確な原因を調べるのが目的ではなく、無線LANでつながるようにする、ということが目的です。
その辺をお客様にご説明差し上げて、親機への接続を手動で行いました。

[QA番号: BUF3799]AOSS非対応の無線LANアダプタで、AOSS状態のエアステーションに接続する方法 :株式会社バッファロー
[QA番号: BUF7110] Windows XP標準のワイヤレスネットワーク接続を使用して無線接続する方法(無線LAN全般) :株式会社バッファロー

有線で接続し、設定画面を開き、暗号化キーを拾い出して、親機の名前(ESSID)を探し出して接続、求められた暗号化キーを入力してOKです。
上記サイトではXPの標準の機能を使っていますが、今回はConfigFreeでやっておきました。

以前から、ダイナブックやコスミオで、同じくConfigFreeを使っているのに、すんなりクライアントマネージャ3が使えたり使えなかったり、という現象があり、首をかしげていましたが、今回は偶然にもバージョン違いによる動作の差を見つけることができました。
何かクライアントマネージャ3がきちんと動くような方法もあったのかも知れませんが、今回は時間の関係もあり、こういう決着になりました。
そこまでしてクライアントマネージャ3が使えるように、とバッファローに義理立てする理由なんてありませんしね…。

2008年05月23日(金) 定番トラブル, ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年5月21日 (水)

起動に30分かかります。

こちらは、別のパソコンの設定でお伺いしたついでにご相談をいただいた、3年ほど前にご購入のWindowsXPのパソコンの件。

「起動に30分ほどかかるんです…起動したらそんなに問題なくスムーズに動くんですけど」

30分って、そんな大げさな…とか思って、すでに起動してあるのを再起動してみたら…。

10分経ってもまともな操作ができません。

デスクトップやそこに置かれたアイコンは現れているんですが、ダブルクリックしても何も起動しません。
スタートメニューもかなり遅れて反応し、項目をクリックしてもまったく起動しません。

あきらめてもともと呼ばれた別のパソコンでの作業を再開しましたが、15分、20分と時間が過ぎても同じ。
こりゃとても使える状態じゃない…。

「しつこく勧誘の電話があって、『速くなる』って言うから光に変えたのに、逆に遅くなったから、買った店に相談してみたらメモリ増設を勧められたんですよね~。でも持って帰ってきたら、速くなってないどころか、こんな状態で…まぁ起動してしまえば普通に使えるので、我慢してたんですけど、ちょっとねぇ」

出た…光幻想を吹聴しまくる、悪評高い光勧誘のセールス電話です。
よくこれで我慢してましたね…普通そこでクレーム入れませんかねぇ…。

これは、以前の記事であったようにメモリの設定がおかしいんでしょう。
ようやくまともに動き始めたところで、仮想メモリの設定をチェックしたら…やっぱり。

1GBに増設済みなのに、256MB用の設定のままでした…。

これですよこれ~とか言いながら、自信満々で設定変更して再起動してみたら…。

やっぱり10分経ってもまともに使えません。現象に大きな変化はありませんでした。

…ち、違うの???

-------

とにかく、起動にそれだけ時間がかかるというのは、どう考えても正常ではありませんよね。
起動してしまえば、後は普通につかえるので、おそらくリカバリすれば直ってしまうかもしれません。
でも、以前から当ブログで何度も書いているとおりで、

リカバリは「トラブル原因の切り分けの数ある手段の一つ」に過ぎません。

結果的に、実は別の要因だったりすると、リカバリでデータや設定・環境をぶっ飛ばしておいて「ああ、違ってましたね」では済まされません。
よしんば治ってしまったりしても、お客様に「じゃ、原因は何だったの?」と問われて、「さぁ?とにかく動いてるからいいじゃないですか」では、お客様からの信用を失うことはあっても、信頼を勝ち得ることはできないでしょう。
それに、お客様のご要望にもっとも近いのは、

「パソコンがパソコンとして使えるようにする(=メーカー出荷時の性能を再現する)」ことではなく、「トラブルが出る直前の状態にする」こと

ですので、

現場でのリカバリは、とんでもなく時間と手間をかけなければ、お客様のご要望を満たすことはできない

のです。

おまけに今回は、もののついでで受けたものですし、作業開始が夕食時だったこともあり、あまり時間をかけることもできません。
さてさて、どうしたもんか。

-------

とりあえず、ウイルスなどのマルウェアの可能性を考えて、起動項目の確認。
msconfig で起動項目を確認してみても、それほど怪しげな項目は見当たりません。
雰囲気的には、どうもマルウェアの線は薄そうです。
でも、レジストリではなく「Startup」(スタートメニューの「スタートアップ」フォルダに入っている項目)の中に、なにやら怪しげなものが。

IPv6アドレス取得ツール(NTT西日本)

IPv6アドレス取得ツール(NTT西日本) って…

XPでIPv6絡みって、ろくなことがない。
以前は無線子機の交換でひどい目にあったし…。
よくよく見てみたら、無線接続で、親機はコレガのCG-WLAPGMN。パソコンと同時に購入されたものらしいので、おそらくIPv6ブリッジ機能とか、気の効いた機能なんてないと思われます。
ということで、コイツをスタートアップから外してみたら…

治りました。起動はものの数分で完了です。

やっぱりコイツかよっっっ!!!

起動時間が劇的に速くなって、お客様は大喜びです。

しかしまぁ、いまだにWindowsXPでのメモリ増設では、仮想メモリ設定の見直しが必要ということを知らない販売店って、かなり多いようです。
起動前と起動後の動作確認って、何もしてないんでしょうかねぇ…やってれば、メモリ増設前より明らかに遅くなっているという異常事態に気付きそうなもんですが…。

ちなみに、最近のフレッツ光プレミアムのインストールCDを使ってみると、

セキュリティ対策ツールのインストール

セキュリティ対策ツールのインストール時に、一応「遅くなる可能性があります」と注意書きをするようになりましたが…わからんっちゅーねん。

2008年05月21日(水) 定番トラブル, ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(設定不良), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (11) | トラックバック (0)

2008年5月20日 (火)

Windows Updateを実行すると、更新プログラムが1つだけ失敗します。

こちらは、Vistaの比較的初期の機種、ソニーのVAIOデスクトップをお持ちのお客様。
たまたま別の作業のついでに質問されました。

「Windowsの更新をしていたら、必ず1つだけ更新に失敗するんです」

うーん、何でしょうねぇ…。

ということで、WindowsUpdateをかけてみました。

インストールされなかった更新プログラムがあります

インストールされなかった更新プログラムがあります
失敗:1個の更新プログラム
エラー:コード2B26

…うーむむむ。
で、「インストールされなかった更新プログラムを表示します」をクリックしてみたら、

Microsoft SQL Server 2005 Express Edition Service Pack 2 (KB921896)

が残っています。
うーむむむむむ…なんじゃこりゃ?

「これって、インストールしないといけないものなんですかね?サーバーがどうとか、個人のパソコンには関係ないと思うんですが、『重要』みたいですし」

…この辺は「やらなくていい」とは安直に言えませんよね…。かといって、なぜできないのか…。

-------

まぁとりあえず、いつもどおりエラーメッセージを元に検索をかけてみました。

エラーコード2B26 :答えてねっと

いきなり直球な内容にヒットしました。
要は、Windowsのトラブルって、どこででも発生しうる内容がかなり多い、ということですよね。
なんか、

アカウント名を半角英数字にして、再起動して更新したら、ぶじ更新できました。

と書いてあります。
おいおい、またこれかよ…。
Vistaのアカウント名が全角で…ってトラブル、意外と多いです。

で、アカウント名を変更して再起動、WindowsUpdateしてみましたが…ダメです。結果は同じ。
うーむむむむむむ…違うのか?

ここの「回答3」には、こうあります。

SONY VAIO Q&A ID: S0707181033125
Microsoft SQL Server 2005 Express Edition Service Pack 2 (KB921896) がインストールできない
URL   http://search.vaio.sony.co.jp/qasearch/solution/S0707181033125/
概要: [サービス] を停止して「Windows Update」を実行

参考にどうぞ。


…で、該当するページで見てみたら、どうやら

SQL に関するサービスがバックグラウンドで動作しているためにアップデートに失敗している可能性がある

んだそうです。
とりあえず、書いてある通りに、Windowsのサービスを一通り停止してやってみましたが…変わりません。
やっぱり失敗してしまいます。
うーむむむ。

行き詰ったか…でも、なんかあるはずだぞ。

「回答2」には、

WIndows Updateについて :答えてねっと

を参照とあります。こちらの「回答1」には、

コンピユータ名を漢字からA~Zの大文字半角にし、ユーザーアカウントも同様に管理者権限のものを新たに作成しWindows Update を行い無事成功しました。

とあります。

あ、なるほど。アカウント名だけでなく、コンピュータ名も大文字半角でないとダメなんですね…。

コンピュータ名が全角文字のみだったのを半角大文字のみに書き換えて再起動、ユーザーアカウントを半角英数のものを1つ管理者権限を持たせて作成し、そちらでログインして改めてWindowsUpdate。

えらく時間がかかります…ま、まだですかねー…。

更新プログラムは正常にインストールされました。

ようやく成功してくれました…はぁぁぁぁ~…。

追加したアカウントを削除して終わりです。
つ、疲れた…。

ユーザー名やコンピューター名が全角だと変なところで引っかかるなんていう不具合、いつになったら改善してもらえるんでしょうかねぇ~…。

2008年05月20日(火) 定番トラブル, ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)

2008年5月19日 (月)

USBメモリから感染!!

これはウチのメンテ用パソコンでの話。

この日もあちこち作業をして帰ってきて、以前USBメモリに入れていたデータを使おうと、メンテ用として常時持ち歩いているUSBメモリを、作業場のメンテ用パソコンにプッスリ。
しばらくすると、

ウイルスを検知しましたが処理しました。ご安心下さい。Trojan-Downloader.Win32.Delf.bga

ウイルスの処理について
ウイルスを検知しましたが処理しました。ご安心下さい。
ファイル:GameSetup.exe
フォルダ:G:
ウイルス名:Trojan-Downloader.Win32.Delf.bga
活動:ファイルは隔離されました

∑( ̄□ ̄;;;;;

…え、ええぇっ!!!!
「ご安心下さい」って…安心でけへんっちゅーねん!!
前日の晩はなんともなかったから、この日のお客さんのところで突っ込まれたな…。

もう一本持ち歩いているUSBメモリも突っ込んだ記憶があるので、今度はウイルスバスター2008の入っているメンテ用パソコンにプッスリ。

ウイルスが見つかったため、自動処理しました

ウイルスが見つかったため、自動処理しました
感染ファイルを隔離しました。ご安心ください。下のボタンをクリックすると、隔離されたファイルを確認できます。
ファイル名:H:\GameSetup.exe
名前:TROJ_DELF.FUE
実行した処理:感染ファイルを隔離フォルダに移動済み

( ̄△ ̄;

や、やっぱり…
これが噂の「USBメモリ感染タイプ」のウイルスか?
同業者のpts.さんのところででも、

次から次へと、 :パソコンのサポートやってます。

似たようなものにやられた話を読みましたが、自分のところにも降りかかってくるとは思いもしませんでした。

確か、これを使ったのは、とある設定でお伺いしたあのお客さんのところだけだったけど、きっちり期限切れノートンが放置されていたなぁ…どんだけ期限切れやねん…。

期限切れノートンはシステムの足を引っ張る以外に何の役にも立たない

ということが改めて実証された形なんですが…。
とにかくこのウイルスに関して調べてみることにしました。

-------

このウイルス、どんなものかといいますと…

USBメモリで広まるウイルスへの対策 | セキュリティ情報 : トレンドマイクロ

要するに、USBメモリ(リムーバブルディスク)やCD-ROMには、「autorun.inf」という自動実行ファイルを置くことにより、任意のファイルを自動的に起動することができるようになっています。

今回のは、GameSetup.exeという実行ファイル。
ウイルス名は「Trojan-Downloader.Win32.Delf.bga(ウイルスセキュリティ)」「TROJ_DELF.FUE(ウイルスバスター)」。

TROJ_DELF.FUE - 概 要 :トレンドマイクロ ウイルスデータベース

特 徴:
 これは一般的に「トロイの木馬」に分類される不正プログラムです。この不正プログラムは、他のプログラムに感染したり、他のコンピュータに頒布することはありません。

…( ̄△ ̄;
きっちり感染しましたけど…。

昨今はデータ移動にUSBメモリを使うことが当たり前のようになってしまい、気軽に使っています。
単純な話、リムーバブルディスクに、ウイルスの実行ファイルとそれを起動する「autorun.inf」を入れるように仕組んでおけば、人間にほとんど気付かれることなくあちこちにウイルスを運ばせることができます。USBメモリそのものにウイルスをはじく仕組みは、基本的にはないからです。そういう仕組みを作れなくはないのですが、つなぐパソコンの環境に依存するので、ファイヤーウォール並みにはなりません。

これが自分のUSBメモリに感染してたなんて…もうホント、血の気が引くのを感じました。

他のお客さんのところで使う前に気がついて、ホントによかった…。

現状では、USBメモリを使う直前・直後に、メンテ用パソコンでチェックしておく以外にありません。

あとは、USBメモリにあらかじめ「autorun.inf」ファイルを、容量0バイトのダミーででも作成しておき、「読み取り専用」属性をつけておけば、お守り程度にはなりそうです。

  1. USBメモリのドライブ表示で右クリック→新規作成
  2. ファイル名を「autorun.inf」に変更
  3. ファイルを右クリック→プロパティ
  4. 「属性」で「読み取り専用」にチェックをつける
  5. 「OK」で閉じる
単に上書きコピーしかしないウイルスならいいんですが、強制削除で置き換えるタイプでは屁のツッパリにもなりません。ないよりマシ、という感じでしょうか。

このタイプのウイルスは、去年の秋ごろからかなり出回り始めているようですので、USBメモリを常用している人は、そろそろ対策を考えておいた方がいいと思います。
自分が使っていたら人に感染させますし、人のUSBメモリを安直に入れると感染させられる羽目にもなりますし、拾ったUSBメモリなんて、危なっかしくて自分のパソコンになんて突っ込めません。

とにかく、最新のパターンファイルが入手できるウイルス対策ソフトをきちんとインストールしておくことです。

これが素人でもできる、簡単かつ確実な予防策といえます。

2008年05月19日(月) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (10) | トラックバック (2)

2008年5月17日 (土)

ワードパッドの勝手な改行。

こちらは○○さんのご紹介とおっしゃる方。

「ワードパッドを使っていると、句読点で勝手に改行してしまって困ってるんです」

症状は症状として…うーん、その「○○さん」という名前には、ぜんぜん心当りないんだけどなぁ…と思いながらもご訪問。
お伺いしてよくよく聞いてみると、どうやら知人の方が検索してウチを探し当ててくれたらしい。
つまり、ご紹介とはいえ、その人も面識がない、ということ。なんじゃそら。どうりで心当りないわけだ。
それはそれとして、まずは現象の確認。
お使いのパソコンは、今となっては珍しい、シャープのメビウスのデスクトップ機。OSはWindows98SE。

句読点で勝手に改行しているワードパッド

お客様は新聞記事を打ちこんでおられて、そちらではもっと顕著に現象が出ていたんですが、著作権の絡みもあるので、このスクリーンショットでは、ウチのブログのとある記事の文章を使ってみました。
冒頭の1行目から、いきなり句読点で改行が入っています。
後半の方も、きっちり句読点で改行されています。
全ての句読点で改行されているわけではないようですが…。
新聞記事を打ち込んだものだと、「ゅ」(拗音)や「っ」(促音)などでも改行してしまっていました。例えば「チベット」と打ち込んでいたら、「チベッ」で改行して「ト」、といった具合に2行に分離されます。

ちなみに原文はこんな具合。

メモ帳で開いた原文

この原文を打ち込んでいくと、行末まで打ちこむと、意図せず句読点や拗音・促音で勝手な改行が入ってしまう。

うーん…なんなんだこれは??

-----

勝手な改行が入るのは、おそらくワードパッドの何らかの仕様なんでしょう。
カーソルを動かしていくと、どうやら改行記号が挿入されるわけではなく、表示上のもののようだ。
最初、「ネット上の掲示板への投稿の下書き」とおっしゃっていましたので、「だったらメモ帳を使えばいい」と思ったんですが、「プリントアウトする時も改行してしまって見栄えが悪い」とのこと。
プレビューしてみると、確かにその通りに印刷されるようだ。
保存してある文書を開いても同じ。
うーむ、確かに不可解だ。

ということで、設定を確認してみたんですが、ワードパッドはWindows付属の簡易ワープロなので、実際のところ、シンプル過ぎて設定項目なんてほとんどありません。
「表示」→「オプション」で出てくる項目も、

ワードパッド 「表示」→「オプション」

この通り、「右端で折り返す」という項目はあっても、句読点で折り返す・折り返さないといった設定なんてありません。
フォントを替えても同じ。
「アプリケーションの追加と削除」からワードパッドを削除して再インストールしても同じ。
ざっくりレジストリを検索してみても、それらしき設定項目は見当たらない。
インターネットを検索しても、それらしき症状はヒットしない。
付属品無しの中古品として入手したものらしく、リカバリしようにも、説明書もリカバリCD-ROMもないのでできない。
MS-Wordででも代替してもらおうにも、入っていない。
一太郎が入っているところを見ると、どうやらWordモデルではなく一太郎モデルらしい。
いきなり手詰まりです…。

一体何をしていてそうなったのか?
お客様に聞いてみても、「とある文書をBackSpaceで全て消してから」とおっしゃるんですが…その程度でこんな現象になんてなるわけがない。

「ああ、そういえば『なにかしろ』って出てきてOKボタンを押したような…」

…( ̄△ ̄;
そんな安直にOKボタン押さんでほしかとです…。

そういうときに出てくるダイアログって、しばしば我々が読んでも意味不明なメッセージを出すことは確かにあるんですけど、ほとんどの場合は日本語なんですから、一応読んでみて、とりあえず意味を理解しようとして欲しいです…。

どうやらそこで何かしたんでしょうけど…これじゃわかりません…。

-----

これ以上粘っても仕方ない。
サポートの窓口が閉まる時間帯にかかりそうなので、とりあえずメーカーに聞いてみよう。
Windows98SEということもあり、いずれにせよマイクロソフトは相手にしてくれませんから、この場合はシャープへ。
でも、生産停止からそうとう過ぎてますから、取り合ってくれるでしょうか?

説明書がないので、ネットで調べてフリーダイヤルに電話。

予想に反して、古い機種だと伝えても、普通に対応してくれました。
すぐに思い当たる対応はほぼやり尽くした後でしたので、サポートの人もすぐに行き詰まってしまった。
IMEのプロパティをいくつかチェックするように言われましたが、変換確定後の現象ですので、もちろん関係ない。
調べて折り返し電話します、とまで言ってくれたのには恐れ入りました。
シャープのサポートに電話したのは初めてでしたが、ちょっと見直しました。

で、折り返しかかってきたんですが、やっぱりIMEがらみの設定。
もちろん変化無しでしたので、「でしたら当方ではもうこれ以上は…」と、事実上のさじ投げ宣言。

…いや、そういわれても困るんだけど。どうすればいい?

と投げかけると、なにやらかなり歯切れのわるいことしか言わない。

…リカバリしかないってことですかね?

「そういうことになりますね…」

まぁ、サポート切れのパソコンに対応してもらって、フリーダイヤルで折り返し応答までしてもらって、これ以上は文句言えませんよね。
でも、今から考えると、どこかのメーカーと違い、

「とりあえずリカバリしてください」と安直に口走らなかったのは、賞賛に値します。

古いパソコンなので、あるいは「リカバリディスクがない」という事態を想定してのことでしょうか…。

-----

さて、メーカーにも見放された今、何をどうすればいいのでしょうか?

とにかく、何か設定ファイルが壊れているんだろうと思い、症状が出た日付のファイルを検索してみよう。
何日に症状が出たのか聞いてみましたが。

「うんーと、いつだっけかなー」

…( ̄△ ̄;

まぁ、今日から順番にさかのぼって、その日付で変更されたファイルを検索してみよう。
で、日付を指定してみようとしたら…

日付を指定して検索

…うーむむむ、「2008年 Mei」って…こ、このカレンダーは…?

とりあえず問題なく使えていたであろう日付までさかのぼって検索してみましたが、それらしきファイルはなし。
でも、あのカレンダーが気になるなぁ…日付の表記もおかしいし。
そういえば、インターネットオプションに言語の設定があったような。

インターネットオプション

「言語」ボタンを押して開いてみたら…。

言語の優先順位

∑( ̄□ ̄;
な、なにっ!!

い、「インドネシア語」って、なんじゃっ!!

も、もしや…。
と思い、コントロールパネルの「地域」を開けてみた。

地域のプロパティ

…( ̄△ ̄;
やっぱり。

地域の設定が「インドネシア」でした…。

日付の表記も、インドネシア風でしたのでおかしかったということです。
地域を日本に設定しなおして再起動。

勝手に改行しなくなったワードパッド

…治りました。

こんなことで、ワードパッドの行末処理が左右されるなんて…。
っていうか、それ以前に、

どう間違ったら地域設定を「インドネシア」にできるんだ?

よーわかりません…。

しかし、まだWindows98のサポート依頼はあるんでしょうか…あるんでしょうねぇ…。

-----

「ああ、あとひとつ教えて欲しいんだけど」

…いいですよ、なんですか?

ワードパッドの編集メニュー

「こんな風に、編集メニューが消えてしもうとるんやけど、なんで?ワシが消してしもうたん?」

…( ̄△ ̄;

い、いや…これは…単純に「使えないから消えてるだけ」です。
異常でもなんでもなく、最初からこうで、たまたまトラブルが起こってから気が付かれただけです…。
他のソフト、例えばメモ帳でも何でも、使えないメニュー項目は消えてます。
たまたまワードパッドが、こうして全て消えてしまっているだけです…。

偶然とはいえ、確かにこりゃ一瞬「おかしい」って思えなくもないですよね…。

2008年05月17日(土) ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(設定不良), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年5月12日 (月)

WindowsXP SP3 導入の余波。 - WLANmon.exe と WZCSLDR2.exe のエントリポイントが見つかりません -

さて、無事にWindowsXP SP3の導入が完了したVAIOノート君と富士通ノートびぶろー君。
実は先に導入が完了したVAIOノート君もなんですが…。

起動時に変なエラーが出るようになりました。

WLANmon.exe - エントリ ポイントが見つかりません

WLANmon.exe - エントリ ポイントが見つかりません
プロシージャ エントリ ポイント apsSearchInterface がダイナミック リンク ライブラリ wlanapi.dll から見つかりませんでした。

WZCSLDR2.exe - エントリポイントが見つかりません

WZCSLDR2.exe - エントリポイントが見つかりません
プロシージャ エントリ ポイント apsInitialize がダイナミック リンク ライブラリ wlanapi.dllから見つかりませんでした。

…えーと…は、はいぃ???

あいかわらず、わけのわからんエラーメッセージを出してくれるなぁ…。

-----

こういうときは、ファイル名やエラーメッセージで検索するに限ります。

…って、また例によって、質問サイトなどの尻切れトンボな中途半端な解決方法ばかり出てきます…。

いろいろ調べてみたところ、どうやら、これらのファイル

  • WLANmon.exe
  • WZCSLDR2.exe
は、コレガの無線LANカードWL54GLの関連ファイルらしいことがわかりました。
実際にファイル検索してみたら、それらしき場所にあります。

ファイル検索結果表示:「冴子先生」がいらっしゃるのに気付いている人がどれぐらいおられるやら…

「WlanMon.exe,WZCSLDR2.exe」で検索すれば、両方のファイルを一度に検索できます。
WZCSLDR2.exe は C:\Program Files\ANI\ANIWZCS2 Service に。
WlanMon.exe は C:\Program Files\corega WL54GL Series に。

…でも、これは動作の検証のために、お客様宅に持ち込んだ際に入れたもんですので、常用しているわけではありません。
実際に使っているのは、内臓の…ちゃうちゃう(笑)、内の100Base-TのLANか、NECのAterm WL54AG。
それでもこんなエラーが出るのは…うーむ。
とりあえず、Aterm WL54AGの最新版を持ってきてインストールしましたが変わらず。まぁ2006年のものですし、あまり根本的な解決になっているとも思えませんけど。

さらに調べてみたら、こんな情報が。

Windows XP Service Pack 3 のインストール後、再起動するたびにエラー メッセージ "プロシージャ エントリ ポイント apsSearchInterface がダイナミック リンク ライブラリ wlanapi.dll から見つかりませんでした" が表示される :Microsoft サポートオンライン

∑( ̄□ ̄;
おおっ!まさしくそのものだっ!!
なになに…。

原因
Windows XP SP3 では Wlanapi.dll という名前の新しい .dll ファイルが導入されています。このファイルは %WINDIR%\system32 フォルダにインストールされます。また、一部のサードパーティ製ワイヤレス ネットワーク アダプタのデバイス ドライバのインストール時にも、%WINDIR%\system32 フォルダに Wlanapi.dll ファイルがインストールされます。このファイルが Windows XP SP3 のインストール前にこのフォルダにインストールされている場合、ネットワーク アダプタに関連付けられている Wlanapi.dll ファイルが Windows XP SP3 のインストール ファイルに置き換えられます。

解決方法
この問題を解決するには、ワイヤレス ネットワーク アダプタの製造元の Web サイトにアクセスし、Windows XP SP3 ベースのシステムで使用できる最新のデバイス ドライバを確認します。次に、該当するワイヤレス ネットワーク アダプタの最新のデバイス ドライバをダウンロードしてインストールします。

…( ̄△ ̄;
つまり、

他の会社が勝手に同じ名前のファイルを使ってたみたいだけど、このたびウチが使うようにしたんで、勝手に使ってた他の会社に対応してもらってね

っつーこんですか?

まぁとりあえず、あらかじめカードは抜いておいて(ってもう使ってませんが)、

WL54GLのアンインストール

スタートメニューからアンインストールすればOKです。
くれぐれも「プログラムの追加と削除」から削除してはいけません。
もちろん、ファイルをムリヤリ手動で削除なんてしてはいけません。
コレガはこれをキレイに掃除するツールを提供してくれていませんので、リカバリしなければならなくなる可能性があります。
詳しくは、coregaのサイトにあるマニュアル(PDF)の7ページから8ページを参照。

ドライバを削除したところ、エラーは出なくなりました。めでたしめでたし。

…って、コレガのWL54GLを使ってたらどーなるんでしょう?
残念ながら、今手元に実物がないために、確認が取れません。
この記事を書いている時点では、

Windows XP 対応情報 : 株式会社コレガ

こちらにはXPのSP3情報はまったく書かれていません…。
また何かわかりましたら、時間があれば追記します。

2008/05/26追記

ようやくSP3対応情報を出してきたようです。

Windows XP SP3 対応情報 : 株式会社コレガ

こちらの情報によると、現時点では、CG-WLCB54GLは、Ver 1.2 pl0(最終更新日 2008/05/23)で公開中のようです。
こちらで試すことはできませんが、一応「続報」ということで。

-----

さらに追記。

これでもエラーが残る場合の対処を書きました。

2010年8月15日 (日) WZCSLDR2.exe - エントリポイントが見つかりません プロシージャ エントリ ポイント apsInitialize がダイナミック リンク ライブラリ wlanapi.dllから見つかりませんでした。の解決。

2008年05月12日(月) ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (20) | トラックバック (2)

2008年5月11日 (日)

Windows XP SP3 正規版 と STOP: c0000139 Unknown Hard Error と GDI32.dll の微妙な関係。

公開とともに大反響の記事、

パソコントラブル出張修理・サポート日記: Windows XP SP3 RC と STOP: c0000139 Unknown Hard Error。

の続きです。

やっとの思いで「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷(苦笑)のダメージから復旧、SP3 RCのアンインストールに成功したVAIOノート君、5月6日にようやく公表された正規版をインストールしてあげました。
WindowsUpdateからの手動でもよかったのですが、今後の作業のことも考えて、

ダウンロードの詳細 : Windows XP Service Pack 3 - ISO-9660 CD イメージ ファイル :Microsoft ダウンロードセンター

こちらを使って、CD-Rを作成してSP3を適用しました。

RC版では10分少々で終わったのに、こちらはなぜか1時間ほどかかりましたが、とりあえず何のトラブルもなく完了。
いやー、よかったよかった。めでたしめでたし。

…と思ってたら。

なにやら前記事のアクセス解析で見たリンクをくれているブログなどや、前記事にコメントをくれた人の情報によると、どうもSP3正規版ででも同じく「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷を喰らった人がいるそうだ。
ただ、このエラーは、

Windows XPのSP3のbsod無限ループを再起動c0000139を停止gdi32.dllエラーが発生 :ヒントとトリック(機械翻訳)

XP SP3地雷続報 :げろちゃん!

[PC]Windows XP SP3導入後、起動しない場合の対処 :zxaの日記

これらの記事にもあるとおり、どうも

ダウンロードの詳細 : Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB948590) :Microsoft ダウンロードセンター

この GDI32.dll が適用されている状態でSP3をインストールすると、「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂するらしい。

たまたま手元に3月以前から休眠させていたパソコンがあったので、どうせSP3にするんですから、ついでに本当にそうなのかどうかを検証してみました。

-----

まずは先のMicrosoftダウンロードセンターからKB948590をダウンロード。

KB948590のインストール完了

再起動後、SP3適用前のGDI32.dllのバージョンをチェック。

SP3適用前のGDI32.dll

バージョンは5.1.2600.3316。
きちんと適用されたようです。

で、今度は先ほどご紹介したSP3のCD-ROMイメージからCD-Rを作成して、いよいよSP3正規版の適用です。

ISOイメージは、対応しているライティングソフトがあれば一発ですが、なければ

かんべ(Windows95/98/Me / ユーティリティ) :Vector

などのソフトを使ってCD-Rへ焼き込めばOKです。
今回は、私はすでにVAIOノート君で使ったものがあるのでそれを使いました。

で、SP3適用前に、STOPエラーのブルースクリーンから勝手に再起動がかからないようにしておかないと面倒ですので、その辺の変更をしておきます。

  • まずはマイコンピュータのアイコンを右クリックしてプロパティをクリック
  • 「システムのプロパティが開いたら「詳細設定」タブから「起動と回復」の「設定」ボタンをクリック。

    Kb948590_04

  • 「自動的に再起動する」のチェックをはずす。

    Kb948590_05

  • 再起動しなければ設定結果は有効にならないので再起動。
単純な話、勝手に再起動がかかるようになってからF8連打でメニューを出して…で同じこともできますが、こちらの方がいいでしょう。
ほかのエラーででも、勝手な再起動で、エラーの表示がまったくわからず再起動ループに陥っても、何の得にもならないので、ここのチェックははずしておいた方が何かと得です。私はお客さんのところでも、気づいたパソコンは一応お聞きしてから外してますが、これの意味を知っている人はほとんどいませんけどね。
(というよりは、このチェックがついていて、一般的なユーザーが何の得になるのかを知りたいもんです)

WindowsXPが起動したところで、SP3正規版のCD-Rをセットしたら、

Sp3install01

続行をクリック。

Sp3install02

ん?「Service Pack 3 のインストール前に知っておく必要のある事項の表示」ってか。
とりあえずクリック。

Sp3install03

…( ̄△ ̄;

ServicePack3ちゃうやん、2やん…。

地雷情報は当然のことのように書かれていません。
まぁ、それはそれとして、「今すぐインストール」。

オプションの選択

いつもなら「次へ」「次へ」とすっ飛ばすところですが、ここで指が止まりました。

ああ、なるほど。
ここでアンインストール情報(システムファイルのバックアップ)の場所を指定できていたわけですね。
ほっとけば、ここは「C:\WINDOWS\$NTSERVICEPACKUNINSTALL$」となります。
「次へ」と進んでいくと、アップデートが開始されます。

このノートパソコン(びぶろー君)のスペックは、CPUはCeleronMの1.3GHz、メモリは1GB、HDDは80GB。
前回のVAIOノート君は、CPUはCeleronの900MHz、メモリは512MB、HDDは20GB。
VAIOノート君は1時間ほどかかったわけですが、びぶろー君は、なんとたったの15分ほど。
適用時間は、スペックにかなり左右されているような感じですね。

Windows XP Service Pack 3 のインストール ウィザードの完了

ということで完了したので再起動。

さて、どうなることやら…。

…いともあっさり起動してしまいました。

うーむ…これはこれでいいんですけど、再現実験になっとらんぞ…。

結論:
疑惑のGDI32.dll(KB948590)は、SP3正規版では関係ない

ということです。
おそらく、SP3正規版適用で「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂した人は、また別の理由で炸裂したと思われます。
ちなみに、SP3正規版適用後のGDI32.dllのバージョンは5.1.2600.5512。適用前より明らかに新しくなっています。

これはあくまで推測ですが、正規版SP3で「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂したのは、たとえば、IE7にしていたとか、IE8ベータ版を使っていたとか、落としてきたのが正規版だと思っていたら実はRC版だったとか、そんな感じではないかと思われます。手元にあるパソコンでは、まだ正規版で「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂してませんので…。

RC版にはISOイメージ版は存在しないので、確実なところでは、ISOイメージ版を使うのがいいと思われます。
(とはいえ、注意事項がSP2のままですから、また更新される可能性もなきにしもあらず…)

-----

RC版の場合、

「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂しても、どうやらGDI32.dllの入れ替えで復旧するのではないか?

と思われますが、RC版限定の現象であれば、再現実験をする意味もなさそうなので、とりあえず先に紹介した記事に書いてあることを参考に、大雑把なやり方を提示しておきます。

要は、今あるGDI32.dllのファイル名を変えてバックアップ、元のGDI32.dllをコピー、再起動、という手順です。

ただし、当方で復旧を確認した手順ではないので無保証です。これで復旧したらラッキー!程度にお考えください。成功事例の報告は受け付けますが、個別のトラブルの質問には一切お答えできません。あしからず。

  • 起動ディスクで回復コンソールを起動。詳細は前回の記事を参照。後は以下のコマンドを順番に打ち込む。
  • cd system32
  • ren gdi32.dll gdi32.dll.bak
  • copy C:\WINDOWS\ServicePackFiles\i386\gdi32.dll
  • exit
これで無事起動したら、あとはRC版を「プログラムの追加と削除」からアンインストールし再起動、正規版を改めてインストール、ということになります。

以上、ご参考になれば。
しつこいようですが、無保証です。
個別のトラブルの質問には、メールやコメントでの回答は一切できません。

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2008年5月 1日 (木)

Word2007の文書をWord2003で開いてみる。

Vistaも世の中に出てからすでに1年以上。
同時にリリースされたOffice2007も、じんわりじんわり浸透しているようです。
Vistaが出始めの頃は、

「人からもらったWordやExcelのファイルが開けないんですが」

こんな問い合わせもしばしばいただいてました。
要するに、

Word2007/Excel2007で、2007形式で保存されたファイルは、以前のバージョンでは開けない

ということです。

まぁ、Officeの新しいバージョンが出たら毎回繰り返される話です。Office2003が出た時も、OfficeXPが出た時も、同じ話がありました。

しかし、最近はそれほどそういう話を聞かないな…と思っていたら、どうやら自己解決できる事が多いようです。

実を言うと、この解決方法の情報自体は、たいして目新しいものではありません。

「.docx」「.xlsx」などのOffice 2007で作成されたファイルを旧Officeで開く方法 :GIGAZINE

2007年9月には、こんな具合に紹介されていました。

でも、改めてOffice2003の環境で開いてみて、「おやっ?」と思いました。

-----

たとえば、単純にWord2007で新規作成して保存したファイルをWord2003で開こうとすると…

このファイルは新しいバージョンの Microsoft Word で作成されたものです。このファイルを作業可能にするために、互換パックをダウンロードしますか?

このファイルは新しいバージョンの Microsoft Word で作成されたものです。このファイルを作業可能にするために、互換パックをダウンロードしますか?
…だそうです。
インターネットに接続できているパソコンであれば、「OK」ボタンを押せば自動的に

Word/Excel/PowerPoint 2007 ファイル形式用 Microsoft Office 互換機能パック :Microsoft ダウンロードセンター

このサイトが開き、このまま「互換パック」のダウンロードができたりするわけです。
Office2007形式は、いわゆるOpen XML形式で、拡張子はdocxという4文字の拡張子。
本来ならば、古いバージョンでは開かないところですが、機能拡張で開けるわけです。

で、ダウンロードして、もう一度開いてみたら…

このファイルは新しいバージョンの Microsoft Word で作成されていたため、作業可能な形式に変換されました。ただし、以下の影響を受けています

このファイルは新しいバージョンの Microsoft Word で作成されていたため、作業可能な形式に変換されました。ただし、以下の影響を受けています:
  • このバージョンの Word に存在しない機能は削除されました。
  • レイアウトおよび一部の機能に対する編集機能が変更されました。
…だそうですが、「OK」ボタンを押せば、とりあえず開けます。

これで開けるとはいえ、インターネット環境がなかったり、ダウンロードしてインストール、という作業に慣れていない人だったりでは、ちょっと抵抗がありますよね。
しかし、今までは、Word Viewer2003とかExcel Viewer2003とかPowerPoint Viewer 2003とかいった別プログラムのダウンロードが必要だったことに比べると、格段の進歩であるといえそうですね。
もし「開けない」と問い合わせがあっても、このメッセージにしたがってダウンロードしてもらえばいいだけですから。

まぁ、もちろん、新しい機能を使ったレイアウトなどで保存されたものは、開けても元通りの再現はできないこともあるわけです。
「開ければラッキー」「文字だけでも取り出せれば」という感じで割り切ってもらわなければならないのは、従来と一緒でしょうけど。

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