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2008年5月11日 (日)

Windows XP SP3 正規版 と STOP: c0000139 Unknown Hard Error と GDI32.dll の微妙な関係。

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公開とともに大反響の記事、

パソコントラブル出張修理・サポート日記: Windows XP SP3 RC と STOP: c0000139 Unknown Hard Error。

の続きです。

やっとの思いで「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷(苦笑)のダメージから復旧、SP3 RCのアンインストールに成功したVAIOノート君、5月6日にようやく公表された正規版をインストールしてあげました。
WindowsUpdateからの手動でもよかったのですが、今後の作業のことも考えて、

ダウンロードの詳細 : Windows XP Service Pack 3 - ISO-9660 CD イメージ ファイル :Microsoft ダウンロードセンター

こちらを使って、CD-Rを作成してSP3を適用しました。

RC版では10分少々で終わったのに、こちらはなぜか1時間ほどかかりましたが、とりあえず何のトラブルもなく完了。
いやー、よかったよかった。めでたしめでたし。

…と思ってたら。

なにやら前記事のアクセス解析で見たリンクをくれているブログなどや、前記事にコメントをくれた人の情報によると、どうもSP3正規版ででも同じく「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷を喰らった人がいるそうだ。
ただ、このエラーは、

Windows XPのSP3のbsod無限ループを再起動c0000139を停止gdi32.dllエラーが発生 :ヒントとトリック(機械翻訳)

XP SP3地雷続報 :げろちゃん!

[PC]Windows XP SP3導入後、起動しない場合の対処 :zxaの日記

これらの記事にもあるとおり、どうも

ダウンロードの詳細 : Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB948590) :Microsoft ダウンロードセンター

この GDI32.dll が適用されている状態でSP3をインストールすると、「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂するらしい。

たまたま手元に3月以前から休眠させていたパソコンがあったので、どうせSP3にするんですから、ついでに本当にそうなのかどうかを検証してみました。

-----

まずは先のMicrosoftダウンロードセンターからKB948590をダウンロード。

KB948590のインストール完了

再起動後、SP3適用前のGDI32.dllのバージョンをチェック。

SP3適用前のGDI32.dll

バージョンは5.1.2600.3316。
きちんと適用されたようです。

で、今度は先ほどご紹介したSP3のCD-ROMイメージからCD-Rを作成して、いよいよSP3正規版の適用です。

ISOイメージは、対応しているライティングソフトがあれば一発ですが、なければ

かんべ(Windows95/98/Me / ユーティリティ) :Vector

などのソフトを使ってCD-Rへ焼き込めばOKです。
今回は、私はすでにVAIOノート君で使ったものがあるのでそれを使いました。

で、SP3適用前に、STOPエラーのブルースクリーンから勝手に再起動がかからないようにしておかないと面倒ですので、その辺の変更をしておきます。

  • まずはマイコンピュータのアイコンを右クリックしてプロパティをクリック
  • 「システムのプロパティが開いたら「詳細設定」タブから「起動と回復」の「設定」ボタンをクリック。

    Kb948590_04

  • 「自動的に再起動する」のチェックをはずす。

    Kb948590_05

  • 再起動しなければ設定結果は有効にならないので再起動。
単純な話、勝手に再起動がかかるようになってからF8連打でメニューを出して…で同じこともできますが、こちらの方がいいでしょう。
ほかのエラーででも、勝手な再起動で、エラーの表示がまったくわからず再起動ループに陥っても、何の得にもならないので、ここのチェックははずしておいた方が何かと得です。私はお客さんのところでも、気づいたパソコンは一応お聞きしてから外してますが、これの意味を知っている人はほとんどいませんけどね。
(というよりは、このチェックがついていて、一般的なユーザーが何の得になるのかを知りたいもんです)

WindowsXPが起動したところで、SP3正規版のCD-Rをセットしたら、

Sp3install01

続行をクリック。

Sp3install02

ん?「Service Pack 3 のインストール前に知っておく必要のある事項の表示」ってか。
とりあえずクリック。

Sp3install03

…( ̄△ ̄;

ServicePack3ちゃうやん、2やん…。

地雷情報は当然のことのように書かれていません。
まぁ、それはそれとして、「今すぐインストール」。

オプションの選択

いつもなら「次へ」「次へ」とすっ飛ばすところですが、ここで指が止まりました。

ああ、なるほど。
ここでアンインストール情報(システムファイルのバックアップ)の場所を指定できていたわけですね。
ほっとけば、ここは「C:\WINDOWS\$NTSERVICEPACKUNINSTALL$」となります。
「次へ」と進んでいくと、アップデートが開始されます。

このノートパソコン(びぶろー君)のスペックは、CPUはCeleronMの1.3GHz、メモリは1GB、HDDは80GB。
前回のVAIOノート君は、CPUはCeleronの900MHz、メモリは512MB、HDDは20GB。
VAIOノート君は1時間ほどかかったわけですが、びぶろー君は、なんとたったの15分ほど。
適用時間は、スペックにかなり左右されているような感じですね。

Windows XP Service Pack 3 のインストール ウィザードの完了

ということで完了したので再起動。

さて、どうなることやら…。

…いともあっさり起動してしまいました。

うーむ…これはこれでいいんですけど、再現実験になっとらんぞ…。

結論:
疑惑のGDI32.dll(KB948590)は、SP3正規版では関係ない

ということです。
おそらく、SP3正規版適用で「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂した人は、また別の理由で炸裂したと思われます。
ちなみに、SP3正規版適用後のGDI32.dllのバージョンは5.1.2600.5512。適用前より明らかに新しくなっています。

これはあくまで推測ですが、正規版SP3で「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂したのは、たとえば、IE7にしていたとか、IE8ベータ版を使っていたとか、落としてきたのが正規版だと思っていたら実はRC版だったとか、そんな感じではないかと思われます。手元にあるパソコンでは、まだ正規版で「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂してませんので…。

RC版にはISOイメージ版は存在しないので、確実なところでは、ISOイメージ版を使うのがいいと思われます。
(とはいえ、注意事項がSP2のままですから、また更新される可能性もなきにしもあらず…)

-----

RC版の場合、

「STOP: c0000139 Unknown Hard Error」地雷が炸裂しても、どうやらGDI32.dllの入れ替えで復旧するのではないか?

と思われますが、RC版限定の現象であれば、再現実験をする意味もなさそうなので、とりあえず先に紹介した記事に書いてあることを参考に、大雑把なやり方を提示しておきます。

要は、今あるGDI32.dllのファイル名を変えてバックアップ、元のGDI32.dllをコピー、再起動、という手順です。

ただし、当方で復旧を確認した手順ではないので無保証です。これで復旧したらラッキー!程度にお考えください。成功事例の報告は受け付けますが、個別のトラブルの質問には一切お答えできません。あしからず。

  • 起動ディスクで回復コンソールを起動。詳細は前回の記事を参照。後は以下のコマンドを順番に打ち込む。
  • cd system32
  • ren gdi32.dll gdi32.dll.bak
  • copy C:\WINDOWS\ServicePackFiles\i386\gdi32.dll
  • exit
これで無事起動したら、あとはRC版を「プログラムの追加と削除」からアンインストールし再起動、正規版を改めてインストール、ということになります。

以上、ご参考になれば。
しつこいようですが、無保証です。
個別のトラブルの質問には、メールやコメントでの回答は一切できません。

ちなみに、人気blogランキング参加中です。 よろしくお願いします。

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Microsoft(マイクロソフト)が公開したWindowsXP Service Pack 3(SP3)を適応したマシンで再起動(リブート)する問題が報告されております。同社は、非Intel機の一部で発生していると発表し、近くパッチを公開す... 続きを読む

受信: 2008/05/13 15:56:08

コメント

私がインストールして問題が出た正規版と思われるファイルはisoイメージではなくexe形式の1ファイルだったのですが、今探したらページが見つかりませんね。
手元にDLしたファイルは取ってあるので、確認すると5.1.2600.3264でした。

こいつのせいで会社が潰れそうになったという事ですな。

投稿: しゅがあ | 2008/05/11 14:22:42

連続コメントすみません。

良く探したらまだありました。
kb936929です。

投稿: しゅがあ | 2008/05/11 14:42:16

SP3適用でコレガの無線ユーティリティが立ち上がらなくなりますね(^^;
wlanapi.dllの関係みたいですが・・・
コレ使ってるソフトは全滅っぽいです(笑)

まぁWindowsの無線クライアントでつながるからいいんですが、たしかXPの無線クライアントってルータ側でESS-IDステルス設定するとつながらなくなった気がしたんですがどうでしたっけ?

自分のパソコンではSP3適用後の不具合はお目にかかってないですがまだまだありそうですね。

投稿: ぶいち | 2008/05/11 15:51:06

しゆがあさん
3264はRCでもかなり古いバージョンですよ。RC最終が5508、正規版は5512です。正規版と書かれた物の中に古いバージョンが入っていたんですかねぇ?マイクロソフトのやる事だからありえるかも。

投稿: まっく | 2008/05/12 5:10:58

しゅがあ さん
先の記事にも書きましたが、基本的にはRC版と間違えないようにISOイメージで作り込まれたものを使う方が確実です。
作業するにも、いちいちexeファイルをダブルクリックしなくてもいいわけですし。

ぶいち さん
あ~…。時間がなくて現時点でまだ公開してませんが、その辺の話はすでに記事として作成途中なんです…。
でも、wlanapi.dllの情報って、かなり不足してますよね。IE7でもペケらしいですが。
ちなみに、ステルスでつながらないのはVistaだったと思います。正確には「ステルスでもつなぐ」というチェックを入れる必要があるだけですが。

まっく さん
記事にも書きましたけど、SP3のISOイメージでもSP2の注意事項という乱丁(?)がありますので、まだ何かあるのかもしれませんが…。
SP3は、なんかドタバタですね。

投稿: ささもと | 2008/05/12 9:48:11

前の記事をみて、RCのSP3を入れてから、しばらく起動不可になっていました。(VISTAとデュアルブート環境)

CDブートやFDブートを試みるも、回復コンソロールでパスワードを蹴られて万事休す状態。

もうリカバリーしかないかなあ!と思っていたところでしたが、

先ほど、リンク先の記事を参考に、
VISTA起動後、XPフォルダーの「GDI32.dll」を元にもどしたところ問題なくXPが起動しました。

その後の正規版へアップデートも問題はありませんでした。ほっとしています。

投稿: TK | 2008/05/12 16:08:17

ネットワークインストール用の実行ファイルを使う際はプロパティなどを見ても
全く同じに見えるので、ファイルサイズなどで確認するしか無さそうですね。
(正式版は325MB) せめて公開しているファイル名だけでも変えてくれていれば...

起動時にF8を押すことで出るメニューに「システム障害時の自動的な
再起動を無効にする」という項目がありますが、触れたことがなかったので
今回、自動再起動チェックを外すのと同様の処理ができることを初めて知りました。

サーバOSなどは、遠隔地の場合など自動的に再起動が有用な場合もありますが
(それでも何がおかしくてエラーになっているか判らないので危険ですが)
目の前で利用するクライアントOSには、不要な機能ですね。

こういう項目ができると言うことは、Vistaでは未だですが次のOS辺りでは
チェックが外れているのがデフォルトになることを期待したいところです。

投稿: Hoimen | 2008/05/12 20:17:52

はじめまして。基本的なことかもしれませんがお尋ねします。

SP3をISOでCD-Rを作成することは、EXEファイルで作成するのに比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。

自分もお客様のPCをアップデートすることが多々あるのですが、ISOですとイメージファイルをマウントするデーモンツールが必要かと思いますので、お客様のPCにそのようなツールがないとマウントできないかと思いました。EXEファイルですと、普通にダブルクリックでアップデートが開始されるので便利かと思っていたのですが。

ご教授頂ければ幸いです。

投稿: SUG | 2008/05/15 17:48:56

SUG さん
どうやらSUG さんの「ISO-9660 CD イメージ ファイル」という言葉の捉え方は
「デーモンツールでマウントするため(だけ)のデータファイル」
というもののようですね…。
その認識だとすると、間違いですね。
お手数ですが、記事をよくお読みください。

というよりは、「ISOイメージをCD-Rで他のPCへ持っていってデーモンツールでマウント」なんて無意味な行動をする人がいるんでしょうか…。

なぜEXEファイルではなくISOイメージファイルを推奨するかは、ここのコメントの5番目を参照してください。

投稿: ささもと | 2008/05/15 22:38:15

ご指摘ありがとうございました。

確かに、「ISOイメージをCD-Rで他のPCへ持っていってデーモンツールでマウント」なんてするサポートの人なんていないですよね(^^;;

「かんべ」を使ってISOを焼いてみたら、たいへん便利なCD-Rになりました。これでSP3にアップデートする時間が少し短縮されそうです。

投稿: SUG | 2008/05/21 18:35:09

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