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2008年11月10日 (月)

「こまったちゃん」な無線ルーター。

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パソコンの初期設定や、「つながらない」のトラブルでお客様のところにお伺いすることがあるわけですが、そういう現場でしばしば目にするのが、

設定画面を開くことができない無線ルーター

なのです。

私のように、人のパソコンのお世話を多数する立場の人は、一度は直面する光景かと思われますが…。

-----

無線ルーターの設定画面が開かないというのには、いろんな要因がありますが、大きく分けて2つ。

  • パスワード設定を変えてあって、お客様もそれを知らないor忘れた
  • 設定画面のIPアドレスを(以下同文)
正直なところ、知っている範囲であれこれ試してダメだとルーター初期化の憂き目にあいます。
これが「今ここにある機器だけで使っている」のであれば、初期化しても一通り接続確認をすれば済みますが、ルーター初期化に伴う最も大きな問題は、「使っているけど今ここにその機器がない」とか、「忘れられていたゲーム機がつながらなくなりあとで大騒ぎ」という事態が予想されること。
その辺を確認していても、お客様がうっかり忘れていて、あとから

「アンタが触ってからつながらんようになった」

と言われると、対処しないわけにはいかなくなりますので、何度か泣きを見たことがあります。

で。

よくある事例をいくつか挙げてみます。

● ルーターの設定画面を開くIDやパスワードがわからない

お客様が知らないのは仕方のない話で、そういう場合は説明書を見せてもらうことになるわけです。
しかし、説明書がなかったり、説明書に書いてあるパスワードが変更されてたりすると、さあ大変。
とりあえず知っている範囲のものを、いろいろ試してみることになります。
IDの一例は「admin」「root」「user」「ybbuser」、パスワードの一例は「admin」「user」などIDと同じだったりブランクだったり「password」だったりなど。
人にやってもらった場合は、気の利いた人や、きっちりしている業者などであれば、メモで残してくれています。
そういう場合は、探せば出てくるものですが、人のをいじって喜んでいるだけの知ったかマニアさんの設定だと、たいていそういうのを残してくれません…。
変更してセキュリティを高めてくれてるのはいいんですが、ちゃんと書いておいてほしかとです…。

● ルーターの設定画面のIPアドレスを変更してある

モデムなどがルーター機能付きだったり、既存のLANの設定の絡みでルーター設置の際にやむなくIPアドレスを変更しているのは仕方のない話ですが、なんでもないPPPoE+PC無線子機のみという構成でIPアドレスを変えてあることもまれにあります。
それでメモが残っていなかったりすると、本当にぶっ倒れそうになります。

それはレアケースとしても、しょっちゅうあるのは、モデムなどがルーター機能付きの環境。
「ルーター2段構成はよくない」ということだけは知っていて、DHCPを殺してブリッジ設定にしてくれるのはいいんですが、

  • 設定画面のIPアドレスを変更してなくて、そのままでは設定画面を開けない
  • 設定画面のIPアドレスを変更していて、そのメモが残っていない
という場合がかなり多発してます。
それが、知ったかマニアの「ちょっと詳しい人」ならまだしも、そこそこの件数をこなしているはずの、NTT光の設定業者にもあるということ。
まぁ、時間がなくてメモするのをうっかり忘れて、つながったことだけ確認して帰った、ってこともないこともないんでしょうけどね…。

NECの無線ルーターの場合、添付の説明書にあるように、IPアドレスが「192.168.0.210」「192.168.24.210」など、ネットワークに合わせて適切に設定してあれば、機器の接続や設定用パソコンの設定は変えることなく開けるのですが、問題は、DHCPを殺してあるのに、デフォルトの「192.168.0.1」のままや、ネットワークにあっていないIPアドレス(「192.168.*.210」で「*」がネットワークとあっていないなど)の場合。
これだと、無線ルーターをいったん既存ネットワークから切り離して、設定用パソコンを固定IPアドレスにしてやらないと設定できません。
セキュリティ的にはいいかもしれませんが、それならそう書いて残しておいてほしいものです…。

バッファローの無線ルーターの場合は、ルーター機能ON/OFFを外部のスイッチで切り替えられるものが多く、設定用IPアドレスを変更していなくても、ルーター機能をONにするだけで、デフォルトのIPアドレスから開けるので楽だったりしますが、問題はそのスイッチを使わずに、内部設定でブリッジ機能にしている場合。これ、ホント勘弁してほしいです…。

…とまぁ、対処の一例をちょこっと書いてみましたが、本当はもっと多種多様な対処があるので、なかなか「くまなく網羅」とまではいきません。
でも、この辺をくまなく網羅した「こまったちゃんな無線ルーター対処マニュアル」なんてのを作れれば、とっても便利なんでしょうけど、何しろそこまでまとめている時間が…。

私は、のちのちのメンテ性を考えて、

  • AOSSやらくらく無線スタートなどの一発ボタンは殺さずにきっちり使う(JumpStartは除く)
  • 設定画面のIPアドレスは、接続しているPCからでも開けるアドレスにする
  • 変更した設定は、設定する人がわかるようなメモを残す
ようにしています。
まぁ、設定画面のIPアドレスに関しては、セキュリティ的には疑問の残るところで、やや異論のあるところかもしれません。ここは今後はちょっと考えていかなければならない部分かもしれませんね。

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コメント

お疲れ様です。
無線設定はいろいろとあると思います。AOSSやジャンプ
スタートなんかは他のPCや他の無線機器では使えない
事があるかも?ということで、ISPや回線提供会社の訪問
サポートでは使わない業務フローになっています。
これはサポートをしたものがISPのサポートの範囲だからです。
その後のサポートでISPの電話対応しないといけない場合
などが考えれれるからです。クレームではなく、お問い合わせ
に答えるためです。
地域に密着した設定業者だと、まちまちなところの様ですが、
笹本さんのようにお客様が使うのだから、素人でも使えるように
考えだされた、フルオート機能で設定できるのが、敷居が
低くなるという考えでしょう。それはそれでいいと思います。
でも、私のようにISPの依頼で訪問する以上は
ISPの業務フローにしないといけません。

以前の訪問で、業務フローではしない、AOSSの設定を
私の同僚がしていました、その後お客様の使うPCが1台
増えて、無線設定をしてほしいとの依頼で私が訪問しました。
設定情報の書いたものはフロー通り残っていましたが、
AOSSで設定してあり、追加したPCは内蔵型のPCです。
通常ではAOSSは使えません、幸いbuffaloチャンはクライアント
マネージャVがありましたから、DLして設定完了ですが。
本当はクライアントマネージャのインストールも有料作業に
なってしまいます。だから、AOSSに対応していない機器の
ために現在使っているPCの設定変更もしないといけなく
なります。それではお客様の負担が多くなります。

という事で自動設定ツールはNGになっています。
ま、でも、手動設定なら敷居が高いし、一発設定
必ず使えるというものでもなし、でいたし痒しですね。

業務フローで作業をしているものも少なくないので、
勘弁してやってください。
設定情報の残っていないのはほんと困りますね。

投稿: bb | 2008/11/17 23:37:01

そういえば、だいぶ前の事なので、うろ覚えなのですが、
光プレミアムを導入し、バッファローの無線ルータを経由して、有線、無線混在のPC10台程度のネットワークを構築
された法人さまより、
「不特定のPCがランダムにインターネット接続不可になってしまう」
という症状の改善を依頼された事があり、(委託元からの作業依頼内容は「PC1台分の開通時初期設定」でしたが(笑))
ブリッジモードに設定されたAirStationのIPアドレスを設定担当者が覚えていなかったため苦労した覚えがあります。

当初は、無線のPCもすべて電波状況は良好で「192.168.24.1」にpingも通る為、首をひねっていたのですが
なんのことはない「AirStation 設定ツール」で確認したところ、AirStationのIPアドレスが「192.168.24.1(!)」に
なってました。そしてこれもまた「AirStation 設定ツール」を使ってIPアドレス「192.168.24.100」に変更し、無事解決。

それまでは、ほとんど使ったことのなかったツールですが、こんな使い方ができるんですねぇ。

後、NEC系で初期設定時に「管理者PW」を決めるタイプの機器では、勘違いでプロバイダの接続用PWを設定される
方が以外に多いように感じます。

投稿: ゆうなのだんな | 2008/11/18 0:17:47

「192.168.24.100」に変更し、無事解決。

CTUは51から100までですので、それ以外のもっと大きい
数字にしたほうがいいですよ。

投稿: bb | 2008/11/18 8:04:33

bb さん
私も委託業務で設定することがありますので、上の指示通り、というのは理解してます。
誤解しないでいただきたいのは、「ISP業者がなんちゅう設定をしてくれるんじゃゴラァ」って言いたいわけではありません。
設定するならするで、「業務フローにのっとって」設定情報を残しておいてほしい、ということです。

確かに、一発ボタンは、おっしゃる通りでクライアントソフトがないとダウンロードが必要など、ちょっと面倒です。
でも、AOSSもらくらく無線スタートも、設定画面を開いて設定情報を拾えば、手動で設定できます。
以下、AOSSの場合。
http://qa.buffalo.jp/eservice/esupport/consumer/esupport.asp?searchtype=normal&id=BUF3799
http://www.xbox.com/ja-JP/support/connecttolive/wireless-aoss.htm
(ただし、AOSSの自動セキュリティレベル切り替えには対応できません)
bb さんならご存じかとは思いますが。

ちょっと前までなら、自動設定は子機も同じメーカーでないとダメでしたから、私も手動の方が、と思っていました。
しかし、主流のAOSSとらくらく無線スタートが、XPのSP2から子機メーカーを選ばなくなったのと、一発ボタン対応の無線内蔵プリンタやゲーム機などが増えてきたので、変に一発ボタンを殺すと、逆に問い合わせ対応も増え、めんどうになるのでは?と思います。
つなぐのはISPの設定作業と無関係の機器でも、親機の設定をしたのはあくまでISPですので、不条理な対応を迫られます。とはいっても、それはコールセンターの問題で、現場の作業員は関係なかったりしますが…。

でも、手動設定推奨の委託元も、そろそろ一発ボタンへの偏見をなくしてほしいものです。
正直なところ、クライアントソフトをダウンロードと、WEPキー/WPA共有キーを設定画面から拾い出しとでは、たいして手間は変わらないような気がしますので。

まぁ、一発ボタンでも、おっしゃる通り、たまに地雷が埋まってたりますが…。


ゆうなのだんな さん

ああ、「AirStation 設定ツール」を使えばよかったんですね…。
新規設置が多いので、そのツールはインストールはしても使ったことなかったです。
コレガあたりではちょくちょく見かけるツールですが、確かに、設定画面のIPアドレスを自動的に探してくれるので便利です。「AirStation 設定ツール」も同じ機能があるんですね。
また今度、案件があったら確認してみます。

投稿: ささもと | 2008/11/18 8:47:53

> ルーター初期化に伴う最も大きな問題は、「使っているけど今ここにその機器がない」とか、
> 「忘れられていたゲーム機がつながらなくなりあとで大騒ぎ」という事態

本人がパスワードを紛失している以上、初期化に伴うトラブルは設置業者の責任範囲外では?
「今テストした機器以外の物は再設定しないと通信はできません。」
きちんと書面で残しつつ依頼者の方に説明して撤収ではダメなんですかね?


そもそもルーターは何でああも設定が煩雑なんでしょうね~
大多数のユーザーは高度な設定なんぞ使わないから柔軟性の乏しい「らくらくルーター」でも作ればいいのにって思います。

投稿: CORM | 2008/11/21 0:40:50

CORM さん

>本人がパスワードを紛失している以上、初期化に伴うトラブルは設置業者の責任範囲外では?

正論なんですが、こういう場合、書面で残しても正論が通用せず、やってしまうと設定業者が一方的に悪者になってしまいます…。
それだけに、設定内容は紙に残しておかないと、呼びつけられてお伺いしなければならない羽目になるわけです。はい。

>柔軟性の乏しい「らくらくルーター」

うーん、私もそう思うんですけどねぇ。
192.168.111.1とか、かぶりそうにないセグメントにして、USB子機もマウス並みに、PCにつないだら専用ソフト使わなくても一発ボタンで、ってしてくれればいいのにな。
とか思ってたらこんなのが。
http://www.logitec.co.jp/products/wlan/lanwn22u2.html#Chapter2
全部こうなってほしいんですけど…。

投稿: ささもと | 2008/11/21 19:32:12

>責任範囲外では?
まぁ理屈はそうなんですけど、お客様がそれで毎回納得していただけるかというと・・・^^;
実に色々なお客さまがいらっしゃるなんだなぁと、毎日思いますw

そのため「出来るだけ後々の問い合わせの可能性を消したい」というささもとさんのお気持ちはよーくわかります。
書面で残しても「聞いてない」「私は初心者だからわからない」となりかねないですからねぇ。


投稿: とみぃ | 2008/11/21 19:36:27

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