ウイルス対策ソフトをご利用の場合、「トロイの木馬」を誤検出する記事があります。警告が出た際は、こちらの記事をごらんの上、お知らせいただければ幸いです。

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2009年2月28日 (土)

SSDをポチってみました。

最近、SSDのことをあれこれ述べていましたが、「とりあえずプチフリーズ体験でもしてみるか」ということで、楽天スーパーポイントも充分あることですし、ポチってみました。


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メンテ用で使っている古いノートパソコンのどれかに入れてみようと思っていましたので、IDEのSSDです。
近所のパーツショップをいくつか見てみましたが、どうもIDEのSSDなんかを買う人って限られるんでしょうねぇ…。
ポイントが余ってるので、現金出費がない楽天で買うことにしました。

私が見た時点では在庫が3個。
この日の朝にポチッとしときましたので、到着はおそらく月曜か火曜でしょうかね。

でも、ホントにプチフリーズしまくりでは、いくら余ってるポイントだからって言っても買った甲斐がないので、一応レビューをチェックしてみました。すると…。

-----

ん~、結構好意的な反応がほとんどですね。

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お店のおまかせセレクト品なので、同じものが届くのかどうかはわかりませんが、トランセンドのTS32GSSD25-Mだった、と書いている人が複数。
一応、この型番でのレビューを見てみましょう。


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アマゾンのレビューからすれば、どうやら11月末にメモリコントローラーの改善があったようで、大幅な改善につながっているようです。

もしこの型番が来たら、あるいはプチフリ体験はないのかもしれません。
まぁそれならそれで、何人かからご指摘をいただいている「コントローラー依存」というのが実証できると思います。
まぁ実際、私の説で言っても、コントローラー性能が飛躍的に向上してウェアレベリングが効率よく理想的に行われていれば、SSDは容量が大きければ大きいほど、ハードディスク以上の信頼性を実現できることになるはずです。

■ 第444回 ■SSDの信頼性は、すでにHDDを超えている ~東芝セミコンダクター社 インタビュー :本田雅一の週刊モバイル通信

 しかし両氏は「SSDの信頼性が低いというのは、もう過去の話だ」と口を揃える。「MLCの書き換え可能回数がSLCに比べ、1桁少ないことを問題として見ているようだが、実情は異なる。充分に対策が施されたSSDコントローラならば、SLCは通常のPC用途としてオーバークオリティ。MLCの場合でも、欠陥セルが増加し始めるまで使い続けるのは、よほどのヘビーユーザーでも、まず無いと言えるレベル」(西川氏)という。

 SSDの寿命は、同一セルへの書き込み回数で決まる。微細化が進んだ事やMLC化によって回数は以前より減っているのが現状だが、それでも現在、3千回が保証されている。

 注意したいのは、この3千回というのは“3千回書き換えると必ず壊れる”のではなく、“ごく低い確率でセルの欠損が始まる”回数を示しているということだ。3千回に達したからといって、SSDのセル欠損が激増するというわけではない。加えて欠損したセルは無効にされるので、使用可能容量が僅かに減ることはあっても、急にSSDが動かなくなることはないということだ(もちろん、コントローラの故障があれば話は別だが)。

結局はプロセスルールの微細化で、耐久性は決して上がる傾向ではないのは確かであり、信頼性・寿命に関しては、潤沢な容量とメモリコントローラーの性能頼りであることを改めて確認できた記事だと言えます。

要は潤沢な容量があってこそ実用的な寿命を実現できているわけで、今後ハードディスクが本格的に淘汰されるのであれば、FATやNTFSみたいにハードディスクが前提のファイルシステムだけでなく、

「SSDに最適化されたファイルシステム」をOSがきちんとサポートできるものを用意するべき

ですよね。

2009年02月28日(土) ソフトウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年2月27日 (金)

またもやUSBメモリのウイルス。今回はierdfgh.exe mmvo.exe uvg.com afmain0.dll。

大事なことなので先に書いておきます。

Shiftキーを押しながらUSBメモリを刺せば大丈夫、なんてすでに都市伝説

ということ。USBメモリの中身を見ようとしてリムーバブルディスクをダブルクリックで開けば感染してしまうのです。
さらに恐ろしいことに、今回のAutorun.infの記述であれば、

レジストリのAutorunとNoDriveTypeAutorunの値をいじってAutorun.infを無効にした「つもり」でも自動実行はされてしまう

のです。この設定を過信している人は要注意です。

-----

追記

このウイルスの手動駆除を行う場合は、
2009年4月19日 (日) またもやStop:0x00000024。今度はierdfgh.exeとセット。
こちらの記事もご参照ください。

-----

こちらは別件でのお伺いだったんですが、「ちょっとこっちのパソコンも見て欲しいんです」ということで、見せてもらったパソコンにあったダイアログは…。

Ierdfgh_01

ご確認
新しい自動スタートの項目 が見つかりました。
新しいプログラム が、パソコン起動時に自動的に実行されるよう追加されました。

ヒント:この変更は新しいソフトウェアをインストールした場合や新しいソフトウェアがパソコン起動時に、自動的に実行しようとする場合に表示されます。あなた自身が新しいソフトウェアをインストールした、もしくは、このアプリケーションが安全だと認識している場合以外は許可しないでください。

ウイルスセキュリティZEROのダイアログです。

…んーと、これは書いてある通りなんですけどねぇ。
何かソフトをインストールしたのであれば、これは正常ですから「許可」すればいいんですけど、そうでないなら許可せず「ブロック」、なんですけど。

「えー…何も入れてませんけどねぇ…」

…ん~、そりゃ怪しいですねぇ…。
えーと、「ファイル詳細」が下のほうにありますが…。

Ierdfgh_02

ファイル詳細
種類:
開発元:
パス:c:\WINDOWS\system32\ierdfgh.exe
ファイル名:
バージョン:0.0.0.0
識別値:0AB3266D17B0143AA1557A18B93ABFD3

レジストリ詳細
メインキー:HKCU\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion
サブキー:Run
値:kxswsoft=C:\WINDOWS\system32\ierdfgh.exe


∑( ̄□ ̄; はうぁっ!!

こ、これはっ!!

-----

「レジストリ詳細」のところは、HijackThisやMSCONFIGで見かける自動起動キーの記述ですが、ファイル名とキー名が全然違っていて、一見意味がなさそうな英数字の並び。
これは典型的なマルウェアの実行キーの特徴です。
うっわ…こりゃかなりやばそうな状況です。

「なんかですね、起動のたびにこれが出るので毎回『ブロック』してるんですけど、気になって…」

どうやら、ウイルスセキュリティZEROの、スタートアップやIE設定などの改変を検知する機能に助けられた格好です。
いや、これが出るということは、感染はしてしまってはいますが、ウイルスをウイルスと検知してなくても、感染動作を気付かせてはくれているわけです。
とりあえず「常にブロック」です。
するとまたダイアログが。

Afmain0_01

ご確認
新しいShell Execute Hook が見つかりました。
新しいWindows Shell の項目() が追加されました。起動プログラムの動作を管理できます。

ヒント:この変更は新しいソフトウェアをインストールした場合や新しいソフトウェアがパソコン起動時に、自動的に実行しようとする場合に表示されます。あなた自身が新しいソフトウェアをインストールした、もしくは、このアプリケーションが安全だと認識している場合以外は許可しないでください。

またもウイルスセキュリティのダイアログが。

「ファイル詳細」を見てみます。

Afmain0_02

ファイル詳細
種類:
開発元:
パス:c:\WINDOWS\system32\afmain0.dll
ファイル名:
バージョン:0.0.0.0
識別値:45DF807EBB0D603E502F362D3A7CFF8E

レジストリ詳細
メインキー:HKLM\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\ShellExecuteHooks
値:{BB4C402F-882A-4526-8C08-51278EA437C1}

…もう迷いません。「常にブロック」です。

とりあえずダイアログは残しましたので、ファイル名から検索をしてみました。

ierdfgh.exe :FunFunファンファン
mmvo.exeとrevo.exe :FunFunファンファン

2009-01-28-Wed ■[PC]ierdfgh.exe と AhnRpta.exe :は て な の や じ る し . t x t

…( ̄△ ̄; や、やっぱり…ウイルスでしたか…。
それにしても、これらの記事によれば、ノートン先生もやっぱりスルーしてたらしいです…。なんだかなぁ…。

お客様によくよくお聞きしてみると、

「職場から持ち帰ったUSBメモリを刺してからこうなりました。でも、最初は『隔離しました』って出たので大丈夫かな?と思ってたんですけど…」

…やっぱり。
でも、感染は起動設定の変更だけでなんとかなったんだろうか。
一応、いつものようにエクスプローラーのフォルダオプション→表示の設定を「全てのファイルとフォルダを表示する」にチェックを入れ、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」のチェックを外しました。
…system32とかCのルートとかには、それらしきファイルや半透明のファイル(強制的に表示させたシステムファイル)が見当たらない。うーむ。

じゃ検索しましょう。
スタートメニューから「検索」、詳細設定で「システムフォルダの検索」「隠しファイルとフォルダの検索」「サブフォルダの検索」をチェック、「ファイル名の全てまたは一部」に、

ierdfgh.exe,afmain0.dll

と入力。(ファイル名とファイル名の間は、ドットではなくコンマです)

…出てきた出てきた。
system32フォルダやら、prefetchフォルダやら。
日付的にきっちり全て同じ。ビンゴ!なので、もう出たもの全て削除です。
右クリックして、Shiftを押しながら「削除」。
(Shift + DELでも可)
…でも、afmain0.dllが消えない。実行中らしい。

じゃ、MSCONFIGで怪しい起動項目を止めといて、再起動後、改めて削除かな。
…って、なんかierdfgh.exeに加えてmmvo.exeとかあるんですけど…。
まぁ、チェックを外して再起動です。
改めて該当ファイルを削除。今度は消えました。

しかし、今回は、リンク先のようにレジストリまでいじらなくても「検索」機能で表示してくれました。
何が違うんだろうな…。

あとは、autorun.infを取り除かねば。
同じく「隠しファイルとフォルダの検索」にチェックを入れて検索。
…出ました出ました。CとDのルートに。
きっちり隠しファイル属性です。
すぐに削除してもいいんですが、一応中身の確認。

;earKKZ12KrwK2ieL3oDjSeCww7i1w3AsA4330LaeAflZDJArs5kr4Jl5iKkddJc5qLoSnmk8DiDFasqkldSo9s9afsrwUa3KqLw03i5oLaX35is
[AutoRun]
;lo2wao1462K3iKeL34lqidaf5kL44sdiwfek9kkLa1jl0oHiDKn523d3lZe
open=uvg.com
;
shell\open\Command=uvg.com
;l7LqLCL3195k2js1asiidqs3H0da312D3sSawaksiSki1ckIwdoKiKDm3KDA3aAJdwe02kJK62JeLK4sqJA42aj7A80Dlfr09pwed8k3ZJlDrsefA0id
shell\open\Default=1
;wKrfjoiDso20nliswkilspasLwSd5dU1L3LKpwa4kaw78L
shell\explore\Command=uvg.com
;ifKL7wLJJAA32wf2A92AoiJUs03w2wqoqsKnleowZ9f77A4ca55i91DsJr4kK50lcwl3oA
…( ̄△ ̄;
気持ち程度ですが、難読化されてます…。
行頭にセミコロンが付いてるのは、ただのコメントで、全く意味がありません。
無駄を省くと、こういう記述。
[AutoRun]
open=uvg.com
shell\open\Command=uvg.com
shell\open\Default=1
shell\explore\Command=uvg.com
コレのポイントは、「uvg.com」というファイルを、ドライブを開く際に実行する、ということ。
つまり、エクスプローラーで「リムーバブルディスク」をダブルクリックして開くと、きっちりウイルスが起動し、感染するようになっています。

また検索で「uvg.com」を探し出し、全て削除。

あとは、再起動してみて、レジストリエディタで、

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced\Folder\Hidden\SHOWALL

ここにある「CheckedValue」を「1」に書き換え。
これをやらないと、「すべてのファイルの表示」への変更ができないんですよね…。

あとはエクスプローラの「ツール」→「フォルダオプション」→「表示」タブで「すべてのファイルの表示」から変更できるようになったのを確認。

これで何とかなりました…。

とはいえ、このデータを持って帰ったUSBメモリにも、実はしっかり感染してました…。
怪しいパソコンに刺したUSBメモリは、Ubuntu Linuxのノートパソコンで開いてから使うようにしているんですが、Autorun.infとuvg.comがしっかり居座ってました…。
どうも、ローカルドライブのみの検索でCとDしか見てなかったようですね。
Ubuntuで該当ファイルを削除しておきましたが、いやぁ、油断も隙も無いです…。

ここで重要なのは、

Shiftキーを押しながらUSBメモリを刺せば大丈夫、なんてすでに都市伝説

ということ。USBメモリの中身を見ようとしてリムーバブルディスクをダブルクリックで開けば感染してしまうのです。
さらに恐ろしいことに、今回のAutorun.infの記述であれば、

レジストリのAutorunとNoDriveTypeAutorunの値をいじってAutorun.infを無効にした「つもり」でも自動実行はされてしまう

のである。

US-CERT:WindowsのAutoRun機能に存在する問題について警告 :ZDNet Japan

AUTORUN.INFを使ったワーム :白いはインターネット

「ウチのパソコンはレジストリいじったから大丈夫さ~♪」なんて言ってる人が感染して大ショック!!なんてことも充分にありうるわけですね…。
またもやいたちごっこである…。

WindowsUpdateの自動更新で配布されてますが、早いところ、コレを適用しましょう。
マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (967940) Windows Autorun (自動実行) 用の更新プログラム :Microsoft TechNet セキュリティ

2009年02月27日(金) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (2)

2009年2月26日 (木)

VAIO PCV-W120の分解。

こちらは「メモリを増設して欲しい」とおっしゃるお客様。
パソコンは、VAIOのデスクトップ。
うーん、VAIOですか…VAIOはいろいろ面倒な場合が多いからなぁ。

機種名を聞くと、「PCV-W120」だそうです。
2003年発売で、キーボード・モニタ一体型のXP SP1搭載機種です。
もう6年も前の機種になるんですね…。
メモリに関しては、仕様表から見るに、「標準256MB/最大1GB(DDR SDRAM DDR266(PC2100)対応)」らしい。

まぁXP搭載機種で、標準の256MBでは、今時はかなり厳しいのは確かですが、Celeron 1.80GHzだったら、最大容量の1GBにしておけば、まだまだ充分使える範囲です。

とはいえ、この不景気で売り上げが落ちている中では、パソコン屋さんの店員さんも、

「メモリを追加すればまだまだ使えますよ」とは言わず、「それはもう…そろそろ買い替え時ですよ!」と言ってしまうわけです。

いや、あながち間違いではありません。
XP搭載でも、SP1だとメモリ追加だけで済む話ではありません。
SP3にアップデートして、ドライバ関係を適正なものにして、仮想メモリ設定を適正化する必要があります。
ウイルス対策ソフトもきちんと入れておかなければなりません。
店員さんも、ちょこっと話をすれば、その程度の話をして通じるかどうか、理解できるかどうかはわかりますから、お客様があまりよくわかっていないようなら、変に古いのを使い続けるように薦めるよりは、すでに2年が経過したVistaを薦めておいた方が、先行き問題が少ない、という判断もありうるわけです。
決して「パソコンが売れればよい」と考えて売っているわけではなく、きちんとお客様のレベルなどを考慮して売っているのです。
知識レベルの差はある程度あるでしょうけど、ちょっと話をしてみて、安心できそうな話し方をしてくれる店員さんであれば、任せておいて損はないと思いますよ。

ですので、間違っても、身の回りの「ちょっと知ってそうな人」に相談はしない方がいいです。
そういう人は、普通の感覚を持っている人なら、パソコン屋さんの店員さんと同じなんですが、「オタク道まっしぐら」な人の場合、相談してきた人が「何も知らない」と分かるや否や、知らないと思って自分の趣味を押し付けてきます。
その人の使い方や知識レベルをきちんと考慮して、適切なパソコンを選定してくれるならまだしも、

どういう使い方をするのかろくに聞かず、保証やサポートのあるメーカー製をこき下ろした挙句、「ノートパソコンなんてダメだよ!!拡張性のある自作パソコンが一番だよ!!」とか言い出す人だけは絶対に信用してはいけません。

閑話休題。

今回のお客様は、ある程度分かっておられる方で、SP2へのアップデートは済ませてありましたので、その辺に関しては心配は要らなさそうです。

メモリに関しては、今時DDR266(PC2100)をわざわざ探す意味も無いので、DDR400(PC3200)を使うことになります。
同じDDR規格であれば、数字が大きいのは反応が早いだけですので、何の問題もありません。
(ただし、DDR2になると、規格が違うので使えません)

問題は、メモリを取り付けられるところまでの裏ブタの開け方。
VAIOのデスクトップって、ほとんどの場合、凝ったつくりですので…。

-----

分解方法は、機種名などで検索したら、一発で出ましたね。

メンテナンス :自動車あれこれ会議室

…うーむむむむ。
裏ブタのネジを一通り外してから、端から5センチぐらい奥のツメで止まっているところを、こじあけた隙間からドライバーなどで押してやらないと開かないんだそうな…。

そんなもんわかるか!!!って感じですね。

あらかじめ調べておいてホントによかった…。

-----

ということで、DDR400 512MBメモリを2本入手してお伺い。

メモリ換装前に、まずは正常に起動することを確認。
そして、仮想メモリの設定を「システム管理サイズ」にしておくことを忘れずに。
これをしておかないと、換装後の一発目の起動でイライラすることになりますので。
ハードディスクは2つに切られていて、Dドライブはあまり使っておられませんでしたので、ついでですので、仮想メモリもCドライブを0にしてDドライブへ変更しておきました。

あらかじめ調べておいたので、分解作業はわりとスムーズに行きました。
もちろん、隙間からツメを押す、という「知っている人しか知らないコツ」があったからこそ、ですね。

メモリを換装し、裏ブタを止め直して、電源をオン。

…おおっ!さっき起動した時より、明らかに起動が速くなってます!!

「ありがとうございます。これで安心してSP3に上げられます」

お客様も大満足のうちに作業は完了です。

お話を聞いてみると、パソコンの操作に関してはある程度自信はあったそうですが、こういった込み入った筐体の分解は自信が無かったんだそうです。
そうですね、操作が堪能だからと言って、コツのいる分解まで出来るかどうかというと、なかなかそういうわけにはいきませんからね。
一応、分解前にとりあえず説明書を見せてもらったんですが、やはり「メモリの増設は販売店かサービスセンターにお願いしてね~」とかなんとか書いてありました。
ノートパソコンならまだしも、そこそこの重量のあるデスクトップでそういうことを言われても…ねぇ。
こういうのは店頭で相談しても分からない部分とはいえ…メモリ交換ぐらい、ユーザーででも出来るようにしておいて欲しいものです。

-----

で、改めて記事を書くにあたって調べなおしてみたら…。

『超初心者のためのVAIOメモリ増設』

∑( ̄△ ̄; おおっ!
裏ブタは全部外さなくても良かったんですね…なーんだ…。

それにしても、きれいに作ってあるサイトですね。
私もよく「ホームページの制作とかされないんですか?」とか聞かれますが、こういうパシッとしたデザインって、修理とは別の技術なんですよねぇ…絵心がないとダメです。はい。

2009年02月26日(木) ハードウェア不具合関連, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年2月25日 (水)

「ご迷惑をおかけしております。Windowsが正しく開始できませんでした。」それでも修理するかどうか。

こちらも、先日の記事のお客様と同じく、「真っ黒な画面になって起動しない」とのお問い合わせ。

ご迷惑をおかけしております。Windowsが正しく開始できませんでした。
最近のハードウェアまたはソフトウェアの更新が原因の可能性があります。

コンピュータが応答しない場合、予期せず再開始した場合、ファイルとフォルダを保護のため自動的にシャットダウンした場合、前回正常起動時の構成を選択して、正しく機能した最新の設定に戻してください。

前回の試みが電源障害、あるいは電源ボタンやリセットボタンを押して中断された場合、または原因不明の場合は、通常起動を選択してください。

  セーフモード
  セーフモードとネットワーク
  セーフモードとコマンドプロンプト

  前回正常起動時の構成 (正しく動作した最新の設定)

  Windows を通常起動する

上矢印キーと下矢印キーを使って項目を選択し、Enter キーを押してください。


で、選択できるどれを選んでも途中で再起動がかかって同じ画面。

結局このお客様は出張作業の依頼をいただけなかったのですが、その過程をお伝えしたいと思います。
実際、このトラブルの問い合わせは、非常に多いので、やり取りの内容はほとんど同じなので。
まぁ、いわゆる定番トラブルですね。
この症状に陥った時の判断基準にしていただければと思います。

-----

いろいろあれこれいじっていて出たのならまだしも、一般の人が普通に使っていて、ある朝突然…というこのトラブルの原因のほとんどは、

ハードディスクの起動データ破損による起動不良

です。
事例はいろいろありますが、Googleで「ご迷惑をおかけしております」で検索すると一発で出る記事、

2006年1月26日 (木) ご迷惑をおかけしております。Windowsが正しく開始できませんでした。

こちらをご参照を。

また、中には、

メモリ不良による起動時のメモリ読み込み不良

ということもあります。
特定のエリアのメモリ不良で、起動のためにシステムをメモリに読み込みをしている最中に、正しくメモリへロードできずに、一瞬のブルースクリーン後、再起動になってしまう、というもの。
これも事例がありますので、

2008年3月12日 (水) ご迷惑をおかけしております。Windowsが正しく開始できませんでした。またまた。

こちらをご参照を。

なので、出来る対処は、割と限られます。

  • ハードディスクのエラーチェックと修復
  • メモリ不良のチェック
ただし、ツールを使ってチェックしても、

チェック用ツールで修復できて、元通り復旧する確率は、経験上1~2割程度

なので、時間をかけてチェックしたものの

  • エラー修復したものの現象変わらず
  • エラー修復不可
  • エラーが出なかったのでハードディスク障害が原因ではなかった
ということもかなり多いです。

セットでメモリのチェックも必要なわけですが、

  • メモリエラーが出た場合
    • オンボードメモリ不良でマザーボード交換が必要
    • 交換可能なメモリモジュールの不良で交換が必要
  • メモリエラーは出ないので別の要因
といった対処となります。

単純な話、

この現象は、ほとんどの場合はお伺いしてもその場で直る可能性はかなり低い

となり、たとえお伺いしても、時間をかけて作業費をいただいたにもかかわらず、

その場では治らず、診断のみで終わってしまう

という確率は相当高くなります。
そこで取れる手段は、

  • 時間をかけずに引き取り修理前提でお伺い
  • 呼んで診断をしてもらい、メーカー修理にするか買い替えかの検討のアドバイスをもらう
  • 治るかもしれないという低い確率に賭けて診断作業費をお支払いいただく
ということになります。
ほとんどの方は、最後の「賭け」は選択されません。

ただ、元通り(故障直前の状況)になる確率がかなり少ない、ということをご理解いただいたお客様は、

  • 中に取り残されたデータの取り出し
を依頼される方もおられます。
この場合、ハードディスクの取り出しをして、メンテ用PCでデータコピーをすることになります。
ただし、ハードディスク自体が物理障害などで認識できなくなってしまう場合も決して少なくなく、

USB変換ケーブルでは全然認識しないので、リムーバブルケースでIDE直結にしてようやく認識できた

ということは意外と多いです。
IDE直結にしても認識しなければ、ウチでは対処できませんので、ハードディスク復旧専業の会社へ…ということになります。
こうなると、ほとんどの場合、データサルベージの相場である数万~数十万円という金額を提示した時点であきらめられてしまいますが…。

基本的にこの手の作業は持ち帰り前提ですが、どうしても現地で、というお客様もおられました。
お伺いはしますが「この場合はそれなりの割り増しが発生します」とお伝えはしてます。

また、基本的にはハードディスク障害ですので、

  • 取り出せたデータの中にご希望のデータが含まれなかった
  • データはあったけれど破損していた
といった具合に、ご希望のデータを取り出せない場合も十二分に考えられます。
たとえば、「ドキュメントファイルが数万ファイルある」「数時間の動画データが何本もある」という場合、全てのデータの完全性を保証することなどは、その100分の1でも現実問題として無理、としかいえません。
ウチでは、データ移動作業は行いますが、内容の保証は一切いたしません。
あと、ファイル交換ソフトやファイル共有ソフトをご利用の場合は、データ復旧はお断りしてます。

-----

…といった内容の説明を電話で行うのが通例です。

で、「ハードディスク交換ででも修理して欲しい」という話になった場合、またいろいろ確認事項があるわけで、

  • 付属品(説明書、CD-ROMなど)があるか
  • データは消えるが問題ないか
  • リカバリ用のCD-ROM/DVD-ROMはあるか
というところが重要になります。
それら必要物がそろっていれば、メーカー修理の半額程度で修理完了できる場合もあります。

しかし、中には、

  • 説明書ありません。
  • 付属品のCD-ROMは一枚も残ってません。
  • リカバリ用データはハードディスクの中だけです。
という、Oh!MyGod...な事態もよくあります。

説明書や付属品のOfficeなどのCD-ROMが無いのは持ち主の責任です。
でも、リカバリ用のメディア(CD/DVD)は、XP搭載機種の場合、富士通やDELLなどごく限られたメーカー以外は添付しません。
ほとんどのメーカーは、一応は、説明書には「リカバリディスクを作ってください」と書いてあったり、ポップアップで作成を促すメッセージを出したりします(消してしまうと二度と出ませんが)。

メディア作成コストを下げるための涙ぐましい努力なんでしょうけど、ゲートウェイやイーマシーンの場合は、ブランクCD-Rを添付し、最初に電源を入れた際に「作ってください」という画面を出してくるものもありました。こうなると何のためにそうさせるのかさっぱり分かりません。「そんな手間をかけて表示をさせて、ブランクメディアまで添付するぐらいなら、最初からCD-ROM作って添付しといたら?」と思うんですけどねぇ…。

要するところ、物理コストを下げると共に、とりあえず「メーカー修理しかありません」と言わせて、メーカー修理件数を増やすための、ユーザーの利便性を無視したメーカーの都合、としか言いようがありません。

さて、付属品が無い場合。どうしましょ。

説明書は…メーカーによっては、サイトでダウンロードできる場合もあります。
でも、意外とそうでない場合も多くあります。

付属品のアプリケーションディスクは…やはりメーカー頼りです。
メーカー独自のバンドルソフトは「リカバリディスク」にほとんどは含まれていますが、あえて添付してあるディスクに関しては、ユーザー登録しておけば再発行してもらえる可能性はありますが、なんともいえません。
問題は、MicrosoftOffice。
エクセル・ワードは、添付品のCD-ROMをなくしてしまうと、改めて買ってくる以外にインストールする手段はありません。
私の場合は、依頼されて有償で作業する業者ですので、インストールメディアもなしに違法コピーでインストールすることはできませんので、インストールせずにお返しするか、別でご購入いただくか、です。
MS-Officeは、どう安く見積もっても2万数千円程度します。アップグレード版は、ライセンス上使えません。

リカバリディスクは…大体のメーカーは、有償で売ってくれる場合がほとんどです。
1万円前後~2万円以下程度が相場のようです。
しかし、XPのSP1とかSPなしの場合、MSのサポート期限の問題で、出荷できない場合もありえます。
そうなると、ハードディスク交換までは出来ますが、元通りのWindowsはインストールできません。

まぁ、ハードディスクの障害レベルが軽度であれば、ハードディスク丸ごと、もしくはリカバリ用起動システムのパーティションだけでも新しいハードディスクへコピーすれば、何とかなる場合もあります。
それで何度かリカバリメディアなしでも難を逃れたことはありますが、これも出来るかどうかの保証はなく、「賭け」の部分になります。

…ということで、付属品が一切無いパソコンのハードディスク交換は、基本的に無理、もしくは余計な費用がかかり、結局メーカー修理かそれ以上の費用がかかってしまうことになります。

-----

今回のお客様は、付属品がそろっていませんでした。
予想以上に費用がかかる可能性が高い、という内容を受けて、気落ちした声で「ちょっと考えさせてください…」と電話を切られました。

ウチのブログを発見されて、この手の問い合わせをかなり受けてはいますが、ほとんどはこうなっています。
まぁ、4年以上使い込んだ、そこそこ古いパソコンですので、そこまでお金をかけることはできない、という気持ちはわかります。
でも、せっかく問い合わせをいただいても、問い合わせだけで終わってしまうのは、ちょっとつらいですけど…。

-----

とりあえず、今回のようなエラーメッセージで起動しない場合、

  • リカバリディスクがある
  • 付属品がそろっている
  • データ移動については、
    • 障害の程度によってはできない
    • ファイル交換ソフト利用など場合によっては実施しない
    • データの完全性を保証しない
という条件をご承諾いただければ、引き取り作業でハードディスク交換作業を行っています。
パソコンの送付が可能であれば、全国レベルで、私のお伺いできない遠方でもお受けすることは充分に可能です。
ただし、必ず事前にメールか電話での問診が必須です。
(問診なしで送り付けられたりした場合は、品物の安全を優先し、受け取り拒否か着払いで未開封返送いたします。アポなしで直接持ち込みされても、基本は出張修理なので対応できません)
もしご依頼をいただく場合は、その部分をお含みおきいただいた上でお願いいたします。

2009年02月25日(水) 定番トラブル, お知らせなど, ハードウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), ハードウェア不具合関連(メモリ), ハードウェア不具合関連(電源), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月23日 (月)

NTLDR is missing. は意外にも…。

こちらのお客様は、「真っ黒の画面で起動しない」とのこと。
パソコンは、WindowsXPのデスクトップ。

この症状の定番は2つ。

ほぼこのどちらかです。
そうでなければ、
  • そもそも全く電源が入らない
  • ディスプレイのケーブルが抜けている・電源が入っていない
  • ディスプレイの故障
  • 液晶ディスプレイのバックライトが切れた
といったところでしょうか。

今回のお客様は、よくよく聞くと、

NTLDR is missing
Ctrl+Alt+Delete to reboot

でした。
きっかけとなった作業は、

ハードディスクの大掃除をしていて、あれこれ削除していたらこうなった

とのこと。
うーむ、ファイルの移動をしていてであれば、

2007年11月24日 (土) また起動しなくなりました…。
と同じく、

Cドライブ直下に大量のファイル(あるいは著しい断片化)があることによる起動不良

でしょうけど、削除でしたら…やっぱり起動関連の重要ファイルを消してしまったんじゃ?

「いやぁ…そういうのは触った記憶ないんですけど」

とりあえずお伺いして確認しなければなんとも言えませんのでお伺いです。

-----

お伺いして現象確認。
確かに

NTLDR is missing
Ctrl+Alt+Delete to reboot

ですね…。

とりあえず、回復コンソールを起動しましょう。
WindowsXPのCD-ROM(メーカーPCの付属品であるリカバリディスクにあらず)をセットして再起動。

すぐになにやら英語でCD-ROMから起動する云々のメッセージが出るので、何かキーを押す。たとえばEnterキーとか。

青い画面で準備を始めますので、しばらくすると、「セットアップの開始」でその先の作業を選ぶ画面になるので、「R=修復」を選ぶべくRキーを押して、「回復コンソール」を起動します。

真っ黒な画面になって、

1: C:¥WINDOWS
どのWindows インストールにログオンしますか?(取り消すにはEnterキーを押してください)
とか出ますので、ここでは1を押してからEnterキーを押します。
(ここで間違えてEnterキーだけ押すと…Oh,My God!! ここまでの手順をやり直すべく再起動しかありません…)
そして、
Adminstratorのパスワードを入力してください。
とか聞いてきます。
ほとんどの場合は、何も入力せずにEnterキーだけで、
C:¥WINDOWS>_
と出てきます。
パスワードをけられたら…ご愁傷様です…。

これで回復コンソールの起動は完了です。

さてさて、Cのルートに行ってみるか。「cd c: ..」と入力、Enter。
Cのルートのファイルを見てみるか。
dir」と入力、Enter。

…うーむむむむ。
どうやら、本当に「NTLDR」が無いようです。

本来なら、この「NTLDR is missing」は、

  • boot.ini
  • NTDETECT.COM
  • ntldr
  • bootfont.bin
この4つのファイルがそろっていない場合に出てきます。
この4つのファイルのうち、「ntldr」だけがありません。

うーむむむむむむ…。
ナニをどう操作を間違えたら、これだけが消えるんだ?

まあ、本当にこれが無いだけなら、CD-ROMからコピーしてくればいいだけ。
今はCのルートにいるのと、CD-ROMはDドライブになっているので、「C:¥>copy D:¥i386¥ntldr」と入力、Enter。
これで「ntldr」をコピーできました。あとは圧縮属性を外すべく、「ATTRIB -C C:\NTLDR」と入力、Enter。

Exit」と入力、Enterで再起動してみたら…。

普通に起動し始めました。

…意外にも、どうやらホントにNTLDRが見つからなかっただけらしい。

念のため、Cドライブのディスクチェックをかけておきました。
そこそこの時間をかけて、問題ないことを無事確認。
作業完了です。

今回は、意外にも、エラーメッセージそのままの状況でしたね。
こういう青や黒の画面のエラーの場合って、ホントにエラーメッセージのファイル自体がおかしいってことは、意外と少ないんですけどね。

まぁ、年数がそこそこ経っているパソコンなので、いつまた別のハードディスクトラブルで壊れてもおかしくないので、きちんと起動している間に、必要なデータのバックアップをやっておくようにアドバイスして終わりです。

2009年02月23日(月) 定番トラブル, ソフトウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (2) | トラックバック (1)

2009年2月22日 (日)

SSDの耐久性とプチフリーズと断片化。

先の記事で、断片化とSSDの話が出ましたので、ついでに書いておきます。

SSDの耐久テストをしてくれた人がいます。

2009年02月21日 SSD耐久テスト経過報告 その3 ~Mtron MSD-SATA3035032(32GB,3.5インチ)~ :AKIBA PC Hotline! Junk Blog.

こちらは、以下の記事の続編として書かれたもの。

2008年01月20日 SSDの寿命は本当に短いのか :AKIBA PC Hotline! Junk Blog.
2008年04月06日 SSD耐久テスト途中経過報告 その1 :AKIBA PC Hotline! Junk Blog.
2008年10月19日 MTRON専用SSDの寿命診断ソフトを試してみた SSD耐久テスト経過報告 その2 :AKIBA PC Hotline! Junk Blog.

普通に業務のメインPCとして写真の保存や編集、動画編集などでそこそこ酷使し、耐久加速のため毎日デフラグまでかけての1年間だったそうだ。
SSDの場合、「デフラグは寿命を縮めるのでやめた方がいい」と言われていますが、1年間毎日デフラグをかけてこれですので、思ったほど耐久性は悪くないのかもしれません。
SSD自体の容量が大きくなれば、さらに書き込み分散の効果で、寿命が伸びる傾向にあるのでしょうね。

この記事だけ読んでいれば、

「SSDってなかなか良さそうじゃん。俺も買おうかな?」

ってなことになりますが…これで解決?? いやいやいやいや。

-----

先日のトラブルで改めて分かったのは、

Windowsの起動ドライブは、一時ファイルや仮想メモリなんかよりも、OSやその他のソフトの各種ログファイルが頻繁に書き換えられていることで断片化が強烈に発生する

という事実。

断片化が発生すると、ファイルがあちこちにバラけてしまうわけですから、SSDの場合、ブロック単位で消去して書き換えを行う「フラッシュメモリ」の原理上、細かい断片が多数のブロックに分散すると、結局はたった1ファイルの書き換えに多数のブロックを消去しては書き込みを行うため、

見えないところで頻繁に書き換るログファイルなど、平気で数百から数千の激しい断片化が発生するファイルがある状態でも、SSDは自動的に書き込み分散(ウェアレベリング)を行い、断片化が加速されてさらに効率が落ち、プチフリーズとして顕在化してくる

ということになるのは容易に想像できます。

実際、HDDからSSDに乗り換えた人は、かなりの苦労をされているようです。
「プチフリーズ」で検索すると、阿鼻叫喚の地獄絵を見ているようです…。

SSD Eee PCの宿痾か、プチフリーズ略してプチフリの追及と解決の模索 S101編 :EeePC,ネットブック カスタマイズ・改造・便利なオプション紹介 - 電机本舗

※特定チップのSSDと断片化で現象が出る、というところまでわかったらしい。

SSD に換装した PC でプチフリーズが発生した。どうするか :ゆめとちぼーとげんじつと
SSD に換装した PC でプチフリーズが発生したので EWF を導入してみる :ゆめとちぼーとげんじつと
SSD に換装した PC でプチフリーズが発生したので EWF を導入してみた+ FileDisk で補強 :ゆめとちぼーとげんじつと

※EWFとかFileDiskとかのツールでなんとかしている、らしい。

【 2008年12月20日号 】 パラレルIDE-SSDで旧式ノートPCはどれだけアップグレードできるか?(前編) :AKIBA PC Hotline!
【 2008年12月27日号 】 パラレルIDE-SSDで旧式ノートPCはどれだけアップグレードできるか?(後編) :AKIBA PC Hotline!

※HDD→SSDというのは、単なるHDD換装とは違い、いろいろ手間がかかるので、上級者でないと手に負えない、ということらしい。

…うーむむむむむむ。

断片化が引き金になる、ということは、先の「1年間の耐久性チェック」をしていた人は、

毎日デフラグをしていたために、プチフリーズのプの字もなかった

というのは充分納得できるものです。

GoogleがサーバーにSSDを採用というニュースが去年の5月にあったわけですが、まだまだSSD関連の情報は不足気味です。
頻繁な書き換えがない、読み出しが主になる「データドライブ」ならば、プチフリーズは起こりにくいといえますが…。

ミニノート(ネットブック)PCで、にわかに脚光を浴び始めたSSDですが…やはりフラッシュメモリの宿命、「書き換え寿命」問題がウェアレベリングを必要とし、それが激しい断片化を招き、プチフリーズを引き起こす、というマイナス面は、当面は引きずることになるでしょう。

ハードディスクと同じと思って差し替えで使っていて、動画再生や音楽再生ごときで、プチフリーズ発生でブチブチと途切れるようでは話になりませんから。

ハードディスクは、ある程度の使用期間や衝撃によるクラッシュの可能性などのマイナス面はあるものの、多少の断片化程度で動画再生や音楽再生に支障など出ません。
HDDのマイナス面は「そういうもの」という意識があるのでまだいいのですが、SSDは寿命やプチフリーズなど、まだまだ不明な点が多いです。
わけもわからず「HDDの差し替え」と飛びついて使うのはまだまだ考え物のようです。


結論:

SSDになって発生している「プチフリーズ」という現象は、どうやら

「SSDは断片化の影響を受けにくい」と言われ、また「デフラグをすると寿命が縮むから」ということで、起動ドライブでのログファイル等の激しい断片化を放置した結果、SSD独自の書き込み分散で断片化がさらに加速することで起こるもの

のようです。
まぁ少なくとも、当面は

脳天気に「これからはSSDの時代だぜ!!イヤッホウ!!」なんて浮かれていてはいけない

ということですね。

-----

追記:

都市伝説によると、

  • 「MLCタイプはダメだけどSLCタイプは発生しないらしい」
  • 「RAID0にすれば気にならないらしい」
とかいったブログ記事や口コミ記事をかなりたくさん目にしますが、
  • 過度の断片化が発生するシステムファイルの存在
  • フラッシュメモリのブロック消去と寿命対策のウェアラベリングの存在
という、WindowsとSSDの原理から言えば、おまじない程度にしかならないと言えます。
いつぞやの記事では寿命の観点で書きましたが、結局フラッシュメモリのフラッシュメモリたるゆえん(「フラッシュ」はブロック消去できるメモリ、という意味から)で、やっぱり

SSDはまだまだ時期尚早

ですね。
なので、Windowsが全ての一時ファイルを別パーティションに追いやれるOS、言い換えれば

起動ドライブの書き込みを一切しない、極論すればCD-ROMででも起動して通常通り利用できるOS

になってしまえば、遅いと言われるMLCタイプのSSDでも全く問題なく使えるわけです。

この理屈から言えば、Ubuntuなど、CD-Rで起動して使えるタイプのLinuxならば、SSDでもプチフリーズとは無縁でしょう。時間があったら検証してみたいですね。
Windows7がそうなれば理想的ですが…きっと無理でしょうね…。

2009年02月22日(日) ニュース, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (25) | トラックバック (2)

2009年2月21日 (土)

ひどい断片化にはデフラグを。でもこの断片化は…。

こちらは、「パソコンの起動が遅かったりフリーズしたりするので見て欲しい」とおっしゃるお客様。
パソコンはNECのVALUESTAR L、VL300/5D。

VL300/5D VL100/5D | ■VALUESTAR L 仕様一覧 :121ware.com

立体(3D)モデル > VALUESTAR :121ware.com
↑立体映像をドラッグしてぐりぐり回せます(笑)。

WindowsXPのSP1プリインストールですので、XPが登場して一段落した頃のものです。
機種を聞いたときは、単純にメモリが少ないだけだと思いましたが…。

-------

お伺いして現象確認。

…って、起動画面が「WindowsXP HomeEdition」なんて書いてます…。
SP1のままですがな…。

デスクトップが現れて、タスクトレイを見ていると…セキュリティ対策ツールがインストールされてます。
落ち着くまでそこそこ時間がかかってますが、まぁ7~8分程度。
早くはないですが、まぁこの構成ならこんなもんかな…。

フリーズは不定期に起こるので、何が引き金かはお客様もよく分からない、とのこと。
ワードを使っていた時だったり、インターネットを見ていた時だったり。

こういう場合は、たいていはメモリ不良だと相場は決まってます。

ということで、「Ultimate Boot CD」でmemtest86を起動してメモリチェック。

…エラー出ません…。

こんな具合に、現象の引き金が分からなければ、イベントビューアーでエラーが出てないかをチェックすれば、案外簡単に原因を特定できる場合があります。

イベントビューアーを開くには、スタートメニューなどから「マイコンピューター」アイコンを右クリック → 「管理(G)」 → 左側の「イベントビューアー」をクリック。
右側に「アプリケーション」「セキュリティ」「システム」とあるので、それぞれをクリックして、赤いペケ印がログの中にないかどうかをチェックしていきます。
たいていは、「アプリケーション」か「システム」の中で異常を見つけることができます。

…ありましたありました。

イベントの種類: エラー
イベント ソース: ESENT
イベント カテゴリ: General
イベント ID: 490
説明:
wuauclt (2380) 読み取りまたは書き込みのためにファイル "C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\DataStore\Logs\edb.log" を開こうとしましたが、システム エラー 32 (0x00000020): "プロセスはファイルにアクセスできません。別のプロセスが使用中です。 " が発生したため開けませんでした。ファイルを開く処理は、エラー -1032 (0xfffffbf8) のため失敗します。

詳細な情報は、http://go.microsoft.com/fwlink/events.asp の [ヘルプとサポート センター] を参照してください。

これと、
イベントの種類: エラー
イベント ソース: ESENT
イベント カテゴリ: General
イベント ID: 490
説明:
wuauclt (2380) 読み取りまたは書き込みのためにファイル "C:\WINDOWS\SoftwareDistribution\DataStore\Logs\edb.chk" を開こうとしましたが、システム エラー 32 (0x00000020): "プロセスはファイルにアクセスできません。別のプロセスが使用中です。 " が発生したため開けませんでした。ファイルを開く処理は、エラー -1032 (0xfffffbf8) のため失敗します。

詳細な情報は、http://go.microsoft.com/fwlink/events.asp の [ヘルプとサポート センター] を参照してください。

これ。

いくつも見受けられるので、お客様に聞いてみると、おかしくなった時間帯とほぼ一致するようです。

ネットで調べてみると、edb.logとedb.chkは、どうやらWindowsUpdate関連のログファイルとデータベースファイルらしいです。
どうもファイルが壊れているっぽいので、年数的に考えても、ディスクのエラーが考えられます。
ということで、Cドライブのエラーチェックをかけてみることに。

WindowsXPでは、エクスプローラー表示からドライブを右クリックし、プロパティから「ツール」タブ内「エラー チェック」からディスクチェックをかけることができます。

ディスクのチェック

このように2つチェックを入れると、再起動後にチェックをすることになります。

長い時間をかけて、エラーチェックが完了。
やはり、edb.logとedb.chkがおかしかったようです。修正がかかっていました。
再起動してみたのですが、やはり同じエラーがイベントビューアーに残ります。
WindowsUpdate関連のログであれば、なくても作成しなおすでしょう。とりあえず、ファイル名を書き換えて再起動。
どうやらエラーは出なくなっているようです。

とりあえず、メモリは手持ちのもので512MBがあったので増設。
でも…それほど早くはなりません。

…うーん…デフラグとかやってますか?

「え?何ですかデフラグって」

…ファイルの断片化の解消をすることです。
ファイルは書き込みや削除を繰り返すことにより、どんどん細切れになっていきます。
たとえて言えば、ファミリーレストランなどで込み合っている時間帯に5~6人の団体で行くと「分かれて合い席でお願いしま~す」とか言われることがありますが、あれと同じですね。
2つに分かれるぐらいならまだマシで、ひどいと6人全員が別々のテーブルやカウンター席で完全にバラバラに…気がついたら、全ての団体さんが全員バラバラ、なんてことも。これがいわゆるフラグメント(断片化)です。
これを整理するには、いったんテーブル席から全員立ってもらって、団体様ごとにきっちり並べなおせばいいのです。ハードディスクでするこの作業をデフラグといいます。

…でも、さっきディスクチェックをかける時に見ましたが、デフラグが問題になるぐらいの容量じゃなかったと思いますが…。

C01

空き容量は全体の4分の3。
これで問題があるとも思いにくいのですが、とりあえず断片化チェックということで「最適化」をぽちっとな。

C02

∑( ̄□ ̄;
…はうぁっ!!!

全体の断片化は17%ですが…断片化のトップは、たった2MBで3929個にまでばらばらになった、NTTセキュリティ対策ツールのログファイルです…。
すごいなぁ…1キロバイト以下でバラバラになってるわけですね…。丸ごと1個のキャベツと千切りキャベツぐらいの差があるわけです…。
NTTセキュリティ対策ツールが起動するのに時間がかかるのは仕方ないと思ってましたが、こりゃちょっとなぁ…。
で、実際の断片化状況を視覚的に見てみると。

C03_2

∑( ̄△ ̄;
…ひ、ひどい…。

なんてこった…こぢんまりと集中している領域で、せせこましく断片化が起こっています。
上記の画像では、JPEG化でつぶれてしまって分かりづらいのですが、赤い部分はかなりバーコード状にバラバラになってました。

断片化って、もっと広がった状態で起こっているものと思ってましたが…これじゃあいくら空き領域が大きくても意味がないですよねぇ…。

それに、強烈な断片化のほとんどは、いろんなソフトのログファイルとシステム復元用データ。
ログファイルは、頻繁に上書きされるので、断片化しやすいのでしょうね。

こういうのがある限り、仮想メモリやインターネット一時ファイルの作成先や各種テンポラリフォルダなどをCドライブから必死になって追放しても、結局は断片化によるパフォーマンス低下を避けることができない、ということですよね…。
これがハードディスクでなく、フラッシュメモリによるSSDになると、さらに問題となりそうですね。
SSDは、フラッシュメモリを使いますから、構造上の特徴で断片化の影響はあまりないものの、ここまで頻繁に書き込みが発生するようでは、書き込みがあまり早くないですから、パフォーマンスに影響しますし、書き込み寿命のある素子だけに、寿命が気になりますね。
一時ファイルやログファイルを全て別ドライブへ追放しきれないWindowsの仕様では、この辺は避けようがないってことですね…。

とにかく、デフラグ(最適化)をかけておきました。
これにはどれほどの時間がかかるかまったく見えないので、とりあえずこのまま放置して、終わってからまた動作確認をしてもらうようにお願いをして引き上げました。

起動の遅さはメモリ増設である程度解消できますが、断片化の影響まではちょっと吸収できませんね。
本当はSP3にしてNTTセキュリティ対策ツールも最新版にしたかったのですが、ちょっとこの状態では…。
その辺は、また後日ということでお話しておきました。

それにしても、断片化って、こんなにこぢ んまりと発生するもんなんですねぇ…。

-----

おまけ

Edb.chk関連の情報を探っていたら、こんな情報が。

ウイルス対策ソフトを停止せずにパフォーマンスを改善する方法 :Windows Server World Online - IDG Japan

Q:
Windowsのパフォーマンスが、ウイルス対策ソフトウェアが定期実行するウイルス検査時に著しく低下する場合があります。ウイルス対策ソフトを停止せずにパフォーマンスを改善する方法はないでしょうか。
A:
Windows2000以降では、Windows Update、Microsoft Update、または自動更新機能関連のファイルがウイルス対策ソフトウェアで検査される際に、ファイルがロックされて、パフォーマンスに著しく影響を与える場合があります。

 使用しているウイルス対策ソフトウェアが特定のファイルをスキャン対象から除外する機能を持っているなら(通常はあるはずです)、次のファイルをスキャン対象から除外してください。


%Systemroot%\SoftwareDistribution\Datastore\Datastore.edb
%Systemroot%\SoftwareDistribution\Datastore\Logs\Edb*.log( * は任意の文字列)
%Systemroot%\SoftwareDistribution\Datastore\Logs\Edb.chk
%Systemroot%\SoftwareDistribution\Datastore\Logs\Res1.log
%Systemroot%\SoftwareDistribution\Datastore\Logs\Res2.log
%Systemroot%\SoftwareDistribution\Datastore\Logs\Tmp.edb

へー、ウイルス対策ソフトのフルスキャン中のパフォーマンス低下って、ある程度仕方ないと思ってましたが、こういう回避方法もあったんですね。
早速試してみました。

Edb_vb

手動でスキャンをかけてみましたが…意外と効いてるんじゃないでしょうかね。
こちらはウイルスバスター2008での状況ですが、今までは自動でスキャンがかかったりすると、いやになるほど重たくなって、漢字変換すらもたついていたのに、この対策をとったら、若干重さは感じるものの、ほとんど気にならなくなりました。
皆さんもお試しあれ。

2009年02月21日(土) 定番トラブル, ソフトウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年2月19日 (木)

ノートパソコンの電源が入らなくなったのは…。

こちらは「ノートパソコンの電源が入らなくなった」とおっしゃるお客様。
パソコンは、シャープのメビウスノート。WindowsXPのSP2以降の機種です。

よくよくお聞きすると、電源ボタンを押しても、うんともすんとも言わない状態で、電源ランプは点いてもすぐに消えてしまうんだそう。

この手のトラブルは、ほとんどの場合、

  • ACアダプタの不良
  • ノートパソコン内の電源回路の不良
  • ACアダプタの接続部分の破損
  • バッテリー関連の問題
といった分類に分けられます。
しかし、ノートパソコンの場合、内部の電源回路の不良の場合は、はっきり言ってメーカー修理しかありません。他もほとんど同様です。
なので、よほどバッテリー関連のちょっとした設定の問題で、設定をクリアすれば治るとかいう問題でもない限り、基本的にメーカー修理になってしまうので、私がお伺いしてもその場で直る確率は相当低いといわざるを得ません。

お伺いしてから「治してもないのに金取るんか!!」と怒られるのはお互いに不本意ですし、専門の技術員が動いていますから、パソコンメーカーなどその辺の料金が製品代金として折込済みだったり、大きな会社だったりしない限り、ギャラは当然ながら発生してしまいます。
ということで、「ウチの場合は、治らなくても診断のための手数料・出張費が発生する」ということをお伝えして、ご了承いただいた上でお伺いです。

-----

お伺いして現象確認。
パソコンの置いてある部屋に通されました。
…って!

この部屋、壁から空気から、なんだか黄色っぽいです…。

この時点で、トラブルの原因は予想できました…。

問題のノートパソコンを開き、電源ボタンを押してみました。
電源ランプは確かに点きますが、すぐに消えます。
スクリーンは何も変化がありません。
バッテリーを外してもう一度電源ボタンを押してみましたが、やはり同じ。

ACアダプタの出力電圧を、テスターで測ってみましたが、19Vのアダプタで19.2~3V。まったく問題ありません。
まぁ本当に問題がないか、負荷のかかった状態でも電圧を維持できているかどうかという部分も確認したいところではありますが…。

よく見ると、デザイン的にはつやありの白いノートパソコンなのですが、妙に黄色い。
裏返してみると…ざらざらの表面の白いパネルは、かなり黄色いです。
冷却用の空気の吸入スリットは…やはりホコリが。しかもヤニっぽい。
シャープのこの時期の筐体は、手前のスリットから吸気し、メモリあたりを通ってCPU近くのファンで後ろまたは横に熱気を噴出すようにできていて、メモリあたりとCPUあたりはねじ止めのパネルであけることができることが多いです。
このノートパソコンもそうでしたので、開けてみました。

メモリ周りはマシでしたが、CPU周りとかファンの羽根にはヤニまみれのホコリがこびりついています…。

…う~~ん、放熱器がついてるので見えませんが、こりゃCPUあたりでヤニ交じりのホコリがこびりついている可能性がかなり高いですね…。
CPU部分も空気の通り道になっているので、実際、放熱器(ヒートパイプ)の下の隙間にもホコリがついているので、かなりヤバイ状態です。

こりゃダメですね。
これが原因でないにしても、遅かれ早かれこれが原因でダメになる可能性が高いです。
ここまでヤニまみれだと、掃除するのは事実上不可能です…。

「うーん、やっぱりそうですよねぇ…本人に言ってやってほしいです…」

実は主にご利用のご本人は不在で、予想通りヘビースモーカーです…。

そこへご本人がご帰宅。
お伝えすると、ばつが悪そうにしながらも、タバコを取り出して火をつけてました…。

「いやぁ~、やめたいのは山々なんですけどねぇ~」

私はもともとまったく喫煙経験がないので、やめるときのつらさとか全然理解できないのですが、ヘビースモーカーの人とそういう話をしてると、必ず言われるのは、

「そうそう、吸わないなら吸わないに越したことはないですよ…吸わなかったのは正解ですよ…」

みんな同じことを言いますので、さぞかしつらいんだなということだけは分かります…。

ということで、修理は断念、作業としては中のデータの取り出しに切り替えることとなりました。
ハードディスクを取り出し、ハードディスク自体は生きていることを確認、必要データを別メディアにコピーして作業は完了です。

使えなくなったパソコンは…どうしましょ?

このパソコンは「PCリサイクル」マークが付いているので、メーカーに連絡すれば引き取ってもらえます。
ただし、中のデータは流出しない保証がありません。
ですので、ハードディスクを抜いておけば、引き取りに出しても問題ありません。
基本的に、パソコンには、ハードディスク以外は、BIOS設定用CMOSメモリしかデータの保存はされませんので。
CD-ROMドライブやフロッピードライブにメディアを入れたまま忘れてた、というのは論外です( ̄▽ ̄;

抜き取ったハードディスクは、USB接続などできるケースに入れて外付けハードディスクとして使うか、必要なデータを抜き取ってバキバキに破壊しておくのが正解でしょう。
ハードディスクは意外と頑丈ですので、バキバキに破壊するには相当気合が要ります。
でっかいハンマーかつるはしがあれば完璧ですが…。

…といった注意点をお伝えして引き上げました。

2009年02月19日(木) 定番トラブル, ハードウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(電源), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年2月17日 (火)

「電子立国 日本の自叙伝」のDVDボックス。

私は以前、半導体製造ラインにある製造装置のサービスマンとして働いていました。
お客様との接し方や、機器のトラブルシューティングに関しては、その頃に「実戦経験」として身につきました。

このNHKスペシャルの番組「電子立国 日本の自叙伝」が始まったのは1991年初頭、その仕事に就いて、いろんなことを吸収しつつあったちょうどその頃でした。
職場でも「ぜひ観るように」との通達もあったりで、大変興味を持って観ていました。

NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 DVD- BOX 全6枚セット
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三宅民夫 相田洋


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私はリアルタイムでも観ましたし、まとめて再放送をしていた1年後に録画して保存してました。
ようやくDVD化されるわけですね…。

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詳しい解説は、本家で書いてあるので省きますが…。
物語として面白いのは、第3回~第5回。
でも、できれば全巻、順番に通しで観てほしいですね。

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で、コレに合わせてなのかたまたまなのか、こんな記事が。

半導体工場であった恐い話 :アルファルファモザイク

もうこの仕事から離れてかれこれ10年近くになりますが、いちいち用語や事例が分かりすぎて笑えました。
御札が貼ってある(笑)とか、ナトリウムコンタミとか、CVDとかフォトリソとかスパッタとか拡散(全て製造工程の名前。私のかかわっていた製造工程の名前は出てません…)とか、AGVとかインターロックとか、用語が懐かしすぎます(笑)。
で、「T○LのFEさんから聞いた」とか書いてあるのには笑った(笑)。私もそう呼ばれてたので。

ってか、これは半導体工場に出入りしている人しか分からないでしょうねぇ…。

ところで、半導体工場って、この記事にもありますが、ホント劇薬とか毒ガスとかバンバン使ってますからねぇ…。
実際のところ、在職中に言い聞かされていたのは、

「半導体工場の中で、『透明な液体』が床にこぼれていたら、それは『水』だと思うな」

ということ。
強烈な酸だったりすることもあるわけで、うかつに触るとひどい目に遭うんです。マジで。

使っているガスも、水素とかシランとかいった爆発性のガスとか、CO(一酸化炭素)とか、機密情報の関係でちょっと書けない腐食性の塩素系毒ガスとかあったり。

オカルトでなくても、半導体工場って充分怖い話が多かったですねぇ。

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怖い話は置いといて、そういった半導体製造プロセスを10年ほど間近で見続けていたので、フラッシュメモリの脆弱さは電子顕微鏡の断面図レベルで見て知ってますから、今のSSD万歳!の風潮って、どうしても馴染めないんですよね。

ハードディスクとフラッシュメモリの記録原理の違いは、たとえて言えば、壁にメモをとめるのに、マグネットを使うか画鋲(がびょう)を使うか、というのに似ています。
画びょうを何度も使うと穴だらけになり、刺した穴もゆるくなります。使い過ぎれば、当然ながら役に立たなくなります。
原理的には、マグネットはそういうことはありませんが、実際のハードディスクは、ミクロン単位の精密機器なので、物理的クラッシュが問題となります。

まぁ、私がクリーンルームに出入りしていた当時に比べれば、容量が劇的に増えましたから、その分、書き込み分散がうまく働けば、画びょうのたとえと同じで、寿命は気にならないレベルになるんでしょうけどね…。
この辺はまた改めて書かせていただきます。

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ちなみに、DVDボックスだけでなく、ばら売りもあるようです。


NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 第1回 新・石器時代 驚異の半導体産業 [DVD]
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三宅民夫 相田洋


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NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 第2回 トランジスタの誕生 [DVD]
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NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 第3回 石になった電気回路 [DVD]
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NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 第4回 電卓戦争 [DVD]
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NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 第5回 8ミリ角のコンピューター [DVD]
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三宅民夫 相田洋


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NHKスペシャル 電子立国 日本の自叙伝 第6回 ミクロン世界の技術大国 [DVD]
B001OGTX66
三宅民夫 相田洋


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半導体製造に興味のない方も、ぜひぜひご覧になってください。
単に「ドキュメンタリー」として観る分にも、かなり出来がいいと思います。

2009年02月17日(火) ウェブログ・ココログ関連, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 映画・テレビ | | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年2月15日 (日)

ネットにつながりますが、先に進めません。

こちらは、無線ルーターを買ったはいいけどうまくつながらないとのことでご依頼いただいたお客様。
ルーターは、PLANEX BLW-54CW3

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USB子機のセットで6000円を割り込んでいるというお買い得セット。
お客様いわく、

「初めての人でも手軽に簡単ワイヤレス!」

「…って書いてあったから買ったんだけどなぁ~」

…( ̄△ ̄;
こういう具合に「簡単」って書いてあって、ホントに簡単だったためしがないんですけど…。

冗談抜きで簡単には行きませんでした…マジ勘弁してください…。

-----

まずは現象確認。

パソコンは、NECのWindowsXPプリインストールモデル。メモリは512MB。
回線はNTTフレッツADSL、プロバイダはOCN。
ADSLモデムはMSIV(MS4)と、特に変わったところのない構成。

最初に見てみたところでは…パソコン側の「フレッツ接続ツール」がまだ有効のままでした。
インターネットオプションの「接続」タブの設定も、「ネットワーク接続が存在しないときには、ダイヤルする(W)」になっている。

インターネットオプションの「接続」タブの設定を「ダイヤルしない」にして…さて、どうだっ!

とりあえずつながります。
するってーと、何が問題?

「Yahoo!オークションを表示してみて」

…はい、お安い御用で。
お気に入りに登録されているYahoo!オークションを表示。問題ないです。

「じゃ、マイオークションを表示させてみて」

…はいはい。ぽちっとな。

……………変化なし???

ぽちっとな。

…………………………変化なし。

「ね。オークション画面で先に進めないんですよ。おかしいでしょ?」

うーむむむむむ…なんじゃこりゃ…。

接続できてないわけじゃないので、こりゃルーターの不良か?
しかし、こんな不良なんて見たことないぞ…。

とりあえず、私が常備しているメンテ用のルーターを持ってきてチェックです。

I-O DATA IEEE802.11g/b 無線LANルーター WN-G54/R3

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最近のアイオーデータの無線ルーターは、変な一発ボタンのせいで余計にヤヤコシイ状態なので、とてもじゃないけどお勧めできませんが、このWN-G54/R3は、変な癖がなく、メンテ用としては小さくて持ち歩きにも便利ですし、実に使いやすくできております。

こちらで接続したら、何の問題もありません。
ビシバシつながっております。
こりゃルーターだなぁ…。

でも、ファームウェアを更新すれば、よくなる可能性も、ないではない。
早速ファームウェアのバージョンをチェック。
Version 11.4.3.4.1j_b4。
メーカーのサポートページをチェックすると、最新版は11.4.3.1j-b7。

○Version 11.4.3.4.1j_b5 から Version 11.4.3.4.1j_b7 への変更点

■機能修正
・ 一部のサイトに接続しにくいまたはスピードが遅い問題を改善しました。
・ LAN設定のDHCP割り当て範囲の初期値を、192.168.1.2~192.168.1.254 に変更しました。
・ 設定情報が壊れた場合、リセットボタンで初期化できない場合がある不具合を修正しました。
・ WDSモードに設定した場合、Power LED が橙色になる不具合を修正しました。

「特定のサイト」って…なにやら、妙な不具合改善の表記がありますが…。

とりあえず、ファームウェアを更新してみました。
もう一度接続。

…一緒です。マイオークションから先へ進めません。

なんじゃこりゃ…。

ルーターとしては、「接続」はできてます。
でも、ブラウズが…。

とりあえず、FireFoxなどの別のブラウザを使って確認、ということもできなくはない。
でも、それはちょっと違うでしょう…。
ルーターを代えれば、何の問題もなくつながるんですから…。

こりゃ、ルーターがペケだとしか言いようがありません。
私のルーターは快調につながりますが、こればっかりは置いて帰るわけにはいきません。

買い替えをお願いして、今回は退出です。

-----

後日、「ルーターを入手した」とのことで再訪問。

…私のメンテ用ルーターと同じです…。

「いやぁ、オークションで安かったもんで。実績のあるルーターなら間違いないと思いまして」

…( ̄△ ̄; いやまぁ、確かにそうですが…よく見つけましたね…。

中古品ということでどうかと思いましたが、何の問題もなく完了です。
前回できなかった、もう一台のパソコンの無線接続も問題なく完了。

うーん、無事つながったのはいいんですが、何だったんでしょうねぇ…。

「やっぱりプラネックスは避けた方がいいんでしょうかね?」

…ん~~~…いや、確かについ最近、ルーターのファームウェアで悩んだことがありましたけど…なんとも言えませんねぇ…。
数年前は、プラネックスでもそれほどトラブルがあったようなイメージはないのですが…。

アイオーデータも同じで、最近の廉価版の製品だと、やはりいろいろ問題があります。
つい先日にも書きましたが、バッファローでも同様

どうも無線ルーターでは、メーカー問わず、8000円を切るような廉価版の製品だと、ハズレをつかまされる確率が増えているようです。

私はというと、家の建て替えを機に、屋内配線をギガビット対応にしましたので、

日本電気 AtermWR8500N PA-WR8500N

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LAN側/WAN側共にギガビット対応のAterm WR8500Nを導入しました。
ADSLではありますが、以前から有線でピークで30Mbpsぐらい出てましたが、11nになったので、無線でもそれぐらい出るようになりました。
当然ながら、有線でもまったく問題なく利用できてます。
無線LANなら、私が今お客様にお勧めできるのは、断然NECですね。
いろんな無線LAN機器(プリントサーバーなど)との接続があるなら、現状はバッファローでしょうけど。
今後はWPSの普及状況で、ちょっとずつ変わってくるでしょう。
でも、WPSって普及するんでしょうかねぇ…。

ところで、同じNECでもパソコンでは…うーん…サポートのお世話になるような状態にならなければ…。

2009年02月15日(日) 定番トラブル, ネットにつながらない・遅い, ハードウェアアップグレード関連, ハードウェア不具合関連(有線LAN), ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年2月14日 (土)

これも自宅サーバー。

こちらはトラブルではなく、新規設置のご依頼。
設置対象は、パソコンではなく、防犯カメラでした。

実際には、防犯カメラ自体はすでに設置済みだったんですが、そのカメラサーバーをネットにつなぎ、外部のパソコンから見ることができるようにする、というご依頼です。

普通なら、この手の防犯カメラシステムは、

Panasonic 屋内・ドーム型 ネットワークカメラ BB-HCM527
B0012FU6LK


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カメラだけでも結構なお値段のするもので、システム全体の設置などの面倒を見てくれるのは、専門の設置業者がいるのでそっちに頼むものなんでしょうけど、そこまでやってると、モノスゴイ金額になるのは目に見えています。
で、かなり格安のシステムを手に入れたはいいのですが、うたい文句の「簡単に設置できます」がかなり問題ありな状態だったようです。
結局ギブアップしてしまったので、私に救援を求めてきました。

やや遠方ということもあり、普通なら、こういうシステムのご依頼は受けないのですが、このお客様は、知り合いからの紹介なので、むげに断れない状態でしたし、一応どんなものなのかを見てから決める、という話でお受けいたしました。

しかし…開けてみてびっくりです。
コレのどこが「簡単」なんだ???と。
メーカーを小一時間問い詰めたい気分でした…。

-----

さて、実際のシステムは、というと…。
100ページもないペラペラのマニュアルがあるだけ。
製品パンフレットは、LAN端子があって、ネットへ接続すれば、外部からカメラ映像が見れますよ~てな感じ。
いやー、簡単に書いてますけどねぇ…要は「自宅サーバー」ですので、これを実現するのに、かなりの手間がかかるんですけどねぇ…。

  1. LAN端子経由でネットにつなぐ
  2. つながったカメラサーバーに「URL」を割り当てる
  3. 外部から、割り当て済みの「URL」を使って接続する
という手順なわけです。
しかし、「外部から接続可能なURLを割り当てる」のって、普通の人ではその概念を理解するのだけでも大変なんですよね。

難しい解説は省きますが、単純に言えば、

何もなかった土地に、新しい住所を登記して、建物を立てて店を構える

というのに該当するわけです。はい。

その「新しい住所の登記」をきっちりやるためには、本来ならば、変更されないグローバルIPアドレス、つまり「世界でひとつだけの自分専用のIPアドレス」をもらうことになります。
しかし、通常プロバイダからもらっているIPアドレスは、マンションなどの建物内ルーター環境でない限り、基本的にグローバルIPアドレスではありますが、定期的に変更されてしまいます。
ですので、恒常的に同じIPアドレスが割り振られるわけではないため、今もらっているIPアドレスが分かっても、ずっとそれを使えるわけではないので、外部からは、今のIPアドレスではいつまでもつながるわけではないのです。

仮住まいのビジネスホテルに滞在しているようなもので、同じホテルでも、チェックインするたびに部屋番号が同じとは限らないのと同じです。
ずっと同じ部屋を使い続ける必要があるなら、不動産屋などを通じて部屋を借り、外部から郵便物が届くようにするために、住所を登録しなければなりません。

それを、部屋番号が変わっても、必ず郵便物が届くようにするようなサービスがあります。
ダイナミックDNSというものです。

ダイナミックDNSとは 【DDNS】 - 意味・解説 : IT用語辞典
ダイナミックドメインネームシステム :フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

この辺は説明書にも簡単に、モノスゴク簡単に、書いてありました。
説明書には「DynDNS.com」という無料サービスを使う例が書かれていました。
実際にはかなり簡単です。
英語オンリーのサイトということを除けば、本当に簡単です。
手持ちのメールアドレスで、サービス会社が持っているドメインのサブドメインとして登録し、今現在割り振られているグローバルIPアドレスを設定すればいいだけ。
そこまでできれば、あとはそのサブドメインのURLと登録アカウントとパスワードを、カメラサーバーのDDNS設定画面に入れるだけ…の、はずですが。

ここで問題となるのは、手元のブロードバンドルーター。

「ポート開放」という設定をしてあげなければ、外部からのアクセスは中に入ってこれません。
まぁ、ブロードバンドルーターというのは、外部から見れば、オートロックのマンションみたいなものですので、入り口で部屋番号を押して開けてもらう必要があるのです。
もしくは、外部からその部屋までスルーパスの出入り口を作ってもらうか。

このスルーパスの出入り口にあたるのが、ルーター設定の「DMZ」設定です。
普通では使いませんが、こういう具合に外部へ開放する際に使うものです。
サーバーのIPアドレスを固定しておき、そこへ全ての外部からのアクセスが飛ぶようにするわけです。

しかし…今回のお客様の環境は、フレッツ光プレミアム。
ブロードバンドルーターの代わりに、CTUというルーターが設置されています。
コレにはDMZといった大胆なものはない(らしい)ので、どうやら必要に応じてポートを開けるなり閉じるなりしてやらなければならないようです。
で、今回は、こちらのサイトを参考にさせてもらいました。

自宅サーバー用NTT加入者網終端装置(CTU)ファイアウォール設定例(SPI使用時) :「鷹の巣」の自宅サーバー

CTUの場合は、「ファイヤーウォール」という形でポート遮断を行っています。
この設定を変更し、DDNSサービス経由で、外部からURLを利用して接続できるようにする必要があります。
参考サイトを見ていただけるとお分かりかと思いますが、実にたくさんのポートを設定してやる必要があります。
非常に面倒ではありますが、このカメラサーバーのための専用回線ではないので、無制限に開放すると、他のパソコンに危険が及ぶことになります。
ということで、1つ1つ設定しておきました…いやー、手間がかかりました…。

ためしに、CTUのプロバイダ接続のやり直しを何度かやり、IPアドレスが変わってもDDNSサービスの画面で反映されていることを確認して設定完了です。

しかし、動作確認をするためには、接続しに行くパソコンが同じルーターにぶら下がっているものだと、まともにつながってくれませんので、どこか別の回線を使っている人にお願いをする必要があります。
ということで、紹介してくれた知り合いに電話してみて、カメラ画像が表示されることを確認して完了です。

ということで、無事外部からカメラ映像をチェックできるようになりました。

ここで皆さんも思っておられることがありますね。はい、リピートアフターミー。

どこが簡単やねん!!!

…はい、ありがとうございました。

いや、でも、「数年前に比べれば」「いろいろ分かっている者からすれば」驚くほど簡単になったのは確かなんですけどね…。
この手の機器のうたい文句は、「ずぶの素人でも簡単」という意味ではありません、ってことで。

2009年02月14日(土) ネットにつながらない・遅い, パソコン・インターネット, ホームページ制作関連, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年2月13日 (金)

PPTファイルが開きません。

「パワーポイントのファイル開こうとしたら『ファイルが開きません』って出るんだけど」

とヨメさんからケータイへ着信が。
遠慮も会釈もない。
なにやら、職場のパソコンで、PowerPointのファイルを開こうとして開かないようだ。

お客様のところでよく言われるのは、

「ささもとさんみたいにパソコンをよく知ってる人が家にいて、奥さんやお子さんがうらやましいです~」

という言葉。ホントよく言われます。

でも、現実はそうは甘くないです。

彼女たちは、私がパソコンで少々のことができるぐらいは「当たり前」なので、ありがたくもなんともないようです…。
ネットがつながらないとかは、即時回復できて当たり前。できないと無能扱い。ひーん(泣)。
娘からは、完全にパソコン便利屋扱い。

娘:「とーさん、○○を○○したいんだけど、できる?」
私:「うーん、それはちょっと難しいぞ。調べたらできそうだけど、時間かかるぞ」
娘:「…ちっ」

てな感じで、ぜーんぜんありがたがられません…。
まぁ、こんなもんです…(´д`; )

それはさておき、「ファイルが開かない」の件ですが…。

-----

単純な話、「PPTファイル」とか言っているなら、パワーポイントがインストールされていないだけ。
職場でパワーポイントを買ってもらえー。

Microsoft Office PowerPoint 2007
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通常は2万円以上で、アップグレードでも、

Microsoft Office PowerPoint 2007 アップグレード (メーカー提供:2,000円キャッシュバックキャンペーン中)
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1万円切らないんですけど、なんか最近は期間限定とかで、

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1万円切ってます。キャッシュバックまでやってます。
アップグレード対象はMicrosoftOfficeスイートがインストールされてればいいようですので、すでにWord/Excelをお持ちならばかなりお得ですね。
一応、お手元の環境がアップグレード対象かどうかは買う前に店員さんに確認してから買いましょう。

…とはいえ、ケータイに電話してくるぐらいですから、「そんなもん買いに行くゆとりがあるか!」とか怒鳴られそうなので、

PowerPoint Viewer 2007 :Microsoft ダウンロードセンター

コレをダウンロードすれば…と教えてやったら、

「そんなもん、やり方わからんわ。ちょっと来て」

こっちの都合を聞く前に「来い」です…。
こういう相談が気軽にできることを、微塵もありがたがっていない口調です…とほほ~…。

仕方ない、USBメモリ(もちろんAutorun.inf対策済み)に、ダウンロードしたPowerPoint Viewer 2007を突っ込んで、クルマを走らせた。

向かう途中で電話が鳴った。

「開けるようになったから来んでいい。てかカエレ」

…( ̄△ ̄; あそー。たろー。ちがうか。

結局、後で聞いてみたら、やはりパワーポイントがインストールされていなかった模様。
職場の人がいろいろ手配してくれて、インストールできるライセンスはあったようなので、なんとかなったらしいです。
めでたしめでたし…うーむむむ…。

-----

ところで、そのPowerPoint Viewer 2007なんですが、USBメモリに入れて持っていくにあたり、いろいろ調べてたら、なんかたったの1回しか起動できないことがあるという極悪な仕様が存在するらしいです。
正確には、1ユーザーアカウントにつき1回だそう。

1度起動したら二度と起動できないって、「とっととソフト買え」って言われてるようで、とってもィャですよねぇ。

こちらの方がエライ目に遭われたようです。

PowerPoint Viewer 2007 の悪夢 :オノデラの研究日記 in わんくま

結局ナニがまずいのかというと、

PowerPoint Viewer 2007 を起動しようとしても実行されない :Microsoft サポートオンライン

この問題は、英語版の Windows がインストールされているコンピュータに英語版以外の Office または PowerPoint Viewer をインストールしたときに発生します。
この問題を解決するには、以下の手順を実行します。
  1. [Start] ボタンをクリックし、[Search] をクリックします。
  2. [All files and folders] をクリックします。
  3. [All or part of the file name] ボックスに「ppvwintl.dll」と入力し、[Search] をクリックします。
  4. 検索結果の一覧で、[Ppvwintl.dll] を右クリックし、[Copy] をクリックします。
  5. 次のフォルダを開きます。
    C:\Program Files\Microsoft Office\Office12
  6. このフォルダに "1033" という名前のフォルダが含まれる場合は、手順 7. に進みます。

    このフォルダに "1033" という名前のフォルダが含まれない場合は、フォルダを作成します。これを実行するには、以下の手順を実行します。
    1. [File] メニューの [New] をポイントし、[Folder] をクリックします。
    2. 1033 と入力し、Enter キーを押します。
  7. "1033" を開き、[Edit] メニューの [Paste] をクリックします。
…だそうです。

いつもお世話になっている「パソコンFAQ」さんでも書かれてます。

PowerPoint Viewer 2007 が起動しない :パソコンFAQ

ずいぶん古いトラブルで、環境が限定されるってのはありますが、未だに解決されてないってのが…。

-----

追記:

ついでにもうひとつ、PowerPointファイルが開かなくなるトラブル事例を。

PowerPoint のプレゼンテーション ファイルをダブルクリックすると、エラー メッセージ "このファイルを開けません" が表示される :Microsoft サポートオンライン

現象
Microsoft Office PowerPoint 2003 または Microsoft PowerPoint 2002 で次の現象が発生するこ...Microsoft Office PowerPoint 2003 または Microsoft PowerPoint 2002 で次の現象が発生することがあります。PowerPoint プレゼンテーション (.ppt) ファイルをダブルクリックしても PowerPoint が起動せず、次のエラー メッセージが表示されることがあります。
このファイルを開けません。
原因
この問題は、プレゼンテーション ファイルと PowerPoint との間の関連付けが破損している場合に発生する可能性があります。
拡張子の関連付けが破損するだなんて、そういうこともあるんですね。
解決方法
この問題を解決するには、次のいずれかの方法を使用します。
方法 1 : ファイルの関連付けを復元する
  1. [スタート] ボタンをクリックし、[マイ コンピュータ] をクリックします。
  2. [ツール] メニューの [フォルダ オプション] をクリックして、[ファイルの種類] タブをクリックします。
  3. [登録されているファイルの種類] ボックスの一覧で、[PPT] をクリックします。その後、[変更] をクリックします。
  4. [Microsoft PowerPoint] をクリックして、[OK] をクリックします。

    : Microsoft PowerPoint が一覧にない場合は、[参照] をクリックし、C:\Program Files\Microsoft Office\Office10 フォルダを見つけてダブルクリックします。次に、Powerpnt.exe をクリックして、[開く] をクリックします。
  5. [OK] をクリックし、[閉じる] をクリックします。

方法 2 : インストールされている Office XP を修復する
  1. PowerPoint を起動します。
  2. [ヘルプ] メニューの [アプリケーションの自動修復] をクリックし、[開始] をクリックします。
  3. 画面の指示に従って、処理を完了します。
…ほほー、なるほど。
でも、そういう関連付けが壊れる原因の方が知りたいもんですね…。
それにしても、
回避策
この問題を回避するには、以下の手順を実行します。
  1. PowerPoint を起動します。
  2. [ファイル] メニューの [開く] をクリックします。
  3. 開くファイルを見つけてクリックし、[開く] をクリックします。
…いや、こういう回避策を提示されても……。

2009年02月13日(金) 定番トラブル, ソフトウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年2月11日 (水)

同じVistaなのにつながらない。

こちらは「新しく買ったパソコンが無線LANでつながらない」というお客様。
いや~、ホントに無線LANの案件が増えましたねー。

無線LANの「つながらない」は、いろんな要因があるので、結局はお伺いするしかありません。
でも、今回のはちょっとわかりづらかったですね…。

お伺いして、いつもどおり現象確認。
新しいパソコンなので、もちろんVista。NECのノートです。

…つながるじゃないですか。

「ああ、すぐ切れますよ」

…ホントだ。切れた。

再起動したり、とにかく接続しようともがいたりすれば、とりあえずつながる。
ブラウザを起動して、いくつかページを表示させたら、もう切れてしまう。

こういうのは、無線LANの親機に問題があることも多いんですが…。

「んーと、別の部屋にある、パソコンはつながってるんで、それはないと思うんですけど」

…そちらはXPとかじゃないですか?

「いーえ、1年ほど前に買ったデスクトップのVistaですよ。しかも同じメーカーの。内蔵の無線LANですが、全然問題ないですよ」

…( ̄△ ̄; は、はぁ…。

ということは、親機じゃない…子機ですよねぇ…。

一応、親機を見に行きました。
親機はNECのWL11AP。ADSLモデムもNECのルーター内蔵タイプです。
うーん、形は似てますが、リコール対象のWL54TEではありませんねぇ…。
ルーターモデムと親機の電源を入れなおしましたが、現象変わらず。うーむ。

さて、子機側に問題があることがハッキリしたので、いろいろできるところをやっていきましょう。
(後から考えたら、これがトホホの始まりでした…)

-------

まずはLANケーブルでつないでみる。
こちらは全く問題なし。軽快にブラウズできます。
端末としての機能に問題があるわけではない、ということ。

セキュリティ対策ソフトは、最新の状態で、期限切れだとか必要なソフトウェアを遮断しているとかの怪しげな様子は見られない。
ファイヤーウォールも、Windowsファイヤーウォールはきっちり無効なので問題なし。

では無線LANの設定。

ありがちなのは、WEP設定のWEPキーが間違っているとか。
WEPキーが間違っていても、無線接続自体はつながったように見えることもあったりしますので。
念のため、正しいWEPキーを、メモを見ながらメモ帳に打ち込み、コピーして設定欄に貼り付け。
再度接続してみたら、つながりましたが、また切れます。

よくよく考えると、つながって、IPアドレスが割り振られて、Webページが表示できるということは、WEPキーが間違っているわけではないのです。
前述の「WEPキーが間違っていてもつながったように見える」場合は、IPアドレスが割り振られないので、Webページの表示はできませんから。

あとは…無線LANのドライバの更新かなぁ…。
メーカーサイトの該当機種のダウンロードページを見ても、まだ新しい機種のせいか、更新ドライバは存在しません。
無線LANのドライバ削除、インストールしなおしをしても同じ。

うーむむむむむむ…。

こりゃメーカーに聞くしかないか。
でも、なぁ。NECだからなぁ…。

電話しました。
一通りやったことを改めて指示されました。
全てやったのと、別のNECデスクトップではつながっていると伝えたら…やっぱり出ました。
「あとは…とりあえずリカバリですかね」
出た。「とりあえずリカバリ」ときたもんだ。
…あのー、まだ買って間もないですし、初期不良ということで交換とかできませんか?
「申し訳ありませんが、リカバリして問題が出ないと初期不良とは言えませんので…」
結局リカバリですか。
…そうは言っても、指示いただいたチェック項目以外の要因ってないんですよね?リカバリしても改善しないのは目に見えているような気がするんですが。
と、少々強い口調で言ってやったところ、
「えーと、あのー、そのー…あ、無線ルーターの機種はお分かりでしょうか?」
…同じNECのWL11APですけど。
「ああ、では、Atermの窓口にお電話いただけますか?そちらで問題なければ、リカバリをお試しいただけませんでしょうか…」

ということで、Atermの窓口に電話してみた。

現象と機種名を伝えると、
「あのー、それはレンタル品かご購入品かお分かりになりますか?」
お客様にお聞きすると、レンタル品だとのことなので、そう伝えた。
どうもレンタル品と一般購入品は違うらしい。
「一応お電話番号いただけますか?…ああ、○○様ですね。回線は××××で間違いございませんね?」
ちゃんとユーザー管理されているようです。すごいな。
「あのですね、この機種は、実はVistaだと、無線子機のICの種類で、こういった『つながらない』『つながってもすぐ切れる』が発生します。レンタル品でしたらVistaでも問題ない新しい機種に交換させていただきますので、お手数ですがプロバイダ様にご連絡を入れていただけますでしょうか?」

ε=( ̄皿 ̄#  やっぱり原因は親機(アクセスポイント)かよっ!!!

よくよく考えたら、11bの親機なんだから、Vistaだと要注意ってこともあるわけで…。
まぁ、レンタル品ということで、お客様的には費用負担なしで交換してもらえるわけですから、まだいいかな。
お客様は無線の設定程度であればご自身でできるスキルをお持ちですので、その辺はお任せして私の作業はここまでです。

それにしても、初期不良とかリカバリとか、回り道せずに済んでよかったですよ…安直に「とりあえずリカバリ」をせずに、ホントによかったです。

-----

記事を書くにあたり、改めて調べてみたら、

会員サポート > 「AtermWL11AP」と一部のIntel製無線LANチップ内蔵パソコンとの相性問題について :@nifty

「相性問題」だそうです…。

※お客様がお手持ちのパソコンのデバイスマネージャで、「Intel(R)Pro/Wireless 3945ABG Network Connection」「Intel(R)Wireless WiFi Link4965AG」「Intel(R) Wireless WiFiLink4965AGN」と表示されるパソコンが該当します。ご不明な場合には、お手持ちのパソコンのお問い合わせ窓口にて、内蔵無線LAN チップの型番をご確認願います。
確かに、お客様の問題のパソコンはIntel製のチップでした。
Vistaだからというわけではないようですが、どうやら間違いないようですね。
イー・アクセスの回線を使っているプロバイダだと、この親機のレンタルをしているようです。
この情報は@niftyで掲示されてますが、イー・アクセスは回線業者ですから、プロバイダ(接続業者)は@niftyでなくても一緒だということでしょうね。

それにしても、改めて「つながらない」の原因判定の難しさが浮き彫りになった格好です…。
他のパソコンが問題なくつながってたりしたら、なかなか親機の問題だとは気付きませんよね…。
まぁ、この場合は「相性」なので、あながち親機のみの問題とは言えませんが。

2009年02月11日(水) ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年2月 9日 (月)

写真をメールで送れません。

こちらは「写真をメールで送ろうとしているんですけど送れないんです」というお客様。
パソコンは、NECのVista搭載デスクトップ。Vistaでも比較的初期のものです。
電話だけではちょっと要領を得なかったので、どんな感じなんだ?と不安になりながらお伺い。

いつもどおり現象確認。
エラーが出る状況を再現していただきました。
電話などで要領を得ない時って、大体は思いもよらぬ操作をされています。
ですので、どんな状況でどうおかしくなるのかを、実際に操作してもらうと、問題解決に早く到達できる場合が多いのです。
ということで、お客様の操作を見ていると…。

まずはピクチャフォルダを開き、送信する写真を選んで右クリック、「送る」から「メール受信者」。

…いやまぁ、確かにそれでも送れますが…。
普通にどこかの教室でパソコンを習うと、メール作成画面から添付する操作を習うと思います。
確かにまどろっこしいので、そういう形で送信画面を開くこともできますけど…。

ここで、「新規メールの作成から写真ファイルを添付してもいいんじゃないの?」と思ったんですが、画像の右クリックからなら、

Attachfile

こんな感じで、大きすぎるデジカメ写真のサイズを、何枚あっても一発で縮小して送信できますから、実を言えば、こちらを使うのも充分理にかなったやり方です。
送信の都度、いちいち送信用に縮小した写真を用意するのは、それほど枚数がなくてもめんどうですから。
ということで、エラー原因の解決が必要です…。

で、出たのがこのエラー。

プロファイルが作成されていません。コントロールパネルの[メール]アイコンを選択して、新しいプロファイルを作成してください。

プロファイルが作成されていません。コントロールパネルの[メール]アイコンを選択して、新しいプロファイルを作成してください。

…は???

とりあえずエラーメッセージどおりにコントロールパネルを開いてみました。

Controlpanel_home

「ほら、エラーメッセージどおりにコントロールパネルを開いても、『メール』なんて項目ないんですけど」

…( ̄△ ̄;
うーむむむむむ、確かに…。

せっかくエラーメッセージを出しても、これでは「何のことだかわからない」と言われても仕方ないですね。
はてさて…。

-----

ちなみに、

Controlpanel_classic

クラシック表示にすれば出るんですよね…。
んまー、なんて不親切なエラーメッセージなんざぁましょ。

この状況に至る経緯を聞いてみたら、このエラーになる前に、お客様ご自身でリカバリをしたらしいのです。
なかなか起動しないなどの不具合がいろいろあり、NECのサポートに問い合わせたら、例によってリカバリ宣告…。
で、そのとおりリカバリして、いろいろ環境を整えてから、このエラーメッセージの状態になったんだとか。

それにしても、NECにこの手の問い合わせをしたら、何でもかんでもリカバリですね。
特に初期不良の問い合わせの場合はひどい。
どんな症状であっても、必ずリカバリをさせる。

リカバリしないと初期不良だと認定しないのだ。

NECには、初期不良の判断基準が「リカバリしてもダメかどうか」しかないのだ。

「5分や10分でリカバリできて、ダメならすぐに戻せる」というならやってもいいけど、30分や1時間だなんて、確実に治るならやってもいいけど、単なる「現象切り分けの手段」なら、現地では正直なところやってられない。
以前ありましたが、メモリ不良だとかで数秒で終わる、なんて話ならまだ早いですが、一通り終わってから症状変わらず、無駄に時間がかかっただけ、ってこともない話ではないですので。
いつになったら「NEC純正の診断ディスク」を作ってくれるんでしょうねぇ…。

まぁそれはそれ。

今回はお客様にてリカバリ済みだったわけですが、どうもそのリカバリで初期状態に戻ってからの環境調整でいろいろ手違いがあったようですね。
メールの設定に問題があるような気が…。

「メールはちゃんと設定してますよ。ほら、ちゃんと使ってますし」

と、お客様はWindowsメールを開いてくれた。
新しいメールが数通届き、受信音も出た。
昨日もメールでやり取りをしていたそうなので、なんら問題はなさそうだ。
じゃ、なぜ…。

もう一度やってみて、エラーメッセージを見てみると…。

おっと!このエラーメッセージは「Microsoft Office Outlook」のものだ!!

-----

これは後で気づいたのですが、先ほどのクラシック表示のコントロールパネルの「メール」を開いてみたら、

Controlpanel_mail

プロファイルが設定されていません。
そりゃ、ああいうエラーメッセージになるのはわかります。でも、ああいうエラーメッセージではわからんですよ…。
後になってようやく「ああ、なるほどね」と言えますけど…。

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要するに、Windowsメールを起動しないといけないところを、Outlook2007を起動してしまっているわけです。
これは「既定のプログラム」設定のズレでしょう。

スタートメニューから「既定のプログラム」 → 「既定のプログラムの設定」を開いて確認。
設定済みのWindowsメールの状況を確認するためです。

このプログラムは、3個のうち1個を既定として開くように設定しています。

Windows メールは、電子メール管理のための次世代ソフトウェアです。
このプログラムは、3個のうち1個を既定として開くように設定しています。
…次世代っすか…。
それはいいとして、「3個のうち1個」ねぇ…。
ということで、
このプログラムの規定を選択する(C)
選択したプログラムが既定として開くファイルの種類とプロトコルを選択できます。
をクリックします。

プログラムの関連付けを設定します

「プロトコル MAILTO(URL:MailTo Protocol)」と、「スタートメニュー 電子メール リンク(スタートメニューリンク)」が、「Microsoft Office Outlook」になってます…。

この2つにチェックを入れ、3つとも「既定」としておきました。

このプログラムはすべて既定として設定しています。

さて、これでもう一度やってもらいました。

「おっ、ちゃんと開くようになったね!」

おそらく、リカバリしてすぐにネット接続とメールの設定をされて、あとからOffice2007をインストールしたのでしょう。
Office2007はリカバリしただけでは入りません。
リカバリが完了したら、添付のCD-ROMを使ってインストールする必要があるのです。
で、その中にあるOutlook2007がインストールされると、自動的にWindowsメールから「既定の設定」を奪い取ってしまいます。
それで右クリックから送った場合にWindowsメールが起動しなくなり、初期状態で設定されていないOutlook2007が呼び出され、くだんのエラーになったわけです。
しかし、Windowsメールはデスクトップ上のショートカットからは問題なく使えるため、その変更には全く気付かなかった、ということ。

原因ははっきりしましたので、これで完了です。

-----

今回の件を、後で調べてみたら、この右クリックから送る場合は、どうやら「プロトコル MAILTO(URL:MailTo Protocol)」の問題ではなく、「スタートメニュー 電子メール リンク(スタートメニューリンク)」の設定が利いているようです。

「MAILTO」だけをOutlook2007にしても、右クリックから送ったらWindowsメールが起動しましたし、「MAILTO」を戻して「電子メール リンク」だけをOutlook2007にしたら、先のエラーになりました。

ということは、「既定のプログラムの設定」を使わなくても、スタートメニューのプロパティの設定で回避できる、ということになります。

Profile06

スタートボタンを右クリックで「プロパティ」、「スタートメニュー」タブの「カスタマイズ」ボタンをクリック、ここで「電子メールリンク」を設定変更すればいいことになります。
おそらく、スタートメニュー上の「電子メール」の変更が、「送る(SendTo)」内の「メール受信者」にも影響するんですね…。

まぁ、こんな言い方をするとアレですが、おそらく圧倒的多数であろう「メールソフトを起動して新規メールを開くやり方の人」からすれば、「だからどうした」ってレベルの話ではありますが…。

-----

ちなみに、Vistaの「SendTo」フォルダの場所は、

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\SendTo

ということで、XPとは微妙に違います。XPの場合は、

C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\SendTo

です。
私はこの「SendTo」フォルダに、「Notepad.exe(メモ帳)」のショートカットを置いて、「メモ帳で開く」と名前を変えて置いてあります。
こうすると、メモ帳で開きたいファイルを右クリックして「送る」から「メモ帳で開く」にすればすぐに開くことができて便利です。
Windows95の頃から愛用している小技ですが、意外と使っている人は少ないような気がします。

2009年02月09日(月) ソフトウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, メール送受信関連, 基本操作・便利技関連, 携帯・デジカメ, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年2月 7日 (土)

クライアントマネージャ2のアンインストールができません。

以前にも書きましたが、最近は、やたらと無線LANの設定が多いです。
パソコンの初期セットアップ程度なら、説明書にも書いてありますし、ちょっと経験を積んだ人なら、(適切かどうかは別として)何らつまづくことなくインターネット接続までできてしまう場合も多々あります。
そろそろ新品パソコンのセットアップという仕事は流行らなくなってきた、と言えるのかもしれませんね…。

とはいえ、無線LANの設定は、いつまでも敷居が高いままです。
既存のネットワーク環境を理解しておかないと、ルーターではなくアクセスポイントモードにしなければならないとか、パソコンの「広帯域接続」やPPPoEの「接続ツール」は無効にする必要があるなど、いろいろ理解しておかなければならない項目が多いので、なかなか「初心者でも簡単!」とはいきません。

だからこそ、我々のような仕事がまだ成り立つんでしょうけど。

さてさて、今回のご依頼は、やはり無線LANがらみ。
タイトルどおり「クライアントマネージャ2のアンインストールができません」とのこと。
パソコンのOSは、WindowsXP。
無線LANカードが11bと遅いのでルーターごと子機セットで買い換えたはいいのですが、付属のクライアントマネージャ3に入れ替えようとしたら、それができない、とのこと。

うーむむむ。

-------

お伺いして現象確認。
ダウンロード済みの最新版クライアントマネージャ3をインストールしようとしたら…。

Cm3_01

BUFFALO クライアントマネージャ3 インストーラ

旧バージョンが見つかりました。
今インストールされているClient Manager2を
アンインストールする必要があります。
旧バージョンのアンインストーラーを今すぐ起動しますか?

…うんうん、アンインストールしたってちょ。

Cm3_02

BUFFALO クライアントマネージャ3 インストーラ

セクション call_uninst900111 実行中にファイル読み取りエラーが発生しました。
終了します。

…( ̄△ ̄;
なるほど。確かにアンインストールさせてくれませんね。

んじゃ、ソフトウェアの追加と削除から…って、リストにありませんがな…。

とりあえず一度クライアントマネージャ2をインストールしなおそうと思ったんですが、同じメッセージが出て再インストールもできない状態。

プログラムのフォルダはアンインストールされずに、確かに存在しますので、こいつを削除しとけばいいんじゃないの?と思ったんですが、なんかまだフォルダ内のDLLが動いているみたいで削除不可です…。
どうもこの辺が問題なんだろうな…。

それでは、とセーフモードで再起動、クライアントマネージャ2のフォルダをゴミ箱へポイして通常モードで再起動。
どうやら先のDLLが起動しないとかのエラーも出ないので、再度クライアントマネージャ3をインストールしてみましたが…同じ。
インストーラーが、ファイルではなくレジストリでもチェックしてるのかなぁ…。

仕方ない、セットアップ用の設定ファイルをのぞいてみるか。
clientmgr3フォルダの中にsetup.infがあるので、メモ帳で開いてみた。
2つ目のエラーダイアログの内容を探せば、何が引っかかっているかわかるはず。

エラーメッセージの内容が書かれている付近を探してみると…

HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\MELCO INC\Melsetup\UN900111
どうも、数字によってバージョンは違うようですが、このレジストリが旧バージョン(クライアントマネージャ2)があるかどうかのチェックポイントらしい。

もう旧プログラムのファイルもそのアンインストーラーも存在しないので、念のためバックアップとして右クリックしてエクスポートしてから、このレジストリキーを削除。

無事インストールできるようになりました。

クライアントマネージャ3も問題なく起動し、AOSSも使えるようになりましたので完了です。

でも、ネット検索しても、同じ現象に対する決定的な対処法は見当たらなかったので、これが他の人の事象に合うかどうかは不明です。
ですので、あくまで参考事例として提示しておきます。無保証です。レジストリをいじるので自己責任です。この現象のおいての個別の質問にはお答えできません。

2009年02月07日(土) ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年2月 5日 (木)

押してはいけないAOSSボタン。

こちらは「ネットにつながらなくなった」というお客様。
よくよくお聞きすると、NintendoDSiを接続してからおかしくなったとか。

NintendoDSiは、旧機種のDSに比べて、よりインターネット接続を意識したつくりになっています。
ニンテンドーDSiショップがそれ。
インターネットブラウザ(無料)をはじめ、いろんなソフトをダウンロードして、どんどん機能を追加できるようになっています。

同じ任天堂のWiiもそうですが、「インターネット接続がないと単なるゲーム機」ですので、その機種の魅力が半減してしまうようなつくりになっています。
また、その接続方法も、従来よくあった特殊な専用ケーブル接続だとか、それ専用の何かが必要ではなく、汎用的な無線LANで接続できます。
しかも、既存の一発ボタン形式である「AOSS」や「らくらく無線スタート」に対応させて、より簡単につながるようになっています。
このブログでも何度か書きましたが、

無線LAN対応の最近のゲーム機は、ネット接続しないと損

なんです。

今回のお客様もそうお感じになったのか、既存のAOSS対応無線ルーターにつないだそうなんですが…。

お伺いして、例によって現象確認。

  • 既存の無線LAN接続のパソコンは、全くインターネットにつながりません。
    • でも、LANケーブルでつなぐと、ホームページ表示は問題なくできます。
  • NintendoDSiは、問題なくインターネットにつながってます。
この現象から言えることは、
  • 無線ルーターはインターネットにつながっている
  • 今までつながっていた無線LAN接続のパソコンがつながらない
ということ。
要はパソコンでの無線LAN経由のネット接続を復旧すればいいだけ。

…そう、それだけなら、ネタにはなりません。
今回の「トラップ」は、AOSSボタンでした…。

-----

もともと使っていたパソコンも、今までAOSS無線ルーターにつながっていたわけですから、何らかの理由でつながらなくなっただけ。
だったら、もう一度AOSS接続してみればいい。
内蔵無線LANなので、クライアントマネージャ3でAOSS接続をやり直すだけでいいんですが…って、あれ?
クライアントマネージャ3がないということは、もしかして、手動で設定してた?
んじゃ、クライアントマネージャ3をダウンロードしてきて、インストールしてAOSS接続、と…んんん???

AOSS設定の最終段階の「新しいセキュリティ設定で接続しています…」のまま、いつまでたってもつながりません。
何度やり直しても同じ。

うーむむむむむ…。
そんなはずは…。

ルーターの設定画面を開いてみて、AOSS情報を見てピンと来た。

暗号形式が「AES」なのだ。

これをWEPに変更してやり直してみたら、一発でつながりました。

内蔵無線LANが、このルーターのAES形式では接続できなかったのです。

無線LANカードの種類によっては、WPA-AES/TKIPが使えないこともあります。
また、ルーターと無線LANカード(あるいは特定PC)の組み合わせによっては、WPA-AES/TKIPではつながらないこともあります。これ自体は珍しい話ではありません。

2008年6月 8日 (日) WEPじゃないとダメ?

WEPの脆弱性は気になりますが、ここはとりあえずWEPでつなぐしかありません。

つながらなかった原因をまとめますと…。

  1. もともとはAOSSを使わず、手動でWEPキー入力で暗号化されていた
  2. NintendoDSiでAOSS接続をしたことで、ルーターが初めてAOSSモードになった
  3. 暗号化がAOSSによるものに変更されてしまったので、手動でWEPでの設定をしていたパソコンはつながらなくなった
  4. さらにAOSSの暗号化がAESとなってしまったので、NintendoDSiはAES対応なので問題ないが、既存PCはたまたま対応しておらず、つながりようがなくなった
ということ。
AOSSモード設定中は、AESとかWEPとかは関係ない状態で、最後の「新しいセキュリティ設定で接続」する際にAESになってしまうので、AESに対応できていない端末はつながらなくなるわけです。
…ってか、そういう場合はWEPに変わってくれるはずなんですけどねぇ…。

AOSSだけならともかく、AESに対応していないだなんていうトラップは、普通の人だとわかるわけないですよねぇ…。

というよりは、AOSSに対応しているルーターなのに、あえて手動でWEP設定にする(した)人が結構多いので、この手のトラップは、今後は多いのではないかと思います。

一時期は、「AOSSは独自形式だから気に入らない」とのことで、ルーターをAOSSモードにせず、手動でWEP接続にしてくれるちょっと詳しい親切な知人が多かったので、そのまま使っていると、ゲーム機をAOSSでつなぐ時に、こういうことになる場合が多いかと思われます。
まぁ、接続作業をする業者さんによっては、「メーカー独自形式のAOSSは使ってはならない」という業者さんもおられたわけですから、ある種しかたのない場合もあります。
でも、XPがSP2となり、WirelessZeroConfigが装備され、クライアントマネージャ3が無線子機がメーカーを問わず使えるようになったことを皮切りに、プリントサーバーやゲーム機など、AOSSはバッファロー以外のメーカーの機器でもどんどん使えるようになったので、逆に

AOSS対応機種ならAOSSを使わないと損

という状況にあるのは確かです。
私は以前からそうしてますが、改めてその辺の問題が浮き彫りになった格好です。

結論:
AOSSモードになっていない状態で使用中のAOSSルーターは、AOSSボタンを押してはいけない。

押すならパソコンの設定をやり直さないといけない場合も…って、わかるかそんなもん!って感じですが…。

2009年02月05日(木) ソフトウェア不具合関連(設定不良), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年2月 3日 (火)

自分のメールアドレス掲載の際、やらなければならないこと。

年末あたりから、なんかやたらと広告メール(いわゆる迷惑メール含む)が多いなぁ…と思っていたら。

なんと、特定電子メール法とやらが2008年12月に改定・施行されていて、広告メールが送りやすくなったようなのです。

それによると、

メールアドレスを掲載する際に、広告メールが欲しくないならば、そう書かなければならない

んだそうです。
どう書けばいいのかといいますと…。

-----

要するに、「特定電子メール法」でぐぐれば、いろいろ情報は出てくるわけですが、こちらが一番わかりやすいですね。

メールアドレスを掲載するときはすぐそばに「広告お断り」の注意書きを :nikkei BPnet(日経BPネット)

引用します。

 結論から先に言おう。迷惑なメールの受信を望まないなら、メールアドレスのそばに、下記のような注意書きを追加する必要がある。

【特定電子メール法に基づく表示】広告メール、迷惑メールの送信はお断りします

 Webページに記載する連絡用のメールアドレスだけではない。Web掲示板やSNS、プロフなどにメールアドレスを書き込む際も当てはまる。企業や団体の発行するニュースリリースのように、紙で発行してもWebページに全文が転載される可能性の高い文書の場合も同様だ。

 特定電子メール法の改正により、迷惑メールの送り付けを拒否するためには、メールアドレスのそばに上記の表示が必要になった。書いておかなければ、同意のない広告メールを送り付けられても文句を言えない場合がある。

…だそうです。

「特定電子メール法」でぐぐっても、ここまで直接的にわかりやすく書いてくれた記事はほとんど見当たりません。

要はあらかじめ広告受け取りを拒否してないメールアドレスへは広告を送りつけてよいらしい。

なぜか最近「※未承諾広告」と書かれたメールがないなぁ…と思っていたら、こんな法改定があったんですね…。

全然周知が足りない。
知ってるのは、目ざといメール配信業者ぐらい、という気がします。

早いところ、自分のサイトの対策をしないと…と思ってたら、よくよく考えると、iタウンページのウチの掲載には、メールアドレスが掲載されているんだった!
宣伝の一部として掲載しているんですが、正直なところ、仕事依頼のメールは欲しいけど、一方的な広告メールなんて要らない。

そこでiタウンページに聞いてみた。

…特定電子メール法に基づいた『広告メール拒否』の文言を入れたいんだけど、対応してる?

「え?…ちょ、ちょっとお待ちください……(保留音)……すみません、そのような問い合わせは初めてで、確認しないと回答できませんので、後日折り返しご連絡します」

…iタウンページをしてこれだ。どれだけ周知されてないんだこの法律。

で、後日来たiタウンページの回答。
「まだその対応はいたしかねますので現状はそのままとなります」
…あっそ…。

ということは、法律に基づき、私は一方的な宣伝メールを送りつけられることを拒否できない状態にあるわけですね…。

これって「改正」じゃなく「改悪」ですよねぇ…。

-----

追記:2009/02/15

それにしても、よくよく考えたら…

もし、法律に基づいての定型文を書く必要があるとしたら、逆に言えば、これからは

その定型文を元に検索すれば、一発で「大事なメールアドレス」掲載ページを拾えるようになる

ってことですよね?
誰が決めたんだ?こんな法律…。

2009年02月03日(火) 定番トラブル, ウェブログ・ココログ関連, ニュース, パソコン・インターネット, ホームページ制作関連, メール送受信関連, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 迷惑メール関連 | | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年2月 2日 (月)

このパソコンでこのモデムにつながりません。

こちらは「ネットにつながらない」というお客様。

このトラブル自体は、実によくあるトラブルです。

でも、単につながらないだけなら、以前にも書きましたが、とりあえずプロバイダに聞いてもらう方が、問題の解決にたどり着きやすいのは事実です。

2007年10月17日 (水) 「インターネットにつながらない」の辿り方。

ということで、その辺をご案内してみたら。

「いや、プロバイダにはもう言いました。モデムを交換してもらっても同じだったんです」

…ん~、じゃ、別のパソコンでつないで確認するしか…。

「別のパソコンを持ち込んだらつながるんです。プロバイダにも言われて、やってみたので間違いないです」

…な、なんですと??? もしかして無線ですか?

「いいえ、有線です。LANケーブルをつないでます」

…え~?? じゃ、そのつながらないパソコンが故障してる可能性が…。

「でしょ?だから修理に出したんですよ。『異常なし』で返ってきたんですよ。故障してないって」

…( ̄△ ̄;
そ、そんなバカな…。

まぁ、思い当たる節がないでもないので、とりあえずお伺いしましょうか。

-----

お伺いしてみてまずは現象確認。
パソコンは、日立プリウス PCF-AW31S5U で、搭載OSはVista。
回線は、OCN-ACCAで、モデムはルーター内蔵タイプのFA11-W4。
無線カードを入れれば無線親機として使えるタイプですが、無線カードは入っていませんでした。

「ネットワークと共有センター」でチェックしてみたら…インターネットへはつながっていません。
ルーターモデムまではつながってますが、インターネット側がペケです。

つまり、モデムから向こう側に出られないって事でしょうね。

うーん…単純にモデムがフリーズしてるだけじゃ?
よくある話です。単純に電源を入れなおせば、何事もなかったかのようにつながることも多いのです。

でも、よく考えると、プロバイダにモデム交換までさせているわけですから、それはないでしょう。

では、ルーターモデムの設定画面を開いてみましょう…って、開かないよ!
な、なんで??

コマンドプロンプトから ipconfig とか ping とかいろいろやってみましたが…IPアドレスの更新はできないし、IPアドレス取れてもデフォルトゲートウェイまで ping が通らない。

うーむむむむむむ…こりゃルーターモデムのDHCPからアドレスをもらえてませんね…。

「でしょ?いろいろやりましたけど、おかしいでしょ? で、別のノートパソコンをつないだら、ほら」

と、該当のパソコンからLANケーブルを抜いて、隣に置いたXPのノートパソコンにつなぎ替えたら、いともあっさりYahoo!Japanのトップページにつながる。
つまり、モデムがおかしいわけでも、ケーブルがおかしいわけでもない。
ん~~~……なんじゃそりゃ??

ここで考えられることは3つ。

  • パソコンのハードウェアがおかしい
  • ルーターモデムがおかしい
  • パソコンの設定がおかしい
普通に考えれば、パソコンは修理に出して異常なし、ルーターモデムも交換されてて異常なし、ということがわかっているので、どっちもないはず。
ということは、最後の設定の問題?

「いや、実はこのパソコンを別の家に持っていって、バッファローの無線ルーターがある環境でつないだら、問題なくつながるんです。だから設定に問題はないはずなんですが…」

…は、はぁ????
じゃ、なんでここではつながらない???

「でしょ?だから、ブログを見て、ささもとさんをお呼びしたんです」

…は、はぁ…。
そりゃ私もプロですから、それなりの結論を出すようにしますけど…。

それにしても謎だ。

  • 他の場所ではつながるパソコンが、ここではつながらない。
  • 他のパソコンではつながるルーターモデムが、このパソコンではつながらない。
これをどう解釈したらいいものか…。

一応、パソコン自体はリカバリ直後なので、未設定のプリインストールのノートン2007を消してみたりしましたが、結局つながらない。
別のパソコンから、ルーター設定でLANポートを100M固定にしてみたりしてもつながらない。
問題のパソコンを、持参したメンテ用ルーターにつなぎかえると、ちゃんとつながる。でも、上流にルーターがあるので、やや挙動不審になる。
該当機種のLANドライバをサポートサイトから探しましたがありません。
ルーターモデムのファームウェアをサポートサイトから探しましたが、あったのは今のものより古いバージョン。なんじゃそら。

ということで、結論。

相性。

いや、こんな言葉は使いたくないのですが、ここまでいろいろやってみて、どうにもつながらないようでは、こう言うしかありません。
問題のパソコンのLANカードでは、問題のルーターモデムのDHCPサーバーからIPアドレスをもらえない、としか言いようがない。

とりあえず、別のルーターを使えばつながることは確認できています。実績のあるルーターと同じ機種を買ってきて、ルーターモデムはブリッジ設定にするしかありません。
PPPoE接続も考えましたが、お客様も危険性をすでにご存知でしたし、ルーターの設定ぐらいはできる、とのことで、ルーターモデムのブリッジ設定だけして、ルーターを別途ご購入いただくことで決着です。

お客様も、いろいろ手を尽くした後だったので、その辺を理解してくれる人にきちんと診断してほしかったんだそうです。
そりゃそうですよね。
この状況だと、おそらく…

  • パソコンメーカー:そりゃモデムがおかしいに決まってます!
  • プロバイダ:そりゃパソコンがおかしいに決まってます!
The なすりあい。

でも、このルーターモデム、かなり同様の症状が多いらしいです。
2chなどの情報がヒットするんですが、つながらなくて解決しないまま、という人もそこそこいるようで、どうも相手を選ぶルーターモデムみたいです…。
でも、ホントにこのパソコンが悪くないかどうかというと、なんとも言えず…。
やっぱり相性、ですかねぇ…。

2009年02月02日(月) ソフトウェア不具合関連, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(有線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (14) | トラックバック (0)

2009年2月 1日 (日)

室井さん!PS3が エラーコード 8002A535 でサインインできません!

かなり無理くりなタイトルです(汗)
もちろん、「室井さん!レインボーブリッジ封鎖できません!」からですが…。

最近、かなり増えてきているのが、ゲーム機のインターネット接続の作業。

PLAYSTATION 3(80GB) クリアブラック
B001HX3KOW

PSP「プレイステーション・ポータブル」 バリュー・パック ピアノ・ブラック(PSP-3000KPB)
B001F51GEI

Wii(「Wiiリモコンジャケット」同梱)
B000WN67L6

ニンテンドーDS Lite クリスタルホワイト
B000ELYHZY

ニンテンドーDSi ホワイト
B001IBHTIQ

これらメジャーなゲーム機は、すべてインターネット対応です。
新しいところでDSiは、ブラウザやチャンネルを備えていて、ほとんどWiiに近くなりました。
DSとの違いはカメラつき程度か?と思ってましたが、全然別物になってしまってます…。

特徴的なのは、これらのゲーム機はすべて無線LAN接続が標準で対応していて、しかも「AOSS」と「らくらく無線スタート」に対応しているということ。
つまり、インターネットへ適切に接続設定されたバッファローかNECの無線ルーターさえあれば、すぐにでもインターネット接続が楽しめるのです。

私が思うに、日常的に無線LAN設定を仕事でやっていることを差し引いても、インターネットへ適切に接続設定されたバッファローかNECの無線ルーター環境なら、大変申し訳ないのですが、正直なところ、「こんな簡単なことなのに…」と思ってしまうわけです。
実際、この環境ならほんのわずかな画面操作とルーターのボタン1~2発でつながってしまうので、その作業を見ていたお客さんは、例外なく

「え?!そ、そんな簡単につながっちゃうんですか??」

と目を白黒させます。
何度も繰り返しますが、すでに無線ルーターがネットにつながっていて、それが「AOSS」「らくらく無線スタート」対応なら、ホント簡単なんですけどね…。

とはいえ「AOSS」「らくらく無線スタート」非対応だったり、その中でもコレガだとかの一部の無線ルーターでは、暗号化でのWPA/AES接続が全くうまくいかない機種があるなど、上級者でもそこそこてこずる場合もあるので、無線接続の全てが簡単だとは言い切れないのは確かなんですけどね。

まぁ、無線ルーター自身のネット接続設定がもっともハードルが高いので、条件がそろっていれば無線接続がここまで簡単だなんて思わないんでしょうね。
現実には、ゲーム機だけの接続での依頼はそれほど多くなく、ほとんどはパソコン接続設定のついでですね。

さて、前振りが長かったんですが、プレイステーション3。

つなぐだけはつながったんですが…肝心の「PlayStation Network」にサインインしようとしてみたら、

エラーコード【8002A535】

と出て接続できません。
何度試しても同じ。無線でも有線でも同じ。はて??

-----

持ってきたメンテ用パソコンでぐぐってみればそれなりの答えは出るんでしょうけど、ピンときたものがあったのでまずはお客様に聞いてみた。

…あのー、プロバイダはどこですか?

「は?ぷろばいだ…?ってナニ?」

…( ̄△ ̄;
ま、まぁ世の中そんなもんなんでしょうけどねぇ…。

…えーっと、ニフティとか、ビッグローブとか、オーシーエヌとか、ソネットとか、そういうのです…。最初にインターネットが使えるようになったときに、書類があったはずですけど。

「んーと、ドコモのこと?」

と、出てきたのはNTT西日本の書類。

…( ̄△ ̄;

ケータイがあまりにも一般的になりすぎて、NTT=ドコモという勘違いをされているお客様も、決して珍しくありません…。

…い、いや、NTTは家から出る光回線のみで、インターネットへつなぐのはまた別会社なんですけど…。

と、ごそごそとあれこれ書類を捜して、ようやく出てきたのは…やっぱり。ぷららです。

うーむむむ…。

バリア。 :パソコンのサポートやってます。

こんな事例も記憶にあったので、もしかしたらとは思ってましたが…。
ぐぐってみたら、やっぱり出ました。

Q "PlayStation Network"にサインインする際(8002A535)というエラーコードが表示されサインインできない。 :PlayStation.com(Japan) | サポート

A 契約されているインターネットサービスプロバイダー(ISP)が提供しているセキュリティサービスにより通信が制限されている可能性がございます。
ご契約のサービス内容についてISPへご確認の上、設定をOFFにしていただくことで改善する可能性がございます。
…「ぷらら」とは書いてないですね…まぁぷららだけとは限らないからでしょうけど。

で、当のぷららはというと…。

サポート|会員の方へのお知らせ|ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)製「プレイステーション 3」のインターネットサービス接続エラーについて :ぷらら

事象: 「プレイステーション 3」において「PLAYSTATION(R)Network」にログインする際、エラーコード【8002A535】と表示され、エラーになってしまう
対応方法: こちらのページよりネットバリアベーシックの「パケットフィルタ」設定を「レベル0(OFF)」に変更してください
なお、設定を変更してから反映されるまでおよそ30分かかります
やっぱり…。
書類を元に、ID・パスワードを入れて、設定を変更したら、30分も待たず、すぐに使えるようになりましたが。

ぷららの別のお知らせページでは、

セキュリティプラス1|ネットバリアベーシック|ゲーム機またはオンラインゲームご利用の方へ :ぷらら

■「ニンテンドーDS」及び「Wii」の場合
【事象】
「ニンテンドーDS」や「Wii」でニンテンドーWi-Fiコネクション対応ゲームを遊ぼうとすると、「エラー61010」と表示されます。
【対応方法】
設定ページより、必要に応じて「パケットフィルタ」を「レベル0(OFF)」に変更してください。
■「プレイステーション3」の場合
【事象】
「プレイステーション 3」において「PLAYSTATION(R)Network」にログインする際、エラーコード【8002A535】と表示されます。
【対応方法】
設定ページより、必要に応じて「パケットフィルタ」を「レベル0(OFF)」に変更してください。
■パソコンを使った「オンラインゲーム」の場合
【事象】
オンラインゲームに接続できない。
【対応方法】
設定ページより、必要に応じて「パケットフィルタ」を「レベル0(OFF)」に変更してください。
WiiやNintendoDSでも、似たようなエラーでつながらないことがあるようですね。

ぷららの場合、何も申し込みをせずとも標準で遮断してしまっているわけですが、ここは賛否両論分かれるところですね。

  • 何も知らずに、気がついたら勝手に遮断されていて困った
  • 何も知らないだけに、とりあえず遮断されていて助かった
遮断されていることで、こういう事態になることがほとんど説明されないまま、ぷららを選ばされている場合も決して少なくないのが現状です。

テクノロジーの進化は、こういう部分で不便を感じないように自動的に判断してくれるようにすることに使われるべきだと思いますが、この「ぷららのお知らせ」は2年以上前のものですから、全く進化していないわけです。はい。
つまり、「その都度サポートへの問い合わせで対応」ということなのでしょうけど、これではいつまでも「つながらないサポート電話」は改善されませんし、このトラブルで問い合わせをする先は、それなりに詳しい人はネット検索ですが、一般の人なら、プロバイダではなく機器メーカー(この場合はソニー)への電話問い合わせ、ですね。
で、「プロバイダはどこですか?」「ぷろばいだ?」というやり取りの末にプロバイダへたらいまわし、という結果になるわけです。
直接取引関係にない他社のサポートリソースを圧迫しているという意識って、ないんでしょうかねぇ…ないんでしょうねぇ…。

テクノロジーの進化は、その全てが必ずしも便利さにつながっておらず、現状はサポートの負担増にしかなっていないものも多いようです…。

2009年02月01日(日) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(有線LAN), ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (6) | トラックバック (0)