ウイルス対策ソフトをご利用の場合、「トロイの木馬」を誤検出する記事があります。警告が出た際は、こちらの記事をごらんの上、お知らせいただければ幸いです。

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2009年4月25日 (土)

NTLDR is missing. はまた意外にも…。(それは世間によくある誤解。 ファイル削減編)

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こちらのお客様は、「『NTLDR is missing.』が出て起動しない」とのこと。
パソコンは、XPのデスクトップタイプ。
まぁこのエラーも、過去に何度も出てますが…。

2007年9月 2日 (日) NTLDR is missing。
2007年11月24日 (土) また起動しなくなりました…。
2009年2月23日 (月) NTLDR is missing. は意外にも…。

実に原因はさまざまです。
コレが出たからコレ、というものではありません。
単純なメッセージではあるんですが、ねぇ。

とりあえず、「ナニをしていてそうなったか」というのはかなり重要な要素となります。
それをお伺い前にはっきりさせておくと、用意するものも違ってきます。

「え~っと…そのー…ファイルを減らそうと思って、シーシークリーナーってソフトを使ったんですが…」

…は?しーしーくりーなー?

よくよく聞くと、「CCleaner(クラップ クリーナーCクリーナー)」のことでした…。

このソフトは、余分なレジストリやファイルを削除するソフトとして、割と名の通ったフリーソフトです。
雑誌なんかで、フリーソフト特集や、XPのチューニング特集ではしばしば紹介される定番ソフトです。

便利なユーティリティソフト(第2回)システムをクリーンアップして最適化:もっと便利に使うためのお役立ちユーティリティソフト :PC Online 日経BP
CCleaner レジストリクリーナー CCleaner 2.18.878 :Altech

単純な話、

「動作が重たくなったので、いらないファイルを掃除すれば早くなる?かな?」

と思って、こういうソフトを使ってしまったんだそうです。

…うーむむむむむむ…。
これもよくある誤解ですねぇ…。

-----

よく「デジカメ写真をいっぱいためてるから重いんですかね?」と言われますが、ほとんどの場合、

最近のパソコンに、普通の人が少々デジカメ写真ファイルを溜め込んだからといって、パフォーマンスへの影響がある場合はほとんどありません。

そりゃまぁ、もちろん、「確実にない」と言い切れるものでもなく、「何も知らずに使っている人」の中には、たまに数10~100数10GBだとか、びっくりするほど写真ファイルを溜め込んで、空き容量が10%程度にまで逼迫(ひっぱく)していたりする場合も、ないではないです。
でも、だからといって、

少々の余分なファイル、たとえばCD-R1枚分程度を削除したからといって、劇的にパフォーマンスが改善することは、ほとんどありえません。

その程度で劇的な変化があるのは、あくまでも、保存済みのファイルが激しい断片化やインデックスエラーなどを起こしていた場合などの、かなり限定的なケースです。

とはいえ、ほとんどの場合は、写真ファイルの溜め込み過ぎではなく、それ以外の要因が遅くなる要因です。

  • 古いパソコンにありがちなメモリ不足(128MB・256MB・384MBしかない)
  • 何年も使い込んでいるうちに蓄積された、内部設定の肥大化によるもの
  • ヘビー級の古いウイルス対策ソフト
  • ウイルスなど悪性ソフトの感染
  • ハードディスクのエラーなど
といったところが、もっとも多い原因ですね。
本来は、ファイルの溜め込み過ぎなんかよりも、こちらを対処するべきなんですけどね。
もちろん、すぐに確認できる「空き容量」は先に確認しておいて、問題ないレベルである場合の話。

よく、古い常識に縛られている人が真っ先にやるのは、

  • 使っていないプリインストールソフトの削除
なんですよね。
いやまぁ、すぐに空き容量が逼迫してしまう、XP初期もしくはそれ以前の、ハードディスク容量が20GB程度以下しかなかった頃であれば、その辺は意外と効いてくる場合もあったりしました。
しかし、ハードディスク容量が100GB以上が当たり前になっている昨今では、CD-R1枚分に相当する0.7GB(700MB)程度以下だと、1パーセント以下、つまり誤差範囲程度でしかないわけですので、その程度をいくつも、必死になって手間暇をかけてまで消去しても、容量の節減は多少できても、手間に見合うパフォーマンス改善にはほとんどつながりません。
逆に、削除しただけなら、かえってシステムファイルなどの断片化を加速し、パフォーマンスを落とす要因になる場合もあります。

どちらかというと、最近ありがちなのは、動画ファイル。
1ファイルで数100MB~1GB程度かそれ以上が当たり前にあったりしますし、長時間かかるコピーやダウンロード中に他のサイトへ移動するなど、平行していくつものファイルをコピーやダウンロードするような使い方をしていると、モノが大きいだけに、いとも簡単に断片化しますし、常時いろいろアクセスしているシステムファイルを巻き込んで断片化していたりすると、パフォーマンス低下の要因になりかねません。

しかし、同じアンインストールするなら、セキュリティ関連やシステム関連など、常駐してパフォーマンスに影響のあるものであれば、使っていないモノなら外すべきですが、常駐も起動もしていないソフト、たとえばプロバイダ加入用ソフトや画像管理ソフトなどの類は、ほとんどの場合、単に容量を食っているだけなので、ギガバイト単位で容量を食っていない限り、下手に触らないぐらいの方が無難です。
(最近のメーカー製PCだと、NECなどは初期設定時にインストールするソフトを「最小限」にすることもできる機種があります)

どうしてもそれらがインストールされていることが気になるならお引止めはしませんが、やるなら最低でもWindows標準デフラグソフト、できれば空き容量を含めたデフラグをしてくれるソフト(以前の記事でも利用した、CCleranerと同じメーカーのDefragglerなど)を使い、

たくさんアンインストールした後には、徹底的に断片化解消をやらなければあまり意味がない

と申し上げておきます。

-----

さて、今回のお客様は、CCleanerを使って掃除をしようとしたわけですが…。

「起動して、重複ファイルを検出して、そのままポチッとやっちゃったんですが、それがまずかったんですかね?」

…( ̄△ ̄;

こういうツールって、えてして的確でない判断をしたり、大事なファイルを容赦なく消したりする場合もあるんですよね。
「自己責任で」っていうのは、そういう部分の事を言うんです。

これでファイルが消えた CCleaner 2.18.878 :Altech

こちらのコメントでもあるとおりで、道具は道具でしかありません。
たとえば包丁は肉や野菜を切るために便利な道具ですが、気をつけないと自分の指を切ったり、人を殺傷する道具ともなりえます。それと同じ。

-----

とかなんとか、いろんな話をしながら、

2009年2月23日 (月) NTLDR is missing. は意外にも…。

おそらくこれと同じく、NTLDR関連のファイルをCCleanerが消してしまったんだろうと思って、WindowsXPのCD-ROMを使って起動してみたものの、どうしたわけかCドライブが認識されず、通常は回復コンソールは「ログオン」して「C:\windows」に降りるはずが、見つけたドライブ(本来のCドライブとは別パーティション)のルートに「C:\」に降りてしまった。
DIRコマンドとかでファイル一覧を見ても、Windowsディレクトリが見当たらず、どう考えてもCドライブのものではない。

うーむむむむむむむ。

最近はあまり使わないのですが、KNOPPIX(クノーピクス)のCD-Rも持っていたので、それを使って起動。
このパソコンは割と最近のパソコンのはずですが、KNOPPIXの起動にムチャクチャ時間がかかります。
こういうのがあるので、私自身は、あまりこのKNOPPIXは積極的に使ってません。
NTFSのドライブの書き込みも、しばしば失敗しますし…。
ですので、最近はより起動が速くて使いやすいUbuntuのCD-Rを持っていくことが多いのですが、この日はうっかり置いてきてしまってました…不覚です。

長い時間をかけてようやく起動したKNOPPIX。
なんとかCドライブを認識できたのでよくよく見たら、どうやらやはりNTLDRがないらしい。
今回もそのまんまだったわけですが…。

問題は、そのNTLDRをどうやってそこへコピーするか、である。

前回は、無事WindowsXPでまともに回復コンソールが起動したので、そのままNTLDRをコピーすればよかったわけですが、今回は…はて…。

USBメモリとか使って、メンテ用PCから移そうとしましたが…USBメモリは認識できましたが、あろうことか、NTFSのCドライブに書き込みができません。あっちゃー、やっぱり…。

こりゃ、このままジタバタやっても時間がかかるだけなので、本体からハードディスクを取り出してやってみるか。
ということで、メンテ用パソコンにIDE→USB変換ケーブルを使ってハードディスクをつないでみた。

こういうケーブルで、パーティションの切ってあるハードディスクをつなぐ場合、何かしらファイルシステムにエラーがあったりすると、うまく認識できないことがあったりします。
おそるおそるつないでみたら…おっと、認識できました。
メンテ用パソコンのNTLDRをコピーして…起動しました。

これで何とか解決です。
いやぁ、焦りました。

ということで、

「目に付くファイルがいっぱいあるから」と消さなくていいファイルまで削除してしまうと、分解しないと直らない羽目になることもある

なんてこともありうる、ということで。
ですので、私はいつもお客様に言うのですが、

ファイルの削除なんていつでも一瞬でできることなので、焦って削除せずに、よくよく検討して、本当に削除しても問題ないか、きちんと確認してからにする

のがとても重要です。
でもまぁ、パニクってたり、焦ってたりすると、こういう冷静な判断ってなかなかできないんですよね。
近所の方であれば、ご相談いただければ対応できるんですけどね…。

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コメント

KNOPPIXの6.0.1は「起動が早くなった」とか言われてますがどうなんでしょうね。
落としただけで、焼いてすらいないので自分は何も言えませんが...。

CCleanerに重複ファイルの削除機能なんか付いてましたっけ?
旧版はどうだったか忘れましたが、2.x系列には付いてないようです。

自分は最初に「プロバイダ系ツール」と「スタートアップの不要項目」を掃除します。
自分の場合は「すべてのプログラム」メニューの掃除...という意味合いの方が強かったり。
いらないツールを表示しておいてもなぁ・・・と。

最近は、メーカー製ソフトのアップデートツールが付属するようになってきたので
不要なツールは削除しておかないと、頻繁にアップデートがかかったりして面倒なんですよね。
場合によってはセキュリティホールになったりしますし。
・・・と言い訳してみたり。

投稿: yui | 2009/05/08 12:00:21

yui さん

>CCleanerに重複ファイルの削除機能なんか付いてましたっけ?

…うーん、なんか勘違いしてたかも…。
よくよく見たら、該当するような機能がないような気が…。
別のツールのことを言っていた可能性もありますね。

>自分は最初に「プロバイダ系ツール」と「スタートアップの不要項目」を掃除します。

これは、年々状況が変わってきますね。
プロバイダ加入用ツールって、それほど多くなくなりましたし、ソフトウェアのアップデートツールはこっそり入ってたりして逆に見えにくくなりましたし。
メーカー独自のアップデートツールって、どこまで面倒見てくれてるのか、正直不安ですよね。だからといって外していいかというと…。
特に某N社さんのツールは、どちらかというとアドウェアに近いですしね…。

でも、年々CPU性能は上がっているので、細かいことを気にしなくてもよくなってきてはいます。
とはいえ、スタートメニューにたくさん項目として出てこられたり、頻繁にポップアップが出たりするように、「存在を主張し続ける」モノって、消しておきたいですよねぇ…。

本当に要る物と要らない物の選別って、年々難しくなっているといえますね。

投稿: ささもと | 2009/05/09 4:44:20

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