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2009年6月27日 (土)

信貴山 僧・尼僧体験。

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この日は、とあるグループの「野外活動」と称して、信貴山真言宗総本山 朝護孫子寺で僧・尼僧体験に行ってきました。

奈良大和路 おすすめモデルコースマップ :社団法人 奈良県観光連盟
204 僧・尼僧体験コース(PDF)

↑このPDFの2ページ目に書いてあるモノで日帰りコースだったんですが…祈祷とか写経とか座禅とか。
実は決定したのは前日で、メールで

「日帰りコースの8000円です」

とか聞いて、「はっせんえんって…高っ!!」とか思ってしまいました…。
明石から信貴山まで、往復の電車賃を含めたら10000円越えるやん…と思いましたが。

まぁ終わってみて、個人的には決して高くはない内容だと思いました。
写経とかやったことない人で、宗教的に問題なければ、一度やってみてはどうでしょう。

今回は写真とかはあまり撮れなかったんですが、できる範囲でご報告させていただきます。

パソコンとは関係ないと思いましたが、このブログを書いてきた意義に通じるものがありました。

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まずはJR明石から7時過ぎの新快速で大阪へ、環状線に乗り換えて待ち合わせ場所の鶴橋へ。
ここから近鉄大阪線(準急)へ乗り換え、河内山本から近鉄信貴線へ乗り換え。
近鉄信貴線はたった3駅の単線ですが、ぐんぐん山へ向かって登っていきます。
そして終点の信貴山口からケーブルカーに乗り換えます。

近鉄西信貴ケーブル

ケーブルカーの片道運賃540円

ケーブルカーなんて乗るのは久しぶりです。
ここから乗車時間7分の斜面の旅です。

ケーブルカーで登りました

ぐんぐん高度を稼ぐので、耳がちょっと痛くなります。

…すみませんねぇ~こんなとこだけ写真を撮ってて。
鉄分多目(ちょっと鉄道マニア)なもんで^^;
いわゆる「乗り鉄」で、乗るのを楽しむほうなので…。

終点の高安山からバスに乗り換えて、いざ信貴山門へ。

信貴山門行きバス乗り場

なんか、ここはもともと鉄道があったそうです。
確かに停留所もそれっぽいですが…どうなんでしょ。
バスを降りてから、また10分ほど歩いて、お寺の赤門へ到着。

世界一の大福虎

世界一の大福虎がお出迎えです。

なんで虎なのかといいますと…。
この場所で聖徳太子が初めて毘沙門天と遭遇したのが、寅の年、寅の月、寅の日だったんだそうです。
来年は寅年なので、いろいろイベントがあるそうです。
今年は阪神タイガースの調子もイマイチだし、優勝は来年ですかねぇ~。

そこから5分ほど歩き、ようやく今回の僧・尼僧体験の場所、信貴山大本山 玉蔵院に到着。

一休みしてから、スケジュールの説明。

09:30~11:00 法話・般若心経解説読経、食事作法解説
11:15~12:15 御祈祷・戒壇巡り 諸堂参拝(融通堂・地蔵堂)
12:30~13:30 昼食
13:30~14:00 百八礼拝
14:00~14:30 阿息観
14:45~16:15 般若心経・読経・写経

…てな感じ。
なんのこっちゃ?みたいな。

まぁ要するところ、最初に般若心経の簡単な解説や食事の際の作法の解説。
真言宗ですので、般若心経が基本です。
何かにつけて般若心経を唱えます。
食事の前も般若心経。
御祈祷の時も般若心経。
何が何でも般若心経。いやいやあのね。

とりあえず、般若心経の解説は、お手軽なところではウィキペディアを参照。

般若心経 :出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ここから般若心経のテキストをコピペしときます。
写経のつもりで打ち込んでもいいんですが、たぶん筆で書く方が早そうです…。

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仏説摩訶般若波羅蜜多心経
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。
即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩娑婆訶。般若心経

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ちょっとだけ修正しました^^;
難しい漢字は代替されてます。
読みは、ウィキソースに原文と一緒に掲載されてます。

摩訶般若波羅蜜多心経 - Wikisource

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名前と住所をお願い事(家内安全とか開運長久とかいろいろ)を書いて渡したら、なんと本堂でご祈祷してくれるんだとか。私は「商売繁昌」と書いておきました。
毘沙門天をまつる本堂に案内されて、受付窓口を見てみると、御祈祷料は5000円なり。なるほどね。料金の中でコレが一番高いのかな。
ご祈祷用の席に案内されて座ってたら、隣におばあちゃんの団体が。
ご祈祷が始まったら、お坊さんと合わせて般若心経を唱えるんですが、隣のおばあちゃんたちは何も見ずにそらで唱えてます。
振り仮名つきのコピーを見ながら唱えてる私達4人はマヌケに見えてしまいます…。

それにしても、大きな太鼓を叩く音に合わせて読み上げる般若心経は、なんだか特別なもののように聞こえます。

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ご祈祷が終わったら戒壇巡り。
本堂の地下部分に、本堂周りをぐるっと一周する真っ暗な地下道があります。
有名なところでは、善光寺にも同じようなものがあるそうです。
ぐるっと巡る真っ暗な地下道の1箇所に小さな仏像が並んでいる場所があり、そこだけが唯一明かりがある。
さらに進んだところに、如意宝珠を納めた鍵のかかった蔵があるんですが、そこの大きな南京錠を触ると、如意宝珠に触ったのと同じぐらいのご利益があるんだとか。
商売繁昌をお願いしておきました。

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本堂裏側に「信貴山縁起絵巻」という、鳥獣戯画に並ぶ国宝の絵巻物が展示されてましたので見せてもらいました。通常は有料なんですが…。

信貴山縁起 :出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今をさかのぼること千百年前に命蓮上人が「飛倉巻」「延喜加持巻」「尼公巻」の3巻構成で描いたものです。
巻物の形ですから、今のマンガのコマ割のような表記ではなく、巻物をスクロールして見ていく形になっています。
千年以上も昔にこんな表現方法があったことに驚きです。

本物は国宝のため奈良国立博物館にて保管されていて見ることができません。
ここで展示されているものは複製ですが、日本の漫画のルーツといわれるだけに、スタジオジブリの人がこれをわざわざ見に来たこともあるんだとか。ほほぉー。

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てな感じで、敷地内にいくつも点在するお堂などを案内されたところで昼食の時間。
先の説明にあったんですが、食事の前には、「五観の偈(げ)」というものを読み上げます。

一、功(こう)の多少(たしょう)を計(はか)り、彼(か)の来処(らいしょ)を計(はか)れ
二、己(おの)が徳行(とくぎょう)の全(ぜん)か欠(けつ)か多(た)か減(げん)かを計(はか)れ
三、心(こころ)を防(ふせ)ぎ、過(とが)を顕(あらわ)すは、三毒(さんどく)に過(す)ぎず
四、正(まさ)しく良薬(りょうやく)を事(こと)とし、行苦(ぎょうく)を救(すく)わんことをとれ
五、道業(どうぎょう)を成(じょう)ぜんが為(ため)なり、世報(せほう)は意(い)にあらず
…いただきます。

精進料理

小さいほうのお膳にある蒲焼のようなものは、餅にタレを塗ったもの。うまく作ってます。
ただ、気になるのは、デザートのゼリーに乗っかってる生クリームのようなもの。うーむ、豆乳で作ってる?

値段的には、これでどうも3500円ぐらいするらしい。
この辺ですでに8000円越え。
うーむ。

意外と量がありました…。
おなかいっぱいになってしまいました。

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一休みしてから百八礼拝。
お坊さん的には「百礼拝」と言っているそうです。
百八という数字は、いわゆる108個の煩悩というアレです。除夜の鐘の108回と同じです。
ちなみに、「お百度参り」といいますが、アレも100回ではなく108回なんだそうです。
まぁ、1024バイトを1キロバイトと言うようなもので。違うか。

で、これがまたキツイ。

  1. 立ってる状態から、左ひざから先に付き、正座する。
  2. 両手とも人差し指と親指でわっかを作り、その状態で手の甲を床に付けて、額を床に付ける。つまり礼。
  3. 手足とも左から上げて立ち上がり、手のひらを合わせて拝むようなポーズ。
  4. 最初に戻る。
この間、唱える言葉がありまして、
オン サラバ タタ ギャタ ハンナ マンナ ノウ キャロ ミ
と唱えながら、これを108回。
スクワットみたいなもんです。食後の運動にしてはキツイです…汗だくになり、貧血でぶっ倒れそうになりながらでした。

108を数えるのは、数珠を使うんだそうです。
真言宗の数珠は、ちょっと大きめで、お葬式などで持つ数珠の倍ぐらいの大きさです。
半周すると54個。一周すると108個。ただし、一周して数えるのは輪廻してしまうことになるので、生きている間は輪廻しませんから、半分の大きな玉のあるところで戻って数えます。
枝のように付いている小さな数珠球も使うと、かなりの回数を数えることができます。
そろばんの原型だとかおっしゃってました。

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次に「阿息観(あそくかん)」。
いわゆる座禅ですね。
ただ、禅宗の座禅と違うのは、バシッとしばかれることがないことと、目を完全に閉じずに半眼で、足はきっちり座禅の組み方ではなく「半跏座」という、片方の足はももの上、片方の足はももの下という組み方。
梵字の「ア」の字(さすがに梵字のフォントはないので、正確な字は画像にしないとダメなので…)をイメージしながら、腹式呼吸で息を吐く時に、「ア~……」と声を出しながら、「ア」の行方を半眼で追いかけるような感じ。
時間の関係であまり長くはできませんでしたが、スクワット108回(苦笑)の後で気を落ち着けるにはちょうどよかったように思います。

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そしていよいよ写経です。
最初のイメージでは、コレがメインだったはずなんですが、写経って、写経だけじゃなかったんですね…。
企業の研修などで、1泊とか2~3泊で修行していくことがあるそうなんですが、なかなかコレはコレでいいことかもしれません。
宗教が違うので…と断る人もいるんだろうか?とか思ってしまいましたが。
写経自体は、すでに薄く原文が印刷済みの半紙が用意されていて、その上からなぞるだけになっていました。
すずりで墨をすって、細い筆でなぞっていくわけですが…難しい漢字が多いですし、なれない毛筆で書きますし、いつも使っているボールペンのように手を紙につけて書けませんので、なかなか集中力を要求されます。
300字程度を書くのに30分ぐらいかかってしまいました。

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終わってからいろいろと講釈がありました。
真言宗の「大日如来」という概念は、仏様や仏像として形があるものではなく、モノや人の中にある中心的な存在らしいです。
今、自分の目で見えているものというのは、必ずしもそのものが見えているわけではなく、「大日如来」という光源から、その人の「心」というフィルムを通じて投影されているイメージを見ているようなもの、という表現をされてました。
つまり、「心」が汚れていると、見えてくるイメージも汚れてくる、とそういうわけです。
で、その「心」をキレイにするためには、自分のために動くのではなく、人のために動くこと。
人のためを思って献身的に動けば、自分の見える世界も良くなっていく、ということ。

私もこのブログを通じて、世の中の同じような立場の人のために事例を公開し続けてきました。
私自身が、サラリーマン時代に「他の事例」というものがなくて苦労した経験があるので、とにかく事例を残す意味で公開を続けてきましたが、今になって1日ピークで3万ヒットを記録する日もあるほどのサイトとなりました。
全国からの問い合わせも増えているので、やはり続けてきてよかったと思っています。

この「大日如来」のイメージの話は、それにつながるものがあったと確信できたので、なかなか意義のあるものでした。

その辺を考えると、8000円は決して高いものではなかったと思えます。はい。

皆さんも、もし宗教的に問題なければ、写経体験のできるところを、近くで探してみてください。
精神修練の場として、とても意義があると思います。

ちなみに、人気blogランキング参加中です。 よろしくお願いします。

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2009年06月27日(土) 携帯・デジカメ, 日記・コラム・つぶやき, 趣味 |

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コメント

わたくしはふとしたきっかけで新四国めぐりを行っております。
まあ月に1、2度最寄の駅まで行き、5から10の拝観先をめぐって来ます。
いつの間にやら、般若心経が諳んじれるようになって来ました。
目的を持ちつつ自分のペースでいつもと違う空間に身を置く事に
意味があるのか無いのかはわかりませんが、
「意味の無い事が意味の在る事なんだ」とワケのわからん納得をしています。

投稿: MoD | 2009/07/16 22:45:44

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