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2009年6月 6日 (土)

それは世間によくある誤解。メール編。

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メールの設定は、最近はかなりメンドクサくなりました。
Port25BlockingだとかSMTP認証だとかで、メール送信設定が、当初プロバイダから発行された用紙に書いてある設定情報がそのまま使えない(とりあえず使えますがいずれ使えなくなる)のと、送信認証のやり方がプロバイダによって微妙に違うので、その都度確認が必要なのです…。

2008年2月11日 (月) Biglobeのメール設定。
2008年4月26日 (土) OCNのメールが送信できない。
2008年12月 2日 (火) パスワードが合ってるのにメール受信できない?

こんな具合に、細かい事情を書き出すと、かなりのイレギュラーがあるという状態。
もう「その都度確認」が最も確実です…はい。

はてさて、新しいパソコンにそんな設定をしながら、よく聞かれるのは、

「今度からこのパソコンにメールが届くんやね?」

…うーん…まぁそう考えてもらっててもいいんですけど、厳密には違いますよね…。

-----

最近は、パソコンでメールをしてない人も多く、携帯電話(ケータイ)でメールをしている人が多いので、ありがちな誤解として、

メールは端末(ケータイ・パソコン)に直接届くもの

と思っている人も多々おられると思います。

しかし、ケータイのメールもパソコンのメールと同じく、

いったんセンターのメールボックスで受ける

という原理に違いはありません。
ただ、ケータイの場合は、センターからケータイへ「届いたよー」という知らせが飛んで、ケータイが自動的に受け取りに行く、という形なので、ケータイへ直接メールが届くという勘違いをしてしまいがちです。

でも、以前は、ホントに端末へ直接メールを送るものがありました。
DDIポケット(現:ウィルコム)のPメールです。
相手が圏内にいて、通話できる状態にある場合のみ、送信できる仕組みです。
専用の呼び出し信号で端末を呼び出し、メッセージを送信するもの。
圏外だと送信できませんので、送れれば届いていることになります。あとは相手が読むかどうか、です。
ただこれは、「圏外だと送信できない」という、あちらの都合によっては送信すらできない、という点がウケなかったのでしょう、他社はほとんど追随しませんでした。
まぁそれはそれ。

ドコモの場合は、圏外から圏内に戻ってきた場合に、メールを取りこぼしている場合のための「センター問い合わせ」という機能があり、センターに残っているメールを受け取ることができるようになってます。
ドコモの場合、第3世代と呼ばれる「フォーマ(FOMA)」という種類にほぼ移行しています。FOMAの場合は、圏内に戻ってきたり、通話直後などにメールを取りに行くようにできていますが、第2世代と呼ばれる「ムーバ(mova)」の頃は、自動的にセンターへ取りに行く機能が弱く、しばしばセンターにメールが滞留することがあったので、movaの頃からのドコモユーザーの方は、この辺の感覚はなんとなくわかるのではないかと思います。
しかし、幸か不幸か、ドコモ以外のケータイの場合は、この辺が意外と強かったので、かなりの人が

メールは端末(ケータイ・パソコン)に直接届くものという誤解

が蔓延してしまっています。
パソコンの場合は、ほとんどの場合は、センター(メールボックス)に届いたからといって、すぐにパソコン上で見られるわけではありません。
せいぜい、起動時に受信する設定がONだとか、自動受信機能のインターバルで「15分おき」とか「30分おき」ぐらいで受信しているに過ぎません。
急ぐなら「送受信」ボタンを押せ、程度の話。
まぁ、1時間単位で考えれば、その間にメールはパソコンが受け取りに行ってますので、やはり「パソコンに届く」という誤解を生じやすい状態です。

あくまでパソコンはメールをセンター(メールボックス)に取りに行く立場

であることを理解しておかないと、

新旧2台のパソコンで同じメールアドレスを設定してしまうと、2台でメールの取り合いになる

という現象を理解できなくなります。
その辺を説明するのに、

家に届くハガキは、あくまで郵便受けに届くのであって、自分の机には届かないので、郵便受けに取りに行く必要がある

というたとえ方をしています。
さらに、

郵便受けに取りに行くのに、たとえばお兄ちゃんが先に取りに行き、すぐ次にお姉ちゃんが取りに行くと、先にお兄ちゃんが回収した分をお姉ちゃんは受け取れない、ということになる

とお伝えすれば、たいていの方はご理解いただけます。
ですので、

同じメールアドレスを別のパソコンで運用するのはかなり面倒なので避けたほうがいい

という説明はスムーズに通ることが多いのですが、プロバイダの会員情報画面からメールアドレスの追加取得という面倒な作業が発生するという諸刃の剣。素人にはお勧めできない。
でも、パソコン2台で同じメールアドレスの設定してて、あとで「メールが届かん」なんていう問い合わせをもらっても困りますので、仕事で追加のパソコン設定でお伺いする分には、きちんとしておかないといけません。
メンドクサイっちゃーメンドクサイんですが、仕事ですので…。

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2009年06月06日(土) 定番トラブル, パソコントラブル, パソコン・インターネット, メール送受信関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき |

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コメント

私は以前まで「新しいメールアドレスが欲しい」というお客様の要望に対して、ヤフーのフリーメールを取得/設定していたのですが、最近はこれも送信ポートを587にしないと送信できないプロバイダがありますね。ヤフーメールのヘルプには書いてない(見つけられなかっただけかも)し、電話サポートなんてもちろんないわけですから、後々メールが送信できなくなったときに頼れる窓口がないんですね。
そんなわけで今はメールアカウント追加は契約プロバイダのものを取得するようにしています。フリーメールは自己責任で使用してください・・・・と。

投稿: わら太 | 2009/06/16 20:57:09

という以上のような理由で最近の主流はGmailの様なWebメールになっていますね。
リカバリしてもWebメールなら手間いらずですし。
けれどもそれをバックアップしてくれという依頼が寄せられたときに
説明するのに困ったときもあります。
そのメールの内容はPCの中にはなくて、インターネット上にあるんですと説明しても通じなかったり。

もう一つの誤解は、メール=アウトルックもしくはWindowsメールという事でしょうか。

投稿: to | 2009/06/16 21:01:28

>ヤフーメールのヘルプには書いてない(見つけられなかっただけかも)

あります。
「メールソフトで受信はできるが、送信できない(Outbound Port25 Blocking採用のプロバイダの場合)」
http://help.yahoo.co.jp/help/jp/mail/anti-spam/anti-spam-49.html

もうここ3年ちかく、SMTP/25 は設定しないようにしています。

投稿: ごはん | 2009/06/17 7:06:12

わら太 さん
私もフリーメールは、よほど指定されない限りやりません。
でも、YBBの場合は、メールアドレス変更ではYahoo!メールを一つ取らないとダメなんですよね。
取るのは簡単ですが、その後の手続きが非常に面倒ですので、ホントあれだけはやりたくないですね。

to さん

>という以上のような理由で最近の主流はGmailの様なWebメールになっていますね。
>リカバリしてもWebメールなら手間いらずですし。

うーん…Webメールは主流とは言いがたいですが…。
確かにリカバリでもデータ移行の必要がないので便利ではありますが。
私のところに依頼の来るお客様のほとんどは、OutlookExpressユーザーさんです。
時々Yahoo!メールの人はいますが、Gmailを使ってる人は、正直なところ見たことないですね。
私もアカウントは持ってますが、ほとんど使ってませんし。
とはいえ、Webメールも定期的なバックアップは必要かと。

>もう一つの誤解は、メール=アウトルックもしくはWindowsメールという事でしょうか。

いや、アウトルック=OutlookExpressでしょう。

ごはん さん

>もうここ3年ちかく、SMTP/25 は設定しないようにしています。

Yahoo!メールでの話ですよね?
@niftyの送信ポート設定は、いまだに25なんですが…。

http://faq.nifty.com/nft5795/web2210/faq/detail.asp?Option=1&FAQID=497&baID=9

まぁ587でも使えるみたいですけどね。

投稿: ささもと | 2009/06/17 15:30:33

>Yahoo!メールでの話ですよね?

いえ、プロバイダーメール全般の設定です。
2006年ぷららから開始して、2007年~2008年続々と OP25B は対応されました。各社サブミッションポートがほぼ用意されたので、基本的にSMTP25番は使いません。

http://www.dekyo.or.jp/soudan/taisaku/i2.html

ノートPCを持ち出して他社提供の Wi-Fi 接続で使う場合なども想定してのことです。587 が重要というよりも、SMTPでのユーザー認証を行い送信できる体勢が一番望ましいと考えています。

投稿: ごはん | 2009/06/17 22:54:43

ウィルコムユーザーです。
Pメールは半角カタカナの20文字のやり取り
しか出来ませんでした。
その後PメールDX=全角1000文字対応の端末が
出始めましたがいつの間にか無くなり同じような
機能で仕組みが違うと思われるライトメールが
登場しています。

投稿: | 2009/06/18 1:41:35

ごはん さん
>2006年ぷららから開始して、2007年~2008年続々と OP25B は対応されました。各社サブミッションポートがほぼ用意されたので、基本的にSMTP25番は使いません。

いや、それは知ってますが、それ以前の設定で放置している「普通の人」はかなり多いです。3年以上使っている「普通の人」のお世話をすると、ほぼ間違いなく「それ以前の設定」です。
@niftyに至っては、最新の設定マニュアルは587番を使わず25番のまま、という状態ですが、まぁ外部からは25番は閉じてますし、SMTP認証があればポートは関係ない、といえばそうかもしれませんが、「それ以前の設定で放置」=SMTP認証なしなので、まだそれが容認されている現状はどうなんだろう?という感じです。
本来の意義からすれば、SMTP認証なしでは送信できないようにするべきだと思うんですが、やはり(特にコールセンターでの)混乱が大きいので、なかなか強制できないのでしょうね。

谷 さん
その辺は
http://ja.wikipedia.org/wiki/P%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%AB
ウィキペディアにだいたい書いてありますね。
記事中にリンクを入れようかと迷ったんですが、本筋にあまり関係ないので省きました。
本当はPメールのくだりも省きたかったのですが、「あるよ」とコメントで突っ込まれてもアレなのでと思ったんですが…中途半端に書かない方がよかったですね。

投稿: ささもと | 2009/06/18 5:47:36

こちらの方ではどういう訳か結構な割合でWebメール利用が多いですね
NiftyやOCNやYahoo(BB)、MSN(Hotmail)中心ですが。
それでもやはり7割はOEです。

Gnailは知り合いに詳しい人がいる場合ですね。

投稿: to | 2009/06/18 7:56:46

素朴な疑問なんですが
乗り換えなどで新規メーラーの設定を行った時に
もともと使用していたメーラーのアカウントを削除などされないものなんでしょうか?それがサポート屋さんの慣例ですか?
様々な事情を抱えてらっしゃるお客様がおられるのはわかりますが
「(出来るけど)昔のパソコンでメールやっちゃダメですよ。ややこしくなりますよ。」と説明するより
説明した上で旧マシンのアカウント情報削除しちゃったほうが根本的なトラブル予防策のように思えるのですが・・・
別記事で「責任の範囲が~」とおっしゃってましたがそういう問題ですか?
なんかその点が合理的じゃなくてややこしいことやってるなぁと感じましたので質問させて下さい。

投稿: Y | 2009/06/18 14:51:16

Y さん
なんかややこしい質問ですね…。
何をどう答えてよいのやらさっぱりわからないのは私の読解力のなさでしょうけど…。
旧パソコンが存在する場合、それが廃棄だったり継続利用だったり、旧パソコンに触れると料金が変わったり変わらなかったり、自社案件だったり委託案件だったり、メールアドレスを家族で共用していたりいなかったり、いろいろです。
いろんな状況があるので、一律の答はありません。

ところで、「もともと使用していたメーラーのアカウントは削除しないもの」なんて、記事に書いてますかね?

投稿: ささもと | 2009/06/18 15:47:22

社内で新しいパソコンの設定を頼まれた時には〜

新しいパソコン側にメールの設定をして,
古いパソコン側には,メール受信時にポストオフィス
(POPサーバー)に受信メールを残す設定をして,
両方のパソコンを一旦引き渡して,
残りの文書データを引越ししてもらうことにしていました.

場合によっては, 新しい方でも, 受信メールを残す
設定をすることもありました.

ユーザが忙しいと,
データ引越しになかなか時間を掛けていられないし,
昔の文書やメールが必要と言われることもあるので,
古いメールデータアーカイブのコピーも取って置いたり.
苦労した覚えがあります.

引越し終了したら, 古いパソコンを引き取って,
念のため再度個人の文書データなどをサルベージして,
社内のネットストレージに保管してから,
再インストールしたり,消去ソフト使ったりしてました.

設定はサポート出来るけれど, データの重要性はサポート側では
量りかねるので,ユーザー責任で,だけれどうっかりもあるので,
できる限りサルベージして置いてあとで,データの引越し忘れが
あった時に備える感じでした.

でも,ふつーの外部の業者さんを安く使うのに,そういう手間とか,
責任とか,言うのはわがままだと思うので…社内に居て細やかな
サービスを行うひとが必要だと思うのですけれど(笑)
なかなか理解は得られないものですよね.

投稿: nekoyama | 2009/07/09 21:39:37

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