ウイルス対策ソフトをご利用の場合、「トロイの木馬」を誤検出する記事があります。警告が出た際は、こちらの記事をごらんの上、お知らせいただければ幸いです。

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2009年8月31日 (月)

リカバリを考える。その3

同様のタイトルは以前にもありました。
基本的に内容は同じようなものですが、やはり定期的に考察を深めた方がいいのでしょうね。

2006年1月 9日 (月) リカバリを考える。
2007年8月31日 (金) リカバリを考える。その2

今回は、パソコンの進化の状況から考えて、また違った状況が多くなってきたので、それを書いてみます。

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今回のお客様は、「インターネットにつながらない」というお客様。
パソコンは、メーカー製のWindowsXP搭載機。
「つながらない」の対処方法は、以前にも記事にしてあるのですが…。

2007年10月17日 (水) 「インターネットにつながらない」の辿り方。
2009年6月 7日 (日) 「つながらない」で、とりあえずやってみるべきところ。

お客様は、ちょっとご年配の方。
難しい事をいろいろ聞いてみても「わかりません」の繰り返しになりますし、こういう場合は、とにかくお伺いして、現象の確認が必要です。
こういうご依頼は、お客様も基本的には「とにかく診に来て欲しい」なんですから。

お伺いしてみて、とりあえず電源を入れて起動です。
やたらと時間がかかるんですが、タスクトレイのネットワーク接続のアイコンは…特に問題ない表示。
でも、インターネットエクスプローラーを起動してみたら…「ページが表示できません」

…コレって…やっぱりアレですかねぇ…。

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単純な話、ネット回線はつながっている状態だと思われますし、それでもブラウザで「NotFound」ということなら、ありがちなのは、

2007年5月15日 (火) メールは使えるのにホームページが見れません。

こちら。
要はウイルス対策ソフトに拒否られた(知らずに拒否にしてしまった)、というパターン。
ウイルス対策ソフトの確認をすればわかりますが…って!

ウイルスバスター2006で、しかも期限切れです…。

で、出た…こりゃ役に立ってませんよ…。
とりあえず、ファイヤーウォールの設定を確認してみましたが、拒否がかかっているわけではありませんでした。

であれば、こちらかな…。

2008年9月22日 (月) 「ページを表示できません。」って…。

要はブラウザが最初に表示するページが「ページを表示できません」になっている、という冗談のようなトラブル。
うーん、これももう1年ほど前の記事になるんだなぁ…。

確認してみたら、まさしくこちらでした。
「ホームページ」設定が res://C:\windows\system32\shdoclc.dll/dnserror.htm でした…。

とりあえず、Yahoo!JapanなどのURLに変更してみたら、何の問題もなくなりました。

しかし、問題はなぜこうなったか?という部分。
これが判明しないと、また同じ事を繰り返すことにもなりかねません。

ふとIEのツールバー部分を見てみると…出た、MyWebSearchです…。
ちょくちょく見かける、勝手に突っ込まれているアドウェアの一種です。
基本的に、コレは「プログラムの追加と削除」からスパッと削除できるものですが、こういうのがうごめいているという時点で、セキュリティ的に怪しい状態です。

まぁ、「ページを表示できません」設定にしてしまうのがコレだとは断言できませんが、契約期限はおろかサポート期限まで切れているウイルスバスターは、まるっきり役に立っていませんので、やはりこの辺を正常化しなければ、またいろいろトラブルを引き起こします。

しかし…起動の遅さが気になるので調べてみたら…。

メモリが256MBしかありません…。

256MBではウイルスバスター2009はインストールできません…ダメだこりゃ。

ここで本来取るべき手段は、

  • できればリカバリでマルウェアを完全駆除
  • メモリ増設(できればこの機種最大容量の1GB)
  • ウイルスバスターを改めて契約してインストール
ということになります。
お客様はご年配の奥様でしたので、先ほどから「難しいことは全然わかりませんので」を連発されていましたが、とにかくお金のかかる話ですから、ご納得いただけないとできません。
いろんなたとえを駆使して説明をしていると、別室からご主人が奥様を呼び寄せました。

扉を開けたままでお話されていたので、聞き耳を立てなくても聞こえてしまうのですが、ありていに言えば「はよう断ってまえ」とおっしゃられているようです。

要するに、

悪質な「点検商法」と同列に思われた

ようです。

そりゃまぁ実際、お金も時間もかかる話なので、ご納得いただけないと取り掛かれません。
ご納得いただけなければそれまでの話です。

しかし、このままでは本当にマルウェアが駆除されているかどうかまで確認できませんし、マルウェア感染が再発しても仕方のない状況ですし、起動時間もずいぶんかかるので、ただでさえ使うのが億劫な機械なのに、ますます触る気が失せることになります。
いくら善意でそうお伝えしても、お客様のほうが善意と取らなかったり、予算がなかったりするならば、どうしようもありません。

とりあえず、お客様的には、「ページが表示できません」さえ治ればそれでいい、とのこと。
起動が遅いのも待っていれば済む話で、週に数回しか使わないからウイルスなども関係ないでしょう、とのこと。

4年ほど前のパソコンではありますが、結局はそういう使い方程度なら事足りてしまう、ということです。
「人間の使う道具として」のパソコンの進化は事実上頭打ち状態ですから、4年前のパソコンでも意外とまだまだ使えるのです。
しかし、今まで使えてたとしても、これからも同じとは限らないんですが…。

とはいえ、こちらはご依頼ベースで仕事をしている以上、お客様が希望しないのにそれ以上の処置をするわけにはいきません。

リカバリは、明確に時間や手間のかかる作業ですから、明確に料金の上乗せがあります。
今回のように、2時間以内の症状改善のみであればそれまでですが、ウチの料金体系では、メモリ増設+リカバリでは、明確にその倍以上の作業料金になります。
リカバリでデータが消えないようにデータバックアップまで含めれば、さらに上乗せです。

たとえリカバリこそが完璧な処置だとわかっていても、お客様のご意向に添えなければ、それはできないのです。

お客様のご意向をお伺いしないならば、それは単なる自己満足なのです。
お客様にご依頼を受けて作業する以上、自己満足の仕事をしてはならないのです。

完璧を求めてそれに近い作業をするために、お客様に説明をし、ご納得いただいた上で、ご満足いただける作業をし、料金をいただく。

それこそがお客様の信頼を勝ち得るやり方だと信じています。

先の「リカバリを考える。」の記事でも書きましたが、

「リカバリでも何でもやって、とにかく完全に治すこと」が最善だとは限らない

のです。
それを最優先とするのは、「チェンジニア」と呼ばれる二流三流の技術者のすること。
まぁ、自店の売り上げを伸ばすことだけを考えているなら、それもアリでしょう。
それでたとえ一時的に売り上げが伸びても、基本となる考え方がそんな二流三流では、いつか必ず破綻します。

今回は、お客様が望まれなかったので、とりあえずできる確認(起動項目などのチェック)をしておいて、

  • 対策ができていないため、再発は防げない状況であることをご納得いただく
  • 対策を取るためには、メモリ増設などの追加料金がかかることをご理解いただく
  • 決して利益目的で言っているのではなく、まだしばらくお使いならば必要な対策であるとご理解いただく
ように説明をし、ご予算ができたらまたご検討をお願いします、としめて退出させていただきました。

そりゃまぁ、目先の症状が設定ひとつで治ってしまうトラブル程度で、リカバリやら何やら「あれこれやらないとダメですよ!」とその上乗せを要求していたら、悪徳商法と思われても仕方ないですよね。
まぁこの辺は言い方次第なんですけどねぇ…。

2009年08月31日(月) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連(リカバリ), データ救出・バックアップ, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (27) | トラックバック (1)

2009年8月29日 (土)

W-ZERO3[es]を落っことしました。

私は出先でのWEB確認用にと、WILLCOM W-ZERO3[es]を使ってます。

2006年7月30日 (日) W-ZERO3 ES購入。

もう丸3年も使ってますね…。

正直、PHSでは速度的に不満がありますし、どうにかしたいなぁ~と思っていた矢先!!

コット~ン!!

手から滑り落ちて、ケータイを落とした時特有のイヤ~な音がしました…。

-----

慌てて拾い上げて、画面を見たところ…。

D1010007 D1010008

∑( ̄□ ̄;

ぎゃ~~~~っ!!!
画面が割れてるっっっ!!!

…てのは2年前の話。
ちょうど使いはじめから1年、この機種の後継機であるAdvanced[es]が出たばっかりの頃に、おそらくストラップで付けていた生茶パンダのヘッドバットを喰らったモノと思われますが…修理に14000円ほどかかりました。いちまんよんせんえんです…。

そしてそれから2年。
今度は液晶割れはなかったのですが、電源が切れていました。
まぁ、落とした方向によっては、中のSIMカードが抜けることがあるので、それで電源が切れるのはない話ではありません。
電源を入れなおしたら、ちゃんと画面も表示されている。
どうやら画面は割れなかったようです…。
と、安心していたのはその晩だけ。

翌朝。

PHSの電話番号を教えている取引先から電話が入ったのですが…なんかおかしい。
いくらこっちが叫んでも、全くの無反応。
無言電話のいたずらか?と思ったが、いつも電話をくれている取引先の番号が出ている。
よくよく聞いていると、「何か機械音が…」とか聞こえる。
まさか…。

いったん通話を切って、自分のケータイからかけてみる。
取ってみたものの、ケータイから聞こえるのは、小さな機械的な連続音が聞こえるのみ。

ああ~やっちまった~…。

改めて外観チェックしてみると、マイクの付いている周辺に、落とした時に付いたらしい新しい傷が。
どうやらコレらしい…。

まぁ、通話ならサブ的に使っていただけなので、この番号を教えていた人はほんのわずか。
単純にメインのケータイへかけてもらえば済む話。
とはいえ…。

これでは単なるウェブ+メール端末に成り下がった格好。
かといって、マイクのためだけに、高額が予想される修理に出すわけにもいかない。

当面は通話には使わず、ウェブ+メール端末として使うしかないのですが…。
機種交換をしても、機種によっては追加料金が必要ない、もしくは数百円程度というモノですので、機種交換してしまってもいいんですが、

イーモバイル(EMOBILE) ケータイイーモンスター EMONSTER (S11HT)ケータイ定額プラン【にねん+アシスト1800】

イーモバイルもアリかな?とか思ってみたり。
でも、今までと同じような使い方や、スピード的にメリットが大きいのでパソコン接続までを想定すると、やはりそこそこ月額利用料金が高くなってしまいます。
うーん…この秋はWindows7だとかいろいろ新しい展開もあるので、しばらくは様子見かなぁ。

2009年08月29日(土) 定番トラブル, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 携帯・デジカメ, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年8月27日 (木)

なぜにパスワードが通らない?

こちらはパソコンの入れ替え設定での出来事。
小さな事務所でのユーザーさんで、とあるWebサービスの設定をしていたんですが。
特定のURLを打ち込み、表示された画面でユーザーIDとパスワードを入れれば先へ進むはずなのですが…。

どうしたわけか、パスワードが通らないのです。

まぁ、これ自体はよくある話。
対処方法はいくつもあります。

  • CapsLockがかかっていないか?
  • メモ帳などで見える形で打ち込んでおいて、コピーして貼り付け
  • 書類が古くないかどうか(変更されたかどうか)を改めて確認
などなど。
一応、その辺は確認したのですが、パスワードは定期的に変更を要請されるのでついこないだ変えたばかりで間違いないらしいですし、CapsLockはかかってませんし、メモ帳を起動して書いてあるとおりに慎重に打ち込んでコピーして貼り付けても同じ。

うーむむむむむ…。
しかたない、Webサービスのサポートへ電話してみるか。

その先に待ち受けていたトホホさ加減を、誰が予想しえたでしょう…。

-----

サポートの方が言うとおりに、あれこれ設定を再度確認し、パソコンが入れ替わったことに対しては問題ないと言われたので、パスワードを打ち込んだのですが…やはりダメ。
気が付いたら、ユーザーIDにロックがかかってしまっていました。
許容回数を越えてしまったようです…。

サポートの方いわく、ロックの解除には30分~1時間程度待たなければならないらしいのです。
まぁ、セキュリティ上の観点の安全策ですから、こればっかりは待つ以外にありません。

とりあえず、ただじっと待つだけでは能がないので、あれこれお客様と日ごろのお困りごとなどがないかを聞いてみました。
とはいえ、お客様は決まったことでしかパソコンを使っておらず、あまりお困りごとらしいお困りごとはないご様子。
うーん、まぁそんなもんなんでしょうかねぇ…。

時間が来た。
初期パスワードにリセットされましたから、改めてパスワードを登録しなおしです。
前回のパスワードから、後半の数字をちょっと変更して登録。忘れないうちにメモ。
…ようやくログイン画面が表示されました。

「ああよかった!!これで仕事ができます!!」

…ではとりあえず最初から手順を復習しましょうか。

こういった「決まったことしかやらない」ユーザーさんは、電源を入れるところからやった方がいいので、最初からです。
電源を入れて、ブラウザを起動して、ログイン画面が出てきてパスワードの打ち込みをやってもらったら…。

…あ、前半のアルファベットは大文字ですから、Shiftキーを押しながらですよ!

「え?シフトキーってなんですの?いっつもそのままで打ち込んでますけど?」

…∑( ̄□ ̄;

そこで初めて、全てがつながりました。

メモしてあったパスワードのアルファベットは大文字で書かれてましたが、実際には小文字だったのです…。

お客様的には、どうやら意識として【アルファベットには「小文字」がある】というのが存在しなかったようです。

そりゃいくら確認しながら打っても通るわけなかとです…。

はぁ~…パスワード変更待ちのあの1時間はなんだったんですかねぇ…。

2009年08月27日(木) 定番トラブル, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (8) | トラックバック (0)

2009年8月25日 (火)

新しいVistaパソコンだけ無線がつながりません。

こちらは「無線がすぐにつながらなくなる」というお客様。
よくよくお聞きすると、従来使っていたノートパソコンでは問題なくつながっているが、新しく買ってきたノートパソコンではつながってもすぐに切れる、というのを繰り返すんだそうです。
まぁこれだと、新しいパソコンの方の問題と考えるのが自然なんじゃないかと思います。

実際、新しいパソコンはダイナブックで、無線ルーターがバッファローあることを考えると、

2008年5月23日 (金) ConfigFreeとAOSSの微妙な関係。
2009年5月28日 (木) ConfigFreeとAOSSの微妙な関係。その2

この辺の話の延長であることが最も疑われるんですが…。

こりゃパソコンの初期不良なんじゃ…。

お客様いわく、一応、パソコン側の不良を考えて、販売店に交換をしてもらったんだそうです。
結果はまったく同じ。つながっては切れるの繰り返し。
うーむむむむむ…それじゃ初期不良とは言えませんよね…。
設定の問題かと思われたようで、こちらに話が回ってきました。

いずれにしても、お伺いしてみて確認する以外ありません。

-----

お伺いして状況を確認。

ちゃんとつながっている古いほうもVistaのdynabookですし、AOSSもクライアントマネージャVできっちり動作しています。
うーん…こりゃまたConfigFreeのせいかなぁ。

でも、今までの事例から考えると、ConfigFreeとクライアントマネージャの相性の問題であれば、そもそもつながらないはず。
実は、今回のパソコンは、クライアントマネージャVをインストールして、設定が完了している。
つまり、厳密には、クライアントマネージャの従来の事例には当たらない。

うーむむむむむむむ…。

似たような話があったのを、ふと思い出した。

2009年2月11日 (水) 同じVistaなのにつながらない。

こちらは親機の問題で、子機の無線コントローラーを選ぶ場合がある、というもの。
なんか症状から考えると、こっちの方が疑われますねぇ…。

とりあえず、クライアントマネージャの相性を疑って、アンインストールして手動でAOSSの暗号キーを拾って接続をしてみました。
…やはり、症状は全く同じ。つながってもしばらく利用すると切れます
どうなんだかなぁ…。

初期不良じゃないんでしょうけど、東芝へ電話です。
型番を伝えて対処を仰ぐと…。
無線LANのドライバを入れ替えてみては、とのこと。
どこでダウンロードできるかを明確に指示を求めたら…。
ダウンロード前の確認の段階で、なんか画面表示と微妙に違う。
どうも無線LANのチップメーカーが違うようだ。
その辺を担当者に突っ込んでみたら…どうも末尾の型番を聞き落としていたらしい。

どうやらこの機種、最近よくある量販店オリジナルモデルだったらしい。

担当者はどうもベースモデルの仕様で指示していたらしい。
よくよく調べると、ベースモデルと今回の量販店オリジナルモデルでは、無線のチップメーカーが違うらしい。
なんじゃそら…。
お客様のパソコンの無線LANは、Intel WiFiLink 5100というチップ。
担当者いわく、こちらの無線LANだと、新しいドライバはないらしい。
東芝でできるサポートはそこまで。ありゃ…。

あとはバッファローですが…こちらはフリーダイヤルじゃないですし、そう簡単につながるとも思えませんし、聞いたところで「つながる無線チップメーカーを選ぶ」となると、おそらく親機交換以外に打つ手はない。
一応、事例をぐぐってみた。

無線ルータ経由で社内LANに接続できない。 :ZQwoonet SAK2[サクサク]
Vistaの内臓無線LAN接続について :OKWave

…( ̄△ ̄;

パソコンメーカーは違いますが、無線LANチップが同じというだけで、なんかまるっきり症状が同じじゃないですか…。
最初の事例は、ルーターの機種までWHR-AMG54とのことで同じ。
要するに、

バッファローの無線ルーターの一部は、Intel WiFiLink 5100の無線LANチップでは使い物にならないらしい

ということじゃないですか?
だめだこりゃ…。

その辺を説明してみたら、

「じゃ、どこのならウチの2台のパソコンを確実につなげられるんですか?」

まぁ正直なところ、他のメーカーならそういう問題はないのか?というと、先の事例もあるので、確約はできない。
ただ一ついえることは、

これはまれにある不幸なハズレの事例

だということ。
無線LANのチップなんて、メーカーもいろいろあれば、同じメーカーでもいろいろ種類はある。
腐るほどの種類が出回っている現状で、全ての接続性を検証することなど、不可能に等しい。
だからこそ、802.11xといった規格が存在するのであって、それに準じていればメーカーが違っても接続できるようになるはず、というのが現状。
本来ならば、きちんとつながるはずのものであって、こんなはずではない、と販売店も設定業者も同じ認識のはずです。
お客様は、既存のパソコンも新しいパソコンも、同じメーカーでそろえたわけですから、素人のお客様にはそれ以上の選ぶ基準など存在しようもなく、同じメーカーなのになぜ?としか思えるはずもなく。

たまたまこの組み合わせがハズレだった、としか言いようがありません。

ただ、交換までしているので、パソコンの不良ではないという認識ですし、ここは無線ルーターを交換する以外に選択肢はなさそうです。
お客様的には、ルーターが壊れているわけでもないのに交換しなければならないことにはいささか納得できないようですが、ここはもうどうしようもないです。

-----

後日、再度訪問させていただいたんですが…。

お客様いわく、「バッファローはもう信用できない」とのことで、NECの新しい機種を調達してありました。
うーん…まぁいいでしょう…。

こちらはらくらく無線スタートで、何の問題もなく接続完了。接続の途切れもなし。
バッファローで苦労していたのが嘘のように一発でした。

前の事例が、無線LANチップメーカーが今回と同じくインテルであることを考えると、一概にバッファローが悪いとは言いがたいのですが…。
まぁ、お客様からすれば、バッファローが悪いということで結論付けられてしまうことになるでしょうね…。

でもまぁ、子機側の接続ソフトにしても、NECなら何の問題もなかったということを考えると、こりゃバッファローの分が悪いですよねぇ。

2009年08月25日(火) ソフトウェア不具合関連, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (16) | トラックバック (0)

2009年8月23日 (日)

ルーター設定画面へ「root」で入れない??

こちらは「無線ルーターの設定をお願いします。いくらやってもうまくいかないんです」というお客様。
まぁ、これ自体はよくある話なんですが、今回はちょっとばかり事情が違っていた。

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11n対応で、本体のみで10000円を切っている、最近の売れ筋のルーターです。
パソコンと一緒に、新品で買ったもの。
回線は、PPPoEの光回線。
無線はすでに接続済み。

新品だったら大丈夫でしょ?と思って、例のごとくバッファロールーターの設定画面の「http://192.168.11.1/」を叩いてみた。

例によって、ユーザー名とパスワードを聞いてくる。
これはバッファローの場合、「root」でパスは空白。

…認証エラーだそうです…そんなバカな???

何度試しても同じ。
初期化ボタンで初期化しても同じ。

…ええっ???

-----

正直なところ、無線はつながってますし、DHCPでアドレスは取れてるはずだし、設定画面のアドレスが通っている時点で、おそらくルーターとしての動作はしていることは間違いありません。
しかし…設定画面を開こうとしたら、認証エラー…うーむ、謎だ。

お話を聞いてみると、どうやらルーター自身の不良だと思われて、販売店に持って行って交換してもらってコレだそうだ。
おそらく自分の設定方法が間違っているんだと思って、私に依頼をしたそうです。
うーむ、なるほどねぇ…。

しばし悩んで、とりあえず手動でIPアドレスを設定して、再度つないでみた。

ユーザー名とパスワードを聞いてくる。
例によって、ここは「root」でパスは空白。

…通りました。

あとは通常通り設定を完了させて、何度か再起動をかけてみた。
どうやら問題なさそうだ。
とりあえず、手動で設定した固定IPアドレスを自動取得に変更し、改めて問題ないことを確認して完了。

「えーっと…何が問題だったんですかね?」

…まぁとりあえずつながりましたし、おそらく最初の設定部分だけの問題だと思います。ルーターの差し替えや回線の契約を別会社に替えなければ、大丈夫だと思いますけどね…。

とまぁ、お茶を濁すような物言いになってしまいましたが、とりあえず問題があったら、

  • ノートパソコンなので、何を差し置いても、真っ先に本体横にある無線のスイッチが切れていないか確認
  • 無線ルーターの電源の再投入を試してみる
  • その上で問題があれば回線会社へ回線障害がないか確認
ここまで確認して、パソコン側・ルーター側の問題だと言われたらご連絡ください、とお伝えして引き上げです。

-----

どうもこのまま終わるのは気持ち悪い。
なんなんだ、あの認証エラーは…。

ということで、ちょっとぐぐってみた。
バッファローのサポートサイトでこんなのが。

インターネット接続のためブラウザーを開き、ユーザー名に「root」と入力すると認証エラーになります(WHR-G300N、WZR-HP-G300NH、WZR-AGL300NH、WZR2-G300N) Q&A番号BUF18157 更新日2009/06/29 :ZQwoonet SAK2[サクサク]

 
本現象は、パソコンでインターネットに自動的にアクセスしようとするソフトウェアが
動作しており、初期状態の無線親機を設定する場合に発生します。
■発生条件(詳細) 
 パソコンでインターネットに自動的にアクセスしようとするソフトウェアが動作しており、
 無線親機のインターネット@スタート(回線自動判別機能・初期状態で有効)が動作し、
 Internet側の回線設定が行われていない場合(※)
 
 ※具体的には下記の状態の場合
 ・PPPoEの設定が行われていない
 ・Internet側のケーブルが抜けている
 ・CATV回線などでモデムがパソコンのMACアドレスを記憶している  
 ・CTUなどの上位ルーターが設定されていない
 ・IPアドレスを固定で設定する回線で判別ができない
 
 
その場合、しばらく待ってから再度設定画面を表示させてください。
パソコン上でのソフトウェアのインターネットのアクセスが終了し、設定画面が
表示できる場合があります。
 
しばらく待っても設定画面が表示できない場合、下記手順にて設定を行ってください。

…∑( ̄□ ̄;

な、なんじゃこりゃっっっ!!!

で、「下記手順」では、偶然にもIPアドレス手動設定という同じ手順が。
…うーん、「インターネットに自動的にアクセスしようとするソフトウェア」が「インターネット@スタート」と当たっている、ということなんだろうけど…それってどうよ…。

最後まで手順を読み進めてみたら…。

7.最新のファームウェアにアップデートします
 
下記製品をご利用の場合は、ファームウェアを最新にアップデートします。
 
・WHR-G300Nファームウェア ダウンロードページ
 
 
設定は以上です。
 
【参考情報】下記パソコンに搭載の「ネットテレビビューアー」をご利用の場合

09夏モデル(2009年4月発売)
FUJITSU
 FMV-DESKPOWER Fシリーズ、LXシリーズ 、CEシリーズ、EKシリーズ
 FMV-BIBLO NWシリーズ、NFシリーズ 、Sシリーズ、MGシリーズ、LOOX Rシリーズ

 上記パソコンでネットテレビビューアーをご利用の場合は、下記方法でも回避可能です。

 【参考】「ネットテレビビューアー」を利用している場合の回避方法

 ただし、お客様のお使いの環境によっては回避できない場合がありますので、
 予めご了承ください。


以上
…( ̄△ ̄;

まさしく今回のパソコンの機種は、2009年夏モデルのFMVびぶろー君です…。

で、ファームウェアのページを見てみたら、

【変更履歴】
●Ver.1.61 → Ver.1.63
 [不具合修正]
1.インターネット@スタート機能で回線判定中に、AirStation設定画面が開けない
場合がある不具合を修正しました。
※設定画面が表示できない場合はこちらをご確認ください。

 2.UPnPでポートマッピングを行った後、設定変更すると、正常にポートマッピング
  動作しない不具合を修正しました。

…しっかり不具合ということになってます…。
でも、設定が終わってしまえば関係ないわけで、そのためだけに出張作業費をもらえるとは思えないですが…。

で、FMVの回避方法はというと…。

インターネット接続のためブラウザーを開き、ユーザー名に「root」と入力すると認証エラーになります(WHR-G300N、WZR-HP-G300NH、WZR-AGL300NH、WZR2-G300N)(ネットテレビビューアー使用)
Q&A番号BUF18217 更新日2009/06/29
 :ZQwoonet SAK2[サクサク]

1.ネットテレビビューアーを停止します

 1)「Ctrl」+「Alt」+「Del」キーを同時に押し、[タスクマネージャ] をクリックします。

 2)プロセスタブをクリックし、イメージ名「NetTVViewerAgent.exe」を選択し、
  「プロセスの終了」ボタンをクリックします。

 3)「プロセスの終了」ボタンをクリックします。

 4)無線親機の設定画面を再度表示します。

  【参考Q&A】設定画面表示方法

 ※パソコンを再起動すると上記ソフトウェアは元の状態に戻ります。
  そのため、下記2のネットテレビビューアーのアップデートを行ってください。

…うーむむむむむ。

最初はまた例によってバッファロークオリティか?と思ったんですが、こりゃ富士通の方にも問題がありそうですねぇ…。

で、その元凶となっているネットテレビビューアーのアップデーターのページでは…。

ネットテレビビューアー ソフトウェア追加・修正モジュールダウンロード - AzbyClub - サポート : 富士通

■ 5.改版履歴(修正項目)

- ネットテレビビューアー V1.0.3218
・新しいジャンルおよび新しいチャンネルを追加しました。

- ネットテレビビューアー V1.0.2809
・LAN未接続環境でWindows Media Playerの初期設定を中断すると、マウスカー
ソルが定期的に作業中の表示になってしまう問題を修正しました。
・「再生画面」以外の画面で音量の調節や消音ができない場合がある問題を修正
しました。
・再生中の「早送り」、「巻戻し」に対応しました。
・複数のユーザーのアカウントがある場合、再生が始まらない場合がある問題を
修正しました。
・再生中にスクリーンセーバーが起動しないように修正しました。
・ネットテレビビューアーをフルスクリーンで表示したときにIMEバーが表示さ
れないよう修正しました。
・画面上のボタンや文字やなどの、表示位置やサイズが適正になるように修正し
ました。
・マウスやキーボードを使用した時の、操作性を改善しました。
(ESCキーで終了しない等)
・CyberLink AVCHD Player搭載機種で、ネットテレビビューアーを再インストー
ルし、ネットテレビビューアーを起動していない状態でリモコンの「4」ボタン
を押すとCyberLink AVCHD Playerが起動してしまう問題を修正しました。

- ネットテレビビューアー V1.0.2617
・新規リリース。

…∑( ̄△ ̄;

こ、こんなところで、以前の記事の疑問の答が!!!

2009年7月12日 (日) WindowsMediaPlayer11を起動しないとどうなる?

メディアプレイヤーの初期化をしないとダメなのは、そういう理由があったんですね…。

しかし、この「ネットテレビビューアー」って…誰か使ってます???

結論:
WHR-G300NとFMV2009年夏モデルの組み合わせは気をつけろ。

どっちも不具合アリ、ということで…。

2009年08月23日(日) ソフトウェア不具合関連, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(有線LAN), ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年8月21日 (金)

メーカー製パソコンの「修復インストール」は可能か?

こちらのお客様は、「変なメッセージで止まってしまって、パソコンが起動しないんです」というお客様。

…うーん、「変なメッセージ」ではわかりませんので、そのメッセージを読んでもらえますか?もしかしたら英語ですか?

「あ、いえ、日本語です。読みますね。

ソフトウェアでエラーが発生したため、Windows を起動できませんでした。
この問題を報告してください:
カーネルに必要な DLL を読み込みます。
サポート担当者に連絡し、この問題を報告してください。
です」

………は?

えーっと、それはどんなタイミングで出るんでしょう?Windowsが起動してからですか?画面の色は?

「メーカーロゴが出てからしばらくしてです。いつものWindowsXPのロゴは出ません。画面は黒地で白文字です。」

個人的には見たことも聞いたこともないエラーです。
そういうエラーがあるのか…。

「期末が近いので、この時点でパソコンが壊れて困ってるんです。なんとかなりませんか??」

…うーん、そういう状態ではリカバリも視野に入れないとまずいですよ。とりあえずお伺いしますので…。

実は出先で伝言で飛んできたものなので、何の下調べもできないままで行かなければなりません。
以前にもお伺いさせてもらっているお客様ですし、たまたま空き時間があったのでお伺いです。

-----

まずは現象確認。

ソフトウェアでエラーが発生したため、Windows を起動できませんでした。この問題を報告してください:カーネルに必要な DLL を読み込みます。サポート担当者に連絡し、この問題を報告してください。

…うーん、確かに…。

F8連打でセーフモードを試してみましたが、

セーフモードもダメ

セーフモードですら起動しない状態。
うーむむむむむ…。

要は、Windowsを起動する段階で必要なファイルが、壊れたか何かなんでしょう。
もう6年以上は使い込んでいるWindowsXP機ですから、ハードディスクが異常をきたしている可能性は充分にあります。
ディスクチェックツールをいきなり使ってもいいんですが、物理故障だと、とどめを刺しかねません。

ただ、今回のパソコンは、会計データの入っているもの。
基本的には、会計関係は、責任能力の関係で、本来は触るわけには行きません。
でも、以前お世話させていただいたお客様ですので、なかなかむげに断れません。
とにかく、一応の責任の範囲とそういう危険性を説明して、基本的には、どんな対処でも、いつクラッシュしてもおかしくないことをご理解いただき、できることをやるしかありません。

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とりあえず情報を探るところからですね。
事務所ですので、他にもパソコンはありましたから、そちらをお借りして検索してみました。
メンテ用のパソコンを使ってもいいのですが、やはり事務所の環境に勝手に外部のパソコンを接続するのは問題がありますので…。

とりあえずエラーメッセージで検索してみたら、質問掲示板の事例が多数出ます。
どうやらリカバリかインプレースアップグレード=修復インストールしか手はないらしい。

Error Message: Windows Could Not Start Because of an Error in... :Microsoftサポートオンライン

しかし…問題は、今回の機種は、富士通のWindowsXP機である、ということ。
リカバリCD-ROMはあっても、修復インストールはできず、Cドライブを消去してしまう「リカバリ」しかできません。
それをやると、100%間違いなく、データや会計ソフトは吹っ飛んでしまいます。
それだけはできません。

また、私が回復コンソール起動用として持っているアップグレード版のXPのインストールCDでは、仮に修復インストールをやってみたところで、メーカー製パソコンとはプロダクトキーの種類が違うため、プロダクトキーを入力しようにも、パソコンの筐体に貼ってあるキーは合わないので、修復インストールが完了できないのです。

うーん…何か方法はないのか…。

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そこでピンと来た。

検索用として借りているのは、DELLのデスクトップパソコン。

DELLのパソコンの再インストール用CDは、ラベル面こそDELLロゴのある「再セットアップディスク」ですが、リカバリCD-ROMではなく、OEM版のWindowsのCD-ROMとほぼ同じもの。
富士通のパソコンにインストールされているWindowsも、本来はOEM版です。
うまくいけば、DELLの再セットアップディスクを使って修復インストールが可能なはず。
これを使って新たなインストールをするわけじゃないですから、違法コピーにはならないでしょう。

いずれにしても、このまま手をこまねいていても、リカバリぐらいしかできません。
できることはやってみましょう。

DELLの再セットアップCD-ROMをお借りして、今回の問題の出ている富士通のパソコンにセットして、再起動です。

CD-ROMから起動させて、Windowsセットアップから「修復インストール」を選んで実行。
必要なファイルをコピーし始めて、再起動。

おっ!Windowsロゴが出た!

と喜んだのもつかの間、Windowsのセットアップの続きを始めた。
残り約34分とか出てます…。
こりゃしばらく待つしかないですね…。

「昨日まで全然問題なかったのに、なんで…治りますかねぇ…」

…うーん、この手のトラブルに遭遇したお客様は、皆さんそうおっしゃるんですけどね…。
パソコンの起動トラブルって、ホントにある日突然、前触れもなしに発生することが多いですから、昨日まで動いてたとか今朝まで大丈夫だったとか、時にはついさっきまで正常だったとかいうことはしょっちゅうなんですよね…。

途中で時間帯の確認を求められたりで、OKボタンなどをクリックする場面がありましたが、やり過ごしてまた再起動。
さて、うまくいくのか…。

しばらくすると、XPの初期セットアップの画面が出てきた。
新品を購入したときの一発目の電源投入時に出る、アレです。
リカバリ直後も同じ画面になりますね。
この辺は、いつもなら適当に「次へ」とか押せばいいのですが…。

改めてユーザー名の登録画面が出てきた。

ここで、先に使っていたユーザー名を入れてもいいんですが…設定が上書きされると目も当てられない。
よくよく見たら、「次へ」ボタンに並んで「省略」というボタンがあった。
通常のセットアップでは、これは見たことないですね…。
今回はこの「省略」を押しておきましょう。
セットアップを完了させて、Windowsの起動を待っていると…。

トラブル発生前に使っていたユーザー名と共に、ようこそ画面が立ち上がりました!!

ユーザー名を選択し、パスワードを打ち込んでもらうと、なにやらライセンス認証を取れとかいうメッセージが。
うーん…コイツはOEM版のはずなので、ライセンス認証は必要ないはずなんですが…。
後でもできるだろうと「キャンセル」をクリックすると、ログオフしてしまいました…。
またようこそ画面でユーザー選択待ち状態。
もう一度パスワードを打ち込んでログイン。
またライセンス認証のメッセージが出るので、今度は「OK」(だったかな?)をクリック。

プロダクトキーの入力を求める画面が出ました。

プロダクトキーの書いてあるシールの形は、アップグレード版などのオレンジの長方形ではなく、OEM版やDSP版を示す、レーザーホログラムのついた角丸ステッカーを表示しています。
これは、筐体に貼り付けてあるシールと同じです。
筐体のシールを確認し、シールに書いてあるプロダクトキーを慎重にメモして、画面に入力。
LANケーブルはつないであるので、LAN経由インターネットでの認証です。
さて、通るか…通ってくれ………。

ライセンス認証が無事通った表示となり、「OK」ボタンを押したら…。

デスクトップが現れてきました!!!

デスクトップアイコンも、お客様に見てもらったら、トラブル発生前の状態そのまま、全て元通りになったようです。

会計ソフトを起動してもらうと、きちんと起動しますし、バックアップ機能も正常に動作しました。

なんとかなったようです。
一気に緊張が解けました…。

とりあえず、修復セットアップですので、今後の運用で何が起こるかは予測ができません。
うまくそのまま動いてくれることも充分考えられますが、本来ならば、データ救出をしてからリカバリをお勧めするところです。
その辺の状況を改めてご説明して、今回の作業は完了です。

それにしても、たまたまDELLのパソコンがあり、DELLのパソコンが「リカバリCD」形式じゃなくて、本当に助かりました。
でも、今回はごくまれな、幸運な事例の一つでしょう。
修復セットアップがうまくいくのは、本当に限られた状況だと思います。あくまで事例の一つです。

後日、とてもご丁寧なお礼のメールが来ました。
一応はまともに使えているとのことです。
改めて、パソコンの買い替えとかリカバリを検討したほうがいい、とお伝えはしておきました。

2009年08月21日(金) ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(リカバリ), データ救出・バックアップ, パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (3) | トラックバック (0)

2009年8月19日 (水)

WANポートにPCを接続したらどうなる?

こちらは、無線LANの接続をご依頼いただいたお客様。

もうみなさんお分かりですよね…何の問題もなくつながった無線LANの接続ごときで記事になるわけはないのです。

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お伺いしたところ、すでに1台では無線で接続をしておられます。
回線はKDDIのADSL、無線LAN親機はバッファロー製のWBR2-G54-KD。
うーん…見慣れない機種名だなぁ…と思っていたんですが。

「その親機は、買ったんじゃなくてレンタル品なんです」

確かに、本体には「レンタル品」というステッカーが貼られています。
しかし、変わったところが一つ。

WANポートに専用のシールが貼られてふさがれています。

うーむ、どうやらKDDIからのレンタル品だけに、KDDIのADSLモデムは基本的にルーター内蔵ですので、ブリッジ接続が前提で出荷されているんでしょう。
なんで無線LANカードを突っ込むタイプじゃないんでしょう…?

この親機には一応、AOSSボタンがあるので、AOSSで接続すればいいんですが…。

今回新設するのは、AOSSと相性が悪いともっぱらの評判の、ダイナブックです…。

ん~、とりあえずAOSSを試してみてもいいんだけど…今回はVistaですので、基本的にはダウンロードが必要です。
USBメモリは時節柄お互いに気まずいですし、CD-Rに焼いてくればよかったのですが、今回は残念ながらまだ焼いてません…。

さて、ここでルーター情報を覗いてみないと!という状態なのですが…。

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まずは思い当たる設定画面アドレスを叩いてみる。

バッファローですから、古いのだと192.168.0.1、でなければ192.168.11.1でしょう。

…出てきません。
ってか、ブリッジモードなので、192.168.0.1だと、モデムの設定画面が出てきます…。

うーん…最後の1を、180ぐらいから10刻みで数字を増やして何度もトライ。
…ダメです…ヒットしません。

とりあえず、モデムを外して、パソコン側のLANポートのIPアドレスを手動設定で192.168.0.2とかにして、再度設定画面を探ってみました…ダメでした。
192.168.11.2とかにして再チャレンジ…ダメでした。

確か、AirStation設定ツールとかがあれば、自動で探してくれるはずですが…今回はVistaですし、既存のパソコンにもツールが見当たらない。
CD-ROMも見当たらない。
うーん…。

「前回の設定で、設定した人が何かメモとか残してませんか??」

無線の追加設定の際は、これを聞くほうが早かったりします。
WEPキーなどは、設定してくれた人が忘れてなければ、メモしてあるはずなので。

…どうもなさそうです…。
やっぱりAOSSで設定したんでしょうかねぇ。

仕方ない。
とりあえず、お客様にプロバイダへ問い合わせてもらうとするか。
このWANポートにシールを貼って塞いである、謎な無線ルーターの設定画面を開いてみたいものである。
パソコンがAOSSに対応してなかったら、いずれにしても設定画面を開くしかないのだから。

「なんかバッファローの機械なので、バッファローに伝言しますので30分程度お待ちください、とか言ってますよ」

…( ̄△ ̄;

うん…KDDIさん、確かにそれは正しいよ…。おたくの会社のスタンスとして正しいですよ…。でも…でも…それってお客様のことをちゃんと考えてるのか…?

まぁ30分もあればいろいろできるので、とりあえずクライアントマネージャVを、LANケーブル接続でダウンロードして試してみた。

…ダイナブックさん、こんな時に限って、なんら問題なくAOSSを受け入れてくれましたよ…。

とりあえず再起動とかやってみて、問題なく接続できていることを確認。
なーんだ、結局AOSSでいけたんじゃん。
最初からそうすりゃよかったよ。

とりあえずギャラは同じですし、お客様と相談の上、一応バッファローからの電話を待つことに。

かかってきたバッファロー担当者からの電話は、この世のものとも思えないトンチンカンさでした…。

  • いきなり192.168.11.1を叩こうとさせる(モデムから192.168.0.*でもらえているからこれでは開くわけがない)
  • モデムからの配線を外させて、IPアドレスが取れていないのを確認もせずに192.168.11.1を叩こうとさせる(ブリッジモードなので当然つながらない)
  • 挙句の果てに、WAN側のシールをはがさせて、パソコンからのLANケーブルをそこにつながせて、また192.168.11.1を叩こうとさせる
さすがに最後のには「はぁっ??」と声を出さずにいられませんでした。
担当者いわく、「WAN側に接続すれば、IPアドレスが取れるはずだ」と。

WANポートにパソコンを接続するなんて、聞いたことがありません…。

DHCPがONでつなぐならまだしも、そもそもDHCPはOFFですし、WANポートにDHCPサーバー機能があるだなんて聞いたこともない。

案の定、IPアドレスなんて取れません。当然だ。

それでIPアドレスが取れたかどうかの確認もせずに、「設定画面は開きましたか?」とか言ってくるので、さすがにバカバカしくなった。
これがサポートセンターの係員の対応か?
バッファローさん…いくらなんでもひどすぎやしませんか?
これがバッファロークオリティなのか?

とりあえず、付き合ってられないので、無線がつながったふりをして電話を終わらせた。

結局、設定画面を開く方法はわからずじまい。
まぁ、パソコンがAOSSに対応してくれていたのでなんとかなりましたが、これでAOSS非対応の子機をつなぐ場合って、どうするんだろうねぇ…。

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戻ってきてから、ウチのWBR-B11という、同じくバッファロー製の同じ外観の古い機種を使っていろいろ検証してみましたが、当然ながら、WAN側でIPアドレスを振り出してくれるなんてことは起こらず。

そして、何と言っても、無線設定の画面を見たら、

WEPキーは黒丸で塗りつぶされていて、設定画面からでは確認ができない

という罠が隠されていたということ。
勘弁してください…。

2009年08月19日(水) ソフトウェア不具合関連, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(有線LAN), ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (17) | トラックバック (0)

2009年8月17日 (月)

サマーウォーズ観てきました。

今回はパソコンの話ではありません…いや、比較的近い話かもしれません。

先日は、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 を観てきましたが、平行して夜中にTV版「新世紀エヴァンゲリオン」も放映してましたので、そちらも観ていたんですが、やたらとこの「サマーウォーズ」の宣伝が入るんです。

サマーウォーズ公式サイト

で、この映画の監督の前作品である、アニメ版「時をかける少女」も放映してましたので、とにかく観に行かないと!!と思ってました。
ウチのコドモたちは、部活だとかいろいろあって、今年はどこにも遊びに行けないので、映画ぐらい…と思って声をかけたら、下二人は、

「えー?ハリーポッターの方がええ!!」

とかほざいてます。
まぁ、確かに、針野ポタ夫さんもよろしいんですけどね…。
とりあえず、下二人はいろいろスケジュールが合わず、結局賛成した一番上だけを連れて行きました。

なぜか明石では上映しておらず、神戸か加古川まで行かねばならない羽目に…。
ということで、上映時間の関係で加古川へ。

ワーナーマイカル加古川というシネコンで、中でも、ちょっと収容人数が少なめの、小さなスクリーンの7番で上映されてました。
しかし…!!!

公式サイトの「満足度驚異の96%!」は、はっきり言いますが、伊達じゃないと思いますよ!!!

これは見逃さない方がいい!!

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内容をあまり書いてしまうとネタばれになるので全部は書きませんが…。

舞台は現代に非常に近い近未来。
ネット社会は世間にどんどん浸透し、「OZ(オズ)」と呼ばれるオンラインサービスが世界をつなぎ、ほとんどの人が「OZ」を利用し、その普及率は、今の携帯電話以上。公共の手続きや送金など、いろんなことがそれを通じてできるようになっている、という設定。
そして、Yahoo!などでよくある「アバター」をみんなが持っていて、OZ内の分身として動いている状態。

まぁ、アバターを日ごろから使っている人は、かなり簡単にこの映画に入り込めることでしょう。
そうでない人も、おそらく大丈夫だと思います。

物語の舞台は、その「OZ」とそれを取り巻く人々のつながり。
主人公は、成り行き上、旧家の大家族(多数の親族)の中に巻き込まれる。
そこに突然来た謎のメールに返信したところ、どうしたわけかOZのシステムトラブルの犯人として報道され…。

という導入部から、モノスゴイ大混乱に巻き込まれていき、本当の犯人である「ラブマシーン」というAIアカウントが暴れ回る。
「ラブマシーン」は他のアカウントをどんどん飲み込んでいき、巨大化して、手がつけられなくなり…。

ついには人工衛星を叩き落してこちらをつぶそうとし始めて…。

荒唐無稽な展開ではありますが、まさしく「映画」として、エンターテインメントしてくれています。
ぐいぐい引き込んでくれます。
もう涙出そうになります。
そして、ネット上のつながりだけでなく、家族のつながり、人のつながりの大切さまでも見せてくれます。

もう一度言います。必見です!!

近所で上映していて、時間のある人は観に行きましょう!
アニメだと馬鹿にしてるとびっくりしますよ!!

で、いつもどおりにパンフレットを買おうと思ったら…売り切れ。入荷未定。なんじゃそら!!

たまたま三宮方面に用事があったので、HAT KOBE 109シネマズまでパンフレットだけ買いに行きました…。

あ、そうそう。
この映画を見る前に、花札の「こいこい」のルールを予習していった方がいいかもしれません。

花札ゲーム 現代版こいこいの遊び方 :任天堂

任天堂は花札やトランプのメーカーとして老舗なんですよね(笑)。
そのせいか、映画の中でも、NintendoDSiが出てます。
でも、協力企業名に任天堂は…。

2009年08月17日(月) おすすめサイト, パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき, 映画・テレビ, 芸能・アイドル, 趣味 | | コメント (9) | トラックバック (0)

2009年8月15日 (土)

ルーターの設定は簡単か?

こちらは無線ルーター設定依頼のお客様。
2階と1階のパソコンにそれぞれつなぎたい、とのこと。

それにしても、最近はこの手の依頼が増えましたねぇ…。
何の気なしにお伺いしたのですが…。

お伺いしたところ、ルーターの箱はすでに開いています。

「あ、とりあえず自分でできるかと思ってちょっと試してたんです」

…そ、そうですか…。
今回は新規設置のようですから、最初からセオリー通りにやればいいだけなんですが…。

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まずはルーターとパソコンを無線で接続…って、すでに一発ボタン対応のソフトで設定済みのようです。
ルーターはすぐそこにあるので、無線はバリバリ届いている状態であることを表示しています。

でも…なんかつながってません。
IPアドレスは自動取得ですが、全く取れていません。

うーむ、変だな…。

ルーターをよく見ると…なんか切り替えスイッチがルーターモードではなくブリッジモードになってます…。

ここの回線、PPPoE接続なので、ブリッジモードでは2台同時接続は…。

ルーターモードに戻して設定画面を開いてみたら、何やらPPPoE接続設定画面は、なんかテキトーな設定が入ってます。
これはつながらない。つながるわけがない。そういう設定でした。
きっとわけもわからず、とりあえず入れてみたんでしょうね…。

んあ~…いろいろと苦労の跡がしのばれますね…。

「ん~、そうなんですよね。いろいろいじくり倒したんですが、もう全然わからなくなりまして…」

…でしょうねぇ。

私たちのような設定業者からすれば、日常業務ですから、機器トラブルさえなければ、何の問題もなく設定完了できます。
しかし、ネットワーク機器を初めて設定する人からすれば、

  • 「ルーターって、何?」
  • 「IPアドレスって、どういうもの?」
  • 「ルーターを入れたらパソコンにPPPoE接続設定はなぜ要らないの?」
といったところを、大雑把な概要すら理解していないのは仕方のないところです。
別に「100%理解してからいじれ」とは言いません。
  • 設定すべき項目
  • ルーターモード・ブリッジモードの必要性
  • PPPoE設定を施すべき場所
ぐらいは考えながら設定してもらえればいいんじゃないかと思います。

でも、

  • 新規のルーターの上位にルーターがあるのかどうか
  • 設定画面のIPアドレスなどがかぶらないか
  • ブリッジなら設定後に正しくブリッジに切り替わったかどうか
とか、確認の必要のある部分はいろいろあります。

今回はPPPoEルーターの設定なので、ブリッジモードではなくルーターモード。
無線は幸いにも一発ボタン対応で、セキュリティを含めて設定済み。
IPアドレスがもらえていることを確認して、所定の設定画面を開き、プロバイダの書類に書いてあるPPPoEの接続設定をしてやれば、いともあっさりつながりました。
さんざん苦労していたお客様は、あまりにもあっさりつながって茫然です。

「うわ~…終わってみたらあっけないもんですね…。こんなことなら最初からお任せすればよかったです」

まぁこの辺は、何度かやってみればすぐにつかめるものですけどね。
とはいえ、普通の人は、何度もやらないことなので…。

こういうのは、パソコンに限った話ではありませんよね。
たとえば、クルマのタイヤ交換なんかにしてもそう。
パンクしてスペアタイヤに交換するにしても、それなりの経験のある人は、特に問題なく交換作業ができますが、やったことがないとか、そもそも作業工程のイメージすら頭にない人からすれば、そもそも取りかかることすら危なっかしいですよね。

プロにやってもらえばすぐですが、自分ででもできるこの手のことは、今後のことを考えれば、自分でやってみることに意義があったりもします。

その気のある人は、私の作業をじっと見ていることが多いですね。
突っ込んで質問してくる人も、たまにいます。

でも…たいていの人は、

設定なんて何度もしないから覚えなくていいや

とか、

こんなヤヤコシイことわかりません

とか、そんな感じです。

それが良いとか悪いとか言っているのではなく、世の中そういうものだということ。
裏を返せば、だからこそ私の仕事があるとも言えますし…ね。

ルーターはたいてい初期化スイッチがあるので、「とりあえずやってみれば?」とも言えますけど、パソコンの方は変にいじくり倒してしまうと、「システムの復元」程度ではどうにもならないこともあったりするので、わけもわからず深追いはしないでほしいですね…。

2009年08月15日(土) 定番トラブル, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(有線LAN), ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年8月13日 (木)

Office2007のライセンス認証。

こちらは「エクセルが使えなくなったのを何とかしてほしい」とのお客様。
パソコンは、つい最近買ったばかりの、Gateway(ゲートウェイ)のノートパソコン。
とりあえずお伺いです。

「販売店に聞いても、『ソフトウェアをインストールし直したら』とか言われただけなので、前からお世話になってるささもとさんにお願いしようと思って」

とのこと。
新しくパソコンを買われて、光回線を新設したので業者の無料接続設定までやってもらったものの、こうなってしまったとか。
うーん…とりあえず現象確認させてもらえます?

エクセルを起動したら…なんかライセンス認証がどうとか。

うっ…こ、これはもしかして…。

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ゲートウェイのパソコンは、通常はオフィスはインストールされていません。
メーカー製にありがちな、その手の追加ソフトがほとんど入っていない状態で売られています。
でも、

2008年4月 4日 (金) Browser Address Error Redirectorの罠。

こういうのを筆頭に、Googleデスクトップだとか、McafeeSiteAdviserだとか、SpySweeperだとか、余計な小物ソフトがインストールされていたりします。
自社案件だったら、見つけ次第アンインストールしてます。

しかし、今回のパソコンは、Office2007プリインストールモデルです。
プリインストールでライセンス認証は、本来ないはずなんですけどね。でも、実は、

GatewayやeMachineは、プリインストールでも、Office2007はライセンス認証が必要なんです。

富士通やNECや東芝やソニーなど、たいていの量販店で普通に売っているパソコンの場合、プリインストールのOffice2007は、ライセンス認証があらかじめ済んだ状態(しなくてよい状態?)でインストールされて出荷されています。
ですので、お客様宅でパソコンの新規設置作業をする際は、Officeのパッケージは、ラップフィルムで密封された状態で開封されることはありません。
これが開封されるのは、何らかの理由でリカバリをした場合だけです。

しかし、GatewayやeMachineの場合は、利用開始時に、ラップフィルムを開封して、Office2007のCD-ROMジャケットを取り出し、プロダクトキーを入力する必要があります。

とりあえず、ライセンス認証の画面を出してみた。

「あ、そういや、最初にこんな画面が出たなぁ?とりあえず閉じちゃったけど」

…とりあえず閉じないでください…。

ラップフィルムを開封し、CD-ROMジャケットに書いてあるプロダクトキーを入力。
インターネット経由でライセンス認証が完了し、元通り起動できるようになりました。

それにしても、よくよく考えたら、他のメーカー製パソコンは、新規購入時って、OfficeのプロダクトIDの入力が要らないというのも、なんとなく不自然ですよね。
再インストール時は、パッケージを開封してCD-ROMを使ってインストール、当然ながらプロダクトIDも必要。
じゃ、出荷時はどうなってるんでしょうかねぇ…。
どっちが不自然なのかはなんとも言えませんが…。

でも、もうちょっとわかりやすく「Officeはライセンス認証が必要です」って書いておいてほしいなぁ…。

実際、富士通やNECや東芝やソニーなどでも、Office2007パーソナルに加えて、PowerPoint2007プリインストールのパソコンも少ないながらありますが、こちらはPowerPoint2007だけはプロダクトキーでライセンス認証が必要です。
一応、PowerPoint2007のパッケージにはでかでかと書いてありますが…うーん…。

まぁ、メーカーの事情はいろいろあるんでしょうけど、ユーザーにとっては、かなりわかりづらいですよね。

おじいちゃんとかが壊れたワープロ専用機代わりに買った場合なんかは、インターネット接続なんてしないでしょうから、こういうケースが多そうですね…。
ライセンス認証は電話でもできますが…あれって、とんでもなくメンドクサイんですよねぇ…プッシュボタンでピポパポと、私とかが普通にやっても5分ほどかかりますから、ご高齢の方では、押し間違いとかしてしまって、うまくできない可能性がかなり高いでしょうねぇ。
プッシュボタンでうまくいかない場合に限って、オペレーターが出てくれますが…それでもパソコンにプロダクトキーを入力しないとダメですし、オペレーターが出るまで根気が続くかどうか…。
ライセンス認証の電話は、パソコンメーカーのサポートみたいに、回線自体が全然つながらないということはありませんし、フリーダイヤルで夜中でもオペレーターが出てくれますが、いかんせんメンドクサイ。

違法コピーする人がいるからこういうことになるんですけど…どうでしょうかねぇ…。
お金出して買っている人にしわ寄せが行ってしまうのは歓迎できませんが、かといって、他になかなかうまい認証手段もないですから…ねぇ。

2009年08月13日(木) ソフトウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (7) | トラックバック (0)

2009年8月11日 (火)

まさか東海地震?

私は4時とか5時とか早朝にパソコンに向かうことが多いのですが、この日もいつもどおり早朝から作業してましたが…。
作業の傍らにテレビをつけていることがほとんどなのですが、なにやらニュース番組の途中に、妙な音が。

ポロンポロン、ポロンポロン…。

ん?ニュース速報…じゃないよな。でもなんか聞き覚えのある音が…。
と画面を見てみると!

なんと緊急地震速報!!!

∑( ̄□ ̄;

ええっ!!! どこがどこが???

見ていたら、どうやらこの近くではないようだ。
でも…静岡???
ま、まさか…東海地震??

-----

後で聞いた話では、関西では緊急地震速報は流れていない、とのこと。
震度5弱以上が予想される地域が、一般向けの緊急地震速報の対象だそうですので。

緊急地震速報のしくみと予報・警報 :気象庁

観ていたチャンネルは、関西で言えば10チャンネル、日本テレビ系列の読売テレビで、観ていた番組は、ニュース番組の「Oha4!(おはよん!)」。
でも、この番組は、本来はケーブルテレビやスカパー向けのチャンネル「日テレNEWS24」の番組なんですよね。
そのせいでしょうかね?

静岡の地震がここまではこないだろうし、あせって動く必要はないか…と思ってふと天井の灯りを見てみたら。

…揺れてるよ…確かに揺れてる。

でも、体に感じる揺れはほとんどない。
その後、出てきた速報では、明石は震度が出ていない。
おそらく震度1かそれ以下なのでしょう。

しかし…静岡近辺は、震度5弱から震度5強。

テレビに入った速報でも、かなりの揺れがあったようです。
交通機関にもかなりの影響があったのは皆さんもご存知の通り。
東名高速は、崩落が起こってしまい、完全に通行止め。
一般道への迂回などで大混乱になっています…。

気象庁の見解では、どうやら東海地震ではないとの見解。

東海地震関連情報 過去に発表した情報一覧 :気象庁

しかし、よくよく考えたら、テレビで出る緊急地震速報って…地デジになると、3秒程度遅れるわけですよね…。

今回は、たまたまアナログのテレビだったんですが…。

それを考えると、ラジオか、緊急地震速報専用受信機でないと、間に合わない場合もあるわけですよね…。
とはいえ、阪神淡路大震災の震源地は明石海峡から神戸にかけてでしたので、そこまで近所だといずれにせよ間に合いません。
まぁ、こういうのを「確実なものだろう」とあてにせず、日ごろの防災意識が重要ということで。

それにしても…梅雨時の山口の豪雨による土砂災害や、関東での竜巻災害、台風9号の影響による佐用の大雨災害、そして今回の地震。
いろんなところで天災が起こっています。
たまたま私の住んでいる地域が外れていただけのことだというだけ。
いつどこで同じような災害に遭わないとも限りません。
気を引き締めなければ。

…とは言いながら、年明けから引越しの荷物の片付けがあまり進んでません…あかんがな。

2009年08月11日(火) ニュース, 日記・コラム・つぶやき, 映画・テレビ | | コメント (6) | トラックバック (0)

無線LAN接続不良のコンボ技。

こちらは、「無線LANがつながらない」とおっしゃるお客様。
とにかく「よくわからない」の一点張りでしたので、とりあえずお伺いです。

パソコンは、ちょっと古め(XP初期)のデスクトップタイプ。
無線LANは、正面に用意されているスロットに刺さっている、PCカードタイプの無線LANアダプタ。

単純なトラブルかと思いきや…意外な展開がそこには待ち受けていました…。

-----

お伺いしてから動作確認。
電源を入れて起動してみると…え?

なんかフキダシでワイヤレスネットワークアダプタが正しく認識できませんとか何とか…。

「あのですね、ちょっと知った人に相談してみたら、『一度配線を全部外して、もう一度組み立ててみたら?』って言われたのでやってみたんですけどね」

…( ̄△ ̄;

だ、誰ですかそんなテキトーなことを吹き込んだ人は…。

このパソコン、前面にPCカードスロットがあるんですが、2スロットあります。
おそらく、刺しなおした際に、違うスロットに刺してしまって、ちゃんと認識できなくて、ドライバがインストールされてないんでしょう。
これはUSB接続のプリンタなどでもよくある話で、別のポートに接続したことによって、別のハードウェアと認識してしまうことがあるのです。
バラすのはいいんですが、全ての接続を、きちんと元通りの場所に戻していれば、こういう問題は起こらないんですけどね…。

ということで、フキダシをクリックして、改めて要求されたドライバを、本体内部のフォルダを指定してインストールしてやりました。

「正しくドライバがインストールされました」とか何とか表示されて、ワイヤレスネットワークは無事使えるようになったみたいです。
再起動してみたら、カード付属のワイヤレスネットワークマネージャが起動して、親機を発見して接続したものの…すぐに切れてはつながり、の繰り返し。

うーむむむむ。

コイツはWEPキーが合ってないとかそういう話じゃないだろうか?

一応、LANケーブルで無線親機と接続し、設定画面を出して、暗号キーをコピーして貼り付け。

現象変わらず…やっぱり繰り返し切れます。

なんじゃこりゃ…???

そこでふと気がついて、無線親機の電源の入れなおしをやってみた。

つながりました…。

どうも、流れ的には、

  1. 無線親機が動作不良を起こし、無線がつながらなくなった
  2. 「パソコンに詳しい」とおぼしき知人に相談した
  3. パソコンの配線を全て外すことを提案された
  4. それでもダメ
  5. 私の出番
…と、こういうことのようです。

うーむむむむむ…なぜに無線親機の再起動に頭が行かないのだその「詳しい人」は…。

おかげで子機不良と親機不良というコンボ技を食らった気分ですよ全く…。
とはいえ、まぁ、それだけの話で済んでよかったわけですが。
アレもコレもダメで、リカバリだとかルーター交換だとか、ヤヤコシイことになっても、お互い面倒なだけですしね。

2009年08月11日(火) 定番トラブル, ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (37) | トラックバック (0)

2009年8月10日 (月)

RAID0のデータは生還できるのか?

こちらは「パソコンを起動しても真っ暗のままなんです。中のデータを何とかしたいんですが…」とおっしゃるお客様。
それだけだと、電源を疑ってしまうんですが…。

「いや、電源を入れると、『ご迷惑をおかけしております』って画面は出るんです。その先で真っ暗のままなんです」

でた、「ご迷惑をおかけしております」。
こりゃハードディスクの問題だろうなぁ。

で、その問題のパソコンの機種を聞いてびっくり。

ソニー(VAIO) VAIO typeR RC52L9 CPU+SDM-HS95P/RV VGC-RC52L9
B000FS9RM4

ああぁ~…RAID0(レイド・ゼロ)の機種じゃないですか…。

RAIDの修復って、困難を極めるんですよねぇ…うーん…。

-----

お伺いしてみて現象を確認。

例によって「ご迷惑をおかけしております。Windowsを正しく起動できませんでした」画面。
ここからは、「通常起動」を選んでダメなら、ほとんどの場合は、どれを選んでもダメなんですよねぇ…。
実際、「通常起動」以外だとOKという状況の方が珍しいです。

とりあえず「通常起動」だと…確かに真っ暗のまま、いくら待っても変化がない。
仕方がないのでハードディスクのランプが点滅してないのを確認して強制終了、今度はVAIOのロゴが消えた瞬間からF8連打で「Windows拡張オプションメニュー」を出して、「システム障害時の自動的な再起動を無効にする」で起動。

D1000438

次のファイルが存在しないかまたは壊れているため、Windows を起動できませんでした:
\WINDOWS\SYSTEM32\CONFIG\SYSTEM

オリジナル セットアップ CD-ROM から Windows セットアップを起動して、このファイルを修復できます。
修復するには、最初の画面で 'R' キーを押してください。

…うーむむむむ…コレですか…。
まぁ文字通りファイルを修復なり正しいファイルをコピーなりすれば起動する見込みがないわけでもないんですが、たいていは、この画面が出ている時点で、ハードディスク障害でそうなった確率が非常に高く、その後またおかしくなる確率が非常に高いです。

しかし、今回の大問題は…。

そう、RAID0ハードディスクだということ。

200GBのハードディスクを2つ連ねて、「ストライピング」というやり方で、2つのハードディスクに平行書き込みを行なうことで、理論的には2倍のスピードになる、という方式。
しかし、この方式の欠点は、どちらかハードディスクがクラッシュしたら、共倒れになり、しかも差し替えによる修復は不可能であること。
まぁ、正直なところ、普通にハードディスクがクラッシュしても、修復が不可能な場合も多いですから、結局交換になってしまうことに違いはないんですけどね。ただ、交換の際のハードディスク代が倍になりますが…。

また、同じRAIDでも、クラッシュの際の復旧を考慮した、RAID1とかRAID5とかもありますが、たいていは、同じ時期の同じロットのハードディスクを組み合わせて使うため、1つクラッシュすれば、他もすぐにクラッシュする確率は非常に高いため、差し替えで再構築をしている際にクラッシュして結局修復不能、という最悪の事態も意外と多いと聞きます。

まぁ結局、RAIDってそういうリスクをしょって使うもの、ってことですよね。

で、とりあえずの修復をしようと、XPのパッケージ版のCD-ROMを突っ込んで、回復コンソールの起動を試みましたが…。

あろうことか、RAIDドライブを認識してくれません…。

まぁ、単純な話、回復コンソールの前にWindowsセットアップを起動する際に、ファイルシステムを認識できていないと、当然ながらファイル操作はできません。
今回のように、RAIDを組んでいる場合、WindowsセットアップにRAIDを認識させるためのドライバを用意しておいて、Windowsセットアップ起動時にF6を押して、ドライバを読み込ませないと、RAIDが使えません。
しかし…今回はVAIOですから、そんな気の利いたドライバが普通に提供されているわけでもなく…。
まぁ、突っ込んで調べれば、なにかそれらしきドライバはないでもないのでしょうけど…。うーむ…。

「あのー、リカバリディスクなら一応作ってあるんですけど…」

…∑( ̄▽ ̄;

そ、それを早く言ってください…。

それならハードディスクを新設すれば、データを救出できる可能性がありますよね。
幸いにも、このパソコンは、もう一つのRAID0ドライブを構成できるように、2台ワンセットの拡張ベイが存在します。
新品のハードディスクでリカバリし、もう一つの拡張ベイに元のRAID0のドライブを差し込み、データ救出を図ればいい。
Windowsが起動しようとがんばって断念した、ということは、ドライブ自体が認識できなくなったわけではないという可能性は割と高いです。
その可能性に賭けて、引取修理をご依頼いただきました。
うまくいけばデータは帰ってきますし、メーカー修理よりは安くつくはずですので。

-----

持ち帰りでいろいろやってみました。

しかし…どうしたわけか、CD-ROMからの起動ができない場合があります。
「Ultimate Boot CD」をセットしても起動しなかったり、作っていただいているリカバリDVD-Rをセットしても起動しなかったり。
WindowsXPのセットアップCD-ROMは起動するんですが…。
うーん、ドライブが壊れてるのかなぁ。

とりあえず、手持ちのDVD-Rドライブに差し替えてみても状況は同じ。
ということは、ドライブ不良じゃない…。うーむむむ…。

ふと思いついてハードディスクの接続を外してみたら…起動しました。

…こりゃどうやら、ハードディスクのクラッシュで、ハードディスク自体がうまく認識できないがために、CDやDVDからの起動が阻害されている…と考えるのが自然なようです。

仕方ない。もう早速ハードディスクを調達して差し替えてみるか。

それにしても…200GBのシリアルATAドライブって、もうこの辺に売ってないです…。
おそらく、神戸・三宮あたりに行けば、どこかで手に入るとは思いますし、ネットで調達すればいいとは思うんですが、注文のタイムラグを考えると、近所で買ったほうが確実です。
容量の近いところで300GBのを2台調達です。

起動したリカバリディスクから、まずはRAIDの構成です。
RAID0だけでなく、RAID1や5の選択はできますが、5はハードディスクが4台必要で、1は容量とアクセススピードが下がります。

まぁ結局、元通りのRAID0の構成がもっとも無難でしょう。
前述どおり、クラッシュしたら結局同じですから。

リカバリは順調に進み、システムは購入時の状態を取り戻しました。

あとはSP3の適用とその後のセキュリティ修正の適用。

そして…問題のクラッシュしたRAID0ドライブ。

拡張ベイにハードディスクを差し込んで、改めて再起動。

おおっ!!ドライブはドライブとして認識しています!!

まぁ実際、ここで起動を阻害していたファイルの修復をしてもいいんですが、前述の通り、ハードディスクのクラッシュが原因では、修復したところで、結局は同じ結果になる危険性は大きいです。
しかも今回は、CDやDVDからの起動まで阻害されていましたから、なおさらです。

-----

納品して、現地でネット接続とメール設定とウイルス対策の設定。
元のドライブにデータがあることを確認してもらいました。

「いやぁ、助かりました。メーカー修理に出してたら、データは戻ってこなかったところです」

あとは、元のハードディスクがクラッシュしていたので、データ取り出しは速やかに行い、起動の阻害になる可能性があるので早めにもとのハードディスクは抜いてしまうことをお伝えして完了です。

-----

ここから先はやや余談となりますが…。

それにしても、PentiumDの3GHzでメモリ2GB、ハードディスクはSATAのRAID0となると、本当にキビキビ動いてくれます。
Vista登場直前の機種で「Vista Capable」のシールが貼ってありましたが、これだけ調子よく動いてくれるのなら、おそらくWindows7ででも充分使えるんじゃないか?と思います。
そりゃまぁクアッドコアの方がキビキビ動くだろうし、動画エンコード等の処理もきっと速いでしょう。
しかし、3年前の機種でもここまで動くということには驚きです。
まぁ、パソコンの進化が頭打ちになったという部分もあるんでしょうけど、

道具としてのパソコンの進化が一段落してしまった

という部分は否めないでしょう。
個人的には、Windows98とOffice2000でも、ExcelやWordだけなら今でも充分使えるレベルだと思いますし、セキュリティ的な部分の問題があることを除けば、IE6でホームページ閲覧やOE6でメール送受信は充分可能です。
あくまで「セキュリティ的な部分を除けば」ですが。
でも、ネットにつながずにワープロ専用機としてプリンタとの組み合わせで使う分には、ハードディスクのクラッシュさえなければ、今でも充分現役だと言えます。

Vistaや、その後継であるWindows7は、XPに比べれば、セキュリティ的な部分だとか、細かい部分での進化が多数あり、乗り換える価値は充分にあるわけですが、逆に、細かい部分や見えない部分での進化が多すぎて、XPで使えていた周辺機器やソフトが使えなくなるというリスクが大きすぎて、現実的には乗り換えは難しいと言わざるを得ません。
それに、XPに比べて細かく地味な進化ばかりで、Vistaは「何かがドラスティックに進化した」とはなかなか感じにくいですし、「Vistaじゃないとダメなんです」というキラーアプリケーションがいまだに存在しないのが大問題なのです。

Windows95の時は、Windows3.1に比べて、インターフェースが飛躍的に進化しましたし、Office95がそのキラーアプリケーションの一つとなっていました。
しかし、Vistaの場合、見た目程度しか進化はありませんでしたし、Office2007にしても、結局はXPにも対応させてしまったがために、キラーアプリケーションとはなりえませんでした。
「だったらXPで充分じゃん」と誰もが思わせてしまったのが、マイクロソフトの失敗だったのではないかと思います。
今度のWindows7も、結局はVistaの進化系でしかなく、XPとのドラスティックな違いを打ち出せないままです。
それどころか、XP互換モードまで搭載している始末。
Vistaへのアップグレードを見送ったユーザーは非常に多いと聞きます。

とはいえ、Vista登場からはや3年弱。
XPマシンは、機械的には、もはや買い替え時期に差し掛かっています。
はたしてWindows7は、XPの買い替え対象となりうるのでしょうか?

今回の機種は、おそらく、OSのアップグレードに慣れた人なら、Windows7移行にチャレンジする価値は充分にあると思います。
しかし…パソコンいじりを趣味としていない一般的なユーザーであれば、

「壊れるまでXPを使い続ける」「新しい機種へ買い換える」という2択が普通

といえます。
まぁ、OSのアップグレード作業というのは、パソコンのことを勉強する絶好の題材と言えますが、パソコンいじりを趣味としていない一般的なユーザーは、そんなことをする必要など一切感じていないのです。

パソコンなんて、自分の目的に応じた使い方ができて、故障したらメーカーなり(ウチのような)修理業者なりに頼めばいいだけ、と考えている。

世の中のほとんどのパソコンユーザーはそうだと思います。
要はクルマと同じ。
ボンネットをほとんど(もしくは全く)開けたことなどない人がほとんどなのです。

「ちょっとパソコンに詳しい人」というのは、そこを理解していないんだと思います。
たとえば「定年後に勉強し始めて、自分でパソコンが組み立てられるぐらいにまでモノスゴク詳しくなった」というご高齢の方などは、「自分がここまでできたんだから、誰でもここまでできるようになる」と、やたらと自分のレベルを人に押し付ける方がおられます。
(そういう人ほど、常人のレベルを超えた領域におられますので、「誰でも」だなんて気軽に言えないはずなんですけどね)

まぁ趣味のパソコンとして、ただいじくりまわすことが目的の使い方ならそれでもいいでしょう。
でも、世の中のパソコンユーザーのほとんどは、そうではないのです。

それを理解しようとせずに、「説明書を読めばわかるだろ」「同じことを何度もすぐに人に聞きたがる」「自分で調べろ」とか偉そうに言いながらも、嬉々として人のパソコンの世話を焼いているのを見ていると、まぁいわゆる「ちょっとパソコンに詳しい人」の限界はそこなんだろうな、と思うようになりました。
人のパソコンが自分の趣味の対象でしかない、というところを脱却できてこそ、初めて人からお金を取れる「プロ」と言えます。
私は、15年ほどパソコン以外の機器の修理を仕事としてきましたので、「修理という仕事」を理解した上で今の仕事をやっています。
消えていった同業者は近所にもいるんですが、やはり「趣味の延長」や「単なる知識」だけではプロにはなれないようです。

まぁ、「ちょっと詳しい人」がみんなプロになる必要なんてないんですけど、ただ、少なくとも、テキトーな伝え方で偉そうに知識を初心者に植え込んだり、テキトーなところで作業を放り出したりするのはやめてほしいですね…。

2009年08月10日(月) 定番トラブル, データ救出・バックアップ, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (17) | トラックバック (0)

2009年8月 9日 (日)

これはエクセルがおかしいのか?

こちらは「エクセルのデータがおかしいから何とかしてほしい」とおっしゃるお客様。
それだけでは正直なところ、なんのことやらわかりません…。

「使っていたら、突然スクロールしたり、コピーができなかったりなんです」

…は?

と、突然スクロールって…。

「なんとかエクセルデータの設定を元に戻してほしいんです」

…うーん、それって本当にExcelのせいですかねぇ…。

「エクセルの再インストールはしたんですけど同じなので、データがおかしいんだと思います」

…( ̄△ ̄;

突っ込んで話をしていても解決になりませんので、とにかくお伺いです。

-----

お伺いして状況確認。

該当のエクセルデータを開いてもらって、現象が出るかどうか見てみました。
割とでかいワークシートですが…。

…∑( ̄□ ̄;

おおっ!!ホントだ!!!
Z列より右側とかの、A列からかなり離れた列に持ってきてセルを選択しても、数秒待っていると、一気にA列まで、すっ飛ぶように画面が戻ります!!!

な、なんじゃそら!!!

「ほら、ね。こんな感じなんですよ。これを修正するにはどうすればいいんでしょうかね?表の設定をリセットするとか?」

…うーむむむむむ…。

でも、よくよく見てみると、選択したセルはそのままの場所にいます。

「それとほら、この辺のセルをドラッグして複数選択して…右クリックすると」

…うーん、なぜか「名前をつけて保存」が出ますよねぇ…。
なんかかなり謎な現象ですが…。

-----

そういえば…。

昔々に、同じように、

Excelのワークシートで、矢印キーを押しても、選択セルの位置が変わらずに、画面だけがスクロールしてしまう

という謎な現象に遭遇したことがありました。
私も最初かなり悩みましたが、結局は

ScrollLock(ScrLk)キーが押されていただけ

という単純なトラブル。
もう一度ScrollLockキーを押して終了。あっけない解決でした。
決め手はScrollLockランプが点いてたというものでした。
この時は、ScrollLockと書いてなくて、矢印マークだったので、わかりませんでした。
でも、説明書をよく読んだら書いてありました。
やっぱ説明書は読まなきゃね。

実際、このキーは、めったに使わないんで触らないはずですが…。
でも、

ノートパソコンでうっかりNumLock(NumLk)キーを押してしまって、「UやIやOを押しても4とか5とか6とか出るんです!!!」という15年以上前からの定番トラブル

というNumLock誤爆とレベルは同じ。
ScrollLock誤爆はめったにないですけどね…。

-----

でも、今回は、ScrollLockランプは点いてないので、ScrollLock誤爆とは違うようです。

じゃ、なんだ…?

ふと思いついて、マウスのホイールを左右にくいくいっと動かしてみたら…同じ動きをします!

ま、まさか…。

右クリックと同時にホイールを左右にゆすると…「名前をつけて保存」画面が。

犯人はどうやら、マウスのチルトホイールのようです…。

ためしに、別のホイール付きマウスに交換してみたら…全く問題なし。
いくら待っても画面のスクロールはしませんし、右クリックでもコピーは問題なく選択できます。
ためしに取り付けたマウスは別のメーカー製でしたが、チルトホイールは普通に動作します。
元に戻すと、やはりコピーがうまくいかない。
こりゃほぼ確定ですね。

実は、某超弩級大手M社(ってあそこしかないやん)のワイヤレス方式のレーザーマウス。
電池切れも懸念されましたが、お客様手持ちの電池チェッカーでは、グリーンに近いイエロー。うーむ。

「とりあえず交換したら現象が出ないんであれば、そっちにしときます。ワイヤレスでなくても別に気にしないので」

…あ、そですか…。チルトホイールの操作感がかなり違いますが、どうでしょう。

「そのグリグリのこと?ああ、全然つこてませんけど」

…( ̄△ ̄;

ま、まぁ、取り外してしまうなら、専用のソフトを外しましょう。
イ○テリなんとかいうのを。

使わないとのことですが、一応チルトホイールの動作確認。
イン○リなんとかは入ってませんが、とりあえずエクセルで横スクロールはできました。
右クリックを押したままチルトしても、「名前をつけて保存」画面にはなりませんでしたが、これはきっと○ンテリなんとかの設定なんでしょう。
これでOKですね。

「いやぁ、私もそこそこ長くパソコン使ってますので、てっきりソフトの問題かと思ってエクセルを疑いましたけど…まさかマウスだとは気付きませんでしたわ」

まぁねぇ…実際、チルトホイールの横スクロールってのは、恩恵にあずかれる人って、かなり限られるんではないかと…。

今回のマウスも、某超弩級大手M社製にしては、ホイールがかなりしょぼい作りなのは確かです。
使わない機能だけに、そこがイカレているというのには気付きにくいですよねぇ…。

そういえば、私のMicrosoft Wireless IntelliMouse Explorer ナイトビジョングリーン M03-00064も、チルトホイールなんてとんと使ってませんねぇ…。もう使えなかったりして…。

2009年08月09日(日) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, マウス・キーボード関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年8月 8日 (土)

無線はつながるのに有線はつながらない。

こちらは、何度かお呼びいただいているお客様。

「無線でつながっているパソコンはインターネットを見れるんですが、有線でつながっているパソコンはインターネットを見れないんです」

…へ?

無線がつながらないって話はしょっちゅうですが、有線がつながらないなんて…。
まぁいろいろ考えられることはあるんですが…。

-----

とりあえず電話でいろいろお聞きしても仕方がないのでお伺い。

まずはいつもどおり現象確認。
パソコンは、Vistaのデスクトップ。

「オフラインのためこのWebページを表示できません」

ん???

って、まさか…

2008年10月29日 (水) オフラインのためこのWebページを表示できません。

これか?
「単にオフライン表示なだけ」とか…。

ということで、「オフライン表示」をオフにしてみました。すると…。

「Internet Explorer ではこのページは表示できません」

はいぃ??

うーん、IPアドレスは取れているし、右下のタスクトレイにあるネット接続表示のアイコンは、青い丸が付いていて、インターネットまで接続が到達していることを表示しているし…。

ま、まさか…。

ウイルス対策ソフトのファイヤーウォール設定を見てみた。

や、やっぱり…IE8が拒否られてます…。

IE8の拒否を元に戻すと、なんら問題なく表示されました。

「ああ、それで思い出した。IE8にアップグレードした時に、なんか聞いてきてたなぁ。とりあえず『許可しない』にしてたっけ」

…( ̄△ ̄;

とりあえず拒否らないでください…。

※これ、「ホーホケキョとなりの山田君」で、バスの運転手さんが山田君のおかーさんに、「とりあえず押さないでください」と言ってるシーンにかぶります…。
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お手軽なところで、YouTubeでアップされてるのを見かけましたが、著作権的に問題ありそうなのでリンクは張りません。「Mis Vecinos los Yamada (Parte 3)」というタイトルの動画で、3分30秒から4分13秒にかけてのエピソードです。まだあったら探してみてください。

結論:
出てきたメッセージはよく読んで、許可すべきは許可してあげましょう。

2009年08月08日(土) 定番トラブル, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ソフトウェア不具合関連(設定不良), ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(有線LAN), ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (0)

2009年8月 7日 (金)

Wi-Fi Gamers(WCA-G)にパソコンを接続することはできるのか?

こちらは別件でお伺いの時のことなんですが。

修理上がりのVistaノートパソコンのセットアップをしていたんですが、ちょっと短めのLANケーブルがとり回しがしづらく、かなりうざったい状態。

「これ、何とかならないもんですかねぇ」

…そりゃまぁ、このノートパソコンは無線LAN機能を内蔵してますから、親機さえあれば…。

「あ、そういえば、アンタなんかゲーム機でインターネットとかしてなかったっけ?」

とお客様が息子さんに声をかけた。

…え?ゲーム機でインターネットって…?
も、もしかして…。

お客様の回線は、フレッツ光プレミアムなんですが、例の3台の機器の裏側から出てきたのは…。

そう、タイトル通り、アレです。

-----

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…どうやら息子さん、こっそり仕込んでたようです…。

このアクセスポイントですが、公式には、

サポート > Q&A [QA番号: BUF16440] Wi-Fi Gamers(WCA-G)にパソコンを接続することはできますか :バッファロー

Wi-Fi Gamers(WCA-G)にパソコンやデジタル家電を接続することはできません。

Wi-Fi Gamers(WCA-G)はゲーム機専用の無線LANアクセスポイントです。
パソコンやデジタル家電も無線LAN接続する場合は「AirStation(エアステーション)」
シリーズの無線親機をご利用ください。

…なんだそうですよ。
んなわけないやろ~DSとかWii専用と言うならともかく、PS関連もつながるし、少なくともWi-Fiを名乗る以上、Wi-Fi機器との接続は保証するべきでしょう?

Wi-Fi :フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

なんで「ゲーム機専用」で「パソコンやデジタル家電を接続することはできません」などと言い切れるのか…。
逆に、AOSS親機なのに、どうやれば「ゲーム機専用」にできるのか知りたいものです。
実際、

バッファロー Wi-Fi Gamers WCA-G ユーザーレビュー・評価 :価格.com

カスタマーレビュー: BUFFALO Wi-Fi Gamers 無線LANアクセスポイント WCA-G :Amazon.co.jp

カスタマーやユーザーの声では、パソコンでの無線LAN接続は問題なくできている人がほとんどです。

ということで、お客様には

メーカー保証外ですので、つながらないかもしれませんし、つながっても永続的に使えるものかどうかの保証はありませんが、それでもよろしければつないでみますが、どうしますか?

とお伝えした上で、お客様は「つながるならぜひ!」とご依頼いただきましたので、クライアントマネージャVをダウンロードして、AOSSで接続をトライしてみました。

…問題なく親機を認識して、すんなりつながりました。

この辺は、レビューどおりですね…。
ってか、逆に、Wi-Fiを名乗ってるくせに、つながらないのはおかしいですよね…。

ということで、問題なくつながってますし、YBBのスピードチェッカーを使ってチェックしても、13メガほど出てますので、スピード的にもまずまずです。
もともとつながってるはずの息子さんのゲーム機も、まったく問題なくつながっていることを確認しておしまい。

まぁ、この機器は、PPPoE機能を持ち合わせていない「アクセスポイント」ですので、ルーター(モデム内蔵or外付け)は別途必要ですから、無線ルーターとは呼べませんが…単なるAOSSのアクセスポイントなので、AOSSが使えれば、パソコンだってつながるのに、なんでそうケチ臭いこと言うんですかねぇ…。

対して、同じく「ゲーム機専用」をうたうこちら。

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こちらはWi-Fiの名を冠している割には、パソコンや任天堂以外のゲーム機の接続は、明確にできません。
DSやWiiには、このUSBコネクタ専用の接続画面があるので、それであれば簡単につながるようになっています。
ゲーム機専用と言うよりは、任天堂専用ですよね。

しかし…「USBコネクタ」の方が安いとはいえ、初心者の方だと、セキュリティソフトなどの設定との絡みがややこしく、ネット上の事例でも、失敗・挫折している人が多数おられます。
ゲーム機の接続だけなら、フレッツ光プレミアムや(モデム内蔵/外付けで)有線ルーターが設置されている無線なし環境なら、今回のWCA-Gの方が、はるかに簡単です。
本当にヤヤコシイ設定はなく、LANケーブルをつないでAOSSボタンを押して接続手続きをするだけ。
でも、内蔵ルーターが存在するモデムでも、LAN端子が1つしかなかったりする場合は、結局は無線ルーターを買った方が確実ということにはなりますね。
ルーターの設定ができない人には敷居が高くなりますが…。

まぁ、いずれにせよ、ゲーム機が無線LAN利用の後押しをしている部分があるのは事実ですね。
そこにパソコンが便乗する、という今回のようなケースも、なくはないのでしょう。

2009年08月07日(金) ネットにつながらない・遅い, ハードウェア不具合関連(無線LAN), パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (6) | トラックバック (0)

2009年8月 5日 (水)

「Your computer is infected!」…って!もうええっちゅーねん!

こちらは「ウイルスにやられているみたいなんですが」というお客様。

「ウイルス対策ソフトが何度も反応しますし、変な英語のメッセージも出るんです」

これはもう、一も二もなくお伺いですね。
お伺いしてみると…。

Your computer is infected!

Your computer is infected!
Windows has detected spyware infection!
It is recomended to use special antispyware tools to
pervent data loss.Windows will now download and install
the most up-to-date antispyware for you.

Click here to protect your computer from spyware!

…( ̄△ ̄;
もうね、なんちゅうかね、こういうメッセージには一発で、

ちゃうやろ!嘘つけ!もうええっちゅーねん!ビシッ!

ってツッコミ入れたくなりますね…。
ということで、フレッツ光プレミアムのオマケ「セキュリティ対策ツール」が駆除しあぐねていた悪性ソフトの駆除です。

-----

まずは起動項目の確認。
軽くmsconfigで覗いてみたところで、すぐに見つかりました。

[braviax] C:\WINDOWS\system32\braviax.exe

なんと言えばいいのでしょうか、この辺は「ニオイでわかる」的なモノとしか言えませんが、一目見た瞬間にピーンときました。
ぐぐってみたら…やっぱり。

TROJ_RENOS.RP - 詳 細 :トレンドマイクロ ウイルスデータベース

Trojan.Virantix.C テクニカルノート :Symantec セキュリティレスポンス

ウイルスと格闘。。。はぁ、疲れた。。。。 :喜怒哀楽トレード日記 (ときどき温泉&ラーメン)

うーむむむむむ…。

まぁとにかく、その辺の情報と、セキュリティ対策ツールのログなどを参照するに、「braviax.exe」「wisdstr.exe」、そしてインターネット一時ファイルにある「Install[1].exe」「Install[2].exe」「Install[3].exe」「Install[4].exe」「Install[5].exe」とか、「InstallCARPQP8K.exe」などの「InstallCA******.exe」が悪の親玉みたいですね。

とにかく、「braviax.exe」と「wisdstr.exe」は、タスクマネージャで起動してたら「プロセスの終了」で止めて、ファイル名(というより拡張子)を書き換えて、起動しないようにする。
インターネット一時ファイルの悪玉は、念のためセーフモードからインターネットオプションから一時ファイルの削除で無問題。
あとはレジストリエディタで、

HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\
MICROSOFT\Windows\CURRENTVERSION\Run

の「braviax.exe」のキーを削除。

先のサイトの情報で言えば、他にも「WinReanimator.exe」や「cru629.dat」や「delself.bat」や「beep.sys」など、いろいろファイルがあるようですが、今回は見当たりませんでした。
駆除された様子もないですし、先のサイトの情報も1年ほど前のものですから、今回のは、おそらく亜種なのでしょう。

とりあえず、再起動しても例のツッコミを入れたくなるメッセージは出なくなり、セキュリティ対策ツールで再度検索をかけると…無事「感染なし」の結果となった。

「仕事の関係のサイトで、海外のサイトを見ていたんですが、突然おかしくなって…いやぁ、助かりました」

気を付けてくださいね、と言いたいところですが…まぁ、この手のヤヤコシイのは、海外に限らず、どこが安全とは言えませんから、気の付けようがないのですが…。

2009年08月05日(水) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (1)

2009年8月 3日 (月)

XPが再起動を繰り返す意外な要因。

こちらは何度かお呼びいただいている、小さな事務所のお得意様。

「パソコンが起動しなくなったんです。電源は入って起動しようとしますが、画面が真っ暗のままで…」

まぁこういう症状では、いずれにしてもお伺いしかないので、とにかくお伺いです。

まずは現象確認から。

電源を入れると…例の見飽きた画面。。

ご迷惑をおかけしております。Windowsが正しく開始できませんでした。
最近のハードウェアまたはソフトウェアの更新が原因の可能性があります。

コンピュータが応答しない場合、予期せず再開始した場合、ファイルとフォルダを保護のため自動的にシャットダウンした場合、前回正常起動時の構成を選択して、正しく機能した最新の設定に戻してください。

前回の試みが電源障害、あるいは電源ボタンやリセットボタンを押して中断された場合、または原因不明の場合は、通常起動を選択してください。

  セーフモード
  セーフモードとネットワーク
  セーフモードとコマンドプロンプト

  前回正常起動時の構成 (正しく動作した最新の設定)

  Windows を通常起動する

上矢印キーと下矢印キーを使って項目を選択し、Enter キーを押してください。

まぁこの画面自体は、起動途中などで強制終了してしまったら出る画面ではありますが…。
とにかく通常起動を選んでEnter。

…ん?画面が真っ黒のまま…???

「そうなんですよ、ここから進まないんですよ…」

…うーむむむむむむ。

-----

見飽きた症状としては、ここでWindowsロゴの出る起動画面になり、しばらくしてからブルースクリーンで止まるか、自動的な再起動でまた「ご迷惑をおかけしております」→Windowsロゴ→再起動…の繰り返し。

しかし、今回は、画面が真っ黒のままで止まるのだ。

うーん…あまり見ない症状ですねぇ…。

とりあえず、「ご迷惑をおかけしております」の症状の、最も多いのはハードディスク障害。
もしそれだと、基本的にハードディスク交換でしかないんですが…。

いずれにしても、もしデータが重要でも、何10万円もかけてデータ救出専門業者へ依頼することはないようですし、ハードディスクチェックをかけてみますか。
ということで、WindowsXPのCD-ROMをセットして再起動。

…あれ?
起動しない…。
CD-ROMからのブート動作に入ったところで、カーソルが画面を走り、パラレルポート接続のプリンタが騒ぎ始めた。なんだか勝手に印刷を始めている。
な、なんだとぅ?

今度は別のCD、UltimateBootCDをセット。
…なんかエラーを起こして起動しない。
なんで????

ここで考えられるのは…

  • CD-ROMの不良
  • CDドライブの不良
  • マザーボード側の何らかの不良
といったところ。

CDドライブの不良を検証するのはちょっと難しいけど、CDを2枚入れて2枚ともおかしいはずはない。

とりあえず、周りがかなりホコリっぽいので、一度箱を開けることにした。

…ぐわっ!!!め、メモリに真っ黒なパウダーがっ!!!

まるでコピー機のトナーのようなパウダー状の真っ黒なホコリが、メモリーのDIMM基板に…。
コレが原因なんじゃ??

とりあえずメモリを外し、エアーダスタースプレーでホコリを念入りに吹き飛ばし、パソコン内部のホコリもできるだけ吹き飛ばし、メモリはガシガシと何度か突っ込んだり抜いたりを繰り返し、接触不良の要因をなるべくなくすようにやってみた。

箱を閉じて、配線を元に戻し、電源再投入。

…おおっ!Windowsロゴが表示された!

デスクトップが現れ、アイコンとタスクバーも表示された。
ここまでくれば大丈夫でしょう。

何度か再起動や電源再投入をしてみて、問題ないことを確認。

ここは幹線道路沿いですし、土足で出入りしてますし、ダンボールもたくさん積まれてますので、こういうホコリは、ある程度は仕方ないのかもしれません。

「フィルターとか貼ってたらダメですかね?」

…うーん、この筐体なら、CPUにかかる空気の取り入れ口である正面のスリットに、換気扇なんかに使うような目の粗いフィルタぐらいは貼っておいてもいいのかもしれませんけどねぇ…。
まぁ、究極は、土足をやめた方が確実かもしれませんが。

2009年08月03日(月) ハードウェア不具合関連, ハードウェア不具合関連(メモリ), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (5) | トラックバック (0)

2009年8月 1日 (土)

AhnRpta.exe、xvassdf.exeとの闘い。

こちらはちょくちょくお呼びのかかる、近所のお得意様。

「メールが開けないんです。メモリが足りないとか何とかで」

は?
メモリが足りないって…。

たまたま時間が空いてたので、とにかくお伺いです。

現象を確認してみると…。

Oe_busy01

Outlook Express
フォルダの切り替えができませんでした。フォルダがビジー状態である可能性があります。しばらくしてから、やり直してください。

うーん…なんじゃこりゃ?
さらに、

Mail_error02

Outlook Express
メッセージのすべての部分を表示できませんでした。
Mail_error03
Outlook Express
このメッセージを開いているときにエラーが発生しました。
メモリが足りません。

…うーん、なんなんでしょうねぇ…。

-----

インターネットエクスプローラ自体は表示されます。
まぁとりあえず、こういう謎な状況の場合は、IEはアウトルックエクスプレスと一心同体なので、インターネット一時ファイルを削除してみるに限ります。
こちらのお客様のIEのバージョンは7。
XPなのでメニューバーは健在で、ツールメニューからインターネットオプションを開こうとしたら…。

Ie_notice01

制限
このコンピュータの制限により、処理は取り消されました。システム管理者に問い合わせてください。

…∑( ̄△ ̄;
な、なぬっ!!

インターネットオプションを開かせてくれません…。

コントロールパネルから開いてもだめです。
うぬぅ…こりゃまずいなぁ。

とりあえずmsconfigでヤヤコシイのが起動してないか確認です。

Msconfig01

xvassdf C:\DOCUME~1\******\LOCALS~1\Temp\xvassdf.exe

こ、コイツかっっっ!!

あとは、ヤヤコシイのが動いたままじゃないかを確認。
Ctrl + Shift + Esc でタスクマネージャを起動したら…。

Taskmgr01

…∑( ̄□ ̄;

AhnRpta.exe !!!

ってことは…USBメモリ経由ですかっっ!!

この手のウイルスの駆除は、

2009年5月22日 (金) USBメモリ感染のautorun.infウイルスの駆除方法。(mmvo.exe ierdfgh.exe revo.exe sfwypsy.exe ksahqgbi.exe r0so.exe afmain0.dll pytdfse0.dll )

以前やってますので、その手順に沿ってやればOKなんですが、問題は、USBメモリにウイルスがいるかどうかを確認しなければなりません。

単純に言えば、Ubuntuをインストールしてあるメンテ用PCを使えば何の問題もなくチェックと駆除ができるんですが…今日持ってきているメンテ用PCは、XPとウイルスバスター2008の組み合わせ。
まぁ、こっちが感染しても、駆除方法はわかっているので、背に腹はかえられません。
感染覚悟で、お客様がお持ちの5本ほどのUSBメモリを突っ込んでみた。
一応、オートラン機能はカットしてあるのですが…バッファローの書込み防止スイッチのついているタイプは、突っ込むと同時にウイルスバスターが反応。でもサンディスクのUSBメモリは、ウイルスがいたのに突っ込んでもその時は反応しませんでした。ドライブを開いて初めて反応。
どうも、USBメモリのファームウェアかドライバソフトの挙動で、ウイルス対策ソフトが反応するかどうかが違ってくるようです。
初めて突っ込んだUSBメモリの場合、ドライバをインストールして有無を言わさず認識しますから、「Shiftキーを押しながら差し込めばOK」なんていうのは一切あてになりません。
それに、表面的にオートラン機能を切っていても、100%ウイルスが起動しないわけではないようですね。
油断は禁物です。
幸いにも、このメンテ用PCでは、感染する前に駆除できたようです。
隠しファイルはちゃんと見えている状態のままですので…。

USBメモリの中には、Autorun.infがきっちり存在してました。
Cドライブのルートにも。
Autorun.infの中身を確認してみると、s9h3v.batを起動するようになってました。
(Cドライブのものは別ファイルを起動するようになっていたかと思いますが、メモを残し忘れてました)
で、実際のウイルス本体は、「jq.exe」とか「063h1.exe」とか「q8ot.exe」とか。
全て消去です。

お客様のパソコンには、ウイルスセキュリティZEROが入っていたのに感染しました。
USBメモリの挙動の差から見て、オートラン機能を切っていなかったのが要因ではないかと思われますが、発見してすぐに対処すれば、あるいは感染は防げたかもしれません。
ウイルスセキュリティZEROのログを見ると、どうやら発病してからも駆除動作はしていたようです。
しかし、感染してしまったものまでは駆除できなかったようで…。

それにしても、駆除は完了しても、インターネットオプションが開けないのは相変わらず。
コントロールパネルのアイコンを直接ダブルクリックしてもダメ。

いろいろぐぐってみたら、どうも「グループポリシーエディタ」というのを使ってみればいいらしい。
これはHome Editionには搭載されていませんが、Professional Editionには搭載されているようです。
たまたま今回のパソコンはProfessional Editionでしたので、「スタート」→「ファイル名を指定して実行(R)」から、「gpedit.msc」と入力して実行。
左側の項目選択ツリーから、「ユーザーの構成」→「管理用テンプレート」→「Windows コンポーネント」→「Internet Explorer」→「ブラウザのメニュー」と選択。
右側の項目の中にある、「[ツール]メニュー:[インターネットオプション]コマンドの使用を許可しない」をダブルクリックし、「未構成」もしくは「無効」にすればいいらしいんですが…。

Gpeditmsc_01

すでに「未構成」なので「無効」にしてみたら、

Ie_notice02

Windows Internet Explorer
Internet Explorer では、 をダウンロードできません。
このインターネットのサイトを開くことができませんでした。要求されたサイトが使用できないか、見つけることができません。後でやり直してください。
…なんじゃそら…。

再起動しないと変更が有効にならないかと思ったけど、再起動しても同じ。
先の「無効」への設定変更は、「無効」と反映されてましたので、設定自体は変わったはずです。
つまり、ここの設定が原因ではない…うーむ…他に何かあるっていうのか?

どうも事例ベースではここまでらしい。

要はIE7が壊れたということか。
アドオンだとかIE自体の設定で何とかなる範囲とは考えにくい。
というよりは、インターネットオプションが開けないので、その辺の設定をどうすることもできない。
ブラウザ設定の初期化はおろか、インターネット一時ファイルの削除すらままならない。
インターネット一時ファイルは、うまくやれば手動でも消せるかもしれませんが、うかつにやって失敗するのも問題です。

結局は、IE7の再インストールで、インターネットオプションが開けるようになりました。

このトラブルのきっかけとなった、冒頭のOEのエラーもなくなり、メールも使えるようになりました。

要するに、IE7がまともに機能していないために、OEも動作しなかった、ってことなんでしょうね。
OEのメール本文の表示は、HTML表示のエンジンをIEに依存しているはずですので、IEが壊れてメール表示ができない、というのは納得できます。

おそらく何らかの方法でどこかの設定を何とかすれば治るはずだとは思いますが、今回はこれで解決としました。
インターネットオプションが開けない以上、どうにもなりませんしね…。

しかし、ウイルスがインターネットオプションまで開けなくするなんて、思いもしませんでした…。

2009年08月01日(土) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (2) | トラックバック (0)