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2009年9月11日 (金)

電源が入らないその理由は…。

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こちらは「画面が出ない」とのお客様。
お聞きするにも、ブラウン管表示のデスクトップタイプで古いパソコン、としかわからない。
まぁ、デスクトップで「画面が出ない」にもいろいろあるんですが…。

  • モニタが壊れている・電源が入らない
  • モニタケーブルが緩んでいる・外れた・断線
  • 本体の電源が入らない
  • 本体のグラフィック出力が壊れた
などなど。
電話ではなかなか切り分けもできないので、とにかくお伺いです。

お伺いしてみると…。
こ、これは古い。確かに古い。
天智天皇が「古い」と言ったんだから、これは古いでしょうby浜村淳(なのか?)。それはさておき。

このパソコン、WindowsMeですね…。

「えーっと、ちょっと待ってくださいね。電源を入れますね」

パチッ、とOAタップのスイッチを入れられて…。

「はい、ここで本体の電源を入れたら…ほら、何も出ないんです」

…はぁ、確かに。

電源ボタンを押しても、電源ランプが点くだけで、その先の変化が何もない。
うーむ…。

-----

どうやらCRT自身は電源が入っているようです。
省電力モードに移行します、みたいな英語のメッセージが出ますので、CRT自体の電源が入らないわけではないらしい。
古いパソコンですから、この場合は、

2006年8月12日 (土) なかなか電源が入りません。

こんな感じでコンデンサ不良も考えられますね。
でも、こちらの記事では全く反応なしでしたが、今回は電源ランプだけは点きます。
まぁ、電源自体の問題で、5Vとか12Vとかのラインのひとつがダメになっている場合もありますから…。

とりあえず、電源ボタンを長押しして、電源を切ってみる。
…無事に電源は切れます。
ということは、マザーボード自体は、BIOSレベルでは生きている?

もう一度、電源ボタンを押してみる。

…?

電源が入った…???

「あれ?起動したね」

…そうですねぇ。

なにやら、何事もなかったかのように起動し始めました。
懐かしいWindowsMeの起動画面が消えると、しばらくしたらデスクトップが出てきました。
うーん、治っちゃったんですかねぇ…。

とりあえず再起動とかシャットダウンとかしてみる。
一応、問題なく起動はする。

うーむ、なんなんだ?

…そういえば、OAタップのスイッチを入れてから電源を入れてたなぁ。

シャットダウンしてからOAタップのスイッチを切って、しばらく待ってからスイッチを入れて、電源ボタンを押してみる。
…電源ランプのみ点灯。

また電源ボタンを長押ししていったん電源を切る。
再び電源ボタンを押したら…電源が入った。

これはもしかしたら…電池切れじゃないのか???

電池切れなら、時計がでたらめな時間になっているはず。

タスクバー右端の時間表示を見ると、案の定、全く違う時間を表示してました。マウスカーソルを当ててやると、日付は2000年のでたらめな日付を表示。

…やっぱりこれは電池切れで間違いなさそうですね。

最近はこの手のトラブルが多いので、ボタン型電池のCR2032を常備してます。
まぁ形状からいえば、コイン型電池と言ったほうが正しいような。

重要:CR2032周辺をいじる場合は、いろいろ不都合が出やすいので、必ず電源ケーブルを抜いておくこと。

不意に電源が入ったり、保持しているCMOSデータのクリアができなかったり、いろいろあるので。
まぁそもそも、ボード周りや配線をいじるのであれば、コンセントを抜いておくのは基本なんですけどね。

電源ケーブルを抜いて、筐体を開けて、CR2032を取り出して、念のため、電圧を測ってみる。

やっぱり…全く電圧が出てません。
へたって電圧が落ちてる電池は見たことありますが、全く出てないのはほとんど見ません。
それに、周りはうっすらサビが来てます。ダメだこりゃ。

パッケージから取り出したCR2032は、測ってみたら3.3ボルトほど。
お客様に両方の電圧を示して、新しい電池をマザーボードへ取り付けました。
開けたついでに、掃除機をお借りして中のホコリを取り除いておきました。
それほど溜まってはいないのですが、おそらくご自身で開けることはないでしょうから今のうち。
掃除が終わったら、ふたを閉めて、電源ケーブルを取り付ける。

電源ボタンをポチッとな。

…問題なく電源が入り、メーカーロゴが表示されました。

すかさずF2キーを押して、BIOS画面を出してみます。
…やはり日時はでたらめです。
今のうちに合わせておきます。
BIOS画面を抜ける前に、初期値の読み込みをしておいて、保存して再起動。

Windowsの起動を確認して、もう一度シャットダウン。
OAタップのスイッチを切り、しばらくしてからもう一度スイッチを入れて、本体の電源ボタンを押してみる。

問題なく起動できました。

念のため、このように何度か電源の入れなおし・OAタップのスイッチのON/OFFを繰り返して、問題ないことを確認して作業完了です。

それにしても…メーカーさんは基本的に、WindowsMeパソコンは見放しているはず。

2008年12月15日 (月) 富士通さんの言うことにゃ…。
2009年6月11日 (木) 修理不能?

確か、私の記憶が正しければ、PL法だったかの規定で、製造中止後8年までは面倒を見る必要があるとか何とか、法的なものがあったはずです。
8年という数字が正しいとしても、WindowsMeは2000年の機種ですので、もうダメでしょうね。
上記記事での東芝の表明では、6年6ヶ月。長いか短いかは微妙なところ。

8年以上経過してれば、電池が切れてて普通でしょうし、ハードディスクだって…。
コンデンサは膨れ上がってませんでしたが、いずれ数年中に劣化するでしょう。
電源ユニット内部にもコンデンサはありますし、コンデンサがやられたら、メーカー修理しかないので、事実上修理不可です。

「とりあえず、壊れるまでは使うつもりです。せっかく覚えた操作をいまさら覚えなおしというのもねぇ…。まぁ、壊れるまでに心の準備だけしておきます」

とりあえず、電池切れを先延ばしにしたいなら、OAタップのスイッチを切るのはやめたほうがいいとは思います。

プリンタのコンセントも同時にオフにされてますが、プリンタの電源が切れてないままスイッチを切ると、印字ヘッドの蓋がされていないままになることがあるので、プリンタも必ずプリンタの電源が切れてからでないと、たった数日の間にインクが乾燥して詰まってしまい、プリンタが使えなくなります。
ですので、切るとしても、

必ず全ての電源が切れている事を確認してからOAタップの集中スイッチを切るようにしてください

とお伝えして引き上げました。

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コメント

以前、初期のXP機で同じ様な現象があった時にCMOSクリアで解決したので、そのまま引き渡した事があります。
今考えると電池が消耗していた可能性を否定できません。起動不可時には電池の電圧試験を必須のチェック項目に加えます。

スイッチ付きのテーブルタップ(またはOAタップ)が結構普及してますね。メカメカしいので家庭には入らないだろうと思っていたんですが、節電意識が向上しているんでしょうか。普通に見られるようになりました。
主電源が入りっぱなしだと電源ユニットの休みがありませんし、少量ながら電力消費しますのでもったいないように思えますが、マザボの電池のヘタリは遅らせてくれるんですね。
たまにしか電源を入れず、主電源を切る方の場合は電池消耗リスクが高そうです。

投稿: こた | 2009/09/22 10:22:05

突然失礼致します、いつも楽しく、また参考のために拝見させていただいております。

さて、
>PL法だったかの規定で、
>製造中止後8年までは面倒を見る必要があるとか何か、
>法的なものがあったはず


製造物責任法は製品に欠陥があって損害を被った場合に適用されるものです。
この「欠陥」とは、爆発したり燃え上がったりなど、人体や財産に影響を及ぼすほどの被害を出した場合です。

通常保守、つまり部品保有期限に関するものは、旧通産省の局長通達が過去にあり、
各メーカーが製品耐用などを鑑みて自主的に定めているものです。
実は法的根拠はございません。
意外に知られていないので、みなさん誤解されています。

一例として、民生品などは簿記上の減価償却期間を参考にして保守期限を設けていると聞きました。
そのため、5~7年くらいとしているところが多く見受けられます。

投稿: たま | 2009/09/22 18:58:28

昔っからの疑問なんですが、あのボタン電池って、電源繋いでいる状態なら消耗しないんでしょうかね?

寿命にかなり開きがあるので電源繋ぎっぱなしと完全放置の状態で実験してみたいと思うのは山々ですが、2~3年かかりそうなので今のところ試してませんが。

投稿: しゅがあ | 2009/09/22 22:00:07

こた さん
ウチでは引取修理をやってますが、起動障害やリカバリなどの場合、3年以上経過している機種の場合は、予防措置で交換するようにしています。
特にメーカー製の場合は、よほどのことがない限り、リカバリ時はデフォルト値のロードが必須ですので、固有の設定は考慮する必要がありませんから。
ただし、ごくまれですが、
http://orbit.cocolog-nifty.com/supportdiary/2008/09/dell-0d4c.html
この記事の「DELLトラップ」のように、デフォルト値ではダメな場合もあるんですよね…。

たま さん
あらためてぐぐってみたら、
http://www.nc-net.or.jp/morilog/m92934.html
こんな情報が。
前の職場は産業機械のメーカーだったんですが、「製造中止宣言をしないと、保守部品の供給をし続けなければならない」という話でずいぶん揉めたことがありました。
その時にPL法の話がかなり出ましたので、混同していたのかもしれません。
メーカー製パソコンの場合、ほとんどは「XX年秋冬モデル」「XX年夏モデル」とかで作り切りで製造中止というやり方ですので、あとは保有期限を決めておくだけみたいですが、リカバリCDに関しては、マイクロソフトの出荷制限を受けますので、現行のXP機は、早期にリカバリCDが入手できなくなるという問題をはらんでいます。現にエイサーの一部のネットブックは、正規ユーザーでもリカバリCDを入手できません。これはこれで問題ありではないかと思いますけどね…。

しゅがあ さん
回路図を見てないのでなんとも言えませんが、今回も起動さえできてしまえば、コンセントを抜くまでは再起動も問題なく、時計も動いている事を考えると、コンセントがつながっていれば時計回路への電力供給がなされるため、コイン電池から時計回路への電力供給を抑えることができる=電池が消耗しにくい、と考えるのが自然なように思えます。
経験上、3年程度でコイン型電池がへたっているパソコンって、コンセントを抜いたりブレーカーなどを切っているパソコンが多いように感じます。
BIOSをデフォルト値のままで使うメーカー製のPCであれば、3年以上経過して何かの機会に筐体を開けた場合は、とっとと交換したほうがいいと思います。

投稿: ささもと | 2009/09/23 2:38:52

ささもとさん

確かにこれはトラップですね。
まだVista発売前の機種なのに、さっさとAHCIをデフォルトにしてしまうあたりはユーザがいじる事など考えていないという事でしょうか。

それでいて、何でATAモードなんだよー(泣)。
xp用のドライバが無かったわけでもあるまいに。

投稿: こた | 2009/09/23 12:06:49

ボタン電池は一次電池ですから、基本的に充電はされず、徐々にへたっていくだけのモノです。ですから、ささもとさんご指摘の通り、「使わないので減りが遅かった。」が正解だと思います。

投稿: ripplepapa | 2009/09/25 1:36:32

こた さん
まぁDELLって基本的には、情報システム部門などがある大企業への納入をメインとしているはずのメーカーで、「わかってる人がお世話できる環境がある」という前提で供給される、という思想での設計をしているはずなので、こういうことが意外とあるんでしょうね。

その辺をわかっていない人が、やたらと初心者にDELLを勧めるのを見かけます。
DELLは本来は「わかっている人」の選択肢であり、何も知らない上にお世話してくれる人のいない初心者の1台目としてはとてもお勧めできないものです。

ripplepapa さん
おそらく回路的には、時計回路へコイン電池のプラス側からダイオードで供給し、電源ユニットからは電源ボタン回路と同じく、コンセントが刺さっていたら常時供給されるようになっているはずだと思います。
ですので、電源ユニット側の電源供給が断たれると、コイン電池からの供給になり、電池が消耗していくことになります。
まぁ、コイン電池の自然消耗と時計の消費電力に差がほとんどなければ、年単位でみていると、電池自身の当たり外れの世界になるのでしょうけど。

投稿: ささもと | 2009/09/26 11:14:20

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