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2009年11月 7日 (土)

NEC VALUESTARの電源が入りません。その2

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こちらは「電源が入らない」とのご依頼。
パソコンは、NECバリュースターVL300/GD(PC-VL300GD)。

なんでも、

「電源ボタンを押しても反応がないし、電源ランプはうっすら光ったままなんだよね」

…ん?
なんか聞いたことがあるような…。

2009年9月17日 (木) NEC VALUESTARの電源が入りません。

こちらの記事で書いたときに、事例を調べたのと酷似してます。

NEC VALUESTARデスクトップPCの電源不良 :パソコン修理日誌

電源不良の可能性があり、基本はメーカー修理ですよ、とお伝えはしましたが、「とりあえず見に来て欲しい」というたってのご希望でお伺いしました。

-----

とりあえずお伺いして、現象確認。

まさしく先の事例と同じ。
電源ランプが「うっすら光ったまま」というのは、やはり高速での点滅の結果でした。
コンセントを差し込むと、電源ボタンを押す前から電源ランプが点滅を始めている。
もちろん、電源ボタンを押しても反応はなし。

一応、事例もありますし、お客様自身は、

「個人商店の業者なんやから、融通が利く思て呼んだんや」

とのことで、とにかく開けて確認をして欲しい、とのこと。
まぁ、そうまで言われると、開けるしかないですよね。

とりあえず、先の記事のように、電源コネクタを外して治具に接続。
今回は、治具ででも電源が入りません。

お客様は開けて見せてくれることをご希望でしたので、とにかく電源ユニットも開けてみました。

開けてみると…なんとまぁ。

中身が漏れ出しているものを含めて、6本もの電解コンデンサの頭がプクってます。

「これかいな~原因は。コレを交換すると治るん?」

いやまぁ…確実とは言えませんけど。

「まぁ一回やってみてぇな」
(標準語で言えば、「まぁ一回やってみてよ」という意味の関西弁です)

一応はメーカー修理のほうが確実だということをお伝えはしましたが、お客様的に料金面での折り合いがついたので、引取修理です。

しかし…交換用コンデンサはこの辺ではまるっきり売ってません。

とりあえず日程には余裕をもたせてもらってますので、スケジュールをこじ開けて大阪は日本橋まで行くことにしました。
近くでは神戸は三宮にもパーツ屋さんはあるんですが、残念ながら小さなパーツ屋さんが(私の知る限りでは)1軒しかなく、そこになければもう日本橋まで行くしかありません。
事例の記事のように通販でもいいんですけど、いろいろついでがあったので、足を延ばして買いに行くことにしました。

モノ自体は、ギュウギュウの電源ユニット内に押し込まれているので、寸法はきちんと調べておかないと、下手をすると元通りに組みあがりません。
ノギスできっちり測ってから買い出しに出かけました。
今回買ってきたコンデンサとその寸法は、以下の通り。

  • C114 1000μF 10V (φ8.3 20mm)
  • C115 470μF 16V (φ8.3 16mm)
  • C102 3300μF 16V (φ12.7 32mm)
  • C104 2200μF 10V (φ10.2 27mm)
  • C106 2200μF 6.3V (φ10.2 27mm)
  • C107 2200μF 6.3V (φ10.2 27mm)
※すべて耐熱105℃の低インピーダンス品。

ノギス片手に数軒の部品屋さんを回りました。
こちらのパーツ屋さんにはコレがあってアレがなく、こちらのパーツ屋さんには寸法が大きいものしかないとか、あちこち歩きました。
私が買いに行って見つけたのは、「デジット」「千石電商」「シリコンハウス共立」の3軒。他にも見て回りましたが、この3軒でなんとかそろいました。
そう高いものでもありませんし、今後のことを考えて、一応余分に買っておきました。
決まったパーツを買う分には、通販ででもかまわないのですが、やはり足を運んで自分で見てくるのは基本であると考えています。

半田ごてとの付き合いは中学生の頃からですが、図書館に通っていろんな回路や製作例の載っている本を借りてあれこれ組み立てたこともありました。
組み立てる電子回路を決めて、パーツ屋さんで部品を選ぶ日々でした。
抵抗器のカラーコードなど、もうかなり忘れてしまいましたが、「茶黒赤金」が1kΩとか、こないだ中三のムスメの技術家庭科の電気回路組み立てキットを持って帰ってきてたのを見て、あの頃を懐かしく思い出しました。

ムスメが生まれた時の私の年齢からすれば…つまり、あれから30年弱ほど経つんですねぇ…。

あの当時は、まだ明石や三宮にも豊富な電子パーツを売っていた店があったのですが、残念ながら今はもうありません。
あの頃に、明石に電子パーツ屋さんがなかったら、今の私はなかったのかもしれません。
日本橋は遠くてさすがにおいそれとは行けませんでしたから。
まぁそれはそれ。
他にもいくつか収穫はありましたが、それは別件なので置いといて。

帰ってきて、さっそくパーツの取り付けです。

測って買ってきただけあって、パーツはそれぞれすんなり収まり、ケミコン(電解コンデンサ)の端子のプラスマイナスを間違えないように半田付けをして、ショートしないよう注意しながら、仮組みで冶具を使って電源オン。
全ての電圧が問題なく出力されていますので、元通り組み立ててパソコンのケースに収めます。
パソコンの配線を確認し、本体電源のコンセントを差し込みます。
さて、どうだ??

コンセントを差し込んでも、電源ランプは高速点灯しない。
よし、症状は改善しているようだ。

電源ボタンをポチッとな!

…無事に電源が入り、何事もなかったかのようにWindowsの起動画面が。
これで一安心です。

しかし…。

起動が遅い。やたらと遅い。
見ると、ウイルスバスターは2006のままで期限切れ。
うーむむむむむ。

一応、お客様には、電源が入るようになったことと、ウイルス対策がかなり不充分なことをお伝えしましたが、ご自身で何とかされるとのことで、電源の修理のみで納入です。
うーん…大丈夫かなぁ…。

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2009年11月07日(土) 定番トラブル, ハードウェア不具合関連(電源), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い |

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コメント

いやー、いつ見てもささもとさんは優しいなー!
「個人商店の業者なんやから、融通が利く思て呼んだんや」
そりゃたしかにそうなんですが・・・
ちょっと危険な匂いが・・・
私なんかは逃げますねー(笑)

投稿: ミナミのネコ | 2009/11/14 19:56:50

電解コンデンサの取替えまで対応しちゃうんですね
すごいです!

投稿: c-yan | 2009/11/14 21:26:22

元半田付け少年的には楽しい記事でした。
私だと基盤から元のコンデンサを外さすに足切って途中で付けるかも。
外そうとしてパターンをはがした経験が多すぎて・・・。
まあ今は半田吸い取りも良いのがあるんで昔みたいな苦労は少ないかもしれませんが。

こちらの大須のパーツ屋も壊滅状態です。
理科(技術)離れも進むわけです。

投稿: MoD | 2009/11/14 23:32:55

元半田付け少年→現半田付け中年(ずっとやん)です。
黒・茶・赤・橙・黄・緑・青・紫・灰・白…
カラーコードを記憶から。全然自信ないですorz

電解コンデンサはスイッチング電源基板に縦にささってるのでブチッと引っこ抜かない限りは足は切れないかと。マザーボードなんかだと多層基板なのでハンダ吸い出しにくくてさらに取りにくいです。

あと、古いケミコンの場合、熱を加えたところでブシューっと電解液がしみ出してくることもあるので、どうぞお気を付け下さい。

投稿: ripplepapa | 2009/11/15 0:55:57

先日、VL300FDが同様の状況になりまして、
メーカーに修理希望で出したら 無償で戻ってきました。

……もしかしたらなにかあるのかもしれません(汗)

投稿: M.T | 2009/11/15 8:46:33

電源ユニットの電解コンデンサ交換ですか。ある程度出力の大きいコテと手早い作業が必要なのでちょっとしたコツが必要なんですよね。ripplepapaさん。実は私も「トランジスタ技術」などを読んで育った(?)元半田付け少年→現半田付け中年なんですよ。うちは農家なんですが最近は電子制御機器が増えたので結構役に立ってます。ところで電解コンデンサの場合 明らかに寿命の場合や単に質の悪い部品だった場合は、まともな物に交換すれば良いのですが回路設計に無理があったり熱がこもるような作りだった場合は再発の可能性がありますので注意が必要です。特に今回は同系機種という事で M.Tさんの言われるように 何か問題を抱えているのかもしれませんね。

投稿: ZULCH | 2009/11/15 16:39:52

ささもとです。
なんか半田付けの話で思いも寄らぬコメント数(笑)。

現状を考えると、技術家庭科で半田付けって必要なんだろうか?と考えてしまう今日この頃。
まぁ、30年ほど前でも半田付け少年はそれほど多くはなかったと思いますが…こんな現状ではますます減ると思われ。

このバリュースターLシリーズは、スリム筐体ということもありますが、かなり吸気と排熱に問題があることも確かです。
参考記事にも書いてありましたが、中国製の安物のケミコンを使っていたというのも問題なんですけどね。
交換部品は当然、ニチコン製や東信工業製の国内モノを選びました。
とりあえず、「コレでまた数年でダメになったら買い替えを検討してくださいね」とはお伝えしてますが。
所詮ケミコン、国内製だからといって、プクらないわけではありませんし、ZULCH さんの仰るとおり回路設計に無理がある可能性も高いですから。

M.T さん
販売店の5年保証とかあったりして…。

投稿: ささもと | 2009/11/15 18:13:48

いつも関心しながらブログを拝見しております。
コンデンサの取替えまでやってしまうとは…凄すぎます!

これからもブログ更新がんばってください^^

投稿: ikemura | 2009/11/27 16:29:22

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