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2010年3月25日 (木)

パソコンを使わない理由は?

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仕事柄、新規パソコンのセットアップやパソコンのトラブルで呼ばれてお伺いすることがほとんどなわけですが、最近の「古いパソコン」の傾向がかなり変わってきつつあるようです。

お客様や知り合いと話をしていると、

「パソコン?家にあるけど、使ってないんですよね…」

という人が何人もおられます。
その辺の状況をちょっと考察してみました。

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ちょっと前までは、自称初心者の方のおっしゃる「古いパソコン」というのは、Windows98やWindowsMeでした。

しかし、Windows98やWindowsMeは、もう10年ほど経過しているので、ほとんど見かけなくなってきました。
さすがにもう壊れたり、買い替えた周辺機器が使えなかったりで、買い替えを余儀なくされる状態です。
これでのトラブルに関しては、ほぼ呼ばれることがなくなりました。
とはいえ、ゼロではないんですけどね…。

今では、「パソコン」といえばWindowsXPを指している確率がかなり高いですね。

WindowsXPは、出現してから8年が経過し、世の中に深く定着してしまっています。
XPの次のWindowsVistaも出現から3年以上経過し、Windows7もかれこれ半年。
少しずつではありますが、トラブルで呼ばれる率は、Vistaや7も上がってきています。
しかし、XPの生存率は、依然かなり高い状態です。

とはいえ、SPなしやSP1あたりはサポートが打ち切られております。

Windows XP SP1 および SP1a のセキュリティ更新プログラムのサポートを 2006 年 10 月 11 日に終了しました :マイクロソフトサポートオンライン

「XPです」と言われて行ってみたら、起動画面で「HomeEdition」の文字が…SP2入ってませんやん!みたいな話は少ないながらもあります。

今時は、ほぼ全てのウイルス対策ソフトが、XPならSP2を最低限のスペックとして挙げています。
XPそのもののサポート期間(延長サポート期間 終了日は2014年4月8日)を気にする人はかなり多いのですが、もうSP2以前のXPはサポート期限が切れているということに無頓着な人はかなり多いです。
SPなしのためにウイルス対策ソフトがインストールできなかった、という事例はいまだにあります。

そして、そのSP2ですら、もうすぐサポート期限が切れます。

Windows XP Home Edition のサポート期間の延長 :マイクロソフト

Windows XP Service Pack 2 (SP2) の延長サポートは、2010 年 7 月 13 日 (米国時間) に終了となります。すみやかに最新のサービスパックの適用または最新の OS への移行をお願いいたします。

Windows Vista RTM / Windows XP Service Pack 2 (SP2) / Windows 2000 (Server / Professional) 製品のサポート終了についてのご案内 :マイクロソフト
2010 年 4 月 13 日 (米国時間) に Windows Vista RTM (初期版)、2010 年 7 月 13 日 (米国時間) に Windows XP Service Pack 2 (SP2) / Windows 2000 の製品サポートが終了します。これは、マイクロソフト サポート ライフサイクル ポリシーに基づくものです。サポート終了により、対象となる製品へのセキュリティ更新プログラムの提供が終了します。

じゃSP3をインストールするだけでいいのか?と言えば、そういうわけでもありません。

メモリ搭載量が不充分な場合がほとんどなのです。

さすがにXPで128MBしかメモリがない(Vistaで言えば512MB)、というパソコンはほぼ絶滅状態ですが、XPでもSP2搭載の初期型あたりでは、メモリが256MBしか搭載されていない機種も多く、2005年あたりまでは、256MBしか搭載されていない機種は普通にありましたし、それでも普通に使えていました。

まぁそれらも5~6年前のパソコンですので、そろそろハードディスクが故障して使えなくなる頃ではありますが、意外と現役として残っているパソコンもかなり多いようです。
また、「新しい操作を覚えたくない」「仕事で仕方なく必要」という人も相当数おられます。

実際のところ、SP3が出たあたりから、XPはメモリ256MB程度では動作が厳しくなってきました。
また、ウイルス対策ソフトも、メモリ容量512MB以上が最低スペック(もしくは推奨)となり、実際に256MBのパソコンでは、

起動に5分以上、まともに使えるまで10分以上かかるのが普通

という状態になってしまっています。

そう、こういうパソコンを使っている人が、冒頭で書いた、

「パソコン?家にあるけど、使ってないんですよね…」

という人なのです。

  • パソコンの起動に10分以上かかる
  • さらにダイヤルアップの低速回線やPPPoE接続など、つながるまでに時間や手間がかかると嫌になってしまう
  • ちょっとした事をするだけなら、そこまで待とうとも思わない
  • それでも特に困らない
  • パソコンを使わなくても生活に困らないなら使わなくてもいいかな?
  • 最初に戻る

こういう負のスパイラルに陥るわけです。

ちょっと前までは、512MBぐらいにメモリ搭載量を上げてやればなんとか…と言っていたものですが、最近ではそうもいかないようです。

SP3が出て2年近く経過した今、メモリ搭載量を512MBに上げた程度では、XPはほとんど快適になりません。

購入時に256MBしかメモリを積んでいなかった頃のパソコンを快適にしてやるためには、

  • とにかくメモリは1GB程度まで積み、仮想メモリの設定を適切に実施する
  • ハードディスクを容量の大きいものに換装する
  • できればその上でリカバリ+SP3化
が必須です。

特にハードディスク換装の威力は大きく、40GB程度しかなかったものを160GBなどの大容量に換装した場合、起動時の読み込みが速くなりますし、メモリ増設に合わせて仮想メモリの最適化をしてやれば、動作自体もかなり変わります。
リカバリをして初期状態からSP3とその更新をかけてやれば、さらに威力は絶大です。
細切れの更新などで長年蓄積された設定の重さから解放されることがほとんどです。

先日は、お客様のご依頼で、実際にXPのパソコンを、リカバリ無しで256MB→1GBのメモリ増設と、80GB→160GBのハードディスク換装をやってみましたが、かなり体感できるぐらいのスピードアップになりました。
それを3~4万円ほどかけて実施するのかどうかは、ちょっと微妙なところですが、

まだ2年ほど使うつもりであれば、ハードディスクがクラッシュする前に実施するのがポイント

と言えます。
ハードディスクでなくSSDという選択肢もありますが、価格を考えると、なかなかそこまでは…というお客様がほとんどですけどね。
これに加えてリカバリまでするぐらいなら、新しいパソコンに買い替えた方がいいのかも知れませんけどね。
Windows7やWindowsVistaからダウングレードでWindowsXPプリインストールのパソコンも、なんだかんだでまだ売られてますしね。

結論 : 今の環境をまるごと維持しつつ、快適さを得たいのであれば、メモリだけでなくハードディスクもあわせて換えることをお勧めいたします。

個人的な本音を言えば、初心者なればこそ、そろそろXPを卒業してほしいと思うんですよね。
不評だったWindowsVistaも、Windows7で改良されてかなり良くなっているので、もう移行してもいいと思うんですがね。
まぁ「もったいない」という気持ちでそれなりの投資をして既存の使えるパソコンを使い続けるのは、決して悪い話ではないんですが、「操作を覚えなおしたくない」とおっしゃる向きには、そろそろ…とは思います。

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コメント

私は仕事でPCを使って来ましたので、その見方からするとどうしても仕事道具として考えてしまいます。仕事用ではない家庭用のPCにかける費用が、お客様にとってどの位が限度なのかを、お客様の立場で考え直す必要があると思っています。

xp搭載機でも、発売時期によってはスペックにかなりの開きがありますので、新製品のスペックと価格を意識した上で、古いxp機を整備して使うのがはたして適当かどうか。

それをお客様に解っていただくのは難しいんですが、SP3を適用して、MSEを入れ、IE8がそれなりにストレスなく使えるようにできないと実用にはなりません。そこまで持って行くのにどれくらいの費用が掛かるのか。あるいは既に実用とするにはキツいスペックなのかお伝えしなくては、整備することが高い買い物になってしまう恐れがあります。

ソフトウェアが進化するにつれて、ハードウェアに要求される能力が上がって行く事を丁寧にご説明して、納得いただいてから整備方針をご提案するのが良いでしょう。

家庭ユーザにとっては、PCは家電の一種です。
買い替え時期が来ているPCに、それほど費用はかけたくないだろうと思うんですが、スペックを評価するすべを持たないので、こちらが説明する義務があると思うんです。

最近Corei3やi5搭載のノート機が、10万円台で売られているのを見るにつけ、その思いを強くしています。

投稿: こた | 2010/04/16 13:13:10

1xpユーザーの立場から、7ってそんなにいいですか?

メールとWEBブラウズが主だと7でなければできないという不便さが見当たらないですし。

未だ会社ではxpが現役なんで、7に触れる機会すらないんですよね。

新しく買い換えるのに今更xpでなければダメという気はないですが、できるだけ会社と家で操作を変えたくないというのも重要なニーズなのでは。

投稿: ken | 2010/04/17 8:49:06

こた さん
まさしくそれを記事で書いているんですけどね。
とりあえずXPででもまだ使えるだけに、お金をかけてでも今の環境を維持するのか、もう少し足して新しい環境への乗換えをするのか、そこの判断もかなり難しくなってきたのは事実です。

ken さん
Windows7いいですよ。
どうせXP機からなら買い替えでしょうし、最近はマルチコア機でもかなり安いですし、ずいぶんと快適ですよ。
OSがWPS対応なので、無線ルーターによっては追加インストールなしでも一発ボタンでいけることも多いですし、ネットワーク接続が確立できていればプリンタは最新機種以外はUSB接続なら自動インストール対応がほとんどです。
地味にいろんな部分が良くなっています。

逆に、メールとWEBブラウズが主で、不便さがないなら、Windows98でもいいですか?と言われたらどうしますか?

>新しく買い換えるのに今更xpでなければダメという気はないですが、できるだけ会社と家で操作を変えたくないというのも重要なニーズなのでは。

ですので、それなりに金額は張りますが、現状のXPを整備するご提案もありますよ、という記事なのですが。
ただ、買い換えてでもXP、というご要望もそれなりにありますが、Officeは確実に2007ですので、Officeをご利用であれば、結局は操作環境の変化は避けようがありません。

ただ、延長サポートがまだ3年以上あるだけに、「まだXPで」と考える方は少なくありません。
しかし、昨年から流行中のガンブラーやUSBメモリ媒介ウイルスなどの脅威を考えると、年々危険性は増すばかりとなってきているのもまた事実です。

投稿: ささもと | 2010/04/18 6:08:44

横槍失礼します。

>Kenさん
私は最近自宅のPCをXPからCorei3のWin7機に買い換えました。

結果は快適です。起動もシャットダウンも速いですしウインドウの開閉も快適です。
7はXPやVistaと違い、ウインドウをたくさん開いてもメモリの消費量が一定だからです。

メールとネットの環境だけという場合でも、XPはプロトコルがLAN向けのチューニングですので、例えばネット回線を光にした場合でもその能力を十分に発揮することができません。

操作に関しても慣れればXPよりずっと使いやすいです。
特にスタートメニューの「プログラムとファイルの検索」は便利ですね。
インストールするプログラムが増えてくるとXPの場合だと目的のプログラムがどこにあるのかわからなくなるのですが、Vistaや7ではここにアプリの名前の一部を入力するだけで探し出してくれます。

あくまで一ユーザーの感想ですのでご参考まで。

投稿: ミュウ | 2010/04/19 1:25:29

「XPでこのまま使いたい」と言ってくれるお客さんのほうが、商売の上では助かるわけですが、HDD交換、メモリ増設、リカバリ、SP3適用などの作業をする以上それなりの料金をいただかなければならない。
個人的には最新型PCへの買い替えを薦めてしまいますね。

投稿: わら太 | 2010/04/19 13:48:37

小規模事業所などで恐ろしく動作の遅いPCを見かけますね
「社長がケチでなかなか新しいのは買ってくれない」とおっしゃるんですが
この社長さん、とんでもない無駄使いしてますね
5分で済む処理を30分かけてしてるわけですから
年間の人件費に換算したら今時のPC何台買えるやら

投稿: ミナミのネコ | 2010/04/27 14:59:26

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