ウイルス対策ソフトをご利用の場合、「トロイの木馬」を誤検出する記事があります。警告が出た際は、こちらの記事をごらんの上、お知らせいただければ幸いです。

« 2010年8月 | トップページ | 2010年12月 »

2010年11月30日 (火)

結論:「ドライブを圧縮してディスク領域を空ける」は使ってはいけない。

これはちょくちょく見かける設定なんですが、今回は結論から先に書いておきます。

Cドライブに「ドライブを圧縮してディスク領域を空ける」は使ってはいけない。

「調子が悪い」とか「容量が一杯なんです」とかいう話に、割と高い確率でセットになってる設定がこれです。
意外と突っ込んだ話はどこにも書かれてませんが、とりあえずいい話はあまりなさそうですので、その辺をちょっと書いてみます。

-----

問題の設定は、Cドライブを右クリックして「プロパティ」で開くことができるこの画面。

ドライブを圧縮してディスク領域を空ける

このドライブの場合は、空き容量がほとんどなく、いろんな部分で動作に支障が出ていました。

ファイルを圧縮すれば、当然のことながら、使う時には展開をしなければなりません。
つまり、どこかで展開するためのスペースを確保しなければなりませんが、

  • ディスク上に展開するのであれば、このようにほぼ満杯の状態では、満足に展開することなど不可能
  • メモリ上に展開するのであれば、充分なメモリ容量がなければ確実にパフォーマンスに影響する
ということになります。
いずれにしても、
  • 写真や動画を圧縮しても、元が圧縮済みなので手間をかけるだけ無駄
  • テキストファイルやエクセルファイルでもない限り、大幅な圧縮は見込めない
  • 充分なCPU性能・メモリ容量がない限り、圧縮による転送速度アップの恩恵は受けにくい
と、メリットはほとんど見受けられません。
特に最後の項目は重要ですね。

CPUやメモリなどに充分なパフォーマンスを与えているならば、ハードディスクにも充分なパフォーマンスを与えているはずなので、圧縮など必要がないはずと言えます。

単純に「ドライブを圧縮してディスク領域を空ける」で検索をかけても、

  • 「圧縮に時間がかかった割に対して空きは増えなかった」
  • 「解除したらサクサク動くようになった」
とかいう記事はいくつも見受けられますが、「これによって劇的にパフォーマンスが上がった」とか、「モノスゴク空き容量が増えて大喜び」という記事は全く見受けられない。

まぁそもそも、ファイルを読み込むのに「展開」という無駄なワンステップが入るわけですから、よほど圧縮率が高くない限り、逆効果としかなりえません。
理屈から考えても、これはおすすめできません。

しかし問題は、先の画像のように、空き容量が逼迫している場合。

これはもう、プログラムファイルのアンインストールや、保存データを別ドライブに移動する以外には、リカバリ以外に改善するすべはありません。

ということで、結論。

Cドライブに「ドライブを圧縮してディスク領域を空ける」は使ってはいけない。

2010年11月30日(火) 定番トラブル, ソフトウェア不具合関連(設定不良), データ救出・バックアップ, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月17日 (水)

Ahnlab Online Securityって?

こちらは新規セットアップでお伺いした際のこと。

「こちらの古いのですが、かなり起動が遅くてね…それで買い換えたんですが、データ移動とかできますか?」

と置いてあったのは、形からしてXPのSP2が出たか出なかったかぐらいの頃のデスクトップPC。
そりゃまぁ、メモリ増設もしてないなら、256MBでしょうから遅いのは仕方ないでしょうねぇ。

「いえ、増設はしてもらいましたよ」

…ではでは、データ移動のついでにちょっと見させてもらいますね。
速くなったらもうけものでしょうし…って、ん????

-----

メモリは確かに256MBに512MBが追加してありましたが、

2007年9月24日 (月) メモリを増設したのに速くならない。

こちらの記事であったのと同じく、仮想メモリの設定が256MB当時のまま。
そりゃ遅いでしょうねぇ。

仮想メモリの設定をいじってみたが、そうたいした違いはなかった。
うーん、こっちじゃないのか…。
いずれにしても、SP3まで上がってて、ウイルス対策ソフトも入ってますから、実際には1GBほどないと厳しいですよね。

それはそれとして、まぁとりあえず、お客様手持ちのUSBメモリをお借りして、データ移動を粛々とやっておきました。

とはいえ、JWORDとか余計なソフトが入っていたら外しておこうと思って「プログラムの追加と削除」を探っていたら…。

Ahnlab Online Security

という、見慣れたような見慣れないような文字が。

うーん、すでに他社のウイルス対策がインストール済みなので、これは要らないんじゃないの?
Ahnlab(アンラボ)は、ZAQとかで使われてるマイシールドとかV3とかのウイルス対策ソフトだから、もしそうなら外した方がいいと思うのですが…。
でも、なんだか名前が引っかかるのでぐぐってみた。

Ahnlab Online Security :Google検索

…どうやら、メイプルストーリーというオンラインゲームで、不正行為防止でインストールされてしまうものらしい。

…うーむむむむ。

他にも、

neffy

という、また見慣れたような見慣れないような文字が。

こちらもぐぐってみたら、やはりオンラインゲーム関係。

…うーむむむむむむむ。

「ああ、とりあえずほっといていいですよ。ウチのおにーちゃんがなんかゲームやってるみたいだけど」

…ま、まぁこちらはご依頼いただいたわけでもないですし、ご本人いませんし、変に手を出して「ゲームできなくなった!」とクレームになったらまずいですし、今回は深追いしないことにします。はい。

しかしまぁ、個人的にはオンラインゲームやらないので、こうした不正行為防止用のセキュリティソフトが存在するとは、ちょっと気がつかなかったですね…。

2010年11月17日(水) ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ネットにつながらない・遅い, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (2) | トラックバック (0)

2010年11月15日 (月)

SpywareDoctorはGoogleがお勧めしてま…ん?

お客様のパソコンの面倒を見る際に、まれにインストールされているのを見かけるのが、

SpywareDoctorというスパイウェア駆除ソフトのようなもの。

…うわぁ~ ( ̄△ ̄;

お客様いわく、

「Googleパックに入ってたから」

とおっしゃられますが…。

-----

このソフトの問題は、

無料配布版では駆除も保護もしてくれない

ということ。
厳密には、

  • 「スパイウェア」に対する保護はなんとなくやってくれているようだが、ウイルス対策にはなっていない
  • スキャンで検出はしても、駆除は有料版へのアップグレードが必要
  • 一番の目玉であるはずの「オンガード」が、ファイルコピー程度でしか検出しない(ブラウザやLAN経由直接の検出は無効)
…という具合に、

結局は有料版へのアップグレードをしなければ、ほとんどの機能は使い物にならない

という、

よくある勝手に突っ込まれる詐欺的手法の偽セキュリティソフトと手法は同じ

状態なのが大きな問題。

カラダを張って実験台になってくれた人がいます。

[アプリ]Spyware Doctor の自動契約更新来た。(罠) :雑記帳

タチの悪い「スパイウエアドクター」の商法。 :誰も寝てはならぬヾ(`◇´*)

スパイウェアドクター(Spyware-Doctor)についてのまとめ書き。 :ブログ名の設定は、まだ。

…どうやら、大して役に立たないのに、ノートンオンゴーイングプロテクションみたいに、1年ごとに金を回収する仕組みだけはしっかり組んであるらしい。

そんな妖しげなソフトをGoogleが勧めるわけがないって?
いやいや、Adobeだって要らんソフトを突っ込ませてきますしね。

ということで、改めてGoogle パックのサイトを見てみたら…。

Googlepack

ウイルス対策は「avast! Free Antivirus」になってました…。

ということで、「Googleパック」が根拠だった人、ご安心ください。

GoogleパックはSpywareDoctorを見限りました。はい。

とはいえ、GoogleAdsenseの広告には、まだまだちゃっかりSpywareDoctorが出てきますけどね…。

最近のいわゆる「ウイルス対策ソフト」というジャンルのソフトは、基本的にはウイルスだけじゃなく、マルウェア(悪性ソフト)全般の対策ソフトであることが多いです。
あえて「スパイウェア対策」なんてソフトを使う意味はほとんどありません。
また、少しでも個人用のパソコンに対する必要経費を削減したい、という気持ちはとってもよくわかるのですが、それならマイクロソフト純正で無料のMicrosoft Security Essentialsを使えばいい話。

あえて他社製のフリーのウイルス対策をわざわざ選ぶ意義はまったくありません。

個人的には、いまだに個人の初心者ユーザーに対して「無料だから」とavast!やらAVGやらを勧めている人の気が知れません。

…それにしても、Googleパック、なんでブラウザは「Chrome」じゃなく「Google ツールバー付き Firefox」なんですかねぇ。

2010年11月15日(月) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (14) | トラックバック (1)

2010年11月13日 (土)

カーソルが手?

こちらはちょっとお世話になっている人のところで。
パソコンは、最近買ったWindows7の富士通のデスクトップ。

「あ!ささもとさん、いいところに!これ何とかなりません?まともにクリックができないんです」

まともにクリックできない???

で、よくよく見てみると、ブラウザ表示のところで、通常ならマウスカーソルが矢印の形のはずが、なぜだか「手のひら」状態になってます。
クリック可能なところで人差し指状態ならわかるのですが、何もないところで「手のひら」状態です。

「リンクのクリックも右クリックして『開く』にしないとできませんし、ログインボタンがまともに押せないので、業務サイトのログインができなくて困ってるんです」

いろいろいじっていると、どうやらその状態になるのは、ブラウザ(InternetExplorer8)だけのようです。

  • 矢印のマウスカーソルではなく、手のひらの形のままになる
  • リンク上でクリックしてもリンクが開かず、ダブルクリックとか右クリックから「開く」でないと開かない
  • サイトの文字をドラッグしても選択できない
…といった感じの症状。

WordやExcelではそんな状態になりませんし、メモ帳でも同じ。
つまりはIEでしか出ない、ということらしいですが…。

恥ずかしながら、こんなの初めて見たなぁ…なんじゃこりゃ?

-----

とりあえずIEのメニューバーをあれこれ一通り開いてはみたが、それらしき設定項目がまるで見当たらない。
いろいろ悩んで、フォントのサイズを変えてみたら、なにやら現象は変わったように見えたが、完全に治ったわけではない。手のひらカーソルはそのままだ。

うーむ、なんじゃこりゃ……。

とりあえずぐぐってみるしかない。

「カーソルが手」とかでぐぐってみた。

……なにやら似たような症状で悩んでいる事例はいくつも出てくるが、インターネットオプションからIEの設定リセットで治った、とかそういうのしか出てこない。

本当にそれでしか治らないのならそうするしかないだろうけど、どうにもどこかの設定の問題っぽい現象なので、もうちょっと突っ込んで調べてみたら…。

なになに?「手のひらツール」?

「手のひらツール」というキーワードが目に付いた。
調べてみたら…。

[Internet Explorer 7] マウスポインタが手のひらの形になりました。 :富士通Q&A

あっ!これだっ!!
この症状…だけど、この情報ではIE7だし、そんなボタンはコマンドバーには存在しない。
よくあるのは、右端の「>>」ボタンで隠されている、なんてのですが、そこにもない。

結局、コマンドバーを右クリックして、「カスタマイズ」から「コマンドの追加と削除」で、「利用できるツールバーボタン」から「手のひらツール」のボタンを追加することでボタンが出現、それをクリックしたら元に戻った。

よく考えたら、この富士通デスクトップ機、Windows7のタッチパネル搭載機だ。
先の富士通のサイトにある情報も、「フラットポイント・デジタイザ搭載機種で」と書いてある。
色々調べたら、要するに、

「手のひらツール」は、タッチパネルやペンタブレットなどのデバイスを使っていると追加されるIEの機能

らしい。
どうりで見たことないわけだ…ウチの環境にはそんなデバイスはない。
この記事を書くにあたって、家のPCを探ってみたが、「手のひらツール」のボタンは存在しない。
多分、富士通タッチパネル機独自のツールボタン(画面右端に出ていることがある)とかでうっかり押してしまったか何かだろう。

実は、「手のひらツール」は、IE7/8のヘルプから検索すると出てくるのだ。
(通常のXPでは出ず、Vista以降のヘルプのウェブ連携機能で出る)

Internet Explorer のパン ハンドを使用する

ここでは「パン ハンド」と呼んでいます。

どうやらVista(というかIE7)の頃から存在する機能らしい。
しかしなぁ…わかりづらい機能だ。
タッチパネルメインのPCならいいけど、マウスで使う分には、ブラウザ画面がいきなりCADやPDFリーダーみたいになるわけで、UIの概念が根こそぎ変わるんだから、標準の方式に慣れているほとんどの人にとっては、使いやすいとはとてもいいがたい。
間違ってこうなった時なんかは、初心者のパニック具合は、想像を絶するだろう。

まぁ、NumLockのトラブルと同じで、覚えておけば、二度と悩まないで済むものではあるけれど……ねぇ。

2010年11月13日(土) ソフトウェア不具合関連, ソフトウェア不具合関連(設定不良), ハードウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, マウス・キーボード関連, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月11日 (木)

Windows7での株価表示ガジェットは?

こちらはWindows7パソコンの新規設定作業のお得意様。
最新のLEDバックライトのノートパソコンだ。

こちらのお客様、株をされていて、とにかくお伺いしたらTVでは株価チャンネルがついている。
お伺いも平日は3時以降でないとダメなんですね~。

で、Windows7のセットアップをしていたら、

「あ、前のパソコンみたいに株価表示を出しておいてね」

はいはい~了解です~……って、あれ?

Windows7のガジェットのリストには、Vistaにはあったはずの株価表示がありません……なんで???

-----

とりあえず、ガジェット一覧からWindows Live Galleryへ飛んで公式株価ガジェットをダウンロードしてみたものの、対象OSがVistaとしか書いてないだけあって、

「サービスはご利用になれません」

とむなしく表示されるだけ…。

はてさて、こりゃどうしたものか。

ということでぐぐってみた。

株価ガジェットをWindows7で表示させる :とあるソニー好きなエンジニアの日記

おおっ、なんかソースレベルで調べてくれてますよ。
私はプログラマーは早々にあきらめてたので、もうプログラムとかは読んだり組んだりとかできません^^;
やっぱり餅は餅屋です。
引用してみます。

1.隠しファイルと拡張子を表示するようにしていない場合は、表示するようにフォルダオプションを変更します。

2.公式の株価ガジェットをダウンロードして、インストールします。

http://gallery.live.com/liveItemDetail.aspx?li=be9aa0ca-dada-4052-92ce-4dbee4e081bf&bt=8&pl=7

インストールしたら終了させて下さい。

3.Stocks for Windows 7をダウンロードします。

4.Stocks for Windows 7を展開します。

StocksForWin7.gadgetの拡張子をzipに変えます。実はガジェットは大半がzipファイルなのです。このStocksForWin7もzip形式のガジェットです。zipに名前を変えたら、それを解凍します。

5.インストールしたファイルにStocksForWin7のファイルをコピーします。

ガジェットはC:\Users\”ログインしたユーザー名”\AppData\Local\Microsoft\Windows Sidebar\Gadgets\ にインストールされます。

Stocks_Windows_SideShow_ja-jp.gadget\jsフォルダに、先ほど解凍したStocksForWin7\en-US\jsフォルダの中のlocalization.js以外のjsファイルをコピーして上書きしてしまいます。

6.ガジェットを実行します。


……なるほど。

ということで、Stocks for Windows 7をダウンロードしてきて、ファイルを展開して、jsファイルをコピーして…。

おおっ!ちゃんと使えた!!素晴らしい!!!

ちなみに、この記事を参考に、もっと詳しくやり方を書いてくれたサイトもありました。
こちらもご紹介しておきます。

Windows 7 株価のガジェットを表示 :パソブル

図入りで大変わかりやすく書いてくれています。
ここまで詳しく書かれてしまうと、こちらで改めて図入りにするのも野暮ったく感じてしまいましたので、こちらでは図入りにしてません。
実行される際には、こちらをご参照いただければと。

それにしても、謎なのは、Vistaで使えてて、7でもベータ版などでは使えていたガジェットを、なぜか使えないまま放置してあること。
何が問題なんですかねぇ。

2010年11月11日(木) ソフトウェア不具合関連, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月 9日 (火)

起動しないパソコンからハードディスクのデータを取り出したければ…。

「パソコンが起動しない!」というトラブルは、こういう仕事をしていると、常に向き合うことのあるトラブルです。
そして、それの復旧に伴って、お客様のおっしゃるには、

「中に大切なデータがあるんです!なんとか取り出してください!」

というご要望がかなり多いです。

そういう場合に、気をつけるべきところがあります。

-----

まずは、あらかじめのバックアップ。

「起動しないトラブル」は予防できるとは限りませんが、「バックアップ」はあらかじめできること。

とはいえ、これがなかなかできないものなんですよね…。
それに、起こってから言っても遅いですが( ̄▽ ̄;

まぁ、人によっては、

「だからバックアップを取っておけとあれほど」

偉そうに言う人がいます。

でも、そういう心無いことを言う人は、たいていは壊れる前にハードディスクを交換するとか壊れる前に買い換えているなど、壊れるほど使い込む前に環境を変えてしまうことがほとんどで、こうした不幸な事故に遭遇していないことがほとんどです。
しかし、こういう「不幸な事故」というのは、ちょっと油断した隙に発生するもの。
偉そうに言う人は、その痛みを知らない人です。
そういう経験をしていないのは、確かに賞賛に値するものではあります。
しかし、そういう人の気持ちを理解することはできていないようです。

私もパソコンと接することが多いだけに、何度か自分のハードディスクのクラッシュに遭遇しています。
その都度、失いたくないデータを失っています。
ですから、首尾よく復旧に成功してお客様に引き渡す際には、

「バックアップ、つまりはデータの二重化はしておいたほうがいいですよ」

といつもお伝えし、ある程度のバックアップ方法の相談に乗っています。
私自身が痛い目にあった経験があるのと、お客様自身も肝を冷やしたわけですから、その言葉は重く受け止めていただけることが多いです。

とはいえ、バックアップって、人によりデータの種類により重要度はマチマチですし、バックアップソフトで自動化しようにも、そこをきちんと理解して「運用」しなければならないものですから、それを素人の人に理解しろと言うのも難しい話。
そういった概念を把握していないと、必ずしも自動化がご希望通りにできるものとも限りませんし、バックアップ対象でない場所にせっせと保存していては、何の意味もない。

ですので、ソフトなどを使った自動化の指導まではなかなか難しく、結局は

デジカメ写真程度なら、とりあえずCD-R/DVD-Rに書き出しておく

程度の話になってしまいます。

本当に「システムクラッシュなどでデータを失わずに済むような環境」を維持するには、それ相応の知識というものが必要になります。
たいていは、システムクラッシュに遭遇して勉強することになるんですけどね。
システムクラッシュに遭遇しなければ、「そんなことは明日も明後日も、永遠に起こらないものだ」と思ってしまうものですから。

-----

そして、起こってからの話として、

「下手にいじくりまわさないこと」

これ、なかなかできないんですよねぇ。
何とかしようと、再起動を繰り返したりなど、わからないなりにあれこれもがいてしまい、結果的に完膚なきまでに破壊してしまって、取り出せていたはずのものが取り出せなくなってしまうのはよくある話。

この辺を、詳しく解説した記事がこちら。

ハードディスク故障時にやってはいけない4つのこと、データ復旧.comに聞く :INTERNET Watch

要約すると、ハードディスク故障の際は、

  • むやみにパソコンの再起動を繰り返さない
  • 下手にフリーのファイル復旧ソフトを使わない
  • ハードディスクの基盤を交換したり、開封したりしない
  • RAIDで障害が出たときに、むやみにディスクの入れかえやリビルドをしない
といったところ。
記事にもありますが、要は

「中のデータが大事なら、下手に触らず、プロに任せろ」

ということ。

ウチで受ける案件で、不幸にしてハードディスクそのものを認識しないようなトラブルの場合、「とにかくデータが大事」という事象なら、当方では手が出せない状態になります。
そこは必ず確認しています。
パソコンを治すのは二の次、データが最優先ということなら、データ復旧の専門業者へご依頼いただかなければならない、ということを、依頼を受ける前のヒヤリング時にお話します。
ハードディスク障害が疑われる際は、

  • 当方が作業することで中のデータの完全性が失われる可能性があること
  • データが本当に大事ならば、ハードディスクには手をつけずに交換して復旧作業をする方向になること
  • ハードディスクの修復作業で治る可能性もあるが、全くダメになってしまう可能性もあること
をお客様に伝え、ご了承いただいた上で取り掛かるようにしています。

メーカーに問い合わせをすれば、1も2もなくリカバリです。
お客様のデータが消えてしまうことなどはお構い無しです。
メーカーの責任範囲は、パソコンそのものの正常動作だけで、中のデータに責任を持つつもりはないのです。
利用契約や説明書にも、そういった文言が…どこかにあるはず。

ウチのような独立した修理業者は、それと同じでは成り立たちません。
きちんとお客様と向き合い、どういうご意向があるのかをきちんとお聞きすることが我々の存在意義です。
その上で、リカバリが必要ならリカバリ、修復可能なら修復、というご提案をさせていただいています。
(とはいえ、データが消えない保証なんて誰にもできないことに変わりはないので、あらかじめのバックアップが重要なのは全く変わりはありません)

ウチでも、過去には何度か、ハードディスクメーカー供給のツールを使って復旧できた記事を書いています。
しかし、前述のように「ダメ元ですよ」と念押しして作業してます。
よくブログの成功例を元にご連絡をいただくのですが、念押しすると、尻込みされる方がほとんどです。
まぁ、「ダメでした」でも送料や出張費などがあり、全くの無料というわけにはいかないですからね。

実際、先のINTERNET Watchの記事にあるとおりで、ハードディスク障害に伴うトラブルでのデータ救出関しては、相当に高度な設備が必要なわけですから、ウチはそこまで突っ込んで触れません。
特にパソコンがハードディスクを認識しない状態などでのデータ救出は、専門業者に任せるしかありません。

とはいえ、専門業者へ救出依頼をかければ10万円単位の見積が出ることも普通にあるんで、個人の方の場合はたいていあきらめてしまわれるんですけどね…。

まぁ、とにかく言えることは2つ。

  • 転ばぬ先のバックアップ。消えて困る大切なデータは複数の場所に保存。
  • システムクラッシュで起動しなくなった際は、下手にいじくりまわさない。
これに尽きます。

2010年11月09日(火) 定番トラブル, データ救出・バックアップ, ニュース, ハードウェア不具合関連(ハードディスク), パソコントラブル, パソコン・インターネット, フリーズ・ブルースクリーン・再起動・電源切れる, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき, 起動しない・起動が遅い | | コメント (4) | トラックバック (1)

2010年11月 8日 (月)

Windows Live メールがまたなんかヘタこいてます。

はてさて、今回はWindows Live メールネタ2連発です。
Windows Live メールといえば、

2009年12月 2日 (水) Windows Live メールでドコモ・auに送信できない。

みたいなネタもありますが、こちらはあくまで「標準」に準拠した形なので、Windows Live メールが悪いわけではありません。念のため。

でも今回は、Windows Live メールの問題。

-----

お客様のパソコンは、Windows7のパソコンなんですが、

「あのね、メールを打とうとしたら、日本語が打てないのよね」

…出た。
これはWindows Live メールの既知の不具合なんですよねぇ。

windows live mail でメールを作成しようとしても、本文で日本語入力ができない。半角/全角キーを押しても、IMEが「あ」にならなず、本文の日本文が作成できません。 :Microsoft Answers

…ありゃ?もしかしたら、「世の中は不思議なことだらけ」でおなじみの、富山のラムさんじゃないですか…。
いつもお世話になってます…まぁそれはそれ。

まぁ要するに、

  • プレビューウィンドウを表示しない設定で発生する
  • 一度新規作成ウィンドウを閉じて、再度開けば治る
  • または一度「スペルチェック」ボタンを押すことで治る
ということ。
プレビューウィンドウは表示しない方が安全なので、これを戻すのはちょっと考え物。
とりあえず、一手間の回避策が必要な状態。

ってか、もうWindows7が出て1年…まだ治ってないの???

-----

「それとね、メール本文の設定で、折り返し文字数を設定してるのに反映されないのよね」

…うーん、こちらは…なんだ?

よくよくお聞きすると、オプションでメール本文の折り返し文字数を設定しているのに、ぜんぜん反映されていないそうな。
ためしに私のメールアドレスへ送ってみましたが、確かに折り返し設定が効いてない。
ここでの設定文字数は半角での文字数なので、たとえば「36文字」とかに設定すれば、全角では18文字になるはず。
でも、50文字以上打ってみても、全く改行されずにメールが届く。うーむ。

とりあえずぐぐってみたら…。

Windows Live メールで折り返し設定を有効にする方法 :Windows Live 検証の館

ありゃ、こちらも富山のラムさんじゃないですか…。
毎度お世話になります…まぁそれはそれ。

なになに…。

さて、メール送信時にメール本文が指定した文字数で自動的に改行されない原因は、Windows XP SP2を適用後にOutlook Expressで起きたのと同じです。 Windows XP Service Pack 2 適用後、Outlook Express で折り返し設定が有効にならない
過去に私の本家のブログで「SP2のOutlook Express で自動改行を有効にする」と「Windows メールで折り返し設定を有効にする方法」を紹介しましたが、Windows Live メールも解決方法もこの応用でできました。Windows Live メールでの折り返し設定を有効にする方法は、下記の通りです。なお、レジストリを操作する作業です。作業される場合は、自己責任でお願いいたします。
レジストリ エディタを使って手動で作業する方法
  1. Windows + Rキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。
  2. regedit と入力します。「OK」ボタンをクリック
  3. [レジストリ エディタ] が起動します。
    Windows Vista で[ユーザーアカウント制御] 画面が開いたら、[続行] をクリックしてください。
  4. 編集する値が保存されているサブキーを見つけます。
    HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftWindows Live Mail
  5. 以下の値を追加します。
    名前: Disable RFC2646 Wrapping
    種類: DWORD 値
    値のデータ: 1

    追加のやり方 左側のウィンドウで [Windows Live Mail] キーが選択されている状態で、[編集] から[新規] [DWORD(32ビット)値] を選択します。右側のウインドウに[新しい値 #1] ができますので、この名前を[Disable RFC2646 Wrapping] に変更します。名前が変更されたら[編集] から [修正] と進んで[値のデータ] に 1 と入力し[OK] を押します。
  6. レジストリ エディタを終了します。
…なるほど。要するに、

OutlookExpress→Windowsメール→Windows Live メールと延々と受け継がれている不具合

ということですね…。

レジストリを修正して、無事折り返し機能が働いていることを確認して終わり。

…それにしても、今回の2件とも、以前から引きずってるものが放置されてるわけで、なんかしっくりこないですねぇ。
細かいことと言えば細かいことなんですけど、ねぇ。

-----

追記:
折り返しの件は、引用にあるリンク「Windows XP Service Pack 2 適用後、Outlook Express で折り返し設定が有効にならない」を読むと、標準規格 RFC2646 に対応した「仕様」と書かれています。
複数の方からご指摘をいただきました。
(仕様というより、RFCの方が、2バイト文字圏の事情を無視しているだけ)
しかし、XP SP2の頃からわかっている話であれば、「日本語の文章では折り返さない場合があります」と注意書きをすればいい話。

注意書きもないのに「折り返さないのが仕様です」と言っても、普通の人は納得しませんね。
何年も前から織り込まれている「仕様」なら、なおさら。
「仕様だ」という「正論」をお客様にぶつけると、

「ロボットみたいなものの言い方しよる」

と言われます。
実際、メーカーなどに電話で問い合わせをして、この手の「正論」を言われたお客様で、何人もが吐き捨てるようにこう言っているのを聞きました。
メーカーも立場上正論をぶつしかないでしょうし、腐ってもメーカーですからユーザーである以上は頼るしかないですけど、私のような業者が同じ言い方では、二度と依頼をいただけず、立ち行きません。

要は「ものの言い方」の問題なんですよね。
趣旨は同じでも、言い方一つで印象は180度変わります。

まぁよほど冗談の通じる気安いお得意様ぐらいなら「仕様です(笑)」ぐらいは言いますけどね…。

2010年11月08日(月) 定番トラブル, ソフトウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, メール送受信関連, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (4) | トラックバック (0)

2010年11月 5日 (金)

ウイルス対策ソフトは入れなきゃダメ?

こちらはプリンタのトラブルでのお伺い。
この時期は年賀状の印刷が増え始めるので、プリンタ関連のトラブルは多いです…。

よくあるのは、

  • 普段プリンタを使ってないので、「年賀状専用機」となっている
  • 待機電力ばかり気にしてOAタップのスイッチで切ってしまっている
  • 詰め替えインクを使っている
…などなど。

今回はそれに伴って買い換えたが、印刷できないというもの。
新品なのでそんなはずはないのですが…。

まぁ本題はプリンタではないものの、とりあえずお付き合いください。

-----

お伺いしたら、どうやらとりあえず電源を入れてつないだだけっぽい。
スタートアップシートで手順を確認し、…とは言っても単純にCD-ROMをセットして、画面の指示通りの接続をするだけ。
この程度のことなので、すぐにわかるようにスタートアップシートというものがあるのになぁ。

すぐにつながりましたが、なぜか印刷しない。
おかしいなと思ってよく見たら、インクのランプが点滅してる。

…インク入ってませんがな…orz

まさかインクも入れてないとは夢にも思いませんでした…。

とりあえずプリンタは使えるようになりましたが。

よくよく見たら、ウイルス対策ソフトが入っていないとの警告が出てる。
インストールされてないみたいです…。

-----

お話を聞くと、お客様は、インターネットにつないではいるものの、月に数回程度。
プリンタも、ほとんど年賀状専用機と化しているので、かなり稼働率が低い。

月に数回程度でわざわざウイルス対策ソフトというのも、なかなかおすすめしにくい。
それに、1ヶ月以上も使わない期間があったりすると、アップデートも溜まってしまうので、余計に手間がかかってしまう。

-----

これは、仕事でMacを使っている人でもよくあるようです。
普段のメインはMacなので、Windowsは外部とのデータ整合性をつけるために置いてあるだけで、たまに起動する程度。
たまに起動すると、やたらとアップデートを要求してくる。

「あー、これだからWindowsって嫌なんだよねぇ~」

…いやいやいやいや、それは違うと思いますよ…。

-----

閑話休題。

とはいえ、パソコン自体をあまり使わないような人だと、こんな状態では、ますます使うのが億劫になってしまうわけで。
そうは言っても、セキュリティは確保しておかないと、そういうパソコンほどウイルスを飼っている状態になりかねない。

「え~…やっぱり、ウイルス対策、入れなきゃダメですか?」

………( ̄△ ̄;

ちょっと言葉を失った。
一体どう言えばいいものやら。

ウイルス対策ソフトをインストールする、というのはまさに正論なんですが、こうまで稼働率が低いと、お金をかけて、古いパソコンに負荷をかけてまで、入れなければならないものなのかと言うと…。
まぁインターネットにつながないならまだしも、メールをたまにやりとりしたり、サイトをいくつか見るのなら、入れたほうがいいとしか言いようがない。
しかし、パソコンが古いので、かなりパソコンに負荷がかかり、適宜メモリの増強やSPのアップデートも必要だ。
でも、お金のかかることなので「やりなさい」とも簡単に言えず、パソコン使用スキルがかなり低い状態では、「やらなくていい」とも言えず。

かなりのジレンマだといわざるを得ません。

とりあえず、プリンタはつながったので、ネットを使うのは気をつけたほうがいい、としか言いようがない。
こちらは一業者であり、四六時中、このお客様のパソコンに関われるわけでもないからだ。
不安は残るが仕方がない。
まぁ、何かあったらウチにご依頼いただければいいんですけどね。

とりあえずご依頼いただいた分だけは済ませるのみ。
後ろ髪を引かれる思いで退出です。

あ、仕事で使ってる人はですよ。
たまの起動でアップデートに時間を取られて面倒なら、毎日「動作確認」と称してきちんと起動してやることです。
仕事場に置いてるんですから…。

2010年11月05日(金) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, パソコン・インターネット, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (8) | トラックバック (0)

2010年11月 3日 (水)

XPのSP3化にかかる時間。

今回は別件でのお伺いでしたが、セキュリティ強化でウイルス対策ソフトを入れようということになり、SP3化。
パソコンは、FMVのノートPC、NF40T。
WindowsVistaが出る直前のXP機で、メモリは512MB。

今となっては、このメモリ搭載量では、XPでもそれほど充分とは言えないのですが、SP2のままではいずれはSP3化しないとダメですし、とりあえず、SP3化。

経験的には、早いPCだと20~30分程度、遅いものでも1時間過ぎる程度で終わってましたし、このお客様がこの日の最後でしたので、それほど気にせずに始めたのですが…。

-----

結果から言えば…結局なんだかんだで2時間もかかりました。

よくよく考えたら、

2007年3月26日 (月) とってもセットアップの遅いVista。

この機種とデザインやスペックは同じ。OSがXP HomeかVista Basicか、というだけ。

Vistaの一発目の機種は、メーカーが従来の機種と同じ感覚で、「OSスペックの最低限のメモリで出荷して、お客様の意思で増設」という悪しき習慣を踏襲してしまっていたのです。
Vistaは、その設計上、充分なメモリがないととんでもなく動きが悪いということが、出現当初はメーカーにもよくわかっていなかったのです。

なので、量販店などで一般の人が手にするVista機の場合、VistaBasicは512MB、VistaHomePremiumは1GB、というMicrosoftの「最低限スペック」で出荷されてました。

当然ながら、阿鼻叫喚の地獄絵図です…。

新品のセットアップで持っていったら、

「なんでウチのXPパソコンより起動が遅いの?新品でしょこれ?」

とのクレーム。はい、ごもっともです…。

Vistaに「使いにくい」の烙印が押されたは、こういう事情も大きかったのは間違いないと思います。はい。

さらに、このVistaPC、リカバリがとんでもなく時間がかかるのです。

2008年7月 2日 (水) 「FMV画面で見るマニュアル」を起動することができません。

こちらのコメントに書きましたが、なんとリカバリで8時間かかるのです。
そこから初期設定をするので、下手すると2日仕事です…。

今回のXP機も、おそらくそう変わらないでしょう…リカバリで丸1日仕事でしょうね。

-----

まぁそんな話をしながら、なかなか進まないプログレスバーを2人してチラチラ見ながらあれこれ雑談。

とりあえずSP3化は2時間で終わっただけまだマシですが…この機種をリカバリしたら、リカバリ+アップデートで何時間かかるのやら…。

XP SP2のサポート期限が切れましたし、今後もXPのSP3化案件はそれなりにあるでしょうけど、今後は現地でやるかどうかは、機種を見て判断しないとダメですねぇ…。
まぁ、もしやるなら、安全を見て、持ち帰り作業の方が無難でしょうね。
メモリ256MBでは話にならないので、そういう機種だと基本的にメモリ増設もセットになるでしょうから。

早いのだと、20分程度で終わってしまうんですけど、なかなか見極めつかないですしね。

2010年11月03日(水) 定番トラブル, ソフトウェアアップグレード関連, ソフトウェア不具合関連(セキュリティホール), ハードウェア不具合関連, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (10) | トラックバック (0)

2010年11月 2日 (火)

PPPoE接続(広帯域接続)のショートカットを作りたい。

こちらは新規設定のお客様。
パソコンはこの時期なので、もちろんWindows7搭載機。
ごくたまに、新品でもダウングレード権行使でXPが入っている機種があったりしますが、もう新品でVistaはないですね…。
7の出来がいいので、あえてVistaを新品で買う理由は、ほぼないですから…。

さて、回線は、eo光のルーターなし回線。
1台のみですので、やはり…アレですね。広帯域接続、PPPoEです。

重ね重ね言いますが、PC直接のPPPoE接続は、なるべくやめた方がいいです。
以前の記事にも書きましたが、

2009年5月25日 (月) PPPoE接続は危険なの?

こんな感じで、PPPoEはリスクがあるので、たとえPC1台ででも、ルーターを噛ませたほうが絶対にいいです。

2010年2月11日 (木) eo光は、有線ルーターは無料レンタルです!でも…。

こちらに書きましたが、eo光なら、「ギガビットがいい!」とか言わなければ、初期費用3150円だけで有線ルーターを無料でレンタルできます。しかも設定済みなので、面倒な設定もなく、届いたルーターを単に接続するだけで使えます。
※記事中では設定が必要と書いてますが、実際には設定は済んだ状態で送付されることになっています。

その辺の話をしながら、とりあえずPPPoE接続(広帯域接続)の設定を始めたわけですが…。

-----

PPPoE接続の設定方法の詳細は、接続マニュアルに詳細に書いてあるので省略。
問題は、設定してからの日常の使い方。

電源を入れて、ネット接続を要求するサービスが起動していれば、その時に接続しに行ってくれるが、それがない場合や、途中でタイムアウトなどで切れた場合は、改めて接続が必要なことがある。
ですので、PPPoEの場合、接続のためのショートカットは、ほぼ必須です。

XPの場合は、「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット接続」→「ネットワーク接続」に「広帯域接続」があるので、そこから右クリックして「ショートカットを作成」で作ればいいだけ。

Vistaの場合は、

「ネットワークと共有センター」→「ネットワーク接続の管理」

「ネットワークと共有センター」から、「ネットワーク接続の管理」をクリックして、「WANミニポート」のアイコンのショートカットを作ればいいだけ。

どちらも直感的な名前でわかりやすい。

しかし、Windows7の場合は、Vistaとほぼ同じはずですが…。が…。

「ネットワークと共有センター」→「アダプターの設定の変更」

「ネットワークと共有センター」から、「アダプターの設定の変更」をクリックして、「WAN Miniport(PPPOE)」のアイコンのショートカットを作る。

…って、わかりにくっ!

まぁ、PPPoE(WANミニポート)も「ネットワークアダプター」だから、間違いではないけれど、だったら「ワイヤレスネットワークの管理」だなんて別にする必要なんてないじゃん…。

散々迷って、ぐぐってようやく発見した次第。
そこまで悩んでみた末に、これだとわかったときの落胆具合といったら…。

まさしくトホホです…。

でも実際、PPPoEの場合は、デスクトップやスタートメニューなどにこのショートカットを置いておかないと、電源の入れ直し(休止状態・スリープ含む)のたびにつなぎ直しが必要なので、ショートカットは必要です。

…やっぱりルーターがあった方が、面倒が少なくていいですよねぇ。
eo光も、無料でレンタル(新規申し込み時なら初期の3150円すら無料)するぐらいなら、最初から付けとけばいいのに…。

2010年11月02日(火) 定番トラブル, ネットにつながらない・遅い, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 初期セットアップ関連, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (0) | トラックバック (0)

2010年11月 1日 (月)

またお前かっ!

いろいろあって、ブログがすっかり放置状態でした。
どうせまたすぐに周回遅れになるのでしょうけど(ぉぃぉぃ)、ぼちぼち書いていきます。

こちらは、「インターネットにつながらない」という定番のトラブル。
パソコンは5~6年ほど前のXPパソコン。

「インターネットを出したら、『ページが表示できません』となるんです」

…いつもどおり、詳しく聞こうとしてもよくわからないので、とにかくお伺い。

お伺いして、とりあえず現象確認。
…確かに、「ページを表示できません」状態。

こういう時は、パソコンを先に疑ってはいけません。

疑う順番として、基本的には、

  • コンセント・ケーブルの抜け・緩み・折れ曲がり・踏んづけなどを確認する。無線LANの場合は、PC側の無線スイッチを確認する。
  • 回線業者・プロバイダに問い合わせる。
といった具合に、パソコン以外の要因を詰めた方が確実です。
私たちのような修理業者なら、いろんな状況から、本当にパソコン側に問題がないかどうか、というのはなんとなくわかるのですが、何もわからない普通のユーザーさんなら、パソコンの異常を真っ先に疑うのはやめた方が賢明です。
とにかく「パソコンの異常だ!」と思い込んでご依頼をいただくのはいいのですが、
  • モデムのコンセントが抜けていただけ
  • ノートパソコンの無線LANのスイッチが切れていただけ
  • 銀行引き落としがうまくいかずに回線が止められていただけ
というパターンは、年に数回は遭遇します…。

私たちのような修理業者なら、パソコン側か回線側かのチェックをしてから回線業者・プロバイダに問い合わせをすることになります。
とりあえずPC・ルーターが正常にIPアドレスをもらえているかどうか、というところですぐに切り分けができるわけですが。

今回はPCはIPアドレスをもらえてましたし、検証機でチェックしたらルーターもIPアドレスをもらえていたので、どうやらPC側を疑う方がよさそうです。
しかし、今回の原因は…。

-----

よくあるのは、ウイルス対策ソフトがブラウザを拒否っているというパターン。
最近は減ってはいるのですが、依然多いのです。

どうもお客様がいろいろもがいた一環で、ウイルスセキュリティZEROをインストールされたらしい。
(ネットにつながらないのでアクティベーションはできていませんが)

で、ファイヤーウォールをチェックしたら…あー、やってますねー。
InternetExplorerを拒否してました。

「これですよこれ!」とか言いながらドヤ顔で「許可」に切り替えたが…結果は同じ。
…立場ありませんがな。

さらにチェックしてみたら…うわ、WindowsファイヤーウォールがONのまま。
やっちゃうんですよねー、これも。
とかつぶやきながらWindowsファイヤーウォールを無効にしてみたが…結果は同じ。
うーむむむむ…。

とりあえず、ウイルスセキュリティZEROのファイヤーウォールを無効にすると…つながってくれます。
ということは、ファイヤーウォールの設定か、ブラウザなどで何らかの問題が起こっているかのどちらか。

たしかにファイヤーウォール設定で拒否をしてあるソフトはいくつかありますが、基本的にはIEのブラウズには問題のないはずのものばかり。
でも、ルーターの設定画面すら開かないということは、ブラウザかネットワークかのどちらかの問題ということになる。
ただ、ファイヤーウォールを無効にしたらつながるわけだから…。
うーん…じゃ、なんなんだ?

ふとブラウザのアドレス欄を見てみると…。

空欄の右端のほうに、JWordがどうとかいう文字が。

…∑( ̄△ ̄;

ま、まさか…。

コントロールパネルの「ソフトウェアの追加と削除」からチェックしてみたら、いましたよJWord。
もう有無を言わさず削除です。

ブラウザが無事サイト表示できました…。

またお前かっ!JWord!!!

ファイヤーウォールの設定もJWordが拒否られていたので、こちらも削除。
これが拒否られているのはよくある話なのですが、従来はこれの拒否でブラウザが表示できなくなる経験はなかったので、ちょっと気付くのが遅れました…。

最近のWindows7機でも、気付いたら新品のうちからJWordが突っ込まれている機種があります。
見つけ次第に駆除してますが。
いやはや、これほど入ってるだけ無駄なのが明白なソフトもないですね…。
ホント勘弁してほしいです。

2010年11月01日(月) 定番トラブル, ウィルス・スパイウェア関連, ソフトウェア不具合関連, ネットにつながらない・遅い, パソコントラブル, パソコン・インターネット, 企業(メーカー・プロバイダ等)の姿勢, 基本操作・便利技関連, 日記・コラム・つぶやき | | コメント (3) | トラックバック (0)